FAIRY TAIL 【ミストガンの親友は元素の滅竜魔導士!?】   作:侍魂

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四話 バトルオブフェアリーテイル

妖精の尻尾最強候補の一人でありマカロフの孫であるラクサスとそのラクサスが率いる雷神衆が反乱を起こし始まってしまった妖精の尻尾同士の抗争、バトルオブフェアリーテイル。

妖精の尻尾の美人を決めるミスフェアリーテイルの最中、雷神衆の一人、紅一点のエバーグリーンの魔法、石化眼の力で石になってしまったルーシィ達。

石化になったルーシィたちは、エルザがエバーグリーンを撃退した事により石化が解ける。

 

バトルオブフェアリーテイルも最終戦に突入していた。

炎の滅竜魔導士ナツと元幽鬼の支配者であり敵であったが今は同じ妖精の尻尾のメンバーである鉄の滅竜魔導士ガジルが協力してラクサスと戦うが押されていた。

ラクサスがとどめを指そうと雷の魔法を二人に放つと突然魔法が消える。

魔法が消えた理由は、マサラがいつの間にかナツの側にいて土の魔法で防いだ為だ。

 

「やっと来やがったかミストガン、マサラ。これで妖精の尻尾の最強の補佐は集まった。知ってるよな? 俺とお前。そしてマサラ……世間では、この中で誰が妖精の尻尾最強候補なのかってな」

 

「最強には興味はないが私はギルダーツを推薦しよう」

 

「あのオッサンは駄目だ。帰って来ねえ。そこはマサラじゃねえんだな」

 

 

「マサラとは親友でありライバルだ。何より負けたくない」

 

「おめえがそんなに負けず嫌いな奴とは知らなかったぜ……まあいい……かかって来いよ……アナザー」

 

「何処でそれを!?……ラクサス貴方は後悔する事になる。お見せしようまだ誰も見たことない魔法を」

 

ミストガンとラクサスは激しく魔法をぶつけ合う。

 

「大丈夫?」

 

「マサラ……くそ! 立ち上がる力もねえ!」

 

マサラの心配する声に、ナツは立ちあがろうとするが力を使い果たしてしまい立ち上がる事が出来なさそうだ。

 

「そっか」

 

マサラはミストガンが戦っている間に右手に自身の魔力を集中させて強力な火の魔力を溜める。

 

「マサラの奴何かしようしてやがるな。……だが油断大敵だぜ!」

 

ミストガンと戦いながら視線をマサラの方に向けると、大人しく動かないマサラが何かを企んでいると感じたラクサスは標的を変更して動く事が出来ないナツに向けて雷を放つ。

それに気づいたミストガンが魔法を使い防ごうとするが……それは空振りに終わる。

 

「何で……」

 

ナツが目を大きく開ける。それもそのはず、自分に迫り来る雷をマサラが身体を張り、ナツの代わりに受けたからだ。

 

「ミストガンと話し合って決めてたんだ……ラクサスの事はナツに任せようって」

 

「俺はマサラやミストガンより弱いのに」

 

マサラの言葉を聞き普段のナツからは信じられなく視線を逸らしながら自身なさげに呟いた。

 

「今回の事で必要なのは強さじゃないんだよ。……ナツ……普段ギルドにいない僕やミストガン、そして今回の元凶のラクサスの事どう思う?」

 

「普段いねえとか今回の元凶とか関係ねえ! マサラもミストガンもラクサスも家族だ! 妖精の尻尾の大事な仲間だ!」

 

マサラの問いに迷いなく答えるナツ。

 

「ありがとう……だからキミじゃないと駄目なんだ。ラクサスも多分妖精の尻尾の事大切に思ってる……だけど妖精の尻尾を強くする事に執着して暴走してるんだ。だからナツが止めて上げてほしい」

 

ナツの考えを聞いたマサラは嬉しそうに微笑みながら礼を言う。

先程まで右手に集まっていた火の魔力は激しく燃え上がり金色に輝く。

 

「受け取って僕とミストガンの力……絆の炎を」

 

「絆の炎……」

 

マサラはナツに絆の炎を手渡す。マサラから受け取った絆の炎をナツは食べる。

 

「まずは二人。雷竜の咆哮!」

 

「させるかよ!!」

 

ラクサスは口から雷のブレスをマサラとナツに向けて吐く。

いつの間にかマサラとナツの横に立っていたガジルが鉄竜剣を避雷針として使い、自分が代わりに受ける。

 

「行け!! 火竜!!」

 

「ご馳走様。ラクサス……お前は俺がぶっ飛ばす!! ……燃えてきたぞ!」

 

「やってみやがれ! ナツ!! 俺だ……妖精の尻尾最強は俺だ!」

 

絆の炎を食べた事により魔力が回復し、竜の力(ドラゴンフォース)を発動させる。

ドラゴンフォースは滅竜魔導士の最終形態である。姿は肌が鱗状になり歯が鋭くなっている。

 

「ドラゴンフォース……これが俺達滅竜魔導士の最終形態」

 

「ガジルだっけ大丈夫?」

 

「ラクサスの攻撃を魔力無しで受けたお前と一緒にするな。それで軽傷って全く妖精の奴らは皆イカれてやがるぜ」

 

「だね。でもキミもそのイカれてる妖精の一員だよ」

 

「……!? けっ。まあ礼を言っておいてやるよ」

 

「あはは素直じゃないんだね」

 

「うるせえ。」

 

「ミストガン〜僕らの事よろしく~」

 

「任せてくれ」

 

いつの間にか傍にいたミストガンにマサラはそれだけ言葉を発すると眠りにつく。

 

「こんな状況で眠れるってイカれてやがる」

 

「こいつは昔からだ」

 

呆れているガジルにフードで顔を隠しているので余り表情は分からないがミストガンは微笑みながら答える。

 

「てめえがミストガンか」

 

「ああ。そういうキミは幽鬼の支配者のガジルか」

 

「今は妖精の尻尾だがな」

 

「妖精の尻尾を守ってくれてありがとう助かった」

 

「けっ! 同じギルドに?竜は四頭もいらない今回は雷がうるさかったからから協力してやったが次は火竜も元素竜も雷竜も俺様が倒してやる。目を覚ましたらこいつに伝えとけ」

 

「悪いがマサラに勝つのは私の役目だ」

 

ドラゴンフォースを発動させたナツとラクサスの戦いは激しく凄まじい周りの建物が簡単に壊れていくほど。

 決着をつけるために二人の滅竜奥義がぶつかり合いう

 激闘の末にナツが打ち勝ちラクサスを倒した。

こうして妖精の尻尾の紛争、バトルオブフェアリーテイルが終わる。

 

ナツ達妖精の尻尾はボロボロだがファンタジアに参加するファンタジアと妖精の尻尾で行われる大パレード。

 

ラクサスは今回の責任を取らされ妖精の尻尾を破門される。最後にファンタジアを見ながら昔を思い出す。

 

「じーじは今回のファンタジア参加しないの?」

 

「お前の晴れ舞台じゃ。客席で見させてもらうよ」

 

小さい金髪の少年ラクサスは祖父であるマカロフに尋ねると優しく答える。

 

「じーじのいる所見つけれるかな」

 

「ワシの事などどうでもよいわ」

 

不安げにしているラクサスにマカロフは楽しむように伝える。

 

「じゃあさ俺……パレードの最中こうやるから」

 

「なんじゃそれ」

 

「メッセージ。じーじの所見つけられなくても俺はいつもじーじを見てるって」

 

「ラクサス」

 

ラクサスは祖父に伝えれるように手で何かのサインをする。そんな優しい孫の考えにマカロフは涙目になっていた

 

 

「懐かしいな……」

 

現代に……

ラクサスは右手を少し見るとこの場を去ろうとする。

 

「……!?」

 

妖精の尻尾のメンバーとマカロフは皆手を伸ばし親指と人差し指を広げていた。

俺達はここにいていつもお前を見てる。そして見守っていると意味を込めて。

それは誰に向けられたメッセージなのかは本人が一番分かっていた。

 

「じーじ」

 

(例え姿が見えなくとも例え遠く離れていようともワシはいつでもお前を見てる。お前ずっと見守っている)

 

「ああ……ありがとな」

 

ラクサスに十分仲間や祖父の思いが伝わり、涙を流し旅立って行く。

 

「ミストガンやっぱりギルドっていいね」

 

「そうだな」

 

ファンタジアに参加していないマサラとミストガンの先にはラクサスがいて、妖精の尻尾のメンバー達とラクサスの関係性を見たマサラとミストガンは手を伸ばし親指と人差し指を広げラクサスを見送る。

 

 

 

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