私立駒王学園――
そこは駒王町に存在する幼小中高大一貫の進学校であり、現在は共学だが、数年前まで女子校だった事の名残りから男子より女子の割合が多い程だ。
学年が下がるごとに男子の比率が上がるが、それでもやはり全体的に女子が多かった。
そんな学園にオレ――兵藤一誠が生徒として在籍している。
そして全校生徒から有名な生徒もまた在籍している。
「あっ!リアスお姉様だ!」
「朱乃お姉様もいるわ!」
「はぁ〜今日も美しい///」
「それそれ!本当よね〜///」
真紅の髪をした少女――リアス・グレモリー。
和風お嬢様的な少女――姫島朱乃。
2人揃って学園の二大お姉様――という。
「あ!小猫ちゃんも来たわ!」
「可愛い〜///」
白髪をしたロリ少女――搭城小猫。
学園のマスコットでもある。
「キャー///祐斗君だ!///」
「はぁ~美しい……///」
金髪をした爽やかな少年――木場祐斗。
爽やか系王子様という。
そして……
「イッセーがいらっしゃったわ!」
「ウォオオオ!」
「アニキィィイ!」
茶髪をした少年――まぁ、オレだな。
とにかくワイルド系王子様とみられている。
祐斗とオレ、2人揃って学園の二大王子様という。
「おう!お前らもおはようさん!」
周囲からの歓声に迎えられながらオレも通学した。
周囲が自身を歓迎する状況にオレも苦笑してしまう。
だが――まぁ、この状況はオレの行いの結果らしいから何とも言えんが。
すると
「イッセぇぇぇえ!!」
「何でてめぇがモテるんだよぉぉぉお!!」
「はぁ……オラ」
自身に襲いかかろうとする見覚えのある2人にオレはため息をつきながら返り討ちにした。
「……いつも同じ事やってあきないな…いつもお前ら」
「ゲッ!松田と元浜のエロコンビだ!」
「……っていうかイッセーさんを襲ったな!?」
「コォォラ!てめぇら!何様のつもりでイッセーに手を出そうとしてんだ!?」
「おいおい……お前ら。これはいつもやってんだから……まぁ、挨拶代わりだ。気にすんな」
「イッセーがそう言うなら……」
オレへの襲撃に怒る周囲を鎮めてきたオレは続いてエロコンビ――松田と元浜の2人に視線を移す。
「お前らもオレに嫉妬するいわれはないぞ……お前ら自身の行いの結果だぞ」
オレがそう言うと2人が俯く。
スキンヘッドが特徴的な少年――松田。
典型的な眼鏡男子――元浜。
2人揃って学園のエロコンビという。
……まぁ、エロ本とエロビデオの持ち込み、口を開けば放送禁止用語ばかりだからこその不名誉なあだ名を付けられてしまった。
……実はこれでもまだマジなんだ。
昨年はなんと女子の覗き見をしてやがったんだ。オレが止めて、2人とは腹を割って〝話し合った〟結果、犯罪臭い行為は何とかやめさせた……まぁ、2人は自身の性欲を抑えられなく、エロ本等の持ち込みをしているが……
性欲さえ抑えければいい奴なんだが……性欲さえ抑えければな〜〜
「……それでも!我が魂の声に耳を傾げない訳にはいかぬ!!」
「そうだ!これこそがオレ達の生き様だ!!」
「ここは……退散だ!!」
2人が何かカッコイイセリフをほざいて――この場を離れた。
走り去っていく2人を見つめるオレは呟く。
「……元気だな~~」