ブルーアーカイブ;バトルオペレーション2 作:実力と発想が見合わない人
あと、マルクトの背中にあるやつ!絶対フィンファンネルだって!
◇無為ヶ浜・砂浜
『想定時刻より15分遅いぞ・・・先生たちは何をしてるんだ?』
どうも、またまた海に来ましたジークです。
今は先生に強制徴収されて無為ヶ浜に来ております。
『なんで俺だけ現地集合なんだよ・・・いや、戦車にズゴックは乗れないけど。』
今の機体はズゴックEです。爪が割と腕代わりに使えるし、物も掴めるから便利なんだよね。
『・・・にしても遅い。』
体操座りで浜辺に待機する。隣にはみんなで遊ぶために持ってきた道具が入った袋がある。
その袋から一つのスイカを取り出し、マジックで顔を書く。
『よしよし、いい出来だ。名前はそうだな・・・アンディーにしよう。』
その辺に打ちあがった海藻を、それっぽく乗せる。
アンディーを隣に置き、また体育座りで海を眺める。
『きれいな海だな・・・・荒んだ心が浄化される様だ。』
透き通った世界線とか抜かしてるのに銃撃戦が絶えない世界だ。飲まれかけていたが本来平和とはこういうものだと思う。何もなく、ただ寄せては返す波を眺める・・・あれ?俺何しに来たんだっけ?
「ここにいましたか、ジーク。」
『あ、ケイさん。いつの間に・・・』
背後から声が聞こえ、振り向いた先。そこには水着姿のケイと、その背後には先生やヒフミたちがいた。ケイは紺色の胴体を覆う水着・・・俗に言うスクール水着を着ていた。
予想はしていたが・・・なんか新鮮だな。
今までは装甲か衣類に隠されていた肌が見えるってのは・・・
「・・・いやらしいことを考えてませんか?」
『・・・考えてないでーす。』
「私の目は誤魔化せません。鼻の下を伸ばしてるのが丸わかりですよ。」
『誰がドアンザクだ。』
俺は改めて今回のメンバーを確認する。
始めて見る海に目を輝かせ、夢中で眺めているアズサ・・・前世から思っていたが、アズサって羽にアクセサリーとかめっちゃつけてるよな。あと羽がめっちゃ動いてる。かわいい。
そしてアズサを海に連れていくために戦車をパクろうとした自称・普通のファウストさんのヒフミ。丸くて大きなグラサンを掛けて、嬉しそうにアズサを見ている。
荷物を置いてパラソルを広げるなど、着々と準備を進めるのはマシロ。一応、夏季休暇と言う事で、楽しむ気満々だ。
砂浜を楽しそうに走り回るのはツルギ。よほど嬉しいのか、砂浜をはしゃぎまわる姿は微笑ましい。
やっぱり青春は海にあったのだ。海最高、万歳。
「・・・・・・ッ!」
『ケイさん、ステイ。』
後ろで俺にハープーンガンを突き付けるのはケイさん。長い髪を一つにまとめている、珍しい。
相当ご立腹のようである・・・・なんで?
”ジーク、こっちから誘ったのに遅れちゃってごめんね。”
『お、先生か。私が早く来過ぎたのもあるし、どちらかが早く着くのは現地集合にはつきものだろう?それに大丈夫だ。私にはアンディーがいるからな。』
”アンディー?”
『ほら、コレ。』
「うわぁ・・・」
『ケイさん、かわいそうなものを見る目をやめてください。』
誰もいなくて寂しかったんだから仕方ないだろう。
どうしてこうなるまで放っておいたんですか、先生?
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そこからは与えられたミッションをこなすために砂の城を作成した。
途中で、不良に破壊されたりしたが、ケイさんとツルギが率先してボコボコにしてくれた。
そして今に至る。
「そうだジーク。もっと右に・・・」
『こうだな、良し。』
俺は余裕でみんなの背丈を超える砂の固まりを掘り進めていた。
それが終わり外に出て見てみると、ちゃんと巨大な砂の城になっていた。
「これでまたあいつらが来ても大丈夫だ。」
『ほんとにできるとは思わなかったな・・・』
「計算は完璧です。構造上、強度は問題ないはずです。」
アズサの提案で建築された砂の城(ガチ)
ケイの指示で作られたそれは、二階建てほどの大きさがありながらも人が乗っても大丈夫な仕上がりになった・・・なってしまった。
マシロも嬉しそうで何よりだ。
”じゃあ、写真を撮るよー”
パシャリと音を立ててシャッターが切られる。
城の上にアズサとヒフミとマシロが、下の方に俺とケイとツルギがいる写真が撮られた。
これで1ミッション達成だ。
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そのあとは案の定やってきた不良どもに砂の城は破壊された。
砂風呂写真も先生が撮った。
そして泳ぎを教えるミッションと海の家でのミッションも達成。どちらも不良どもが茶々を入れてきたが、返り討ちにした。
そして次はスイカ割わりの様だ。
”スイカ割りって言ってたけど・・・”
「肝心のスイカが無いな。」
「それなら大丈夫です!先ほど海の家の店主さんが凄く安い価格でたくさん売ってくれました!」
「でもどこにもないぞ?」
「今、ジークさんとケイさんが一緒に運んできてくれています。」
”そっか、それならよかった。”
「ん?こんなところにスイカがあるぞ?」
「ほんとですね・・・ジークさんのものでしょうか?」
「ちょうどいい、これで予行演習をしておこう。」
「良いんでしょうか・・・?」
「スイカはたくさんあるんだろう?なら一つくらい大丈夫だろう。」
「でも、棒も今運んでもらっているところですし・・・」
「大丈夫。」
アズサはスイカを少し離れた場所に置くと、おもむろに銃を構えた。
「アズサちゃん!?」
そして引き金を引いた。
『おまたせー。いやー、いくら格安でもスイカをこんなに買うなんてさすがお嬢様学えn―――ドォン!――――アンディィィィィッ!』
ど真ん中に銃弾が命中したスイカは粉々にはじけ飛び、それをちょうどやってきたジークが目撃する形になってしまった。
ジークは持っていたスイカをボトボトと落とし、
『うぅ・・・ううぅう・・・うわあぁぁぁぁあぁぁ!』
「何やってるんですか・・・」
スイカの残骸を抱えて叫び声をあげるジーク。それはまるで大切な友を無くしたかの様な反応だった・・・ただのスイカだけど。
ジークはしばらく落ち込んでいたがスイカ割り(スイカ狙撃)が始まると元の元気を取り戻した。
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5つ目のミッションも終わり、残すミッションは一つだけになった。
最後は花火。打ち上げ花火をヒフミやアズサと買いに行き、ケイさんにはミデアでとある物を用意してもらった。
そして日が暮れるまでの間は自由に過ごすことになった。
『ミサイルに焼夷弾・・・これは特殊燃焼剤じゃねぇか!わくわくしてきたなぁ!』
「・・・ジーク、少しいいですか?」
『お?ケイさん、どうかしたのか?』
ミデアから投下された物資特盛コンテナを漁っていると、背後からケイが声を掛けてきた。
「最近ずっと考えているのです・・・以前あなたが言っていた、私が何をしたいのかと言う事について。」
『以前・・・あぁ、その体に移った時ね。』
「はい・・・あの頃の私には理解できませんでしたが、今なら分かります。」
『・・・・・』
「プログラムではなく、自身の感情で行動すると言う事が・・・だからジーク、私は「見つけたぞ!」・・・・チッ!」
ケイが何かを言おうとした時だった。
先ほど・・・何度も叩きのめされたはずの不良たちがこちらに銃を向けながら走ってきたのだ。
ケイは何故かおこである・・・それも激おこ。
ミデアコンテナから何かを・・・アトミックバズーカ!?それはアカン‼
『ケイさん!それはダメだ!ここら一帯を更地にするつもりか!?』
「離してください!よくも・・・よくも邪魔してくれましたね!」
『うおぉぉぉぉ!誰かぁぁぁぁぁ!』
俺はアトミックバズーカを連結させようとするケイを何とか抑えた。
その後、先生たちが応援に来てくれたおかげで事なきを得たが、無論、アトミックバズは回収してミデアで基地に送り返した。あんなもの地上で使う物じゃない。
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『・・・・それで、さっきは何を言おうとしたんだ?』
「もういいです・・・」
ヒフミたちが花火を買って帰ってきた後。日も暮れてようやく花火があげられるようになってきた。そしてアズサやヒフミ達が用意をしている間、俺も打ち上げる物を用意していた。
ケイはと言うと、先ほどからずっとへそを曲げている・・・なんでや?
”よーし、準備完了。ジーク、そっちは?”
『こっちもいいぞ。最大火力を見せてやる。』
俺が設置していたのはバズーカやミサイルコンテナなどだ。
信管を時限設定すれば空中でも爆発させられる。あとズゴックの頭ミサイルで打ち上げもする。
ヒュ~~・・・ドン!ドン!
『お?』
”おや?たしかあっちは・・・”
先ほどの不良たちがいた場所から花火が上がる。
それは暗い夜空に色とりどりの花を咲かせ、きらきらとした明かりが周囲を照らす。
咲いては散り、咲いては散り、一つ一つの見れる時間は短いが、それでも思い出にするには十分なものだった。
『負けてられんな・・・こっちも始めるぞ!』
一斉にバズーカとミサイルを打ち始める。
花火じゃないとか野暮なことはなしだ。空できれいに爆発すればそれは花火だ。
ドォン!・・・・・・バァン!
『・・・やっぱりただの爆発じゃ物足りないか?それじゃ・・・』
バシュ!・・・・・ドォン!
空中で爆発する弾頭。それはただの爆発ではなく、持続的に燃える物・・・ナパーム弾だ。
今回はそれに特殊燃焼剤を混ぜてある。燃え続ける炎は尾を引き、空から地上に向かって炎の柱を作る。
『まだまだ行くぞ!』
ミサイル、バズーカ、ナパーム弾・・・本来、戦いに使うはずの武器が少しでも人を楽しませるために使われていく。
人を傷つけるために作られたものが、少しでも平和に使える様に。
「きれい・・・ですね。」
『ああ・・・でも、本物の花火には敵わんな。あっちはカラフルな色がついている。こっちはただの爆発だ。』
「それでも・・・私はこっちが好きですよ。」
『そう・・・』
花火(バズーカなど)を目に焼き付ける様に眺めるケイさん。
その横顔は、かつての
『ま、終わりよければそれがよしってね・・・・ん?あの花火、やけに弾道が低いような?』
ヒュルルルルル・・・・・ドオオォォォォォン‼
『爆発落ちなんてサイテ―――‼』
今回はここまでです。
次回、調印式。
ジャスが聞こえたら俺が来た合図だ。
それではまた次回・・・
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