FAIRY TAIL 【ミストガンの親友は元素の滅竜魔導士!?】 作:侍魂
「止めるって言ってもどうやって止めたらいいのか分かんないんだよ」
「壊すとか」
「またそーゆー考え!?」
「こんなでけー物をどーやってだよ」
「ではブレインに聞くのが早そうだな」
「簡単に教えてくれるかしら」
「この人は教えてくれないだろうね」
「ジェラールなら……」
「何か言った?」
マサラたちはニルヴァーナを止める事を話し合うが対抗策が見つからない。
ウェンディはニルヴァーナを止める方法を知っている人を思い出し口に出すがナツたちのジェラールにたいしての感情を思い出して口に出すのをためらい小声になる。
「ウェンディ何か止め方が分かったの?」
「お兄ちゃん……ジェラールならもしかしたら……」
「そうだね……探しに行こうか」
「うん!!」
「ごめん。みんな。ニルヴァーナを止める方法に心当たりがあるから探してくるよ」
「ちょっとアンタたち!!」
マサラとウェンディはこの場を離れる。シャルルもマサラとウェンディについて行く。
しばらくの時間が過ぎる……
マサラたちがエルザとジェラールのいる場所に着くと最後の六魔将軍ミッドナイトがエルザに敗北して倒れている。
「お兄ちゃん! ジェラールだよ!!」
「…………」
「マサラもしかして…………」
「お兄ちゃん……ジェラールと喧嘩しちゃったの?」
ウェンディが嬉しそうに名前を呼ぶがマサラはジェラールを警戒する。シャルルはマサラの行動に何かを考えたのか眉を細めて見ている。ウェンディはマサラの警戒している様子に悲しそうにしている。三人はエルザたちに近づく。
「マサラ…………ウェンディ」
「エルザよかった無事で」
「お前たちもな」
「キミは!?」
「やっぱり…………私とお兄ちゃんの事…………」
「ジェラールは記憶を失っている…………私のことも覚えてないらしい」
「え? 記憶!? そっかそれで…………」
「君は俺の知り合いだったのか…………?」
「そうだよ…………貴方は覚えてないかも知れないけど…………貴方は私の恩人でお兄ちゃんの大切な親友なんだよ」
「そうかこんな俺にも親友がいて誰かを助けていたのか」
「そうだよね? お兄ちゃん」
「…………ウェンディ……この人は似ているけど僕たちと一緒に旅をしていたジェラールじゃないよ……僕たちの知ってるジェラールとはずっと一緒に使命を手伝いながらクエストに行ってるから」
「嘘!?」
「お前とずっと一緒にクエストに行っている……もしかしてミストガンか?」
「うん…………そうだよ」
「お兄ちゃんじゃあ! じゃあ! ジェラール……ミストガンは何も悪い事してないんだよね!?」
マサラは頷く。
「ぐすっヒク…………よかった……本当によかったよ……」
ウェンディは恩人が罪を犯してしまった事にずっと気に病んでいた。それはマサラと会話した後も…………しかしジェラール……ミストガンが何も悪い事をしてない事を聞き安心したのか地面に座り込み涙を流す。
「ジェラールと同じ存在が二人いる……もしかしてエドラス……」
「どういう事シャルルは知ってるの?」
「ええでも……」
「ごめんねこの事に関してはミストガンの事情だからあんまり詳しくは言えないんだ」
「そうなんだ…………分かった! お兄ちゃんたちが話してくれるまで私待ってる!」
「ありがとうウェンディ」
マサラはシャルルの答えが正しいことに頷くと人差し指を唇に当て秘密にしてと暗示させ、ウェンディはマサラとミストガンが秘密を打ち上げるまで待っていると言う。
「あのう…………ジェラールさんニルヴァーナを止める方法分からないんですか?」
「すまない…………自立崩壊魔方陣も効かない…………これ以上打つ手がないんだ」
「そんな…………」
「分からないじゃ困るわ!? もう…………すぐそこにあれがあるのよ!!」
「なんだ?」
ゴゴゴゴゴ
突然地面が揺れる
化猫の宿では・・・・・・
「マスター!?」
「ひえええ!?」
「ワシらの重い罪償う時が来たか……」
「善意よ滅びるがいい!!」
「まさかニルヴァーナを撃つのか!?」
「やめてえ!!」
ウェンディの悲鳴も虚しくニルヴァーナが無情にも発射された。
「きゃっ!」
「ウェンディ!」
「何事だ……ニルヴァーナの足が!?」
「あれは……魔法爆撃艇天馬クリスティーナ」
ニルヴァーナの足にクリスティーナの砲撃が当たり化猫の宿から狙いが外れて助かる。
そしてヒビキの声が頭の中に聞こえる。
「聞こえるかい!? …………誰か……無事なら返事をしてくれ!!」
「ヒビキ!! 僕たちは無事だよ!!」
「ヒビキか?」
「わぁ」
「マサラ君、エルザさん。ウェンディちゃんも無事だったんだね!」
「私も一応無事だぞ」
「先輩!! よかった!!」
「どうなっている? クリスティーナは確か撃墜されて」
「壊れた翼をリオン君の魔法で補い…………シェリーさんの人形撃とレンの空気魔法で浮かしてるんだ。さっきの一撃はイヴの雪魔法さ」
「あんたたち」
「ありがとうみんな…………」
「クリスティーナが落ちるわ!?」
「僕たちの事はいい!! 最後にこれだけ聞いてくれ!! 時間がかかったけどようやく古文書の中から見つけたんだ!! ニルヴァーナを止める方法を!!」
「本当なの!?」
「ニルヴァーナの足のようなものが6本あるだろう? その足……実は大地から魔力を吸収しているパイプのようになっているんだ! その魔力供給を制御する魔水晶ラクリマが各足の付け根に付近にある。その6つを同時に破壊することでニルヴァーナの全機能が停止するみたいなんだ!」
「同時に…………各自に別れて1個ずつじゃ駄目なの?」
「一つずつではダメだ!! 他の魔水晶ラクリマが破損部分を修復してしまう」
「同時にだとどうやって!?」
「僕がタイミングを計ってあげたいけどもう…………念話がもちそうにない君たちの頭にタイミングをアップロードした。君たちならきっと出来る!! 信じてるよ!!」
ヒビキの言葉の後にマサラたちの頭の上にアイコンが表示され残り時間20分って事が分かる。
「20分!?」
「次のニルヴァーナが装填完了される時間だよ」
「無駄なことを…………」
「お兄ちゃんこの声って!?」
「ブレイン…………でも少し違う気がする」
「僕の念話をジャックしたのか!?」
「俺はゼロ。六魔将軍のマスターゼロだ」
ゼロは六魔将軍のメンバーたちと生体リンク魔法によって封印されていたブレインのもう一つの人格だが、全ての六魔将軍が倒れた事により封印が解ける。
「まずは褒めてやろう。まさかブレインと同じ古文書が使える者がいたとはな…………」
「なるほど…………古文書の中でニルヴァーナの存在を知ったのか…………」
「聞くがいい!! 光の魔道士よ!! 俺はこれより全てを破壊する!! 手始めに仲間を破壊した! 滅竜魔道士に氷の造形魔道士、星霊魔道士、それとネコもか」
「ナツ君たちが!?」
「馬鹿なナツたちが!?」
「そんなの嘘よ!?」
「…………嘘だね。アンタごときじゃナツたちを倒せない…………どうせ卑怯な罠にかけてボロボロになった所を攻撃したって所だよね」
「あっ? てめえはブレインの奴の身体を痛めつけてくれたくそガキか?」
「そういうアンタは僕らにボコボコにされた人だね」
「上等だ。俺はお前らが表示した魔水晶の1番にいる。かかってこい! くそガキが! てめえを再起不能にしてやる」
「ゼロとの念話が切れた」
(ゼロに勝てるのはエルザと今の話からするとこの男だけか…………)
「待って!! 六人もいない!? 魔水晶を壊せる魔道士が6人もいないわ!?」
「わ…………私…………破壊の魔法は使えませんごめんなさい…………」
「こっちは三人だね」
「誰か動けるものはいないのか!?」
「私がいるではないか…………縛られてるが」
「一夜」
「これで四人!!」
「まずい僕の魔力が…………念話が…………切れる…………」
「後二人だ!! 誰か返事をしろ!?」
「お前は誇り高きウルの弟子だ…………こんな奴らに負けるんじゃない」
「…………」
「私ルーシィなんて大嫌い…………ちょっと可愛いからって調子にのっちゃってさ…………馬鹿でドジで弱っちいくせに…………いつも一生懸命になっちゃってさ…………死んだら嫌いになれませんわ…………後味悪いから返事しなさいよ」
「…………」
「ナツ…………キミはどんな状況でも諦めなかった…………あの妖精の尻尾で最強に近いラクサスにも勝った男だよ…………キミなら立ち上がれるはずだよ…………頑張れ」
「ナツさん」
「オスネコ」
「ナツ」
「ナツ君…………僕たちの声が…………」
ウルと同じ弟子であるリオン、ルーシィと因縁のあるシェリー、同じ滅竜魔道士のマサラは奮闘させる言葉をかける。
ウェンディ、シャルル、エルザ、ヒビキも応援する。
「聞こえてる!!!!」
「やっぱり…………凄いよ…………ナツたちは…………」
ナツたちはボロボロで倒れそうだが力の限り立ち上がる。そんな姿を想像したマサラは褒める。
「聞こえてる」
「6コの魔水晶を…………同時に…………壊…………す…………」
「1番に行った人はついでに…………ゼロも殴れる…………でしょ?」
「後18分…………急がなきゃ…………シャルルとウェンディのギルドを守るんだ」
「もうすぐ念話…………が切れる…………頭の中に僕の送った地図がある…………各・ラクリマに番号…………をつけた。全員がバラけるように決めて」
「俺「僕」が1だ!!」
「2」
「3に行く!!」
「私は4へ行こう!! ここから一番近いとパルファムが教えている!!」
「教えてるのは地図だ」
「メーン…………エルザさんそんなマジで突っ込まなくても…………」
「私は5に行く」
「エルザ!? 元気になったのか!?」
「ああ。おかげ様でな。ウェンディ…………礼がまだだったな。ありがとう」
「い、いえエルザさんが治ってくれてよかったです!」
「ではオレは」
「お前は6だ」
「他に誰かいるのか?」
「今の誰だ!?」
「ナツはまだお前の事情を知らん。まだお前の事を敵だと思っている声を出すな」
「おいっ!!」
プツリと音がして念話が切れる。
「念話が切れた」
「ヒビキも限界だったんだ…………」
「とにかく6人以上いるみたいだ。行こう!! ナツとマサラはゼロを撃破。みんな自分の持ち場があるから加勢出来ないよ!!」
各自持ち場に向かうマサラたち。
「では私は行くことにするジェラールとマサラたちも気をつけてな」
「ああ」
「うん! エルザもね!」
「エルザさん」
「ウェンディそう心配するな。ちゃんと皆ラクリマを破壊してくれるさ。マサラや私たちを信じろ」
「はい!!」
エルザは向かう。
「ナツ……ドラグニル……」
ジェラールは頭を抑えながらナツの名前を吹く。
「ジェラールさん……何処か体調が悪いんですか?」
「君は確か治癒魔法を使えたよな・・・ナツを治すことは出来るか?」
「それが」
「馬鹿言ってんじゃないわよ。今日だけで何回治癒魔法を使ったと思ってるのよ!!」
「そうか……ならば俺はナツを回復させる」
「一つだけ聞かせて……ナツを回復させてどうする気?」
「思い出したんだ。ナツという男の底力と希望を……」
「そっか……」
「…………!?」
「お兄ちゃん……?」
マサラは全魔力を右手に集めるその魔力は金色に光り輝いている。
そしてジェラールに渡すと魔力が殆ど無くなった為に膝をつくマサラ。
「僕の絆の魔力受け取って」
「絆の魔力……? 何故こんな咎人の俺に……」
「確かにキミは罪を犯したかもしれない……」
「……」
「でもね例え辛くても罪を背負って前に向いて生きていくしかないんだ」
「こんな俺に出来るのだろうか」
「出来るよ。キミは僕の親友ミストガンにそっくりなんだから。例え誰かに恨まれようと自分が裏切り者と言われようと一人で戦って来たそんな大切な親友に似てる……頑張れ……"ジェラール"」
「マサラ……ありがとう……俺なりに罪を償って頑張っていくよ」
「ジェラール……ナツとウェンディのギルドをお願い」
「ああ任せてくれ……キミの親友に恥じないようにマサラの友だちも妹のギルドも必ず助ける」
ジェラールの体中に金色の魔力が集まり1番ラクリマに飛んで向かっていく。
マサラとジェラールは向かう先のラクリマを入れ替えたようだ。
「ウェンディごめんもう魔力がないや」
「ええ!?」
「魔力が無いってアンタどうするのよ!?」
「ウェンディ…………キミがラクリマを壊して」
「私……無理! 絶対無理だよ!! 私攻撃魔法覚えてないんだよ!」
「そうよ! 今のこの子じゃ無理よ!!」
「大丈夫。本来滅竜魔法は竜撃退の魔法……ウェンディ……天を空気を食べて」
「でも」
「大丈夫……キミなら出来るよ……誰かの為に戦える優しくて強い子だから」
マサラは昔毒にやられたギルドのメンバーを助ける為に一人で森に行った事を思い出す。
「それに……キミは僕の妹だ…。大丈夫絶対に破壊出来る…………僕は信じるよ」
「お兄ちゃん……分かった……私頑張る!」
「頼んだよウェンディ」
ナツside
「どうしたクソガキ?俺にようか?」
「壊れるのは俺とお前どっちだろうな?」
ナツが1番ラクリマに辿り着くとやはり六魔将軍のマスターゼロが立っていた。
ナツとゼロの激しい戦いが始まるのであった。
各自には入れ替わりもあったがマサラたちはラクリマ付近に集まる
配置は・・・・・・
1ナツとジェラール(まだ到着してない)
2グレイ
3ルーシィ
4一夜
5エルザ
6マサラとウェンディ