ブルーアーカイブ;バトルオペレーション2 作:実力と発想が見合わない人
◇トリニティ・救護騎士団
「はい、特に問題はありません。動いても問題ないですよ!」
トリニティの救護騎士団の本拠地。ジークによってけがをしたケイさんはそこで治療を受けていた。まぁ、治療と言ってもほとんど検査のみである。
なぜなら、右肩から左脇腹にかけての傷はケイの持つナノマシンにより完全に塞がり痕は残っていない。焼夷弾を使った応急処置で出来た火傷すらも見当たらない・・・やはりすごい性能だと思う。
『よかったなケイさん。痕にならなくて。』
「えぇ・・・まぁ・・・はい・・・はぁ・・」
もしかしたら∀ガンダムのナノスキン装甲に匹敵するかもしれん。
そんなことを考えていると、またもや通信が入った。内容は―――
トリニティ敷地内にて戦闘発生。敵は戦車を強奪し暴れている模様、応援求む。
だそうだ。
どうやら戦車を使って暴れまわる不届き者がいる様だ。んで、俺の所にも援護の要請が来たってわけだ。もちろん行くに決まっているが。
『ケイさんや、申し訳ないが援護の要請がきた。だから・・・』
「行くのですか?」
『まぁ、断る理由は無いし・・・』
「では、私も―――「ダメですよ。」―――え?」
立ち上がり、俺の方へと来ようとしたケイさんをセリナが掴み、止める。
「あれだけのけがをした後です。あまり動き回るのはダメですよ?」
「ですが・・・」
『今のケイさんは戦える装備無いじゃん。
「うっ・・・」
「とにかく、今は戦闘は許可できません!安静にしててください!」
ケイさんは渋々とセリナに従い、病室で待つことになった。
俺はすぐに片付けて帰ると約束し、病院を後にした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇トリニティ・校内
『こりゃひでぇ・・・』
現場に着いた俺が目にしたのは、まさに死屍累々と言った状況だった。
そこら中に倒れる正義実現委員会の生徒たち、破壊された建物やその瓦礫が散乱している。
地面には急ブレーキをかけたような跡や、砲弾が抉った跡などがある。
ちなみに今の機体はドム高速実験機だ。背中のヒートランサーがアビドス砂漠での思い出をよみがえらせてくれる・・・あと俺って、長物の武器を扱っている時が一番輝いていると思うんだよね。
『意識のあるやつは・・・いないな。』
倒れている者をたどって移動しているが、未だに意識のある人はいない。
それどころか破壊の後が増えていく一方だ。
そんな時だった。
ドカーン!
ガガガガガガッ!
ドドーン‼
大きな爆発と共に、正面の建物の影から一台の戦車が飛び出した。
それはこちらに向けて凄まじい速度で突っ込んでくる。
『うおぉぉぉっ!?』
俺は緊急回避を行い、回転しながら滑るように移動する。
戦車は俺の横を通り過ぎ、そのまま行ってしまった。
『な、なんだぁ?あれは・・・』
唖然とする俺。だが、そんな中で一人の正実の少女が話しかけてきた。
「あの!ジークさんでしょうか?」
『・・・あんたは?』
「あ、さっき応援要請を出したのが私です。あの戦車にみんなが手も足も出ずに倒されていくからどうにかしないとって思って・・・」
『対戦車兵器は無いのか?』
「PIATがあるんですけど、扱える人から狙われちゃって・・・」
『・・・とりあえず止めればいいんだよね?』
「はい、お願いします!」
俺はバズーカを両手で持ち、ホバーでの高速移動を開始する。
戦車が通り過ぎてから時間はあまりたっていない。急げば追い付けるはずだ。
『見つけぞ!』
予想通り、戦車はすぐに見つかった。
しかし、高速移動しながらそこら中に居る正実に砲弾を撃ちまくっている。
ハッチからはアズサが顔を出し、主砲では狙えない敵を狙撃している・・・アズサ!?
『おーい!何やってんだぁ!?』
「む、あれは・・・ジークか?」
「あわわ・・・ジークさんまで。」
戦車の運転席のハッチが開き、ヒフミが顔をだす。
アズサは周囲を警戒しながら会話を続ける。
「見ての通り、戦闘中だ。もしよければ協力してくれないか?」
「アズサちゃん!?」
『すまんがそれは無理だ。なにせ、私はあんたらを止めに来た立場だからな。』
「なに?」
「ですよね・・・ですよね!」
「じゃあ仕方がない・・・」
アズサは素早く銃をこちらに向けて撃ってきた。
それと同時に俺はバズーカを構えながら緊急回避。滑るように距離を取り、狙いを定める。
ハッチの中に引っ込んだヒフミが戦車を操縦し始める。
「いいぞヒフミ。私は主砲でジークを狙ってみる。」
「あわわわわ・・・」
アズサは、自身の持つ銃ではジークに決定打を与える事は難しいと判断し、戦車の砲座に着いた。
ドムの装甲はいくら人間サイズになっているとは言え、小銃の弾が数発当たった程度で致命傷を与えるのは難しい。そのため、対戦車用の榴弾砲を使う方が効果的だ。実際、高速で動き回りバズーカを撃つジークは戦車とほとんど変わりない。
『待てやゴラァッ!』
ホバー移動で追いかけながらバズーカを撃つ。
しかし、弾頭は外れて戦車の横を通過した。
『避けてんじゃねぇ!』
「すごいぞヒフミ!よく回避できたな。」
「て、適当にいじってたら・・・きゃあ!」
ひたすらにバズーカを撃つジークと神回避を連発するヒフミ。
アズサは全力で主砲の照準をするが、回避をする動きの中で高速移動するジークを狙うのは難しかった。両者とも一歩も引かず、また決定打を打てずにいた。
『えぇい!これを使えば一発だ!』
ジークはバズーカを腰にマウントし、背中からヒートランサーを取り出す。
刃の色が凄まじい熱量を持った黄色へと変化する。
ガンダムの装甲をも切り裂く事が出来るヒートホークの大型版である。当たれば戦車の装甲が耐えられる訳はないだろう。
「ヒフミ、来るぞ!」
「きゃあ!」
『うぉっ!?』
クルセイダー戦車は、ひたすら適当に触っていたヒフミの操縦により素晴らしいドリフトで反転した。そしてヒ―トランサーを振り回しながら追いかけるジークと真正面から対面することになった。
「ヒフミ、このまま突撃だ!」
「ええぇっ!?」
アズサが主砲を撃ちながら突撃指示を出す。ヒフミは驚きながらも最高速度で戦車を前進させる。
もちろんジークもそれにのっかった。
『上等じゃねぇか!(一人)ジェットストリームアタックを食らわせてやる‼』
右手にヒ―トランサー、左手にバズーカを持ち、スラスターを最大出力で吹かして急接近する。
お互いに距離が近くなった時、ジークの左脇腹の辺りから眩い光が放たれた。
「くっ・・・まずい!」
アズサとヒフミの視界が真っ白に染まり、周囲を確認できなくなる。
その隙を突き、ジークはバズーカを撃つ。
それは戦車の履帯に直撃し、走行能力を失わせた。
『それ止めじゃあぁぁぁ!』
バズーカを捨て、両手でヒ―トランサーを全力で振り下ろす。
高温の刃は装甲を貫き、内部機構にダメージを与える。
『もう一丁!』
再びヒ―トランサーを振り上げ、今度は機関部に振り下ろす。
「まずい、脱出だ!」
熱と損傷によりエンジンが爆発。燃料に引火し、その炎が弾薬に移る。
ドカーン!
大きな爆発と共に戦車は吹き飛び、ただの鉄くずへと成り下がる。
しかし、アズサはその爆発にジークが巻き込まれるのをしっかりと見ていた。
「戦車を失った・・・だが、この爆発ならジークも―――」
『効いてないもんねー!』
「なんだと!」
『ドムの装甲と対爆機構、舐めんな!』
アズサは手持ちの銃で反撃を試みるが、ヒ―トランサー(起動していない)に銃を弾かれる。
そしてここで、正義実現委員会がようやくやってきた。
ヒフミは脱出の衝撃で気絶、武器を失い敵に囲まれたアズサは、もはやできる事は無かった。
「まだだ・・・まだ何か―――『寝とけ。』――――あっ・・・・うぅ・・・」
最後まで諦めまいとしていたアズサだが、ジークによるヒ―トランサーの峰打ちで意識を失った。
「ご協力ありがとうございます。」
『なに、容易い事よ。』
そして、やってきたマシロに二人を引き渡す。
『んじゃあ、後はよろしくね~。』
「はい、お任せください。」
仕事が終わり、さっさとその場を去っていくジーク。
しかし、この後すぐにまた呼び出されることを知らなかった。
今回はここまでです。
またまたイベントストーリーです。
次々回で多分調印式やと思う。次回の進み具合次第だけど・・・
次回MSヒント
「ミーシャ、体を温めるのはいいが程々にしておけ。」
あと関係ないけど4周年でケイさん実装してほしいよね・・・もし来たらうれしさで月光蝶しちゃう。
それともう一つ。
もしやってほしいイベントストーリーがあったらリクエスト(活動報告)に書いてもええですよ。
その時は希望のMSも一緒にお願いです。
例;不忍びの心をイフリートナハト
とかです。
それではまた次回・・・
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