ここだけマコト議長の神秘が仕事し過ぎている世界線 作:サルミアッキ
( ・.・;)ノポイッ
すみません。いやぁ……。手術だの入院だの色々重なりまして……。ちょっと内容薄めかもですがどうぞ。
確保してあるセーフハウスの一つにて、調月リオは青白く輝くディスプレイを眺めていた。
「アビドス高等学校、廃校対策委員会……。あのヴィッテンベルク総合学習塾の塾長メフィストが危険視している、廃校目前だった学校。調べれば調べるほど、その評価も納得ね」
カチリ、カチリとマウスのクリック音が暗闇に響く。
「我が校のセミナーにいても遜色のないオペレーター、奥空アヤネ。身体能力はアビドス高校の中では低いけれど、監視カメラ映像を見る限りだと約10分で3㎞近い距離を走破しているわ。寧ろ、平均より高いレベルなのではないかしら。それに、人手の少ないアビドスで機材の整備、修理を独学で行っている上、キヴォトスでもトップの操縦技術を持っているようね……」
彼女の赤い目が、五人の女子生徒の個人情報を冷たく見つめている。
「奥空アヤネの同級生、黒見セリカ。数多くのアルバイトを掛け持ちしているバイト戦士……でいいのかしら。たとえ少なくとも、賞金首を狙うより堅実かつコンスタントに金銭を得られているのは、彼女のおかげではあるのよね。でも確か、マルチ商法に引っかかりやすいとか……あら?もしかして、これって私が予算申請を却下して活動を停止させた部の……ええと、なんという生徒だったかしら?まぁ良いわ、私が記憶に留める必要もない程度だったという事でしょう」
こくこくとひとしきり頷くと、それに伴って黒い艶やかな髪が靡く。
「でも、彼女もアビドスの生徒。疲労困憊になったところに徹甲弾を使われヘルメット団に攫われたらしいけれど……逆に言えば万全の状態では問題にすらなかった可能性が高い。そこまでしなければ気絶もさせられないのは驚異的な肉体と言う他無いわね」
調月リオは天を仰ぐ。これほど強力な少数精鋭部隊など、SRTでもお目にかかれない。なぜそれほどの面々がアビドスにいるのか不思議で仕方がない。
「……次。カイザーに比肩する企業、ネフティスグループの御令嬢である十六夜ノノミ。大型マシンガンを軽々と扱える筋力はキヴォトスでも有数……いえ、あのシスターフッドの生徒や七囚人である伝説のスケバンと同等。襲ってきたヘルメット団員たちと無手の状態で殴り合い、エルボーやラリアットといったプロレス殺法で殲滅したらしいわね。こう言った武勇伝が生徒間で噂にもなっていないのは……おそらく風聞が悪いという理由で、本社が手を回して情報操作をしているのかしら。本人は親御さん方と縁を切りたいのでしょうが、大人というのはその程度の我儘で放してくれるものではないでしょう……」
はぁ、という溜息を一つ。
「そして、最も特筆すべき生徒……小鳥遊ホシノ。彼女の噂、いえ、力のことは二年前から各所で耳にしているわ。当時のキヴォトス三大校のトップたちは戦々恐々だったことでしょう。『ゲヘナの風紀委員長』、『トリニティの正義実現委員長』、『ティーパーティーの一角』、そして我が校の『約束された勝利の象徴』に匹敵する戦闘能力を持っているのは確実。彼女が私の計画に干渉してくることだけは、絶対に避けなければならないわ」
ぎゅっ、と無意識にも拳を握る。その掌はじっとりと汗ばんでいた。
「シャーレの先生の護衛にその学校の一人がいるという事だけれど……」
タブレット端末を操作して直近のミレニアム自治区の監視カメラ映像に目を通す。
「……。砂狼シロコ。この生徒については、私やヒマリを以てしても情報が洗い出せていない。二年前、急にこの世に生まれ落ちたかのように……突然このキヴォトスに現れた不可解な存在。あなたは、一体何者なのかしら……」
画像を見たリオの眉間にしわが寄る。ミレニアムの制服を着こんだ狼の少女が、
「……。この二人はしばらく泳がせておきましょう。それに、シャーレと事を交える際に、アビドスとネフティスまで相手にするのは避けたいわね……」
————リオは思う。そう。この計画を阻止されるわけにはいかないのだ。成功する確証はない。しかし、必ず目的を達成しなければならない。
世界を滅ぼす要因は、例えどんな理由があろうと、例えどんな存在だろうと、害にしかならない。在ってはならない。必要悪というものがあるなら、きっと自分がそれなのだと……。
「今、よろしいですか?調月リオ会長」
物思いに耽っていた調月リオの耳に、小賢し気な含み笑いが届く。暗闇から、青い影がぬるりと現れた。
「……何かしら。才羽アオ」
「才羽アルティメット・オーバーゴッドよッッ!……ではなく、んんっ。AL-1SがDivi:Sionのシステムに接触しました。どうやらゲーム開発部の面々がセミナー役員、早瀬ユウカにせっつかれ、重い腰を上げて廃墟へG.Bibleを取りに行ったらしく…」
「……それで、あなたが仕込んだ追跡コーンはAL-1Sの中に入ったのかしら?」
にちゃり、と貼り付いたような笑みを浮かべる才羽の長姉。
「はい。ついでに、才羽モモイのゲームガールアドバンスにも」
「…データ容量大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないですね。才羽モモイのゲームデータが吹っ飛んだらしいです。可愛そうに」
心の籠っていない同情だった。
「そう……」
「……まぁ、良かったんじゃないですか?」
「良かったとは?」
「だってほら。やっぱりあの連中は、噂に聞いただけのG.Bibleに頼る。自分たちに
一息で言い切ると、くっくっく……、と喉を擦るような笑いが漏れ出した。人心に疎いリオであっても、アルティメット・オーバーゴッドの様子に思わず身を引いてしまう。
「……アルティメット・オーバーゴッド?」
「ヒハハハハッ!あー……笑い話にもならないわ。私はあなたたちとは違う……ゲームに向かい合う時間も、心構えも、何もかもが違う。私は締め切りを死んでも守る。どんな手段を使っても絶対に。当然、時間をかければ欠片も才能が無い連中であっても、それなりに良いものができる……と言うか締め切り破りをやっても作品を作れない奴なんて、ゲームどころか何かを作る資格も、価値すらも無い。当たり前の話よね、フハハ?そして……本当に才能がある者は、短いスパンで前作よりも面白いものを作れて然るべき。それが、ゲームの神である私がするべき……、いいえ、それ以前にクリエイターとして守るべき大前提!ゲームは芸術作品よ、だけどアートを作るのに幾らでも時間を使っていいなんてことは無い!ゲームは、顧客に、遊ばれて、楽しまれてこそ!面白いと思われる為、顧客の心に突き刺さる作品は一刻も早く、一つでも多くこの世に出すべき!ちんたら時間を無駄にしている間に顧客が離れていくのと、コンスタントに新作をリリースし新規ユーザーが増えていくのと、どちらが良いか分かるわよね!?完成度は幾らでも高く、リリースは一秒でも早く!妥協を許さず、また許されない!全てのゲームは面白さという信用で成り立っている!だけれど、ユーザーの満足度はそれ以外でも簡ッッ単に変化する!シビアにも面白いだけでは意味がない!商売に裏打ちされた芸術であると知らないのかしら!ああ、分からないからあなたたちは、テイルズ・サガ・クロニクルなんていうバカが無い知恵を絞って時間を無駄にした産廃品を生んだのよね!あなたたちの組み上げた自己満足の為のゲームなど、面白いゲームに非ず!テキストの誤字脱字や意味不明な文章表現から見えるのは自らの努力を怠り、それを独自性と弁明する愚かしさ!面白いと言ったのは人の心を持たないポンコツ骨董品の機械人形だけ!誰も顧客がついてないのは変わらない!分かっているのかしら!?ああ⁉アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア‼」
「アルティメット・オーバーゴッド、落ち着きなさい。落ち着い……トキ?トキはいないの?」
セーフハウス内で発狂しだした自称超越神に手を焼くリオだった。
■
ん。先生とゲーム開発部はヴェリタスの部室へ、昨日のG.Bibleの解析結果を聞きに行った。おまけでモモイのセーブデータ復旧とかも頼んだようだけど、多分無理だと思う。それに、G.Bibleもちょっとね。『ガセネタ掴まされた時のセリカ』と同じ気配があるから私はパス。私は私で、ちょっと野暮用でミレニアム自治区周辺を見て回っている。
人通りのない道を抜け、愛用の青い目出し帽を付けて廃ビルに入ると、ミレニアムに来て知り合った生徒がいた。
「にはははは!連絡ありがとうございます!やっぱりあなたもこちら側でしたね。あ、付けられていませんよね……?」
「ん、この携帯端末はエンジニア部からかっぱらったもの。雑な改造だけど、足が付かないようにしてあるから大丈夫。それに私は鼻が良い、追跡をまくのは得意。で、ミレニアムの銀行について聞いておきたい。良い?『白兎』」
「にっはははー、お任せください。覆面水着団の『ブルー』さん?」
目深に被ったフードの下から桃色の髪の毛が零れる、ミレニアム生。彼女も彼女でお金が入り用らしい。このままだと、私、ミレニアムで銀行強盗できず終いになってしまう。それはつまらないし避けたい。
利害の一致だけど、計画立てはしておいて損はない。それじゃあミレニアム一の天才ハッカーの自負、見せてもらう。
「————ですから、ミレニアムは電子的なセキュリティを絶対視しているところがあるんですよ。逆に物理的に頑丈な金庫とか警備が割かれた保管庫は少な目です。とはいっても、連邦生徒会やゲヘナのセキュリティと比較しての話なので、並みの生徒じゃ穴が開けられないのは変わらないんですけどね」
「それは問題ない。スマートな方法じゃないけど、私は強い。ゲヘナ風紀委員会の半数くらいなら、イレギュラーが無ければ十数分で倒せる」
「にはっ?冗談……、ではないみたいですね?だとすると、ハッキングでATMからちまちまお金を取っていくより、本当に銀行強盗した方が大儲けできそうですね……」
そう言うと思って、用意しておいたこれの出番。はい地図。
「この周辺の銀行、足を使って回ってみた。逃走ルート確保もできている。あとは当日の警備の監視、銀行内と道の監視カメラ映像の差し替えとかになるけど、これだけ絞り込めたらできる?」
「お。すみません、貸してください……。おおっ、此処まで情報が精査されてるなら多分大丈夫です!いやぁ、今までもなるべく足が付かないようにマネーロンダリングしてお金貰ってたんですけど、やっぱり一人だけだと限界がありますよね」
ん。分かる。
「こういう場合、人手があればすごく楽になる。まぁ、利害の不一致が起きたら瓦解することも多いけどね。その点、私はお金より強盗の方が好きだから良いんだけれど」
「え、じゃあ取り分は七対三……いや、八対二とかでも良いですか?」
「寧ろ全部上げる。流石に出元が不明なお金をウチに持ち込んでも、ね……」
「お、おおおおおおお!俄然やる気が湧いてきました!今後とも私、白兎こと黒崎コユキをよろしくお願いします!」
やる気になってくれたみたいで良かった。私は、不足してる武器の点検とか調べておこう。
「……本当はこういう趣味、咎められること多いんだけどね。先輩とかに目を付けられてる」
「本当ですよー……。私のところもユウカ先輩、ノア先輩がうるっさくてー。何でこんなこと言われなきゃいけないんだー、って思ったりしますよ。何て言うんでしょう、私『暗号が景色に見える』みたいなことが当たり前なだけなのに……」
あ。ちょっと分かる。私も、『他人から何かを奪う』のが当たり前みたいなところ、心の根底にあるし。
「ん。でも、止められない。できると思ったことに、良識とか道徳とかいう首輪を付けられるのは、いやだよね」
「……」
カタカタとノートパソコンを叩く音が止まった。
「ん?どうしたの」
「あ、ええと。その……初めてでした。そう言ってくれる人」
銀行強盗用品が入っているスポーツバッグの整理を止めて、振り返る。にはは、と零す桃色髪の女の子の笑みに、天才故の孤独を感じてしまう。
その満たされない笑顔を、空虚な心が映る瞳を、私は知っている。守りたいものが無い、何のために生きているのか忘れてしまった、力が強いだけの女の子を、私は良く知っている。
「……。私の場合、強盗をしようにも私より力が強い人がいたから、上手くいかないことも多かったけど。コユキは逆に、同じ立場に並べる強者がいない、本当の天才だから上手くいきすぎて、息苦しさも多いんじゃない」
「……」
続いたのは沈黙だった。
肯定ってことだよね、やっぱり。もう、私が接するピンク髪のちびっ子は、どうしてこう。
ホシノ先輩も表面上は上手く誤魔化してるつもりだけど、何か過去引きずってるっぽい問題児だし……。ノブレスオブリージュじゃなくてサバイバーズギルト、ってやつ?
そんなホシノ先輩、見てたからかな。才能があるからって、その才能を人のために使え、って言うのも違う気がする。自分の為に使ってほしいけど、ただ、ホシノ先輩は————。
「息苦しさは、確かにあります」
「……」
「……、セミナーの先輩たちも、良い人ではあるんです。それでも私は、私にとっては息を吸って吐くだけみたいな、当たり前なことでチヤホヤされているのはつまんないんです。必要とされているのは私じゃない気がしてならないから……だったりするんですかね」
黒崎コユキは、ほんの少しだけ、寂しそうにしていた。
「……ん。だからギャンブルとか、運頼みのゲームが好きなんだ」
「にははっ、そうかもですね。もしかすると私の今の環境から、いえ、自分自身から解放されたい……とか、かも?」
被っていたフードを取って、桃色の髪を露にする。
「あー、その。銀行強盗が終わっても、また連絡とっていいですか?」
「……シロコ」
「え」
「砂狼シロコ。アビドスの二年生。これから、よろしく」
私は覆面を外して、そう言った。
「にはは、それじゃあお願いしますねー!」
————、気が付けば夕方になっていた。先生たちはG.Bibleの中身を見て頭を抱えているんじゃないかな。予感は当たる、そんな気がする。
お、先生からモモトーク来てる……、何々。G.Bible自体は本物だったけれど、パスワードが分からない。そのためにすることがあるから、情報共有を————。
「————ッ⁉」
私は思わず振り返った。
研ぎ澄まされた冷気のような気配にぞくり、と身震いする。身を屈め、視線を巡らせ、そして見つけた。ミレニアム生でごった返す大通りを歩く、身長差がある二人組の背に冷や汗が出る。
(背の高い方は兎も角、オレンジ髪のあの人。多分
肩にかけていた白い愛銃に手を伸ばしながら、視線を外さず道の片隅に移動する。気配をなるべく消して、目立たないようにその場を離れる。狭い小路に身を隠し駆け出せば、大通りの喧騒が遠のいていく。
……だけど、何故だろう。あの制服を着崩した小さい子、また会いそう……。
「あれ?どうしたのリーダー?」
「……ちょっとな。つかこの場でリーダー言うな、アスナ」
■
ヴィッテンベルク総合学習塾。生徒が一人、頭に包帯を巻きながら、無人の手術室の中から出て来た。
「……ふむ。外見、問題なさそう。どう?」
脳だけを別の肉体に入れ替えた元ミレニアムの塾生は、大会議室にいたいつもの二人に尋ねて回る。
「あ、あぁー……。問題は無いンだが」
「何故
「この身体、塾長、後々使う予定。試験運用、しておかないと」
AL-1Sやデカグラマトンの預言者といったロボットたちのデータから製造した筐体に、『とある生徒』の遺伝子から作り出した人工皮膚や生体部品を埋め込んだ、神秘と科学のハイブリッド。それが、今や脳髄だけとなった元ミレニアム生が
「はぁ?メフィスト塾長も脳味噌丸出しになるのかよ、ンな悪趣味な……」
「違う。この肉体、神秘、死と冥府由来。辿り着いた、バァラト・ゲバルのビブロス、つまり、アスタロト、バイブル。後、『鍵』と『指輪』、必要。神秘、神話の再現、復活、在りうる可能性、実験検討中」
長い髪を弄り、自分の新たな肉体を確かめるように手を握ったり開いたり。彼女は動く身体のデータを慎重に集めながら、今後の実験に胸を躍らせる。
「へぇ……。という事は、『指輪』の概念はトリニティから用意するんですかねぇ?塾長の名前からして、『ギリシャ・エジプト系列』の降霊術は問題ないでしょうしぃ」
「何言ってんだこいつら……」
山海経とSRTの退学者の駄弁りを見ながら、実験に魅入られたゲマトリア予備軍の少女は思いに耽る。
才羽アルティメット・オーバーゴッドや塾長メフィストの見据える、『死者の蘇生』という実験。科学では達成、到達できない領域の現象。それが起きるのならば見てみたい。
そのために都合がいい生徒のクローンを製造、提供した。幾らかの個体をゲマトリアにも提供し、共に実験をしたが、テラー化のプロセスなど中々に有意義な結果が得られた。
彼女には発明家の自負も、科学者としてのプライドもない。だが、研究者としての探求心だけが彼女を突き動かしていた。自分が幾ら傷つこうと、自分の脳の一部が損傷しようと、あるのはただそれだけだった。
その時だった、ドアが控えめに何度も叩かれる。
「ンぁ?誰か来たみてぇだが……って、おぉ。懐かしい顔だな」
元SRTの塾生が扉を開けると、灰色髪に狼の仮面を被った生徒が立っていた。黒い制服に赤いネクタイとマフラーを付け、肩に羽織ったコートには選挙管理委員会の徽章が付けられている。
ゲヘナの生徒である彼女は、にこやかに柔らかい声音で挨拶をしながら、可愛らしく手を振った。
「うん、皆久しぶり。それとも……」
彼女は後頭部で結ばれた狼の仮面の紐を解くと、素顔を露にする。
————その顔は、アビドス高等学校の二年生、砂狼シロコと瓜二つだった。
「生まれ故郷に里帰り、って言ったほうが、良い?」
「お帰り。ゲヘナ生、『黒狼マルコ』。……いや、『
緑色の長髪を揺らして、自分の脳を入れた借り物の頭をかしげるマッドサイエンティスト。
「うん。そっちの名前の方が良い。学校に通いたかったわけじゃないし。そもそも活動限界時間、決まってるし。命はあと長くて二年だから、ゲヘナ卒業したあと一年は好き勝手する予定」
「そう……。創造主の私、言う事じゃない。けど、創った肉人形の中でも、割とフリーダム?」
「うん。照れる」
「褒めてない」
圧縮言語で会話するアビドス高校のガワを持つ二人なのだった。
「……ンで、何の用だ?挨拶だけが目的なワケねぇよな、クローン?」
「そうそう。塾長からの追加の指示。廃墟のデカグラマトンの預言者と接触の後、『アリウス分校』にお使い、行って欲しいって」
「アリウス分校ぅ……?ああ、あの『三重スパイ』がいる廃校ですかぁ。トリニティとアリウスの情報、ゲヘナに流れているのってもしかしてぇ……」
「うん。黙秘」
横領OL会長「声が…!」
セクシーフリーレン「付いたね……(感無量)」
コールサイン00(制服)「おいカッコ制服って何だよ。デフォこっちだろ」
おせぇ。