百獣海賊団――
それは「四皇」〝百獣のカイドウ〟が率いる海賊団だ
その海賊団は世界に存在する大勢の海賊の頂に君臨する4人の大海賊「四皇」の1人が率いるだけはあって大所帯を形成している
しかも〝力〟を第一とする武闘派である故か、ほぼ実力者で構成されている
それもその筈。まずカイドウの強さに惚れ込んだ凶悪な者達がその元に集り、そしてカイドウに刃向かった者でも強者であれば部下として寛大に迎え入れてきたのだから
そうして猛者揃いになった「百獣海賊団」が災害の如く暴れ回る事でその猛威が世界に知れ渡った
それによって人々がますます恐れ慄くようになる中で更なる実力者がその海賊団に着目し、そこに入るとか名を上げるために挑むなどの様々な理由でその元に向かうという事態も生じた
そんな者達を新たな部下として迎え入れる事で「百獣海賊団」の勢力がさらに拡大され、ますます勢いづいていった
――そして今、新たな者達が「百獣海賊団」の門戸を叩いた
「――ウォロロロロ!!」
百獣海賊団総督カイドウは本拠地「鬼ヶ島」で大笑いを上げていた。
そのご機嫌な姿にそばで控えるキングも笑みを浮かべる。
「――随分と機嫌良さそうだな。カイドウさん」
「おう!!そりゃ機嫌良くなる!!」
キングが率直にそう言うとカイドウが満面の笑みを向けて朗らかにそう言い放った。なぜ、そこまで機嫌が良いかというと
「部下がさらに増えたんだからな!!これでウチの戦力がますます強化できる!!」
「しかも!!新入りどもがいい暴れぶりをみせてくれてな……!!ありゃ今後が期待できるぜ!!」
「それに触発されたか他の奴らも精進し、たくさんの成果を上げてきたんだぜ!?」
そう、「百獣海賊団」に多くの海賊が新たに入ったからだ。
それによって戦力が強化されたのはもちろんだが、新入りのうちの数人が見事な暴れぶりをみせられた。もはや、その実力は期待できてもいい。
さらに、その躍進ぶりにあてられた他の海賊達も意欲を燃やして仕事に尽力する事で多くの成果を上げられるようになった。
その順風満帆な状況にカイドウが笑いを抑えられないのも道理だろう。その事を思い返した彼が改めて笑い出すのにつれてキングも笑みを深める。
「フッ、だがそれたけではないんだろう?」
「!」
キングが含み笑いしながらそう言うのにカイドウが片眉を上げる。それに構わずにキングが続ける。
「若――スサノオとヤマト、「暴獣海賊団」がまたやったらしいな」
カイドウの息子、〝暴獣のスサノオ〟と彼が率いる「暴獣海賊団」は今は海を気の向くままに旅しているが、その最中で色々暴れたようだ。その暴れぶりは凄まじくて畏怖の念を起こさせたという。
その事をキングは我が事のように喜ばしく思ったが、黙り込むカイドウに気を向ける。
「あんたは息子達の暴れぶりに心躍らずにはいられないんだろ」
「……」
キングがその事を率直に指摘するもののカイドウは反応をみせない。
だが、その口角は上がっていた。やがて
「……ウォロロロロ!!まァな!!」
カイドウが満面の笑みで肯定の意を示す。
「あいつらが元気にやっているんだ!!親としてその事を喜ばない訳がねェ!!」
息子達の活躍に対してカイドウは喜ばずにはいられなかった。息子達が元気にやっている事が分かるのももちろんだが、彼らが海賊として成長してきたからだ。
そんな風に親としての一面をみせるカイドウの姿にキングはつい微笑みを浮かべた。
〝力こそが全て〟だと考える程に気性が荒く凶暴な武闘派だったカイドウがそのような一面を持ち合わせていたという事実にキングはしかし微笑まずにはいられなかった。悪くはなかったからだ。
「(そういうオレもフドウとハッテンの事が気になってるしな)」
そもそも、キングも2人の子持ちだ。だからこそその気持ちは理解できる。我が子達が元気にやっていて何よりだ。
カイドウとキングは海を旅する我が子達の事を想って笑う。
だが、突然カイドウが顔をしかめる。
「……だが、何より」
「――アマノムの顔が見たい!!!」
カイドウが悲痛な表情を浮かべながら孫の顔を見たいという事を恥じらいもなく言い放った。
我が子達はもちろんかわいいが、孫はもっとかわいい。
なのに、その顔をしばらく見られない状況が続いている。その事がカイドウには堪えていた。だからこそアマノムに会いたいあまりに駄々をこねる始末だ。
そんなカイドウの姿にキングは苦笑を浮かべざるを得なかった。
「(まァ、さすがに孫の事になるとな……)」
元々息子達の事を過保護かという程に溺愛するカイドウの姿を知っているキングはなぜか孫の事は子供の時より愛しく感じるらしいという道理もあって納得するしかなかった。
といえ、凶暴な海賊として名を轟かしたカイドウの今のイメージが違いすぎる姿にキングも苦笑を禁じ得なかった。だが
「(こういうのも悪くはないな)」
カイドウの新たな一面には新鮮味があって悪い気がしなかったキングは笑いながら彼が駄々をこねるのを眺める。
――するとそこに
「――お邪魔するぜ!!カイドウさん!!」
「「!!」」
その場に来訪者が現れた。
その者は3mを超えるドッシリとした体格で釣り上がった目と鋭い牙と上半身の入れ墨と黄緑色のザンバラの長髪な上に下駄を履き外套を付けて学生帽のような角付き帽子を被っている、いわゆるバンカラ番長のような服装をしている大男だった。
その姿を目視したキングは態度を一変させる。
「……ササキか」
不快感を露わにするキングにその名を呼ばれたその男――ササキは獰猛な笑みを浮かべる。
ササキ――
この男はかつて「ササキ海賊団」の船長として名を轟かした海賊だ
一海賊団の船長だった彼は自らの強さに自負があり、気の向くままに暴れてきた
だが、実は彼はテングハギの魚人だ。それ故に魚人への差別に関して彼自身も思うところはあった
だからこそ「魚人島」でホーディ・ジョーンズが引き起こした事件を耳にした彼はそれを阻止した「暴獣海賊団」とその直轄「百獣海賊団」に興味を惹かれた
元々野心的な彼はその事をきっかけにカイドウに挑んだ。そしてもちろん敗北した
だが、その際にカイドウの強さと器に魅せられた彼は躊躇なくその下につくのを決意した
そうして「百獣海賊団」に入ったササキは凄まじい暴れぶりを発揮してみせた事で数いる海賊の中での新たな実力者として頭角を現した
そして、今ササキは受けた任務に関しての報告をカイドウにするためにその場にやってきた。そんな彼にカイドウは視線を向ける。
「おう!ササキ。そういや、お前には仕事を任せていたな。その報告か?」
「ああ!その件はうまくやれたんで、その事を知らせに」
「そうか!」
その登場によりその事を思い出したカイドウがそう問いかけるとそれに応えてササキが朗らかな笑みを浮かべ、そう回答する。
その内容を受けてカイドウも笑みをみせる。敬愛するカイドウが報告した成果に満足してくれた姿を目視したササキは喜ばしげに笑う。
だが、そんなササキに対してキングは鼻を鳴らす。
「フン、あの程度の仕事などできて当然だ。調子に乗るな」
キングがササキに向けて刺々しくそう言い放った。そのケンカ腰な態度にササキはしかし不敵な笑みを返す。
「はん、お前こそぜいせい首を洗うんだな」
「このオレによってその座から追われるまではな……!」
「何だと」
ササキが不遜にそう言うとキングが殺気立つ。
確かにササキはカイドウの強さと器に惚れ込んで「百獣海賊団」に入った。だが、彼は一海賊団の船長だっただけはあって上昇志向が高い。そのためにカイドウの次に高い地位、「大看板」の座を狙っている。
だからこそササキは今の「大看板」、キングとクイーンとは対立しているのだ。
キングとササキは互いに目前の相手に隙をみせないように毅然とした態度を取って睨みつけ合う。そんな2人に対してカイドウが声をかける。
「ウォロロロ、闘志満々で何よりだ。お前ら」
「だが、今ここで争ってもいい事はねェんだ。だからやめとけ」
弱肉強食主義だからこそ2人の闘争心を認めるカイドウだが、今の状況で争う意味がないために総督としてその場を収めようとする。
その制止を受けてキングとササキは冷静になる。
「……カイドウさんがそう言うなら」
「フン」
他でもならないカイドウの言葉のために2人は一旦矛を収める。だが、その闘争心はまだ収まらないままだった。
「覚えとけ。「大看板」になるのはこのオレだ」
「できるものならやってみろ。できるものならばな」
ササキが改めて物怖じせずにそう宣言するのに対してキングは背面の炎を燃え盛らせて威圧し返す。
そのいがみ合いにカイドウは笑みを浮かべる。
――やっぱり、力でぶつけ合うのも良いな……!!
戦闘狂であるカイドウは対峙するキングとササキの闘争心を受けて血が騒いでいた。
するとそこに――
「――失礼します!!総督!!」
「「「!」」」
1人の部下がその場にやってきた。その登場にカイドウは片眉をを上げる。
「どうした?」
「例の奴が到着した模様です!!」
カイドウからの問いかけに応えて部下がそう報告する。その内容を受けてカイドウは片目を見開く。
「そうか、来たか」
「フン」
カイドウとキングがその知らせを了承する一方でササキが訝しげにする。
「カイドウさん。誰が来たというんです?」
その状況から蚊帳の外に置かれたようで良い気分がしなかったササキがカイドウに向けてその問いを率直に投げかける。
そのあまりにも堂々とする姿勢についニヤリとしたカイドウが回答してやる。
「おう!!そいつはな――」
「闇の世界を渡り歩き」
「闇取引を仲介する闇のブローカーにして」
「全てを愚弄する曲者」
「――〝ジョーカー〟」
「フッフッフ!!」
威風堂々とあぐらをかくカイドウの前にその男はいた。
その男は細身だが、かなりの長身で短く刈り込んだ金髪にピアスを填める上に特徴的なサングラスをかけ、フラミンゴの羽を思わせる派手なピンクのファーコートをアロハシャツの上から纏っていた。
だが、何より印象深いのが常に浮かべるその不敵な笑みだった。
そんな男は強大な威圧感を放つカイドウを前にするにも関わらずに不敵な笑みを浮かべていた。
「フッフッフ!!オレと面会してくれて感謝するぜ。カイドウ……!!」
「ああ、お前のような奴がオレに話があるってんだから会おうと思ったまでだ」
その男は不遜な態度を変えず堂々とそう言い放つが、それにカイドウは気にせずにそう返す。
そう、その男はただの者ならばカイドウもわざわざ顔をみせようとは思わなかったんだろう。だが、その男はただの者ではない。それどころか大物だ。
それ故にカイドウもその者がその場に来るのを許したのだ。そこまでさせる程の男。それが――
「フッフッフ!!」
ドンキホーテ・ドフラミンゴ――
その男は「王下七武海」の一人である大海賊だ
だが、ただの海賊ではない
なんと彼は各国の「天竜人」への貢ぎ金〝天上金〟の輸送船を襲い、「世界政府」を脅迫した事で「七武海」に加盟したのだ
しかも、それだけに留まらない
その直後に「ドレスローザ」というある国で狂乱した王が金品を強奪して国民を襲いかかったという事件が起きたが、そこに遭遇した彼が王を倒した事により〝救国の英雄〟として讃えられ、そのまま「ドレスローザ」の王位に就いたという
曲者揃いの「七武海」にしては異色の経歴を持つその海賊が今、「四皇」〝百獣のカイドウ〟と対面していた。
「七武海」とは「四皇」を含む多くの海賊への抑止力として存在する故に考えられない事態だが……
「フッフッフ!!」
だが、ドフラミンゴにとっては知った事ではなかった。
実は彼はある暗い野望を抱いている。それを叶えるには強大な力が必要だった。そこでドフラミンゴは危険で、しかし圧倒的な強さを持つ「四皇」〝百獣のカイドウ〟に目を付けた。
この男ならば野望を叶えさせてくれる足がかりの一つになる筈だと考えたドフラミンゴはまず面接の機会を得るために「七武海」の立場を手にするなどの準備を進めた。
そうして支度が整えた事によって今、カイドウと顔を合わせる事ができた。その事にドフラミンゴは笑みを浮かべずにはいられなかった。
といえ、まだスタートラインに立ったばかりだ。これからの会談の結果次第でドフラミンゴの運命は決まるのだ。その事実を受けてドフラミンゴはだからこそ侮られないように不敵な笑みを浮かべてみせる。
意を決したドフラミンゴはカイドウに向けて腕を大きく広げ、語り出す。
「知っての通り、このオレは「七武海」の立場を持っている!!」
「そして、「ドレスローザ」って国を手にして基盤を築いた!!」
「つまり!!今のオレはあんたが密かにやっている闇取引をさらに最適化できる!!」
「なんなら!!金品と武器などあんたが望むものを用意する事もできる!!」
ドフラミンゴはカイドウに向けてその事を堂々と言い張った。そんな熱弁を受けてカイドウも興味を惹かれる。
「ほう」
「フッフッフ!!」
その反応から掴めたと考えたドフラミンゴはその機会を逃さないために素早く続ける。
「手土産を用意してきたが、ぜひともご覧になってくれ!!」
そう言い放ったドフラミンゴは今回の訪問に伴って持参してきたもの――多くの金品、武器などをカイドウの前で披露してみせた。
献上されたその様々な物を目にしたカイドウはその映えぶりについ目を見張る。
「ほう……!」
「フッフッフ!!これこそがオレの築いた〝力〟だ!!」
はっきり好反応をみせたカイドウの姿に口角が上がったドフラミンゴが胸を張ってそう言い張る。
そう……全てを失って以来、あらゆる苦難をなめ尽くしてなお様々な手を尽くした事で今のような力を手にできた。その力で成し遂げてやる!!
そう決意を固めたドフラミンゴは講演を続ける。やがて
「――オレとの契約を認めてくれば、もっと質のいいのものを用意できる!!」
その締めとしてドフラミンゴが堂々とそう言い放った。すると講演を拝聴したカイドウが真剣な表情で重々しく口を開く。
「……お前がわざわざ用意したものだが、見たところその映えは悪くはねェ」
ドフラミンゴの手土産を眺めるカイドウが率直にそう言う。そしてドフラミンゴに視線を移すカイドウが続ける。
「それに、改めて聞くが。オレが言ったもの、例えば〝悪魔の実〟は用意できるんだな?」
「フッフッフ!!もちろん!!ちょい手間取る事になっちまうが、そのぐらいのものは用意してみせるぜ!!」
カイドウが試しに投げかけるその問いにドフラミンゴが不遜にもそう言い切った。その姿勢を受けてカイドウは腹が決まったかニヤリとする。
「ウォロロロ!!いいだろう!!お前との契約を認めてやろうじゃねェか!!」
「!!ふ、フッフッフ!!それは良かった!!」
カイドウが堂々とそう宣言したのを受けてドフラミンゴは笑みを深めた。
――これで「四皇」〝百獣のカイドウ〟という後ろ盾を手に入れた!!
だが、ドフラミンゴが勝利を確信した時だった。契約を認めた筈のカイドウから凄まじき威圧感を放たれたのは。
「!!?」
その圧に襲いかかられたドフラミンゴは一瞬で顔を真っ青にする。そんな彼をカイドウはさっきとは一変して無表情で見下ろす。
「――だが」
「もしも、取引に不手際が生じるか」
「もしくは裏切るなどナメたマネをしやがったら、その時は……」
そう語るカイドウの姿は威風堂々で真に皇帝の如きだった。その姿勢に慄くドフラミンゴに構わずにカイドウは続ける。
「お前を殺す」
「……!!!」
カイドウが静かにそう宣言したのを受けてドフラミンゴは冷や汗を流した。彼は理解したからだ。これは脅しではない。ただ事実を口にしただけというのを。
つまり、ヘマをしてカイドウの機嫌を損ねたような事があれば、その瞬間にドフラミンゴの破滅が決まる。
それを嫌でも知らされざるを得ないドフラミンゴは冷や汗を激しく流した。だが、辛うじて笑みを浮かべてみせる。
「ふ…フッフッフ!!確かにな。あんたに無礼を働いてはいけねェし、当然の話だ」
抱いてしまった恐怖を目前の男から隠すためにドフラミンゴが普段通りに振る舞う。
「分かった。あんたの機嫌を損ねるようなマネはしねェよ……!!」
そしてドフラミンゴがその約束をするとカイドウがそれを受け入れる。
「そうか……今回の詳細についてはまた次の機会にしよう」
「ああ、分かった」
以上の事で会談を無事に終了できたドフラミンゴはこれから帰るためにその場を離れていった。その姿が見えなくなった途端に近くで状況を見守っていたキングがカイドウに話しかける。
「……今回はいつもより刺々しかったな。そんなにあの男の事が気に入らないのか?」
キングは今回の会談でのカイドウの態度に少し違和感を抱いたためにそう指摘してみた。カイドウは険しい表情を浮かべていた。
「……いや」
その指摘に対して一応否定の言葉を口にするカイドウだが、続ける。
「だが、どうにもあいつはうさんくせェ」
「海賊は腹に一物抱えるのはそうだが、あいつの場合は他とは違う何かを抱いているような気がした」
「それにコナンからの情報もある」
カイドウは感じ取れたのだ。ドフラミンゴの内に秘める暗いものを……
しかも、「世界政府」の方でもドフラミンゴの事をかなり警戒しているらしく、実際に「
つまり、そうさせる程の何かがドフラミンゴにはあるといえる。
――だからこそ
「だから、間違ってもオレ達にとって害となるような事を考えないように脅してやった」
ドフラミンゴを縛り付けるためにカイドウは少し〝覇王色の覇気〟を放ちながら脅すように言ったのだ。語られたその意図にキングは納得する。
「なるほどな」
「……まァ、だが」
カイドウは何の事はなく言う。
「あいつがどんな事を企んでようが」
「木っ端微塵にするのみだ……!!」
「……」
カイドウがその宣言を堂々と示す一方でドフラミンゴは帰路を歩いていたが、その額には汗が流れていた。
「……(あれが「四皇」……!!)」
さっき自身を襲いかかったカイドウの〝覇王色〟を思い返したドフラミンゴはその濃さにより内心震えずにはいられなかった。
「(やはり、そう簡単にはいかないか……!!)」
「四皇」の巨大さを直で理解したドフラミンゴは悩まさせられる事になったが。
「(だが!!あの男さえをなんとか動かしてやる!!!)」
「(そして世界をぶっ壊してやるよ……!!!)」
長らく抱いてきたその野望をなんとしてでも叶えるために負けじと決意を固めてみせたドフラミンゴは気を引き締める。
そこでふと
「(それに……面白い事を知ったしな)」
口角を高く引き上げるドフラミンゴの脳に浮かぶ。
――さっきカイドウがいる「鬼ヶ島」に向かって「ワノ国」を進む中で見かけたある少女の姿が。
その少女は特別に目を引き付けるような特徴を持っていなかったが、なぜかその少女の事が気になったドフラミンゴは案内役にその詳細を聞いてみて、そして知ったのだ。
「本当にこの世界は面白ェな……!!!なァ?ロー……フッフッフッフ!!!」
帰路を歩く中でドフラミンゴは妖しく笑う……
☆暗躍し始める〝ジョーカー〟…!!