ここだけマコト議長の神秘が仕事し過ぎている世界線   作:サルミアッキ

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駄文
???「え、えぇと……?」
マコト様「……答えてもらおう。この私をこのような黴臭い蟲蔵に呼び出した不遜極まる魔術師は、貴様か?」
???「は、はい……そうです、あなたはサーヴァント、なのよね?」
マコト様(Fateだこれ。確かにメドゥーサと声似てるけどな私……、おいどーすんだ生存√がHFしかねーぞ)
聖杯くん(やっべ、なんかマジモンの悪魔呼んじゃった)

鯖化したらマコト様はアルターエゴかアヴェンジャーだろうな……。え、ビースト?人類に愛があるのかね、彼女?腐ってもルシファー、キアラが駄目だこりゃって感じた部類の真性悪魔だろうし。
多分宝具はゲヘナ学園の生徒(神霊崩れ(バアル/マルドゥーク)悪魔(ヒナ)やら宇宙神話(クトゥルフ)と混ざった魔神(ジュリ)など)を呼べる王の軍勢系。


ちゃんと/伝え ないと

 そこでは、神秘が混濁し、累積する。あらゆる虚構が、聖魔王の手によって現実と化す。

 

「おお来たか、イロハ。む、イブキは……?」

「今はお昼寝タイムです……。パンちゃん達と遊び疲れたみたいで……」

「そうか。またあのゲテモノを連れて散歩に行ったのか」

「……マコト先輩。イブキと牛牧ジュリが生み出したパンちゃん……いえ、()()()()()()の神秘の産物との親和性は、やはり……」

 

 薄暗がりの中。万魔殿に属する五人の生徒が集まっていた。赤毛の生徒、棗イロハはソファに降ろし横たえさせた丹花イブキにタオルケットをかけ、彼女の乱れた黄色の髪を優しく撫でる。その慈しむような視線には、憂いがあった。

 手の中で賽子(ダイス)を転がしながら、羽沼マコトは口を開く。

 

「……約三年前。『雷帝の遺産』の暴走でイブキは昏睡状態に陥った。それはイロハ、お前も知っているな」

「はい。イブキが八歳の時でした……あれ以降、イブキの体は成長が止まったかのようで……、精神面も、幼いまま……」

「……」

「あの時、イブキは()()()()()()()と接触しました。教えてください。接触してきたのは、マコト先輩の仰る()()ですか?それとも、……()()()()ですか?」

 

 やはり聡いな、とマコトは思う。イロハは怠惰な気質の生徒だが、その本質は天才の部類であると長い付き合いから判明している。例えば、ゲヘナの掲示板に書き込んだ一つの噂だけで美食研究会や風紀委員を動かして自分の益だけをかっさらっていく、彼女はそんな生徒だった。

 そんな彼女であるが故か。超感覚的なものか、計算に基づくものかは分からないが、イブキの身の上に起きたことが『色彩』に属するものではないと勘付いているらしい。

 

「……『ネクロノミコン』という経典がある。いや、経典と言って良いのか私では判断がつかないが……兎も角、とある創作神話作家が天文学的な確率で実在を言い当てた結果、形として成立したものだ」

 

 元宮チアキや京極サツキが席に着いた卓に移動しながらマコトが語る。

 

「その経典の断章に書かれた『一にして全、全にして一なるもの』に寄生する13柱の悪魔の内、一つ。イブキの神秘と類似する名を持つ球体。()()にイブキの神秘は引き合った……。いや、引かれ合うだけならまだ良かった」

「あの、その大仰な肩書の邪神ってまさか……」

 

 卓上で賽子(ダイス)が振られた。

 

「私が思うに、()()()の方まで来ていたはずだ。イブキが目覚めた時、手にはこの世に在るはずのない『()()()』を握っていたからな」

「!」

 

 ああ安心しろ、と手を振るマコト。『銀の鍵』は超常現象に一番信用ができる生徒(才羽アルティメット・オーバーゴッド)に預けている、と前置きをして説明を続ける。それにイロハは同意して先を促した。UOGはキチガイ染みたアーパークリエイターだが、そういったものを悪用する存在ではないと彼女も知っているからだ。

 

「私の神秘の中でその創作神話に組み込まれたものは幾つかあるが、そのどれをとっても私の存在の根幹に当たる魔王。自己証明ができなくなってしまっては元も子もなかった。何とかキヴォトスでは効力が薄く、かつコスの黒き城の帝とも呼ばれる『イブリース』の神秘をイブキに与えてリンクを繋ぎ、外宇宙からの接続を遮断、負荷を分散、神秘への影響を緩和させた。だが、それでも眠り続けたイブキから失われた三年間はあまりに長い」

 

 マコトが、サツキが、チアキが……そしてイロハがソファで眠り続けるイブキを見る。

 

「ゲヘナの()()()()()()()()の可能性が高いイブキだったからこそこの程度で済んだのか、逆に巻き込まれる原因になってしまったのか……それは分からん。当時から飛び級制度(スキップ)を用いて高校卒業時点の学力を持つ聡いイブキだったが故、今の自分を受け入れられたのだろうが……、それでも————」

「そのために私たちはいるのよ、マコトちゃん。イブキちゃんを守る……、それもまた私たちの目的の一つだもの」

「いやぁ。でもシャーレの先生を筆頭に外部には洩らせないですよねー、()()()()の生徒がゲヘナには多いって。人道に悖るなんて言われちゃこれまでがパーですもんね」

「……外なる神のことを、ゲマトリアには?」

 

 懸念すべき点はそれだった。学園ものというストーリーラインに縛られた生徒型の神(我々)と違い、純正の崇高とも言えるソレらに、探求者たちが手を伸ばさない理由は無い。

 

「言っていない。まず『銀の鍵』で門を閉めている故、これ以上、外宇宙は干渉できず発見できん……はずだ、うん。ゲマトリア連中が知らないならばそれで良し。知っていたとしても、今まで目立ったアクションが無いとなると、手にしてはならない神秘だという判断を下したのか、はたまた乗っ取られて発狂した者がいたのか」

 

 マコトの頬が嘲りで歪む。

 

「もしも認知してしまった上でやりそうなのは、……黒服周りかね?アビドスはある意味、『顔の無いスフィンクス』がいて当然な土壌だからな。それに、トートの神秘を持つ奥空アヤネなんて接触したらアウトだろう。トート、バースト、イシス、アヌビス、セベク……あのあたりに降臨されたらたまったものではない。早瀬ユウカもエウクレイデスの神秘である以上、非ユークリッド幾何学に浸食されんとも限らんし……チッ。私以外のゲヘナトップの神秘が雷帝と言いヒナと言い、天空や雷に類する全能神という概念装甲がこうも役立つとは癪に障る。確かにヒナを見ればアルハザードも発狂するだろうが、な」

 

 まくし立てるように一息で言い切ると、羽沼マコトは面白くなさそうにそっぽを向いた。

 

(アルハザードの発狂という作品内で、アザトースと同じレベルの神を全能の雷帝ゼウスがボコしてからマルクス・アントニウスが殺した。となると、ゼウス=アメンとして、アメンとアモンを同一視できることによる改造神秘の生徒は用意しておくに越したことはない。強欲の罪マモンもアモンであることから、必要な七柱としても手に入る。やはりそのベースは……)

「……ロン!リーチ三暗刻(サンアンコー)ドラ5ウラ3!」

「————え、は⁉ウワァァァァァァ!ヤラレタァァァァァァァ!」

「いやー、考え事してる間に悪いですねマコト先輩!」

「はいマコトちゃん点棒出してー」

「……、はぁ。ご馳走様です」

 

 突然の事態に、万魔殿議長の声はひっくり返るしかなかった。

 

「失礼するわ、風紀委員会からの報告が上がっ……って、え?」

 

 万魔殿の議会室の扉を開いた空崎ヒナは、フワモコしてた髪の毛が急激にしんにょり萎びていく気がした。さもありなん、目の前でこんなことをされては、真面目に仕事をする気も失せるというもの。

 

「……何してるの?」

「「「「麻雀(マージャン)」」」」

「どこに生徒会室で麻雀する女子高生たちがいるのよ」

「何だヒナ。お前も知らないクチか……。高校生は雀荘に入れないということに」

「違うそうじゃない。というか溜めて言う事?」

 

 頭痛くなってきた。が、そういえばそうだ、今は結構真面目とはいえ、マコトは元々こんなやつだったと思いながら、ヒナは蟀谷(こめかみ)や眉間を揉みしだく。

 

「昔、小鳥遊ホシノが砂狼シロコに教えていたと聞いたが……」

「それはもう本当にホシノちゃんおじさんじゃない……?」

 

 ヒナの脳裏で、うへ~等と言いつつおチビなシロコに牌の置き方を説明する小鳥遊おぢさんが、もう何か容易に想像できた。

 

「あと浅黄ムツキに付き合って陸八魔アルが必死にルールを憶えていたな。あ、ポン」

「やっぱり真面目というか、面倒見良いわね、彼女……」

 

 そっちも何故か、眼鏡教師のコスプレをしたムツキと律義に生徒机に座ってノートを取るアルの構図がありありと思い浮かぶ。どこかで見かけたこと、あっただろうか?

 そのボケとツッコミの応酬に、ジト目を向けるのは京極サツキ。

 

「……。相変わらず風紀委員長と仲いいわね、マコトちゃん」

「「良くないが/わ」」

「あ、ロンです……。大三元(ダイサンゲン)。残念でしたね、マコト先輩」

「ンァァァァァァ!」

「それとマコト先輩、しれっとツモ切り偽装してましたよね?そこまでして勝ちたいですか?」

「んぎっ……!それを言うのならば、サツキとチアキは()()の力を使っているだろう⁉」

「何のことかしら、マコトちゃ~ん?」

「アハハー!何のことやらー!」

 

 そんなに麻雀って面白いのかしら……と首を捻るヒナだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 深夜、ミレニアムサイエンススクール。

 学区内の静寂を切り裂く、爆発の光。それは、セミナーがゲーム開発部に襲撃されるほんの数分前に起こった出来事だった。

 

「オラオラオラァ!待ちやがれってんだよ‼覆面水着団よぉ‼」

「ん、断る」

「うわぁぁぁぁぁぁぁ追いかけてきます!なんでこっちにぃぃぃぃぃ!C&Cは大半がセミナー襲撃の防衛に行くはずなのにぃぃぃぃぃ!」

(……うん、最強戦力がこっち来ることは言ってなかった。コユキごめん)

 

 サイドカー付きの大型バイクが路上を疾駆する。運転する青の目出し帽の少女は、類まれなドライビングテクニックを駆使して追跡者を翻弄するが、C&Cの装甲車は脱落することなく追って来る。

 『ブルー』の隣で札束が詰まった鞄を抱えた白い覆面の少女、覆面水着団の新人『白兎』は半泣きだった。

 

「当たり前だろーが、アア⁉金奪っといて、はいそーですかってなると思ってんのか馬鹿がッ‼」

「はぁ?知りませんよ、奪われて当然でしょザルセキュリティなのが悪いですし!」

「同意。ミレニアムの警備員は気概が足りない」

「よぉし分かったテメェらは牢にぶち込む前に海に沈めてからそのツラ拝ませてもらおうかァ!」

「ひぃ⁉」

 

 装甲車の上に乗り、銃弾を連射する美甘ネルに恐怖を隠しきれない白兎。対してブルーはいつも通りのマイペースでゴーイングマイウェイ。視線を巡らし、逃走と迎撃において有効な最適解を弾き出す。

 ……闇夜に飛ぶ()()に目が留まった。

 

「コ……、白兎。あの宅配用ドローン、ハッキングできる?」

「え?あハイ。五秒あれば。でもどうやって逃げ……」

「なら……このバイクは破壊されるのを前提にする————!」

 

 エンジニア部が魔改造したバイクのニトロブースト機構が限界突破し、車体が熱を帯び始める。というか発光している。セミナー所属の白兎の脳裏には、以前先輩に付き合って視察に行った際の、自爆は浪漫だよと宣うエンジニア部三人の顔が浮かんでいた。

 

「ちょ……はっ、ちゃああああああああ⁉」

 

 バイクは道路を滑りながら火花を散らしてドリフトする。そして、白兎の首元を引っ掴みブルーは車上から飛び上がった。

 

「!」

 

 ネルの顔が強張った。戦場に長く身を置く者の直感が警鐘を鳴らす。だが、もう間に合わない。路上に残ったバイクのヘッドライトがC&Cの装甲車を照らし、逆走を開始した。

 頭の中に閃光が走り、体を動かすまでの僅かな間。美甘ネルの視界は、非常にゆっくりと流れていく。

 暴走したエネルギータンクと、バイクのシートに残された鞄が弾け、膨らみ、そして————。

 爆炎が轟音と共に花開く。特殊合金でできていたはずのC&Cの装甲車が吹き飛んだ。

 

「う、わぁ……」

「よし、心配しなくて大丈夫。これでも雲梯は得意。次、あのドローンもハッキングして」

「は、はい……」

「それに、あのスカジャンチビメイドの方も————」

 

 大型ドローンが女子二人の重さを支えホバリングし続ける。半泣きになりながら周囲一帯のドローンを操作し、爆発現場から逃走しようと指を動かす白兎。

 

「!やば……」

「あいぇ……っ、どべぇぇぇぇ⁉」

 

 狙われている。

 ブルーは咄嗟に身体を捩じり、地上から放たれた弾丸を何とか躱す。使い物にならなくなったドローンが落ちていく。

 二人は即座に、別のドローンにしがみつきビルの屋上へと着地した。一拍を置いて何かが跳躍し、覆面水着団二人の眼前に現れる。

 

「ハハッ……!改造バイクを破壊してガソリンに引火させやがったか!」

「どうなってるの。火達磨でも動くとか……。ついでにバター混ぜた火炎瓶も一緒にしてたんだけど」

「発想は悪くなかったぜ、お前。少なくとも、頭でっかちなミレニアム生じゃ咄嗟には思いつかねぇかもな」

 

 髪の毛や焦げたジャージに付いた炎を払いながら、その生徒……勝利のサインを司るネルガルは、アヌビスとパンドラと対峙する。

 

「それはどうも。銃より何より、想像力は武器。アビドス(私のホームグラウンド)で戦うなら必需品。考えるのを止めた奴から砂漠(あそこ)は生きる力を奪い、悲惨なことになる……ふッ」

「うわわわわっ!?」

 

 白兎を抱えて跳躍するブルー。彼女は、ミレニアムサイエンススクールの制服を広げて滑空しつつ、落下の衝撃を押さえる為にエンジニア部から貰ったジェット噴射機能付き折り畳み傘を展開した。

 

「バッテリーはフル充電でも勢いを殺せるのは約五秒だったはず……よし、今」

「囧」

 

 ヘイローの防御で耐えられる高さと速度で着地する二人。……白兎は顔面を強かに打ち付けていたが、フォローをしてやる時間は無い。

 ブルーは横倒しになった装甲車から武器などを頂戴する。ばきり、と横転した車体からドアを蝶番ごと捥ぎ取り、片手に持った。簡易的なライオットシールドである。

 彼女は防弾ガラス製の窓から(重力を無視して)ビルの側面を駆ける美甘ネルを視認しつつ、徹甲弾を防ぐ装甲の金属板を油断なく構えた。

 

「手癖ワリィなぁお前」

「お褒めに与り光栄。こっちはずっと素寒貧」

「カイザーから金奪ってんのにか?」

「金を奪っても使ってない」

「ほぉーん……。なんかあるのか、大変だな。ま、こっちは街ぶっ壊しても必要経費でお咎めなしだが」

「無駄な出費だね。こっちは年がら年中、人手が無い。だったら、あるもので戦うしかない。それに、攻撃は当たらなければ意味ないよ」

「……言うじゃねえか」

 

 だが、ブルーの軽口は虚勢だった。対面してみて改めて分かる。この美甘ネル、C&Cのトップエージェントは、紛れもなくキヴォトスでもトップランクの戦闘力を持っている。キヴォトス最強にしごかれ、格上との戦いを最も得手とする彼女の本能が、今美甘ネルと戦うには手段が足りないと告げている。

 

「っらァ!」

「!」

 

 鎖を鳴らして双銃が打撃武器として振るわれる。咄嗟に懐から取り出した拳銃で応戦するも、その実力は雲泥の差だった。何発か当てる事が出来たものの、ダメージが入った様子はない。

 肉弾戦も美甘ネルの方が上だ。足癖の悪さから来るブルーお得意の蹴りも見切られている。シールドバッシュの後に構えた銃の引き金を引こうとした時、手に鋭い痛みが走った。

 弾かれた銃が宙を舞い、ネルの掌に収まった。

 

「はッ、詰みだ」

「……銃を奪えば勝ったなんて、甘いんじゃない?」

「っとぉ!?」

 

 ネルが握っていた拳銃が爆発する。その隙を突いて、ブルーは気絶していたC&Cの装甲車の運転手を投げつける。

 

「クソッ……拳銃型の爆弾?いや、確かに銃としての機能もあった……何でんな不便なモンを使って……は?え、な?」

 

 片腕で気絶した運転手を抱えていたところに、覆面水着団員が接近する。ネルは塞がる左手を庇うように体を動かすも、体の可動域の制限を見抜いたブルーは鞄の中からライフル銃を引き抜いて攻撃を畳み掛けてきた。

 

 バシャン。

 

 顔に鋭く炸裂したのは弾丸……、ではない。何か冷たいものが、コールサイン00の顔に引っかかった。

 

「————。……水だ。何だ、ふざけて……」

 

 ウォーターカッター並みの水流が目に入る。キヴォトスの住人であっても一撃で昏倒するレベルの攻撃力を有する、エンジニア部製水鉄砲である。だが、高い神秘濃度のネルではダメージにもならない攻撃だった。……だった、のだが。

 突然、体に異常が走る。

 

「がっ、ああァッ!?てめっ……お、ああアーッッッ!ああああああああ!水鉄砲の中身に辛子でも溶いたのか⁉くそッ、クソァ‼面倒なモンをォォォォォォ‼」

「残念。ゲヘナのKUMA除けトウガラシスプレーの元、ディアボロス・ブレスの粉末。ゲヘナ学園農業科学部が開発した新種で、スコヴィル値2000万級」

「バカかよ‼バカがよぉッッ‼」

 

 強烈な催涙効果がネルの目や鼻の奥を突く。頭部の奥深くに五寸釘でも抉り込まれたような地獄の苦痛がやって来た。恥も外聞も無く道のど真ん中でごろごろごろごろ転がる勝利の象徴。

 数秒で痛みが治まっていく。涙と鼻水をダラダラ垂らし、目をゴシゴシ乱暴に擦って、四苦八苦して視界を確保する。もう許さん。半殺しで済まそうと思っていたのを、九割殺しに変更して怒気を抑えることなく銃を構えた。だが、遅かった。

 

「……畜生、逃げやがった変態水着共ォッ‼」

 

 後には、白目むいた装甲車に乗ってたC&Cの構成員たちと、地団太を踏むスカジャンチビメイド、そしてぶっ壊されたアスファルトだけが残されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「————ん、上手くいった。じゃゴールデンフリース号に送ろう」

「は、はひ……お願いします……」

「お金は気にしないで。私要らない。あ、一応言っておくけど、まだジャミングは解かないでね」

「それは、まあ……セミナーの目を掻い潜るのは得意ですし。多分これもリオ会長が架空の口座に用意した資金だと思いますし……」

「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 C&Cセミナー連合とシャーレの先生率いるゲーム開発部、ヴェリタス、エンジニア部の戦いは、辛うじて先生側の勝利となった。

 

「……ところで、クリエイターとして一つ聞きたいのだが、良いかな?ゲーム開発部の諸君」

「何?ウタハ先輩」

 

 ほんの少しの、些細な時間。ヴェリタスやゲーム開発部が健闘を称え合っている時のことだった。白石ウタハが才羽モモイに声をかける。

 

「いや何、大したことじゃない。君たちはそのG.Bibleを見て“どうする”つもりなんだい?」

「え?ゲームを作るんだよ?」

「それは分かっている。だが、それはあくまでG.Bibleを見て“する”ことだ。ゲームの神様のハウトゥー本を使ってゲームを作る。だが、そこに至った君たちの情動、“どうして”があるはずなんだ。何を軸に、何を理由にして作品を生み出すんだい?」

 

 ウタハの目には、有無を言わせない迫力があった。まっすぐに見つめられ、さしものモモイもたじろいでしまう。

 

「え、ええと……?」

「簡単に言えば、その場しのぎや手段としてのものではなく、本当に作りたいもの。それが今の君たちには無いように思えてね。どうなんだい?」

 

 モモイは応えない。否、答えが無い。そのことをウタハは直感した。

 

「……つまり。君たちは……そのゲームの神様とやらが著したテンプレートをそのままなぞる、という事かい?だとすれば、『他人から与えられただけの力』で得たものに、何の意味があるのだろうか」

 

 すぅ、とゲーム開発部の周囲の温度が数度下がったようだった。問いかけた時と全く変わらない笑顔で見ているというのに、ウタハはどこか冷たい表情である。

 

「ああ。これはあくまで私個人としての意見だ。つまらん拘りだと切って捨ててくれても構わないよ。それでも、このことはモノを創るもの(クリエイター)としてちゃんと伝えないと、と思ったんだ」

 

 彼女は言外にこう言っている。————君たちは、クリエイターとして失格だと。

 

「……それは、でも……、私たち、は!」

(モモイ、ミドリ……お前たちは本ッ当にクズね。家畜のように餌となるエンタメの供給を待ち続けるだけ。本気でゲームを作りたいなら、そんな戯言を言う時間さえ無駄でしかない。例え一人でも只管我武者羅に前に進もうとするはずよ。でもあなたたちはそれをしない。できないではなく、しないのよ?そんな、一人では何もできないあなた達なんかが、面白いゲームを作れるはずがないでしょう?)

 

 ————声が、聞こえる。青い春を汚し、嘲る年長者の声が。

 

(夢を語るのは結構よ。好きなだけ妄想を語ってなさい。ゲームもまた、妄想を形にして夢を見せるものだもの。でも、それは力と結果が伴ってこそ。ずっとゲームで遊ぶばかりだったあなた達に、誰しもを感動させる絵と文が……世界が紡げるのかしら?できないわよ。ずっとあなたたちのバカを見せられて来た私が保証してあげる。仲良しこよしの傷のなめ合いとお遊びで、ゲームが作れると思ってるんじゃないでしょうね。あなたたちが初めて作り発表するゲームは、人から愛されることはないわ。そんなゲームの世界(もの)を好きになるのは、それこそ簡単な命令もこなせないポンコツAIのゲームの住人(NPC)程度じゃない?ハッ、出来損ない同士でお似合いね)

 

 ————その存在の青い瞳も、耳に入ってくる声も、幻だと、分かっている。

 

「モモイ?ミドリ?どうかしましたか?」

 

 アリスの、才羽姉妹を心配する声は聞こえている。

 だけど、ずっと胸の中で棘のように突き刺さっている()の言葉が聞こえてくる。反論をしても、何を言っても、最後は自分たちが口を噤まされたのを、憶えている。

 だって、どこまで行っても、本当はあの人が■しかったから。

 

(結局こんな駄作を世界に晒したのね。ええと……テイルズ・サガ・クロニクルぅ?プレイしたけれど得るものがなかったし、全く時間の無駄だったわ。私のいつもの癖で改善点を纏めてあるけれど必要?いえ、欠点が多すぎてあなたたちじゃ目を通すのに数年かかるんじゃないかしら。ハッ、自称ゲームクリエイターだと大口を叩いたかと思えば……何もしなかったツケがこれとはホント、無様ね)

 

 当時のことを知るユズは思わず俯いていた。俯くしかなかった。自作のゲームを理詰めで否定されたが、それよりも才羽姉妹の憔悴ぶりは見ていられなかったからだ。ミドリは泣きだす程追い詰められ、モモイも返す言葉が見つからず。そして極めつけは、その言葉を告げて、青い少女は二人の前から姿を消したのだから。

 

“……”

「すまないね、先生。あなたが生徒の味方だという事は理解している。私も生徒の立場としてはあなたのそのスタンスは有難いと思うよ。だけど……、一人のクリエイターとしては素直に肯定できないな」

 

 いつの間にか来ていたシャーレの先生の横を通って、ウタハはヴェリタスの部室から退出しようとしていた。

 

「自分が……いや、自分を創るものは、自分の手で切り拓かないと自分が納得できない。クリエイターの本質はそういうものだからね。余計なお世話、だったかな?」

“そっか……、分かった。教えてくれてありがとう、ウタハ”

 

 ドアが開かれる。眩い朝日が差し込んできた。

 

「何、それはそれ。これはこれだ。今後ともエンジニア部を御贔屓に頼むよ。我々がセミナーとC&Cを敵に回すのも、このためと言っても過言ではないしね」

“うーん、切り替え早いなぁ?”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜が明ける。連絡がつかなくなった風紀委員長を探し、天雨アコが万魔殿の会議室を回っていた。

 

「はい、国士無双」

「ヒナァ‼貴様ァァァァァ‼」

 

 そこには心持ちツヤツヤしながら(イロハを除く)万魔殿メンバーを無表情に蹂躙していく空崎ヒナの姿があった。

 

「い、委員長……?」

「————あ」

 

 珍しく冷や汗をかき、やっちまった顔を晒すヒナ。本人的には部下の前で大失態をやらかしたが故のこの有様だったが、アコとしては珍しいものを見れて、尚且つ楽しそうにしているのを見て寧ろ安心すらできた。

 ……遊び相手が万魔殿の狸たちというのは、思うところはあるのだが。

 

「これはどういうことでしょう羽沼マコト議長?何故ヒナ委員長がこちらにずっと囚われていたんですか?拉致監禁ですか?あなた方がロリコンだという疑惑がありましたが、言っておきますがヒナ委員長は既に高校生ですよ高校生。確かにヒナ委員長は可愛らしいですけどね————!」

「はぁ……真正の変態はお前のような気がするが」

「私はそういうんじゃないです!」

 

 マコトがキーキー猿のように叫んで詰め寄る風紀委員会行政官殿をのらくら躱している中、ゲヘナモップ種の休むのが下手な方と上手い方が麻雀卓を片付けていた。

 

「……あー、私が息抜きに誘ったとは言え、徹マンするとは。その、大丈夫ですか風紀委員長」

「……ええ。それはいつも通りだし問題無いわ。寧ろリフレッシュになったし」

「……どーなってんです、流石にそこまで万魔殿は仕事振ってませんよね」

「?自主的に残業する分には問題ないでしょう?」

「……休んでください。いや本当に」

 

 そんな喧騒の早朝。丹花イブキは未だ幸せそうに眠っていた。

 

「むにゃ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 虹色のシャボン玉がふわふわ、ぷかぷか。お空は黒くなくて、白くもなくて、色なんてなぁんにもなくて。あぶくがぷっちん、ぷるぷる、とろーりとろり。

 風がないのに蠟燭の焔がゆらゆらしてる。

 弾けて転がるお人形。たくさん、たくさん、可愛そう。

 柔らかい飴みたいなシャンデリア。溶けて流れてく時計の針。どこまでも続く万華鏡みたいなステンドグラス。たくさんのお星さまがダンスを踊る。

 どこからか薔薇の匂いがするよ。フルートかな、オーボエかな、蛸さんたちが楽器を吹いてるね。いあ、いあだって!みんな誰かを応援してるのかな?

 いあいあ、うふふ。いあ、いあー!うふふふふ。いあ、くとぅる、いあ、しゃがな、いあ、いぐな。とふるとぅくんぐ。あはははは、アハハハハハハハハハハ!

 

 持ってたクレヨンで線を引こう。ちょうちょを描こう。門を描こう。■■■の名前も書いちゃおう。

 

“迷子の迷子の仔獅子ちゃん。あっちにいってはいけません”

 

 うわぁ、素敵な孔雀さん(■■■■■)、こんにちは!とってもとってもきれいだね。朝日みたいで、眩しいね。

 

“そうですね、暁に明けの星が昇りました”

 

 ああ、クレヨンとらないで。まだ書いてないんだもん。神様に捧げる名前を書いてないよ。返してよぅ。返してよぉ。

 

“その必要はありません。悪い夢を見ているだけですよ”

 

 ……あれ。あれあれ?そうだっけ?ふわぁ……うん、頭がすっきりしたよ。

 

“帰りの出口はあちらです”

 

 いつの間にか、黒いお城の中にいた。わいわいガヤガヤ。みんな、みぃんな忙しそう。牛さんとお魚さんはお料理してる。蠅のお姉さんは、真っ赤な人に鰐のお姉さん、ライオンさんと一緒に沢山のお皿を独り占め。いけないんだー。

 毒蛇に乗ってる王子様と、小さい天使のカッコの人。二人はお城の庭に火を放つ。あ、ラクダに乗った男の人と、ライオンの頭に馬の足がいっぱい生えた人が、秘匿違反だって言って追いかけていった。わーたいへん。

 

 ぺたぺた。ぺたぺた。廊下を歩いてく。お気に入りのお人形は、ちゃんとぎゅうっと腕の中。一人ぼっちだけど、寂しくないよ。

 

 

 

 ……。ああ、そっか。イブキは夢を見ているんだね。

 

 

 

 目が覚めたら、ちゃんと伝えないと。イブキ知ってるよ、今も、昔も。ずっと、ずっと。マコト先輩が助けてくれたんだって。

 

 

 

“その気持ちだけで十分ですよ。ここで起きたことは忘れなさい。忘れた記憶は■■になり、現実のどこからも消えて無くなります”

 

 ()()()()()()素敵な孔雀さん(マコト先輩)が、朝日に向かって飛んでいく。きれいなきれいな、桃色の雲の空。いろんな色の羽根がひゅうひゅう風をきっている。まるでお空に、虹がかかっているみたい。

 

 

 

 今日 も 外なる神は

 

 虚空彷徨う宇宙船(キヴォトス)に は

 

 降臨 し ない




※裏設定(読まなくてもいいよ)

聖魔の使徒
 Fateの異星の使徒やハイ・サーヴァントをオマージュしてマコトが改造した神秘複合体。黒いデカグラマトンの預言者、■■■■■■■■などに並ぶ、ゲマトリア所属者としての羽沼マコトの成果物の一つ。様々な伝承が融合・同一視し生まれる仮想信仰敵の現代版。悪魔合体(デモニックフュージョン)。世界を救う(壊す)ための鬼札。なお、生徒の神秘を切り分ける力は羽沼マコトのサタン≒セト・アンのオシリス神を十四分割した逸話からなので、最小値で全体の約7%が摘出される。



(なつめ)イロハ
崇高から派生した神秘:ベルフェゴール(+フルーレティ+ネビロス)
 万魔殿戦車長、及び騎兵隊長。二万四千の犠牲を以って、唯一神を否定する者。首座悪霊/陸軍元帥。マコトに神秘を追加・強化されており、悪魔の役割の多角的統合によって性格が些か変化している。フルーレティの能力で情報処理が早く、ネビロスの未来予知にも似た洞察力と類まれな分析力が合わさってニュー●イプやイ●ベイターの如き超感覚を有するが、本来のベルフェゴールの怠惰の権能で過剰反応や常時発動作用を抑え込んでいる(公式アンソロジーのアレが強化された感じ)。ゲヘナ学園の裏サイドを取り仕切るトップ集団、大罪魔王の怠惰担当でもあり、学園への影響力はかなり高い。

丹花(たんが)イブキ
崇高から派生した神秘:プルソン(+イブリース+ヨグ=ソトースの球体)
 万魔殿議員、及び親衛隊隊長。ゲヘナのロイヤルブラッドの可能性が極大。雷帝の遺産の暴走でプルソン(ドゥルソン)の名と引き合った外宇宙存在ヨグ=ソトースと接触してしまう。その場にいたマコトが自身の神秘の一つ、イブリース(コスの黒き城の帝マラク・ターウース)を強引に割り込ませ、繋がりを分断し神秘への影響を緩和させたが、三年間の昏睡状態に陥ってしまった。そのため11歳にしては若干言動などが幼い(卓越した頭脳は元よりギフテッドだった)。型月だったらフォーリナー適性あり。ジュリが生み出すパンちゃんと仲が良く、それらを制御下におけるのは神秘に混じったヨグ=ソトースの残滓のため。救命措置としてマコトがやむなく神秘を追加するしかなかったイリーガルな使徒。

京極(きょうごく)サツキ
崇高から派生した神秘:サタナキア(+バフォメット+サルガタナス)
 万魔殿情報部長、及び外渉特使。サタナキアとバフォメット、それを補強するサルガタナスの神秘によってマインドコントロール能力を持ち、一時的に自身の神秘を臨界状態にすることで、ホルスやミカエルの神秘的防御さえ貫通する。また、混ぜられたバフォメットの因果関係から、■■■■■の概念と組み合わせることでテンプル騎士団の概念を引き出すことができる。これは部下の概念的強化の他、聖杯や聖櫃が隠されているという概念を土地に落とし込むことで、キヴォトスの技術と材料を用いてこれら聖遺物を鋳造できる。

元宮(もとみや)チアキ
崇高から派生した神秘:アガリアレプト(+アリトン+ルシフゲ・ロフォカレ)
 万魔殿書記長、及び顧問探偵。アガリアレプトとアリトンの神秘から、真相解明能力に秀でている。あくまで新聞のネタ集めをしているだけなのに、いつの間にかキヴォトスで起きる難事件を解決した、なんてこともしばしば。その推理能力は常識を超えており、キヴォトスという世界自体が学園ものというテクスチャで覆い隠している神秘さえ解明してしまうため、「自分の目で見て耳で聞いた事実」を結び付けなければ真実を暴露できない、という無意識下での制約がある(ただし、実物でなくとも良いなどの抜け穴はある)。

万魔殿親衛隊
崇高から派生した神秘:各々の神秘(+アバドン+ザミエル+レギオン)
 万魔殿の近衛兵とも言うべき存在。アバドンやレギオンなどの群体悪魔の神秘により、集団戦闘を得意とする他、分割思考や分身複製などの能力も有する。ザミエルの神秘により、射出する弾丸は全て魔弾の射手(Der Freischütz)における魔法の弾丸(フライクーゲル)となる上、最後の一発の呪いも彼女らが悪魔ザミエルであるためデメリットになり得ない。銃社会キヴォトスと相性の良い悪魔の一柱。量産型の使徒であるため、如何なる生徒とも負荷なく適合する調整となっている。神秘の比率としては、親衛隊員本来の神秘が7に対し、アバドン:1+ザミエル:1.5+レギオン:0.5といった塩梅。

■■■■■
崇高から派生した神秘:アリエル(=聖地エルサレム、聖柱マツェバー)/デミウルゴス
 誕生当初から複合神秘体だった生徒。天然物。アリエルは様々な側面を持つ神秘であるが、通常時は神秘自体が『世界最古の都市の一つにして聖地エルサレム』だと自己定義している。そのためか人の信仰や紛争問題、そして生死も等価値に扱い差別も否定もしない。場所に意味を持たせるのは人々であり、土地はそこにあるだけである。辛うじてある感情も唯一神に関する「光あれ」という言葉のみで、このキーワードを解釈することを本能的な命題としている。しかも神の家を示した聖柱マツェバー、即ち世界の表裏=テクスチャを繋ぎ止める「柱」も統合されている天使であるため、マコトからはキヴォトスにおいて最も重要視されている生徒。Fate風に言えば、『ソロモンに魔術の啓示を届けた天使』をベースに『アブラハム系宗教の聖地版テノチ』+『最果ての柱』+『唯一神(偽)』要素を組み合わせた疑似サーヴァント。ヤバイ。
 何でこんなヤバイ生徒を小間使いにしてんだベアおば、重要性わかってねーだろ。行動が衛宮士郎な上クソ強いから前線に出がちなのは理解したが最低でもVIP対応はしろよバカ、とマコトは思っている。


















黒狼(くろおおかみ)マルコ(クローンシロコ)
崇高から派生した神秘:マルコシアス+ナベリウス+ウプウアウト
 ゲヘナ学園選挙管理委員会委員長。仮面の人造生徒。万魔殿所属の生徒らが自身をベースにして神秘を追加する改造手術に対して、こちらは神秘合成前提の0からデザインされた設計個体。肉体の遺伝子情報は製造着手時に記憶喪失でキヴォトスに学籍の無い生徒のものを使用している(その生徒は脱走し砂狼シロコとなる)。『ヴィッテンベルク』総合学習塾で生まれた『ホムンクルス』であるため、ファウスト伝説の一端も有している。故にギリシャ神話にも親和性があり、ナベリウスにケルベロスの神秘が付随しており、三頭犬としてそれぞれの神秘の力をバランス良く使用可能。
 後に、この初成功例のマルコと『ミレニアムにやって来たとある超能力者(神秘はヌイト?)』(正確には彼女の記憶から読み取った妹達(シスターズ))、そしてテラー化のデータのノウハウなどから、■■■■の■■の復元や■■■■■■■■が製造される。
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