小出し感。
時々本と羽ペンの章を弄りながら。
エデン条約におけるヒナ委員長の活躍とか、人気キャラの絡みが少なかった事、原作先生の絡みの難しさに悩みつつ。
今は要塞都市とAL-1Sの解決目指して。
原作だとモモイが意識を失い、2日は目覚めない展開になりますが、当作ではkeyが身代わりに。
「アリス、そろそろ部屋から出なって! 次のミレニアムプライスに向けてゲームを作らなきゃだし!」
「アリスちゃん。 私たちと話そう?」
「きっと何か……事情があったんだよね?」
「アリス、理解出来ません。 何が起きたのか、どうしてそうなったのか……」
「アリスは悪くないよ。 この問題は、きっと解決してみせるからね。 大丈夫」
「先生……」
悲報。 またも繁殖見られず。
取り巻きに群がられたアリスはベッドに寝かされるだけで何も起きなかったのだ。
強いて言えば、暫くしてムクリと起きて、部屋に閉じ篭もったくらいか。 敵対されるより良いが腑に落ちない行動だ。 群がられて気分を害したのだろうとは思う。
「それでもう1人の先生はユメっつったか? あたしらC&Cが来る前に、建築魔が暴走したチビを眠らせたって事で良いんだな?」
「うん。 少し乱暴だったけど、何とか落ち着いたよ。 ただ、どうしてアリスちゃんが暴れたのか、あのヘンテコなロボットは何なのか、何も分からないままなんだ」
「立禁の廃墟から来たんじゃないかって聞いたぜ。 今のミレニアムにはねぇセンスだ。 全知のヒマリかリオあたりに聞いてみるのが良いかもな」
「そうしてみるね。 でも2人ともどこにいるんだろう? ヴェリタスの皆は分かるかな?」
分からぬが先生に聞くべきか。 君達村人はどう繁殖しているのかと。 発情するにはどんな食糧がいるのかと。
有翼村人あたりは卵生ではと疑っているが未だ見たという話を聞いた事がない。
「何処にも見当たらない。 ヒマリ部長もね」
「代わりに地下から振動を検知しました。 今回の騒動と関係がありそうです」
「ユメ先生、建築魔と筆談してみて。 彼等の仕業かも知れないし」
諦観のところ、手帳をユメが見せてきた。
ここの地下で何かしているかとの質問だ。
知りたい情報ではない事に落胆しつつ、クラフターは知らぬと答えた。 同志は沢山いるしそれぞれが好き放題に行動している。 把握はしていない。
けれども穴掘りはしょっちゅうだ。 どのバイオームであれ地下を掘り進めている可能性は高いとだけ伝えておく。
「そうかも知れないし、違うかもって」
「曖昧だね?」
「クラフターさんは沢山いるからね。 皆バラバラに動いているから分からないの」
「そう言われたらそうか。 集団で動いてるようでいて、そうじゃない雰囲気もあるし」
「とにかく地下を調べたいな。 何か手掛かりが掴めるかも」
「待って……貨物線に怪しい分岐路がある。 路線図には記載されてないけど、トンネル内にドローンを潜らせたら、ほら」
「こちらの道は震源地の方向ですね」
「アリウスの時に似た光景を見たかも」
筆談混じりに画像を見せられる。
ここの地下鉄。 その分岐路。 ともすれば、あの下手人を思い出す。
クラフター、戦闘の準備をする。 どうにもならないモヤモヤを少しでも晴らすには、荒らしの1人や2人は始末したいところだ。
「アリスも行きます」
「アリスちゃん! 大丈夫なの?」
「アリスは理解しなければなりません。 アリスが勇者なのか魔王なのか確かめねばなりません」
「アリスが行くなら私たちゲーム開発部も行くよ! そこに真相があるなら、見なきゃいけないでしょ!」
「お姉ちゃんに賛成。 アリスちゃんを見つけたのも私たちだしね」
「う、うん……怖いけど、私も行く……!」
振り返れば、おや。 アリスも来る。
覇気がないが武器が壊れたままでは仕方ない。
壊れた電磁砲をひったくり、作業台で部品を繋ぎ合わせる。 金床に載せては鉄インゴットをぶち込めば、いくらかは耐久値が回復したから返してやる。 我々にはエンチャント剣や弓矢、この世界で知り得た銃もある。
「真っ二つのレールガンがくっついちゃった!」
「相変わらず妖精さんは凄いです」
「とにかくコレで戦える! 行こう! 謎の地下ダンジョンへ!」
「先生も行くよ。 生徒だけで行かせる訳にはいかないからね」
「私らヴェリタスはサポートするね!」
「C&Cもだ。 チビだけ行かせられるかよ」
ぞろぞろと再び集団移動。
やはり荒らしの私刑は村人とて望むか。
今度こそ討ってやる。 覚悟しとれ下手人。
繁殖の謎のモヤモヤごと吹き飛ばしてやる。
「ミレニアムの地下にこんな都市が!?」
「建築魔の仕業じゃなさそうだね」
向かえばアビドスに築いた地下都市のような光景。 更には特殊兵装に身を包む村人が。
「リオ様。 新たな侵入者です。 排除します」
「先頭の余波を観測されたわね……待って、アリスがいるわ。 向こうから来るとは好都合よ。 確保を優先して頂戴、或いはヘイローの破壊よ」
「……イエス、マム」
「リオ。 最早あなたは合理的ではなく短絡的です。 挙句にトキに殺人の片棒を担がせようとしているのを理解していません。 最初の建築魔を数に入れるなら、既に手遅れですが……何故そう急ぐのですか」
「逆に急がない理由は? アリスはミレニアムどころかキヴォトス全体を滅ぼす可能性があるわ。 早いうちに芽を摘むべきよ」
「誰に相談もなく、決めた事に盲目的なまでに猛進する。 その悪癖、改める気はないようですね」
「昔から誰にも理解されない。 慣れてるわ」
「人道や倫理観の欠如。 ミレニアムの全ての研究員、生徒も他人事ではありませんが、少しはユーモアを理解出来ませんと、この先も苦労しますよ」
「優先するべき目標、本質を見失っては全てを失う。 そうなってからでは遅いのよ」
突っ込んでくる。 俊足ポーションより速い。
ここのボスだ。 見た目で分かる。 アレは強い。 間違いない。 倒せば中々の戦利品と経験値を落とすに違いない。
一方下手人は何処か。 痕跡はある。 遺品らしき物がボスの足下に散らばっている。 調査は敵を始末した後に。
「初めまして。 そして要塞都市エリドゥにようこそC&Cの先輩方。 同時にお別れの時間です」
「誰だか知らねぇが、私に勝てると思うなよ。 ユメ先生はチビ共連れて先に行きな」
「ユメ先生! 中央のタワーにエネルギーが集中しているっぽい! 会長もそこだよ! この都市といい、この事態の真相を直接聞きに行った方が良いって絶対!」
「そうするね。 生徒を守らなきゃだから。 先生も来てくれる?」
「ごめん、ネルたちを指揮するから少し遅れる! 先に行ってて! クラフターも手伝ってくれる、きっとすぐだよ!」
「わかった! またあとで! アリスちゃんたち、それじゃあ行こうか!」
「はい! アリスは背中をチビメイドに任せて先を急ぎます!」
「誰がチビメイドだ!?」
剣を振い弓矢を放つ。 拳銃をも使う。
けど速い。 1発も当たらない。 高機動のままに回避され複雑な動作による数多の攻撃が高速で繰り出される。 かなり痛い。
「エリドゥの演算により、アビ・エシェフに有効弾は命中しません。 先発隊と思わしき建築魔相手にもそうでした。 あなた方も同様の敗北を味わせる事が可能です」
そして……欲しい。 その武装が。
軍事部に取り入れたい。 格好も良いし。
後書き
更新常に未定。