FAIRY TAIL 【ミストガンの親友は元素の滅竜魔導士!?】 作:侍魂
ついにぶつかり合うマサラとブレイン。マサラとブレインの激しい戦いの幕が切って落とされるのであった。
「先手必勝だね。元素竜の火炎咆哮!」
「
マサラは風の翼で飛行しながら火のブレスを口から吐き出し、ブレインはナツたちが最初に見た魔法を繰り出しお互いの魔法を粉砕する。
「次は私の番だ。
「元素竜の土盾!」
「無駄だ! 常闇奇想曲は貫通性能の魔法。そんな土など簡単に貫いてくれるわ!」
今度はブレインが常闇奇想曲を使いマサラに向けて放つ。マサラは地面から盾を出現させ常闇奇想曲を防ごうとするが軽々と土の盾を貫通性した。
「分かってるよ…………元素竜の土拳!」
マサラは土盾が簡単に貫通される事は読めていて常闇奇想曲が当たるすれすれの動きで避けながらブレインに接近すると拳に土を纏わせて拳を振り下ろす。
「かかったな。竜牢の鎖《ドラゴンプリズンチェーン》」
ブレインはマサラが攻撃を避ける事を読んでいて持っていた杖でマサラの攻撃を防ぐと魔法を使い目の前から見えない複数の鎖を出現させ鎖がマサラを拘束した。マサラは拘束されると地面に落下する。
「これはまずいね」
「私は六魔将軍の
マサラは通常の鎖であったら引きちれるが拘束されたマサラの身体に異常が起き始める。
「ウップ気持ち悪い……」
「その鎖は竜牢の鎖……いうならばドラゴンの牢。主ら滅竜魔道士には効果的よ。私が魔法開発局にいた頃に開発した魔法の一つよ」
マサラは乗り物に乗ってるような感覚が襲う。マサラから見る景色は揺れていて次第に乗り物酔いになってしまった。
「六魔は半数が地に落ちた。主を新たな六魔将軍の一人にすることに
しよう」
「冗談……絶対にアンタらには協力しないよ」
「ニルヴァーナがあれば簡単な事よ。ニルヴァーナが貴様の光の心を闇に落とす。貴様は連合軍の希望……貴様が闇に落ちる時連合軍の奴らはどんな顔をするのであろうな?…………答えは…………絶望だ」
「ウプ……絶望なんて僕の前に何度もあったよ……でもその度に親友が……仲間が僕を支えてくれた……今だってそう……僕は信じてる……希望を……そして仲間を!!」
「マサラ!!」
マサラがそう言うとシャルルが現れ翼で飛行しながら鎖に拘束され床に倒れていたマサラを抱えて飛んで行く。
「信じてたよ……シャルルありがとうウップ」
「だらしないわね……ってアンタ絶対私が抱えてる時に吐かないでよね!!」
「お兄ちゃん!! 大丈夫!?」
「ウェンディ……気持ち悪い……ウップ」
「気持ち悪いって……私の事じゃないよね!? 気持ち悪くて吐きそうって意味だよね!?」
「そんな訳ないでしょうが。ナツもそうだったけどこいつも乗り物に弱いんじゃないかしら?」
「そ、そうだよね……そういえばお兄ちゃん昔から乗り物苦手だったけ……だったらこの魔法が効果あるかも……お願いお兄ちゃんを治して……トロイア!」
シャルルがマサラをウェンディのいる所に運ぶとウェンディは天空魔法の一つトロイアをマサラに使う。
するとマサラの苦しそうだった顔が楽そうになる。
「お兄ちゃん大丈夫!?」
「ウェンディ……ありがとう助かったよ」
マサラは頭を撫でながらウェンディに礼を言う。
「うん//」
「シャルルもありがとね」
「ちょっと!! 私はついでなの!? ……まあいいわ。前に助けてくれた借りは返しておいたからね」
「前の借り……?」
「あはは。シャルル素直じゃないね」
「うるさいわね。ウェンディ放っときなさい」
「…………!? お兄ちゃん!! 大変なの!! ニルヴァーナが向かってる先に化猫の宿があるの!」
「その通りだ……最初のターゲットは貴様らのギルドだ」
「どういうことよ! 近くには色んなギルドがあるはず。何でわざわざ化猫の宿を襲うのよ!」
「今から消えるうぬらには関係ない事よ」
「きいっ!! コイツ話が通じないわよ!」
「大丈夫。理由は分かってるよ。昔旅をしている時に話を聞いた事がある……それが化猫の宿とニルヴァーナの関係なんだよ」
「私たちのギルドとニルヴァーナの関係…………どういうことなのお兄ちゃん?」
「化猫の宿は昔ニルヴァーナを作った子孫ニルビット族の末裔で構成されていて、この時代唯一封印出来る存在たちなんだ」(だけどマスターローバウルたちの不思議な魔力は多分……)
「うそ……私マスターたちから何も聞いてない」
「あたしもよ」
マサラは何故沢山あるギルドの中からブレインが化け猫の宿を狙うか理由を話す。そして心の中では何度かあったことがあるマスターローバウルとギルドメンバーの正体について確信があるようだ。ウェンディとシャルルは化け猫の宿の秘密を聞かされてないので驚く。
「やはり主は邪魔になる仲間にしようと思ったが消えてもらうとしよう」
「乗り物酔いが無くなったらこっちのもんだよ……ウェンディ……シャルル離れてて」
「うんお願いお兄ちゃんギルドのみんなを……助けて」
「頼んだわよマサラ」
「任せて……妹に頼まれたからには……絶対に負けられないね」
「お兄ちゃん! これおまじない……天を切り裂く剛腕なる力をアームズ! 天空を駆ける俊足なる風をバーニア!」
「これは……久しぶりの感覚だね」
ウェンディは天空魔法でマサラの力と早さの能力を強化した。マサラは強化された自身の姿を見て昔旅をしていた時を思い出し懐かしさに少し微笑む。
「お兄ちゃんしゃがんで」
「えっ?」
「いいからお願い!」
「うん。分かったよ」
チュ
マサラがしゃがむとウェンディはマサラの頬にそっとキスをする
「ウェンディ……?」
「えへへ// 絶対にお兄ちゃんが勝てるようにおまじないだよ//」
「ありがとう……絶対に負けれない……ううん。絶対に勝てるよ。妹からの嬉しいおまじないだからね」
「やっぱり妹……」
「はぁー コイツウェンディのアプローチに気づかないって鈍感すぎよ」
ウェンディはマサラに気持ちが全然伝わってなくただの妹だと思われてる事に落ち込みシャルルはマサラの鈍感さに呆れる
「ウェンディ……キミの笑顔もギルドも絶対に守るよ」
「うん// 信じてるよずっと前から」
「消えろウジ虫どもが。常闇奇想曲!!」
ブレインはマサラに連続で常闇奇想曲を放つ。
マサラに次々と迫る常闇奇想曲。マサラはとてつもない魔力を身体中に集めて滅竜魔道士の必殺技である滅竜奥義を発動させる。
「アンタは傷つけすぎた……大切な妹を……大切な仲間を……そして今も傷つけようとしてる……僕は絶対にアンタを許さない……絶対にアンタからウェンディを……ウェンディのギルドを守る!!」
「お兄ちゃん……お兄ちゃんが無事でありますように……お兄ちゃんが絶対にあの人に勝てますように……」
ウェンディはマサラが無事でありますようにとそして勝てますようにと祈る。
まさにその姿は天空の巫女である。
「滅竜奥義…………
マサラは全魔力を集めて右腕に火、左腕に風、右足に土、左足に水を纏わせる。
そして迫り来るブレインの魔法を燃える火を纏った右腕を振るい、鋭い風を纏った左腕を振るい、重たい土を纏った右足と流す程の強力な水を纏った左足で蹴り魔法を粉砕しながら超スピードで動きブレインに接近する。
そして……
「終わりだよブレイン…………はぁぁ!!」
「うああああ!!!」
滅竜奥義……元素爆竜連撃。火、風、水、土の連撃をブレインに全て叩き込みブレインは叫び声を上げて戦闘不能になった。
「終わったね」
「まさかこの私が……やられるとは……ミッドナイトよ……後を頼む……六魔は決して倒れてはならぬ……六つの祈りが消えるとき……あの方……」
(あの方? それにブレインの顔の模様が消えてる?)
マサラはブレイン倒すが最後に謎めいた事を吹きその言葉を聞いたマサラは考える。
「やっぱりお兄ちゃん凄いよねシャルル」
「ふん。あたしたちが手伝ったんだから勝って当然よ。まあ……お疲れ様とだけ言っとくわ」
「おーい! マサラ!」
「ウェンディたちも合流してたのね!」
「あっ! 皆さん!」
「やっと来たわね……遅いわよアンタたち」
マサラたちの前にグレイ、ルーシィとコブラを倒し乗り物酔いで苦しむナツと毒に苦しむハッピー二人を抱えるジュラが合流する。
「マサラ!それにウェンディとシャルルも来てたのか……ていうかおめえらそいつに勝ったのか!? そいつ六魔将軍のボスだろ!?」
「嘘……あたしたち勝っちゃった!!」
「六魔将軍のボスを一人で倒すとは流石だなマサラ殿」
「ううん。僕だけの力じゃないよ……ウェンディやシャルル……仲間たちの力のおかげだよ」
「お兄ちゃん……違うよ私たちは何もしてないよ。ねっ?シャルル」
「そうよあたしたちで勝ったのよ」
「シャルル!?」
「アンタは謙虚すぎなのよ。マサラがみんなの力って言ってるんだからそれでいいのよ」
「そ……そうなのかな……?」
「うん。ウェンディとシャルルが来てくれて助かったよ。ありがとう」
「えへへ//お兄ちゃんにお礼言われるのって嬉しい//」
「…………アンタ顔にやけすぎよ」
「ええええ!?…………うん…………気をつける」
「あ……あの……うぷ……俺たちを早く治してほしいんですけど」
「あい……オイラもお願いします……」
「だらしないわねアンタたち!」
「……ごめんなさい!!すぐに治しますね!」
「お疲れ……ナツも蛇使い(コブラ)に勝ったんだね」
「よ……余裕…………」
「どこが余裕だ。ばーか。マサラを見ろ。こういう無傷で化け物みたいな奴の事を余裕っていうんだよ」
「うぷ……変態野郎。マサラみたいな化け物と一緒にするんじゃねえ……うぷ」
「えっと……僕何か二人にディスられてる……?」
「ですね…………あはは!!」
ナツとグレイがマサラを化け物と言いながら日常の喧嘩をして、ルーシィは笑う。
「毒は治りましたけど……やっぱりナツさんも乗り物酔いで。だったらバランス感覚をやしなう魔法……トロイア」
「おお!?おおおおっ!!!!平気だっ 平気だぞっ!!!!」
「よかったです。効き目があって」
「すげーなウェンディ!! その魔法教えてくれ!!」
「天空魔法だし無理ですよ」
「これ……乗り物って実感ねーのがアレだな。よしルーシィ船とか列車の星霊呼んでくれよ」
「そんなのいないわよ!! てか今それどころじゃないの!! 空気よんでくれる?」
「止め方が分からねんだよ。見ての通りこの部屋には何もねえ」
「でも制御するのはこの場所だってホットアイ……リチャードが言ってたし」
「リチャード殿が嘘をつくとも思えん」
仲間になったホットアイ本名はリチャード。リチャードはジュラたちにブレインが王の間でニルヴァーナを制御してる事を教える。
「止めるとかどうとか以前にもっと不自然な事に誰も気づかない訳!?」
「そうだね…………ブレインは倒した…………操縦席もない、王の間に誰もいない…………なのにニルヴァーナは今も動いてる」
「嘘だろ……まさか自動操縦!? ニルヴァーナ発射までセットされて…………」
「どうしよう……このままじゃ私たちのギルドが……」
ウェンディは口を押さえながら最悪な未来を想像して震える。
「大丈夫! ギルドはやらせねえ! この礼をさせてくれ」
「ナツさん…………」
「うん今までウェンディがお世話になったギルドだからね…………絶対に守るよ」
「お兄ちゃん……」
ナツとマサラ必ずニルヴァーナを止めウェンディのギルド化け猫の宿を守ると誓う。
「ニルヴァーナは止まらない。この僕がいるかぎりね」
しかし最後の六魔将軍ミッドナイトがいた。
近くにはマサラたち連合軍の味方になったリチャードが倒れている。ミッドナイトは次の獲物を探しに動く。