「アビドスに向けて風紀委員会が侵攻していると聞いて急いで来てみたら…説明をしてもらおうか…馬鹿行政官?」
『万魔殿の、伊藤ケン!』
「アビドスに対して宣戦布告のつもりか?」
『い、いえ』
「…委員長が居ないが…お前の独断か」
「これ以上を続けるつもりならお前ら全員を風紀委員会から追い出す様議長に申請する」
『なぁ!?』
この言葉に風紀委員会全員がザワザワしている
そんな時
「アコ…これはどう言う状況?」
上から声が聞こえた
『い、委員長!?』
『ゲヘナの風紀委員長…空崎ヒナ』
『そして万魔殿の…伊藤ケン』
『外見情報も一致します、どちらも本人のようです』
(え?俺の外見覚えてる奴居たの?これでも影薄いと思うんだけど)
「…伊藤」
「お久しぶりです委員長殿」
「…まぁ、今回の件は貴方は知らない様なので…おい」
『ひっ!』
(…いや、そこまでビビんなくても…顔怖かった?)
「何故この様な状況になったのか、説明してもらおう」
「私にも説明して」
『そ、その…これは、素行の悪い生徒達を捕まえようと』
「便利屋68の事?どこにいるの?」
「行政官、今はシャーレ、アビドスと対峙している様に見えるが?」
『え、便利屋ならそこに………居ない!?さ、さっきまでそこにいたはず!』
(何かあそこの車の陰に何か居るけど黙っとこ)
「「・・・・」」
『え、えっと…全て説明いたします』
「…いや、もういい大体把握した」
(うわ凄委員長)
「察するに、ゲヘナにとっての不安要素の確認及び排除、そう言う政治的な活動の一環ってところね」
『・・・・』
「でもアコ、私達は風紀委員会であって生徒会じゃない」
「シャーレ、ティーパーティー、それに連邦生徒会」
「そう言うとは万魔殿の狸達にでも任せておけば良い」
「誰が狸だ…せめて言うなら俺か馬鹿議長に限定しやがれください」
"怒るところそこなんだ"
「ん、先生ちょっと」
「…詳しい話は帰ってから、通信切って校舎で謹慎してなさい、アコ」
『…はい』
(怖…見た目は可愛いんだけどな…)
「じゃあ、あらためてやろ」
そしてアビドスの生徒が敵意むき出しで言ってきた
「ま、待ってください!ゲヘナの風紀委員長と言ったら、キヴォトスでも匹敵する人物を見つけるのが難しいほどの、強者中の強者ですよ!」
「それに万魔殿は生徒会、その1人と戦うなんて本当にゲヘナと戦争が起こっちゃいますよ!」
「ここは下手に動かず、交渉するのが吉です!どうしてそんなに戦うのが好きなんですか!」
「ご、ごめん」
(はぁ…俺こう言うの苦手なんだけどな)
「落ち着いてくれ、委員長がどうか知らないが俺は戦うつもりはない」
そう言って愛銃であるMP40を地面に捨て、手を上げる
「「「『"・・・・"』」」」
それを見てか、敵意は少し和らいだ
(良かった、このままズドンとかやだったからな)
『こちらアビドスの対策委員会です、ゲヘナの風紀委員長と万魔殿ですね、初めまして』
「はい、初めまして」
『この状況については理解されてますでしょうか?』
「はい、もちろんです」
「…もちろん」
「事前通達無しでの他校自治区における無断兵力運用、及び他校生徒達との衝突」
「…けれど、そちらが風紀委員会の公務を妨害したのも事実、違う?」
『…っ!?』
「それはそうかも」
「…それで?」
「私達の意見は変わりませんよ?」
「…委員長殿失礼ですけど1発殴って良いですか?こっちは無断で侵入してる上、相手側の自治区破壊してるんですよ?戦争1歩手前ですよ?何相手逆撫でしてるんですか何ですか戦争したいんですか?これ以上やるんだったらマジでアンタら解体するよう申請しますからね」
「・・・・」
「コホン…失礼、これ以上の戦闘はさせませんのでどうか落ち着いていただきたい」
(マジで頼むエデン条約控えてる時に戦争なんざやってらんないんだマジで!)
そう内心で焦りまくっていると
「うへ~、こいつはまた何がなんだか、凄いことになってんじゃ~ん」