FAIRY TAIL 【ミストガンの親友は元素の滅竜魔導士!?】   作:侍魂

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十五話 希望のギルド

ニルヴァーナの付近にはエルザとジェラール。そして岩場に隠れ機会を伺っている六魔将軍の一人コブラがいる。

 

「ジェラール……どうしてお前はここに……?」

 

「分からない。エルザ……エル……ザ。その言葉しか覚えてないんだ」

 

「えっ?」

 

「その言葉しか覚えてないんだ……教えてくれないか……俺は誰なんだ……君は俺を知ってるのか? エルザとは誰なんだ? 何も思い出せない……」

 

ジェラールは自分の記憶を失っていた。幼い頃共に育った友たちの名前も……そして自分の犯してしまった罪の重さも。ただ覚えていることは<エルザ>という言葉のみであった。

 

視点は変わりマサラたちside・・・

ウェンディとシャルルが昔の話しをしている頃……

 

「ん? ……痛た…… あれ治療? てか何この服!?」

 

ルーシィが目を覚ますと体に包帯が巻かれていて治療されていた。服は最初に着ていた服ではなく青色の服に変わっている。

 

「星霊界の御召し物でございます」

 

「バルゴ!?」

 

「目覚めたみたいだね」

 

「マサラさん!?」

 

「バルゴから聞いたよ。妹を……ウェンディを逃してくれたみたいだね。ありがとう」

 

「……マサラさんには借りがありますから」

 

「えっと……僕今回の作戦でルーシィと初めてあったはずなんだけど……借りなんてあるの?」

 

「はいありますよ。マスターから聞きました。【幽鬼の支配者】のマスターと戦ってくれたんですよね。幽鬼の支配者が襲ってきた原因は……私のパパが原因だったんです。だからありがとうございます」

 

「そっか……でもね僕たちは仲間だから助けて当たり前だよ」

 

「……じゃあアタシとマサラさんも仲間ですから助けて当たり前です」

 

「そっか当たり前か」

 

「はい当たり前です」

 

「そういえばあの六魔将軍の星霊魔道士(エンジェル)」を倒すなんて凄いね」

 

「あ……ありがとうございます//マサラさんに褒められるのって何だか照れますね」

 

「えっと……僕に……?」

 

「はい! あたし【妖精の尻尾】に憧れて入ったんですけど……もう一つ入りたかった理由があるんです……アタシ……マサラさんに憧れて【妖精の尻尾】に入ったんです! 」

 

「僕に憧れて……?」

 

「マサラさんはミストガンと一緒に色んな場所を冒険して伝説を創ってて週ソラにその事が載ってるのをみたらアタシファンになっちゃて」

 

「そっか……何だか僕も照れるね……僕たちのしてきた事を褒められるって……ありがとう僕に憧れてくれて」

 

「はい! あの……またよかったら……あたしにマサラさんの冒険のお話聞かせてもらってもいいですか?」

 

「うん。僕の話でよかったらいつでもおいで。冒険の話聞かせてあげるよ」

 

「ありがとうございます! 嬉しい! 楽しみにしてます!」

 

ルーシィはマサラから冒険の話を聞ける事に嬉しそうにしていてマサラも自分に憧れていると言われて照れている。

 

「ここ……どこだ!?」

 

二人が話し終わるとちょうどナツが目を覚ます。服はボロボロになっていたのでバルゴが着せてくれていてルーシィと同じ服でいわゆるペアルックである。

 

「姫、ナツ様とお揃いになっております」

 

「いらんお世話!!!」

 

「ジェラール!! あの光はどこだ!?」

 

「近いわ……てか色変わってない?」

 

「ええ……お二人が気絶していらした間に黒から白へと」

 

「白色……ヒビキが言ってたニルヴァーナの最終段階なのかな……?」

 

「むぐぐぐぐ……ぐぐぐ……はぁ……」

 

「危なかった。ありがとな。ルーシィ」

 

「な……なによいきなり」

 

「でぇきてぇる」

 

「どこでハッピーのマネなんか覚えたの?」

 

「えーとでーきてる?」

 

「マサラさん分からないならマネしなくてもいいですからね!」

 

「そういやハッピーは? お前らエルザと一緒じゃなかったのか?」

 

「みんなはぐれちゃった」

 

「見事にみんなバラバラになっちゃったね」

 

「仕方ねえ俺たちだけで光に行くか」

「姫……私はこれで失礼します」

 

「バルゴ……二人の事ありがとう」

 

「はい。マサラ様も姫の事ありがとうございます」

 

「あ!! バルゴ……」(今バルゴ自身の魔力で門をくぐって来てた……もしかしてあたし……今魔力ゼロ!?)

 

マサラは仲間を助けてくれたことに、バルゴはオーナーであるルーシィを助けてくれたことにお互いが礼を言う。そしてバルゴは星霊界に帰って行く。

バルゴ自身の魔力で門をくぐってきた事をルーシィは知り自分の魔力がゼロな事を知る。

すると近くの茂みが動き何かが近づいてくる。

 

ガサッ  

 

「ひっ!」

 

ガサッ ガサッ

 

「何かが近づいてくるね。でもこの匂いは」

 

「ああ! 連合軍の誰かだな」

 

ガサッ ガサッ ガサッ

 

「シェリー!! よかった無事だったのね!」

 

「確かシェリアの従姉妹のシェリー……久しぶりだね!」

 

「そういえばマサラさんとシェリーは知り合いだったんでしたけ」

 

「うん。シェリーの従姉妹と仲良くなってその時にね」

 

「お前は確かガルナ島の……」

 

「どこまでさかのぼってんのよ」

 

「ガルナ島?」

 

「えっと……また話ますね」

 

「見つけた【妖精の尻尾】の魔道士……くくく」

 

「シェリー……? えっきゃあ!?」

 

「バカヤロウがーーっ!!」

 

シェリーは不気味な表情のままブツブツと吹き突然自身の魔法で木を操りマサラたちを襲おうとした。

シェリーを追いかけてきたグレイが現れシェリーの背後から首を絞め倒し身動きがとれないようにした。

 

「グレイ!!」

 

「無事かお前ら!!」

 

「離せ!! くそ!! まだ生きていたのか!! リオン様の仇!!」

 

「こいつ……あの光の後急に可笑しくなりやがってよ」

 

「お前もさっきまでおかしかったじゃねえか」

「は?」

 

「ナツ……あれは偽物よ。ウェンディと同じでニルヴァーナの影響を受けているのね」

 

「何!? ウェンディもおかしくなっちまったのか!?」

 

「ウェンディは大丈夫だよ……それにしてもグレイ……誰の妹がおかしいって……?」

 

「ははは……その様子ならウェンディは大丈夫そうだな……あい」

 

「でたわハッピー化!」

 

「許さない……リオン様の仇!!」

 

「誰の仇だって? 俺を勝手に殺すんじゃない」

 

「リオン様……」

 

「しぶてえんだこいつ」

 

「言っておくが貴様ら程じゃない……」

 

「何だと!?」

 

「そこ噛み付くとこ?」

 

「よか……た」

 

グレイは兄弟子であるリオンのしぶとさを昔から知っているのでシェリーに言い、リオンもグレイたち妖精の尻尾たちのしぶとさ知っているのでお前ら程じゃないと言う。ナツは馬鹿にされてると思い言葉に噛みつく。シェリーはリオンが生きていて安心して気絶し体から黒いモヤモヤが現れる。

 

「……ウェンディと同じだね」

 

「ニルヴァーナの影響でシェリーも……」

 

「やっぱり何かに取り憑かれてたか」

ゴゴゴゴ

 

「何だーー!?」

 

「そこら中の地面から……」

 

「ひえーーっ」

 

「ニルヴァーナ完全に復活したみたいだね」

 

突然凄まじい地響きと共に地面の中から巨大な足が6本現れ古代都市ニルヴァーナを空高く持ちあげる。その姿はまさに天空の都市である。

巨大な足は歩き出していきニルヴァーナは移動する。

 

「ついに……ついに手に入れたぞォ!! 光を崩す最終兵器、超反転魔法ニルヴァーナ!! 正規ギルド最大の武器である結束や信頼は今……この時をもって無力となる!!」

 

「うう」

 

「ジェラール……自分のかけた自律崩壊魔法を解け。お前には生きる義務がある。例え醜くても……弱くても……必死に生き抜いてみせろ……」

 

「オレは……ニルヴァーナを止められなかった……もう……終わりなんだ……」

 

「何が終わるものか……見てみろ」

 

「行け。お前たちなら止められる」

 

別々の場所にいるエルザ、ジェラールとリオン。しかし三人には同じ希望が見える……その希望の名は……

 

「俺たちは……妖精の尻尾だ!! 行くぞ!!」

 

「おう!!!」

 

ナツがギルド名を叫びと 共にマサラたち三人も叫ぶ。

 

「一気に行くよみんな!」

 

「頼んだぜマサラ!」

 

「すまねえマサラ!」

 

「お願いしますマサラさん!」

 

マサラは風の魔法で生み出した手でナツたち三人を掴み風の翼で飛ぶ。そして空に浮かぶニルヴァーナの頂上に向けて飛んでいく。

各場所では様々会話がある。

 

「シャルル! 私たちも行こう!!」

 

「ええ!! しっかり掴まってなさい!」

 

「ジュラさん。つかまってくださいデス!!」

 

「ウム。かたじけないホットアイ殿!」

 

「こ……ここはどこなんだ!? オイオイ……生意気な小僧どもはどこに行った!? ヒビキ! レン! イヴ! どうなってるんだメェーーン!」

 

ウェンディ、シャルル、ジュラ、ホットアイはバラバラの場所にいるがみなニルヴァーナの頂上を目指す。

一夜は闇ギルドのメンバーたちに身体を木に拘束されて手は縄で拘束されたまま放置されガレキに挟まれたままである。

 

「ナツ! みんな!」

 

「ハッピー無事だったのか!」

 

「あい! マサラ! ナツはオイラが運んで行くよ!」

 

「ここまでありがとなマサラ!」

 

「うん。頼んだよ……ヒーローたち」

 

「あい! どうナツ……オイラと一緒に飛ぶのは?」

 

「ああ……最高だ!!」

 

マサラたちは途中で空を飛ぶハッピーと合流する。

 ハッピーはナツを抱えて空を飛ぶ。

 

「マサラ! 俺たちをここで下ろしてくれ! 俺とルーシィはこの中から敵がいないか探してみるぜ!」

 

「マサラさんありがとうございました!」

 

「うん分かった。二人とも気をつけてね」

 

「おめえらもな」

 

「マサラさんとナツも気をつけてね!」

 

マサラは風の翼、ナツはハッピーが掴んで飛んでいきそして頂上を目指す。

ルーシィとグレイは近くに穴がありそこから中に入り的である六魔将軍たちがいないかを探しながら頂上を目指して行く。

「ついにやったなブレイン!! ニルヴァーナを手に入れたぞ!!」

 

「見よコブラ眼下に広がるこの世界を古代人の都市それこそがニルヴァーナの正体。この王の間において我が意識により思いのままに動く都市だ」

 

「動くって……どっかに向かってるのか? こいつは」

 

「ここからでは狙えんからな。あのギルドは」

 

「最初の標的か」

 

「光崩しの始まりの地とでも言っておこうか」

 

「進め古代都市よ!! 我が闇を光へと変えて!!」

 

「俺が止めてやるアアアアアッ!!!!」

 

「違うよナツ……俺がじゃない……僕たちがでしょ!!」

 

「うぬらは!?」

 

マサラとナツは口から火と炎を出して辺りを燃やす。

当然ブレインはそんなことを許す訳なくコブラに攻撃をさせる。

 

「ヒュペリオス!!」

 

蛇がナツを攻撃し、コブラもマサラに攻撃した。マサラは攻撃を受け止めようとするが防御をする動きを読まれて攻撃を受けてしまいマサラとナツは吹き飛ぶ。

 

「蛇が飛ぶなんて反則だろ!」

 

「僕たちの動きが読まれてる?」

 

「読まれてるんじゃねえ。お前らの声が聞こえてるんだよ」

 

「声が聞こえるか……それはちょっと厄介だね」

 

「コブラ!! ここで暴れさせるな!!」

 

「おう!! お前らブレインの邪魔はさせねえぜ!」

 

「マサラ……こいつの相手は俺がするぞ!」

 

「ナツ……いいの?」

 

「マサラにはラクサスの時の借りがあるからよ。ここで返してやる!」

 

「ナツ」

 

「それにようこいつにも借りがある……仲間を傷つけられた……エルザを毒で傷つけた」

 

「……そうだね……ナツここはお願い」

 

「おう! 燃えてきたぞ!!」

 

「聞こえるぞおめえらの声が……おめえらの相手は俺って言ってるだろうが!」

 

「うん僕も聞こえてるよ……元素竜の焔拳」

 

「何だと!? 声が急に聞こえねえだと!? ぐはぁ!」

 

マサラたちに攻撃しようとしたコブラをマサラは拳に火を纏わせて簡単に殴り倒して先に進む。

 

「ナツ……全部マサラに任せればよかったね」

 

「あっあい……いやぁ……そんな事はねえ!!俺がコイツをぶっ倒す!! マサラがアイツをぶっ倒す!! そんで全部解決だぁ!!」

 

「……あい! そうだよね。頑張ろうねナツ!!」

 

ナツとハッピーは気合いを入れてコブラに立ち向かっていく。

マサラはブレインと対峙する。

 

「コブラを退けてくるとは流石は聖十の称号を持つ男という訳だ」

 

「アンタがブレイン。六魔将軍の司令塔だよね?」

 

「いかにも……私はブレイン……六魔将軍の頭脳(ブレイン)であり……魔法開発局でいくつもの魔法を生み出してきた者。私が相手になってやろう。来い評議員の犬が」

 

「僕は妖精の尻尾……聖十大魔導士序列六位マサラ・エレメント……参る」

 

元素竜のマサラVS六魔将軍の頭脳のブレイン。連合軍のトップの強さを持つマサラと六魔将軍のトップの強さを持つブレインが遂にぶつかり合う。

 

視点はウェンディたちに変わる……

 

「はぁはぁはぁはぁ」

 

「ごめんねシャルル無理させちゃって」

 

「それよりアンタこんな所まで来てどうするの……まだジェラールを追って」

 

「違っ……!! あ……えっとそれもちょっとはあるけど……私何とかしてこれを止めなきゃって!! だって私は……お兄ちゃんの妹何だから!!」

 

「アンタそればっかりね……でもそうね。アタシたちにも出来ることがあるわ……頑張りましょう……!?」

 

「どうしたのシャルル?」

 

「まさか……偶然よね!? ……そんな事あるはずが……この方角……真っ直ぐ進めば化猫の宿があるわ」

 

「えっ? そんな……嘘だよね……?」

 

シャルルが言うようにニルヴァーナが向かう先にウェンディたちのギルド化猫の宿がある。

ウェンディが進む方角を見ると化猫の宿がある方角であり目を疑うがそれでも信じられなかった。

何故ブレインが数あるギルドの中からウェンディたちのギルドを最初に狙うのかこの時点ではブレインとマサラ以外は誰も分からないのであった。

 

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