FAIRY TAIL 【ミストガンの親友は元素の滅竜魔導士!?】   作:侍魂

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五話 聖十VS聖十

評議員が定めたこの大陸最高の魔導士聖十大魔導士。

聖十同士が戦うと天変地異が起こり周辺が崩壊する程のため、滅多な事ではお互いが戦う事はないが、一度だけ聖十同士が戦った事がある。

聖十大魔道士のマカロフと聖十大魔導士のジョゼ。

実はその後に聖十大魔導士同士が本気でぶつかりあった事があった。

その時のお話。

 

マサラとミストガンは【幽鬼の支配者】との戦いが終わり中断していたS級クエストの続きをするためにマーガレットの町に来ていた。

 

「この町の何処かに【鼠の倉庫】がいるんだね」

 

「ああ。奴らの目撃証言があったらしい」

 

マサラ達が受けたクエストは闇ギルド【鼠の倉庫】のメンバー達を捕まえる事。

【鼠の倉庫】は【六魔将軍】の傘下で様々な町に潜伏して人をさらい奴隷として売る。

 猛スピードで走り去って行く馬車。その馬車の積み荷から「助けて」と息苦しそうな小さな声が聞こえる。

 

「うん。助けるよ」

 

その声は滅竜魔導士のマサラにはしっかりと聞こえていて

マサラはその馬車の跡を追いかける。

 

「マサラ!! ….全くマイペースなんだからな」

 

 ミストガンは置いて行かれるがマサラの行動に慣れていてその様子を察したかのように直ぐに後を追いかける。

 

 

村……

 

 マーガレットの町から東に行くと村人が住んでいない村がある。後にアメフラシ村と呼ばれる。

 その村には大勢の【鼠の倉庫】の魔導士達(恐らく五十人ぐらい)の巣窟となっていた。

【鼠の倉庫】の魔導士がマスターであるマウス・キッドに報告する

 

「お頭攫ってきやしたぜ」

 

「ご苦労でチュウ」

 

「助けてよ……」(お姉ちゃん! ジュラさん!)

 

「こんな誰もいない村で助けを呼んでも誰も来ないでチュウよ」

 

「ははは!違いねえぜお頭!」

 

 捉えられた女の子は必死に信頼出来る人に助けを呼ぶが、こんな人気の無い所に助けが来るはずもない。

 鼠のメンバー達はそんな必死な女の子をあざ笑う。

   

「今時人攫いなんて流行らないと思うけどね」

 

 マサラが追いつくと話しかける。

 

「何だおめえは?」

 

「僕? 通りすがりの竜かな」

 

「ヒーロー気取りでチュウか。痛い目にあってもらうでチュウよ」

 

 マウスの指示で襲いかかる魔導士たち……女の子はマサラが酷い目にあうと思い恐怖で目を閉じる。

 

「大丈夫だよ」

 

「か、かっこいい//」

 

 マサラは女の子安心させるためにニコリと微笑んだ。女の子はそんなマサラの笑顔に惹かれる。

 

元素竜の嵐拳!(げんそりゅうのらんけん)

 

 マサラは近づいてきた鼠の魔導士達に風を纏わせた拳で次々と殴り倒していく。

 

元素竜の嵐爪!(げんそりゅうのふうそう!)

 

マサラは両手の指を内側に曲げ爪に風を纏わせ鼠達を切り裂いていく。

 

「きゃぁぁ!!」

 

「やるじゃないでチュウか。しかしお前こっちに人質がいるのを忘れてないでチュウか?」

 

マウスは女の子の首にナイフを当てる。

 

「元素竜の小風」

 

マサラは視覚では見えない程の小さな風を手の平に発生させマウスに投げ当てる。

マウスが怯んだ隙に女の子を助け抱えながら距離を取る。

 

「人質は助けたよ。 後はアンタだけだ」

 

「人質がいなくても俺は強いでチュウよ! 加速!(ブースト)

 

マウスは加速の魔法を使い自分のスピードを上げマサラを翻弄しながら攻撃した。

 

「どうでチュウか? 俺の速さには付いてこれないでチュウね!」

 

「確かに速いね。でも対策はあるよ。元素竜の大嵐!」

 

「チュウ!?」

 

マサラは巨大な竜巻を発生させ辺り一面吹き飛ばして素早いマウスを撃破した。

 

「……風の王子様///」

 

 助けられた女の子はマサラの活躍にうっとりとする。

 

「大丈夫?」

 

「うんありがとう! 私はシェリア・ブレンディ! 貴方は?」

 

「僕はマサラ・エレメント。よろしくね」

 

 マサラが助けた女の子、シェリア・ブレンディは赤紫色の髪をしていて黄色のリボンが特徴的な女の子。

 

「よろしくね! マサラって風の魔導士なの?」

 

「少し違うよ。僕は元素の滅竜魔導士だよ」

 

「滅竜魔導士……聞いた事ない魔法……

マサラはやっぱり凄いね。悪者を簡単に倒しちゃうし凄い魔法使うし……私はお姉ちゃんと一緒のギルドに入っているんだけど、私ドジで魔法も弱いから皆に迷惑ばかりかけてばかりなんだ」

 

「ふにゅー!にゃにするのマサラ!?」

 

マサラはシェリアの頬を掴むと思い切り引っ張る。

 

 「シェリア……それは違うよ。ギルドは迷惑かけたりかけられたり。助けたり助けられたり。そういう場所なんだよ。だからシェリアだけが迷惑かけてるってのは絶対にないよ!」

 

「マサラ……」

 

「それに僕だってギルドのみんなや親友に迷惑かけたりしてるしね」

 

「えっ!? マサラが!?」

 

シェリアは先程あんなにもかっこよく自分を助けてくれたヒーローのようなマサラが他の人に迷惑かけている事に驚いている。

 

「当たり前だよ。この世界に生きている限りね。でもだからこそギルドがあるんだ。仲間が困った時は助けてもらって仲間が困っていたら自分が助ける為に」

 

マサラは妖精の尻尾メンバーたちとジェラールを思い出しながら言葉を繋ぐ。

 

「それにシェリアは絶対強くなるよ」

 

「な、何でそんな事分かるの……?」

 

マサラはシェリアの瞳を真っ直ぐと見つめる。

 

「キミの瞳は凄く綺麗だから」

 

「綺麗って//」

 

マサラに褒められ顔を紅く染める。

 

「綺麗で真っ直ぐな瞳。魔法ってね結局最後は心の強さなんだ」

 

「心の強さが魔法の強さ」

 

「うんそうだよ。だから今は弱いかもしれない。でもいつかキミは最高の魔導士になる……頑張れ」

 

マサラはシェリアの頭を撫でながら応援した。

 

(私マサラの事本当に好きになっちゃった……それにマサラに頭撫でてもらうの安心するな)

 

「ありがとうマサラ凄く元気出たよ〜 」

 

「どういたしまして」

 

マサラの言葉でシェリアは本来の明るさを取り戻す。そして心には小さな恋心が育つ。

 

「でもね私の事妹扱いしてない!? 私もう8歳だよ!」

 

 子供扱いされたシェリアは可愛らしく頬をプクっと膨らませる。

 

「あははごめんね。でも僕にもキミぐらいの妹がいるんだ」

 

「マサラに妹さんいるんだ。どんな子なの?」

 

「シェリアとは正反対かな。大人しくて時々頑固で」

 

「へえーそうなんだ」

 

「でもね凄く優しい子だよ」

 

「会ってみたいね! その子と!!」

 

シェリアの言葉にマサラは困ったように笑みを浮かべる。

 

「そうだねまた機会があったら友だちになってやってね」  

 

「それは無理そうだね」

 

「えっどういう事?」

 

マサラはシェリアの返事にびっくりしたように目を開く。

 

「あっ! 勘違いしないでね! 嫌いだからじゃなくて将来私の愛する義理の妹か義理の姉になるかもしれないから」

 

「どういうこと?」

 

「ふふんマサラの弱点発見! これも愛だね〜」

 

 得意げにシェリアは笑うのであった。そんな様子を見たマサラは首を傾げている。

 

「マサラって何処のギルドに入ってるの?」

 

「僕の所属するギルドは妖精の尻尾だよ。生徒会長のように真面目な換装を使う女の魔導士、反抗期な雷の魔導士、喧嘩っ早い炎の滅竜魔導士、すぐに服を脱ぐ氷の造形魔導士がいるよ」

 

「何だか面白い人たちがいるギルドだね」

 

「うん。でもねみんな仲間思いの大切な仲間なんだ」

 

 幽鬼の支配者で必死に仲間の為に戦う姿や、たまに帰った時の仲間達の様子を思い出して楽しそうに笑うマサラ。

 

「シェリア達のギルドはどうなの?」

 

「私のギルド? 私が所属するギルドわね.…蛇姫の鱗だよ! えっとね……新しくギルドに入った人で氷の造形魔導士。

 最近戻って来た人たちで大切なのは愛よといつも教えてくれる従姉妹、すぐに怒る人に、その人をたしなめる人……

でも一番凄いのわね……何とね! あの聖十大魔導士のジュラさんがうちのギルドにいるんだよ!!」

 

「聖十大魔導士? シェリアのギルドにいるの?」

 

「うんいるよ。ジュラさんっていうんだけどね、マサラも珍しい魔法を使っていい線いってると思うけどやっぱりジュラさんの方が強いと思うな」

 

 シェリアは誇らしげに言うがまさかマサラも同じ聖十の称号を持っている魔導士だとは夢には思わないだろう。

 

「そっかそのジュラにいつか会ってみたいね」

 

「うんいつでも遊びに来てね! 私も嬉しいしジュラさんもマサラに会ったら喜ぶと思うよ」

 

「そうだねまたシェリアのギルドにお邪魔させてもらうよ」

 

「うん! 約束だよマサラ!」

 

「約束するよ」

 

 二人はゆびきりをして約束した。まさかすぐ後にジュラと出会う事になり驚愕する。

[newpage]

 

「貴様か! 我がギルドの子を攫ったのは! 」

 

「早く私の可愛い従姉妹を返しなさいな!」

 

 スキンヘッドで大柄な男とシェリアと同じ赤紫色の髪の女性が慌てて走ってくる。

 

 

(この人が聖十の……いいこと思いついた)

 

 マサラはシェリアから所属するギルド[蛇姫の鱗]の事を聞いていてとてつもない魔力を感じて直ぐにスキンヘッドの男が自分と同じ聖十大魔導士だと分かりマサラはイタズラそうな笑みを浮かべる。

 

「お姉ちゃんジュラさんこの人はち……きゃう!」

 

「ごめんシェリア少し話合わせて……俺の名はマクロ。この女は俺の物だ! 返して欲しかったら力ずくで来るんだな」

 

「……俺の物……はい! ダーリン//」

 

マサラはノリノリで演技し、シェリアは嬉しそうに抱きつく腕に力を入れた。

 

「あの子何だか幸せそうではありませんか?」

 

「幼き女子を攫い自分の物とは何事! この外道が恥を知れ!」

 

シェリーはそんな幸せそうなシェリアの表情を見て怪しみ、ジュラは鬼の形相をする。

 

「じゃあ行くぞ!」

 

マサラはシェリアを近くに離してジュラに接近すると拳を燃やして振り上げる。ジュラは拳を軽々と受け止める

 

「こんな攻撃儂には効かん。シェリー今のうちにシェリアを!」

 

「はい。ジュラ様!」

 

ジュラはマサラが自分に意識を向けている間にシェリアを助けに行かせる。

 

「これで心置きなく戦えるのぉー 岩鉄壁!!」

 

ジュラはシェリアを助けた事を確認すると土を堅くして操りマサラに向け放つ。

マサラは迫り来る土の固まりを土の壁を出現させ防ぐ。

 

「お主も儂と同じ土の魔法を使うのか?」

 

「土だけそれはどうかな?」

 

マサラは右手に水。左手に風を出現させるとジュラに投げる

 

「何じゃと!?」

 

「あの方は四種類の魔法を使えるんですの!?」

 

 マサラが四属性の魔法を使い驚愕する二人。

 

「えへへマサラの魔法凄いでしょう!お姉ちゃん」

 

「あの方マクロじゃなくてマサラっていう名前なのですの? マサラ何処かで聞いたような」

 

 シェリアはつい正体をばらしてしまう。マサラの名前にシェリーは何処か聞き覚えがあるようだ。

 

「これならどうじゃ! 崖錘」

 

マサラは地面から現れた複数の土の柱全てを避け魔法を食べる。

 

「儂の魔法を食べたじゃと!? 四種類の魔法を操る……滅竜魔導士。 ワハハ! 貴殿の正体が分かったぞ。改めて名乗ろう。儂の名は蛇姫の鱗の聖十大魔導士九位ジュラ。お主は妖精の尻尾のマサラ殿とお見受けする」

 

「ばれちゃったか。僕も名乗るね。妖精の尻尾。聖十大魔導士 十位 マサラ・エレメント」

 

「誤解してすまなかったの」

 

「ううん。僕も騙してごめんね」

 

「あの方妖精の尻尾の方でしたの!? 」

 

「お姉ちゃんマサラのギルドの事を知ってるの?」

 

「……ええ私達妖精の尻尾にはお世話になりましたの。それにジュラ様と同じ聖十大魔導士なんて」

 

「聖十大魔導士ってやっぱりマサラ凄いんだね~さっき教えてくれたらよかったのに……」

 

「マサラ殿提案があるのだが。儂ともう一度手合わせをしてくれぬか?」

 

「うん僕も同じ考えだよ。戦おうジュラ」

 

「ではゆくぞ! 岩鉄壁!!」

 

「その技は見切ったよ元素竜の水流咆哮(げんそりゅうのすいりゅうほうこう)!」

 マサラに向けて沢山の岩が迫る。マサラは口から水のブレスを放ち迫り来る岩を全て粉砕する。

 

「かかりおったな……覇王岩砕!」

 

ジュラはマサラを岩に閉じ込めると中から爆発させる。

 

「ジュラ様やり過ぎではなくて!?」

 

「マサラ!?」

 シェリーはジュラを批判しシェリアは絶叫した。

 

「いやいやこの程度ではダメージはないと思うぞ。であろうマサラ殿?」

 

ジュラは自分と同じ聖十大魔導士がこの程度ではダメージを受けてない事に気付いていた。

 

「びっくりした!!」

 

 爆風が収まると無傷のマサラが驚きながら現れる。

 

「マサラ無事だったんだ! 良かった!」

 

「嘘ですわよね!?」

 

「無傷とは流石だなマサラ殿。どうやって儂の魔法を攻略したのだ?」

 

「キミの魔法を食べて岩から脱出したんだ。爆発は土を食べて強化された元素竜の岩石の鎧(げんそりゅうのがんせきのよろい)

 

 

マサラは岩に閉じ込められると直ぐに岩を食べ強化された土属性の魔法、元素竜の岩石の鎧を自分に纏わせて爆発を防ぐ。

 

「あの一瞬で行うって化け物なんですの!」

 

「マサラ凄い!」

 

「今度は僕から行くよ! 元素竜の焔拳!(げんそりゅうのほむらこぶし!)元素竜の土拳!(げんそりゅうのつちこぶし!)

  

「接近戦か! いいだろうかかってこい!!」

 

マサラは右の拳に炎、左の拳に土を纏わせる。

 マサラとジュラは殴り合う。

 

「聖十大魔導士同士の戦いやはり面白いのう」

 

「うん。僕も思うよ。でもね……油断しすぎだよ。上に気をつけなよ」

 

「なんじゃあれは!?」

 

ジュラが空中に視線を向けると空中には赤く激しく燃えている巨大な岩がいくつも浮かんでいる。

 

「元素竜の滅竜魔法の火と土の合わせ技だよ。じゃあいくよ!元素竜の流星群(げんそりゅうのりゅうせいぐん!!)

 

「お見事! がはあ」

 

マサラはいくつもの星が降り注ぐ複合魔法、技元素竜の流星群を放ちジュラは数発は防ぐが全てを防ぎきれず直撃する。

余りの威力にマサラ達の周りは半壊した。

こうして聖十大魔導士同士の戦いはマサラの勝利であった。マサラも魔力を沢山使い疲れて膝をつく。

 

 [newpage]

 

「チュウ! 俺様のこと忘れるなでチュウ。やれお前たち!」

 

疲労しきったマサラたちの前には復活したマウスと鼠の倉庫のメンバー達の援軍(五十人)ぐらいいる。

 

「ジュラまだ行けるよね?」

 

「当たり前だ。シェリー行くぞ」

 

「はい! ジュラ様!」

 

「お姉ちゃん私も!」

 

「シェリア貴方にはまだ早いですわ。しっかり私たちの戦い見ていなさい!」

 

「うんお姉ちゃん!」

 

三人は戦闘体制に入る。

 

「急に眠気が」

 

「なんですの!」

 

突然の眠気がマサラ達とマウス達を襲う。

 

「探したよマサラ」

 

「ミストガン」

 

「全くキミは俺を置いていって」

 

「ごめんごめん」

 

「こいつらが」

 

「うん僕達のターゲット。だけど終わったみたいだね」

 

ミストガンは持っている杖を使い眠りの魔法で周囲を眠りに誘いマサラ、ジュラ、シェリー、シェリア以外は眠ってしまう。

 

「マサラ殿この方は?」

 

「ミストガンだよ同じ妖精の尻尾の」

 

「何と貴殿があの有名な!」

 

「あの数を一瞬で眠らせるなんて妖精の尻尾は化け物しかいませんの?」

 

「儂は【蛇姫の鱗】のジュラ。ミストガン殿の伝説は聞いている」

 

「私は【妖精の尻尾】のミストガン。貴方の有名な話しは聞いている」

 

 ミストガンとジュラは挨拶を交えながらお互いを褒める。

 

「じゃあ僕達は行くよ【鼠の倉庫】の人達を引き渡さないといけないし」

 

「うむ。分かった。今回は世話になったな。二人共」

 

「従姉妹を助けていただいてありがとうですわ!」

 

二人はシェリアを助けてくれた事に礼を言う。

マサラとミストガンは【鼠の倉庫】が所有していた馬車に捕まえた鼠達を乗せる。

 

「マサラ! ……ありがとう! 私を助けてくれて」

 

「どういたしまして」

 

「私頑張って強くなる! マサラと一緒に戦えるぐらい……ううん、マサラを守れるぐらい!!」

 

「うん。キミなら強くなれるよ。また会おうね」

 

「うん! バイバイ!」

 

「バイバイ」

 

マサラ達はジュラ達と別れ馬車に乗り旅立っていく。

ちなみに滅竜魔導士のマサラは乗り物に弱く酔いやすいので風の魔法を使って足を地面につかないようにしている。

 

「ふう疲れたね」

 

「そうだな。マサラ、聖十大魔導士のジュラどうだった?」

 

「強かったよ。でも」

 

「でも?」

 

「僕的にはシェリアの方が気になったかな」

 

「シェリアってあの小さな女の子?」

 

「うん。シェリアは強くなる。あの真っ直ぐで綺麗な瞳なら」

 マサラはシェリアがいつかの未来強く有名な魔道士になる事を確信していた。

 

「ウェンディも大変だな」

 ストガンはシェリアがマサラに向ける思いを感じ取っていてもう一人の大事な友達を案じる。

 

「ウェンディ? 何で今ウェンディの話が出てくるの?」

 

「ううんこっちの話」

 

 マサラには二人の思いが分かっておらずミストガンは苦笑いする。

 他愛のない話をしながら二人は依頼人にクエスト達成の報告をするために依頼人のいる町に向かっていく。

 

「お姉ちゃん、ジュラさん」

 

「どうしましたの?シェリア」

 

「どうしたのじゃシェリア」

 

「私に魔法を教えて! 強くなってマサラを守りたいの!」

 

「マサラ殿を守るそれは難しい目標じゃのう。だが魔法の強さは心そのもの。お主ならきっと強くなる」

 

「これは愛ですわね! 私の魔法と愛を教えて差し上げますわ! ビシバシいくので覚悟なさいな!」

 

「ありがとう! お姉ちゃん、ジュラさん! 私頑張っちゃうよ!」

 

シェリアは魔法学校に通いながら放課後は蛇姫の鱗に戻りジュラとシェリーに教えを受ける。 

そして何時かの未来ジュラにも負けない程の【蛇姫の鱗】の有名な魔道士となる。

 

 

[newpage]

 

***

 

【妖精の尻尾】

 

「マスター! 評議員からの苦情と始末書の提示を求められてますよ」

 

「マサラ何てことしてくれたんじゃ!」

 

 マカロフとミラが見ている魔法専門誌。週ソラには聖十VS聖十。マサラとジュラが本気でぶつかり合い町が崩壊したクールと書かれていた。

 

「あらあら元気そうで何よりですね」

 

「うおおん!!」

 

元気にピースをしている写真に微笑むミラとこれから苦労する事に絶望するマカロフがいた。

 

 

 

その頃【蛇姫の鱗】では元凶の犯人の一人ジュラがマスターのオーバ・ババサーマに回されていた。

 

こうして聖十同士の激しい戦いは終わるのであった。

 




一応次の話はサディが登場するのと、連合軍化猫sideを書きました。
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