まどマギの世界で呪いになった少女は、呪術の世界に転生した   作:白くまパンナコッタ

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第七話

 

東京都立呪術高等専門学校。

 

日本に2校しか無い、呪術教育機関の一校であり、表向きは私立の宗教系の学校と認定されているらしい。

 

呪術師を育て、教育し、任務などの起点にしている呪術界の要になっているらしい。

 

それが、私が今日からここに通う学校になった。

あれから1週間と経たずに引越しやらその他諸々の手続きを終えて、迎えに来てもらった五条さんに案内をしてもらいながら校内を歩いていた。

 

東京と言っても山の中の、雰囲気が京都にある寺院その物だった。

物珍しく辺りを見渡しながら歩いていれば、不意に五条さんが口を開いた。

 

「君···これから学長と面談する事になるけど、下手打つと入学取り消しになるから、頑張ってね」

 

「え!?(そう言う事は早く言って欲しかった!!)」

 

助かったと思ったのもつかの間、今度は学長先生との面談だと言う。

一瞬にして体に緊張が走った。

 

面談とかそう言うの、受験の時に終わったと思ったのに、ともやもやしながら五条さんの後を着いていけば、頑丈な扉が開かれて中に着いていけば、古い神社の講堂を思わせる建物内には太い柱がずらりと並び、圧倒されるような空間が広がっていた。

 

淡いオレンジ色の蝋燭の灯りが、雰囲気を和らげるかのようにゆらゆらと揺れていた。

 

そして、中央に座る恰幅の良い男性が一人。

サングラスに、生やした口ひげは···ワイルド(?)な厳つい雰囲気を醸し出していたが···、その手に持つぬいぐるみのギャップが凄まじかった。

 

「遅いぞ、悟」

 

「10分遅刻だ。いい加減その癖直せと、毎回言っているだろう」

 

チクチクチクチクチクチクチクチク···。

ニードルの手を止める事もなく、五条さんに注意をしている姿に、私は唖然としてしまった。

 

「どーせ人形を作ってるだけなんだから、10分くらいいいでしょ···、で、連れてきましたよ。例の子」

 

「ほら、行って行って」と促されたので、私は五条さんの隣に立ち頭を下げた。

 

「鴇羽 恵那です。よろしくお願いいたします」

 

「···ここへは何しに来た?」

 

「···えっ?」

 

「呪術高専にだ。呪いを学び、呪いを祓う術を身に付け、その先に何を願う?」

 

「願、う···?」

 

私はスカートの前辺りで握っていた左手で、右手をぎゅっと握った。

私の脳裏には、あの白い生き物と、赤い目が浮かんだ。

 

私の中での願う事と言うのは、呪いと同等のものなのだと。

魔法少女になった時に確信したものだった。

 

()()()望んだ、だから魔法少女になって、皆を助けるべく魔女との戦いに明け暮れていた。

 

朝も、昼も、夜も。

人が願う度に、呪いは産まれ対応しきれなかった魔法少女は魔女となり、やがて人を喰う。

 

それが、私だ。

けれど、···私は()()()()()により救われて、こうして再び生きている。

 

正直、願うと言う行為は苦手だ。

でも、()()と言う言葉は好きだ。

 

願うと言う事も、望むと言うことも、意味は同じなのかもしれないけれど。

 

考え込んで俯く私の様子を、目隠しをしたまま五条さんは伺っているようだった。

 

 

 

 

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