「ごめんごめん、ちょっとお昼寝しててね~、少し遅れちゃった」
いきなりアビドスの生徒会である小鳥遊ホシノが登場したのだ
そのせいで内心が
(あぁ終わった!あの人小鳥遊ホシノじゃんアビドスの生徒会じゃん!生徒会の人に見つかったよ遅かれ早かれって感じだったけど、あぁもう終わりだよ戦争不可避だよ)
(その上、情報部からだけどクソ強いって話じゃん?予測だけど委員長とタメ張れるレベルらしいじゃん?詰んだじゃん?)
焦り散らかしているのである
「あぁもう…エデン条約もあるってのに」
「・・・・」
「昼寝!?こっちは色々と大変だったのに!ゲヘナのやつらが!」
「でも、もう全員撃退した」
「まだ全員では無いですが…まぁ大体は」
(止めて!その情報聞かせないで!たった数人で部隊がほぼ壊滅できるほど強いって意味じゃん!じりじりと王手掛けるの止めて!)
「ゲヘナの風紀委員会か…便利屋を追ってここまで来たの?」
「ん、あの人だけ万魔殿」
「なるほどね」
(終わったぁぁぁぁ!1番ヤバい人に顔バレした!)
「…どうするか」
「・・・・」
「ど、どうかその敵意を抑えてはいただけないでしょうか、自治区破壊しておいて何を言い出すのとか思うでしょうがここはどうかそのショットガンを下ろしてはいただけないでしょうか」
(もうやだ!帰りたい!帰ってイロハと本読んだりイブキちゃんと遊びたい!)
「…1年生の時とずいぶんと変わった、人違いじゃないかと思うくらいに」
(え?知り合い?嘘だろ?)
「ん?私のこと知ってるの?」
「情報部にいた頃、各自治区の要注意生徒たちをある程度把握してたから」
(あ、そう言う)
「特に小鳥遊ホシノ…貴方の事を忘れるはずがない、あの事件の後、アビドスを去ったと思ってたけど」
(そりゃそうだ忘れる訳ないわめちゃ強だもん)
「・・・・」
「…そうか、そういうことか…だからシャーレが…」
「・・・・」
「まぁいい、私も戦う為にここに来た訳じゃないから」
(さっき相手さかなでてたの、だーれだ?)
「…イオリ、チナツ」
「…委員長」
(あ、起きてたのね君)
「…はい」
辺りに緊張が走る
「撤収準備、帰るよ」
(しゃぁぁぁぁ!回避!回避したどぉぉぉ!!)
「え!?」
「帰るんですか?」
すると
「」スっ
「え?」
「頭を下げました!?」
(嘘だろおい…初めてみたぞ)
「事前通達無しでの無断兵力運用、そして他校の自治区で騒ぎを起こした事」
「この事については私、空崎ヒナより、ゲヘナの風紀委員の委員長として、アビドスの対策委員会に対して公式に謝罪する」
(マジですか委員長殿)
「今後、ゲヘナの風紀委員会がここに無断で侵入する事は無いと約束する、どうか許してほしい」
「委員長…」
「ま、待って委員長!あの校則違反者達…便利屋はどうするんだ!?」
「・・・・」ジロッ
「あ、う…」
「…それに関してはそこの狸がやるでしょ」
「え!?」
(ちょ委員長殿!?丸投げですか!?)
「ほら、帰るよ」
すると委員長は先生と何か話して帰って行った
(う、嘘でしょ…丸投げもそうだけどこの状況で置いてかれるの…クソ気まずいんだけど)
「それで」
(ビクッ)
「君は?」
「あ、あ~えっと…万魔殿に所属しています伊藤ケンと申します」
「うんうん」
「俺あ、いや私は今回風紀委員会の兵力がアビドスへ向けて移動していると聞きアビドスを訪れさせていただきました」
「え~…こ、今回についてなんですが…」
「・・・・」
この状態を抑える為にするにはと考えに考えた結果、アレしか無いと思い付いた
「こ、今回の件につきまして、ぱ、万魔殿の1人として謝罪いたします」
そうして
「すみませんでしたぁ!」
思いっ切り土下座した
「うへぇ!?」
「ど、土下座!?」
「ん、びっくり」
「万魔殿でありながら今回風紀委員会の暴走を止める事が出来ず!」
「自治区を破壊そして怪我をさせてしまい申し訳ございませんでした!」
「い、いや頭上げてください!?」
「今回の被害については我々の方で支払わせていただきます!」
「大変申し訳ございませんでした!」
「あぁ、あ、あの…あ、頭上げてください」
「そ、そうだよ?さ、流石にそこまでされるとは思わなかった」
「す、すいませんでした…あ、私はこれから後始末が有りますのでここで失礼します」
そのまま、立ち去る
「すいません、すいません」
バイクを建物から引っ張り出しながら去る最後の最後まで謝って帰りました
「…はぁ」
「おかえりなさ…赤いですけど大丈夫ですか?」
戻るとイロハが出迎えてくれた
「あ、いや…ちょっとバイクで走ってたら思いっ切り事故って頭から落ちただけだ、気にするな」
「そ、そうですか」
「ケン先輩大丈夫?」
「あ、あぁ問題無い」
「はぁ…今日はもう帰るな」
「は、はい」
「じゃ、また明日」
そう言い残し帰った
帰路をバイクで走っている
「はぁ…まさか議長が何かやらかした時に備えて貯金してたけど…まさかこんな形で使う事になるとは…」
「万魔殿の金庫は使えないしな…はぁ…明日は色々謝罪回りだよこんにゃろ」
「…また株でもするか」