「・・・・」
助けて
アビドス自治区の謝罪から早数週間
今ね…内の議長と…トリニティから来たハスミさんが会議してるんだけど
「「・・・・」」バチバチバチバチバチバチバチバチ
(ひ、火花が見える)
(か、帰りてぇ…)
一体なぜこんな状況になってしまったのかと言うと
数時間前
「え?トリニティから客来るの?」
「はい、エデン条約の件で会議しに来るみたいですよ」
「…話し合いする相手は?」
「マコト先輩だよー」
「そ、そうか…イロハ」
「…はい」
「「無理だろ」ですよね」
「知ってます」
「絶対ロクに会議進まないだろ」
「絶対バチバチしてるだろ」
「…仕事して来ます」
「おい待て!てかそれサボりだろ!」
なんて事があって現在…最初の通り
少しずつ話は進んでるけど…すげぇ空気重い
「え、えっと…こ、紅茶です」
「…どうも」
「・・・・」
(帰りてぇー!……てか、そろそろ仕事だな)
「議長もどうぞ」
「あぁ…」
(離れるけど……大丈夫かな?)
「…はぁ、ゲヘナはロクに紅茶のマナーも知らないのですね」
「…何?貴様」ギロッ
「っ!ち、ちょっと失礼!議長ちょっと!」
議長を部屋の角に連れて行く
「何だ?」
「何だじゃないですよ!マズイですよ!」
「相手はトリニティの正義実現委員会、しかもその副委員長ですよ!マズイですって!」
「奴が生意気な事を言うからだ」
「それでもですよ!トリニティの方々がゲヘナ毛嫌いしてるの知ってますよね!」
「これ以上粗相したらティーパーティーの方々に何て報告されるか!」
「俺は今から仕事で離れますけど、絶対!良いですか?絶対ですよ!絶対に失礼な事はしないでくださいね!」
「ふん… 」
「あ、あはは、と、途中すいません」
「…構いません」
「あはは…それでは」
「議長、本当に!頼みますね」
バタン
「・・・・」
コツ、コツ、コツ、コツ
ガチャ
「あ、おかえりなさい、それでどうでした?」
「…聞かないでくれ」
「はぁ…マジで終わった…トリニティだから謝罪も出来ねぇ…」
「はぁ……マジでどうなるんだろうな、エデン条約」
「……失敗するでしょうね」
「だろうな」
「…意外ですね、焦ったりするものかと」
「予想は出来てるからな…そもそもの問題として、トリニティ側はゲヘナが遺伝子レベルで大っ嫌いだからな」
「逆もしかりで、ゲヘナ側はトリニティが大っ嫌いだし」
「貴方は嫌いじゃないんですか?」
「…まぁ、苦手だな…一部を除いて」
「一部?」
「あぁ…てか、ゲヘナも一部除いて他は全部苦手だよ」
「昔議長の命令でトリニティに潜入した事あったろ?あの~トリニティの弱みになる様な情報を手に入れて来いって奴」
「あぁ…あの」
「そん時に知ったんだよ…トリニティは、表面上はニコニコお茶会してながら、裏ではクソ陰湿な虐めをしてたりしてるんだよ」
「・・・・」
「ゲヘナは…知っての通り喧しいし、暴れ散らかす奴らだろ?」
「そうですね」
「どっちもどっちだよ…そこら辺はトリニティもクソだしゲヘナもクソだ」
「…ただな~、ゲヘナもトリニティも、どうしても嫌いにはなれないんだよな」
「?」
「トリニティにもゲヘナにも…良い奴は居るからよ」
「例えば~…トリニティなら、スイーツ部?とか言ってたか」
「前にケーキ買って来たろ?」
「あぁ、あの…美味しかったですよね」
「あれゲヘナの店で買ったけど本店はトリニティなんだよな、あれ」
「潜入した時、スイーツ部の人に声掛けられてよ、咄嗟に「トリニティにある美味しいお菓子店を探してる」なんて誤魔化したら、丁寧に案内してくれてよ…その上説明までしてくれたんだよ」
「そうなんですか」
「それでゲヘナだけど、これは…風紀委員長とか、給食部の2人とかだな」
「風紀委員長は俺らへの風当たり強いけど、ゲヘナの風紀を守ってくれたり…後、アビドスの援護してたり」
「あぁ、確かに有りましたね、マコト先輩が目を瞑るの珍しいなと思ってましたけど」
「え?いや、一言も伝えてないぞ?」
「…考えたら、貴方が言う訳無いですもんね」
「そりゃそうよ、絶対拒否するもん」
「それで、話戻るけど…給食部の2人は言わずもがなだろ」
「前に時間出来たから食堂使ってみたけど、味には文句付けるは煩いわで酷かったからな…それなのに毎日頑張ってくれてるんだぞ?凄くね?」
「まぁ…言われてみれば…」
「だからな…嫌いには…なれねぇ」
「だから平和にエデン条約が締結させると願ってる」
「…そうですか」
「…ふっ、さぁ!仕事やるか!」
「あ、私はこれから「お前もやるんだぞ?」え~」
この時の俺達は知るよしも無かった
ある程度予想はしていた…ただ
エデン条約の調印式で…予想をはるかに超える事態が起こるなんて
あそうだ、アビドスの件とパヴァーヌは万魔殿とは関係無いし、話の繋ぎも思いつかないのでバッサリカットでごわす
後、次回いきなり調印式です。