サイヤ人に転生した俺はッ!キヴォトスを救うんだよ!! 作:YY:10-0-1-2
謎のシャーレの先生
キヴォトスには、ある、2つの噂があった。
ひとつ、シャーレの先生なるものが来たということ。これは、ほぼ噂と言うより最早1つのトレンドみたいなものであった。
シャーレの先生はなんかよくわからないけど物凄く凄いらしい。
そして、ふたつ。
シャーレの先生、たまに黄金のオーラを纏って空を飛ぶらしい。
オッス。俺はドゴツ。
なんて、悟空みたいな登場の仕方をしたいとは思ったことはあるけれど、まさかマジのサイヤ人になるとは…。
っと、今は自分に起きた身を確認する時間だったな。
えーっと、確か…。
そう、俺は死んだ。なんで死んだかは覚えてないけど、死んだことだけは覚えてる。
それで、なんか神様だったかな…? に、復活させてもらったんだけど……
「スマン。やっぱ分からねぇわ」
復活させてもらったのはいいけど、転生前の体に比べて筋肉質すぎるし、背高いし。
そんでもって、ここはブルアカの世界じゃないか。
『ブルーアーカイブ』…通称ブルアカ。
数千もの学園が集まって構成されている学園都市「キヴォトス」が舞台で、主人公は連邦捜査部「シャーレ」の顧問、つまり「先生」として赴任することになる……と簡単に言っちまえばそういうストーリー。
うん。訳が分からない。
戦闘民族であるサイヤ人に転生した挙句、ブルアカの世界でシャーレの顧問としてやっていけと……。
いや、まぁ実際、「シッテムの箱」は貰っちゃったわけだし、まさかこの目でユウカを見ることになるとは……。
っと、そんなことしてる場合じゃなかった。
シッテムの箱を貰ったってことはそろそろストーリーが動くはずだ。
確か最初のストーリーは……対策委員会編か。
シロコやホシノが出てくる最初のストーリー…。
最新話は見てないからどんな展開になるのかは不明だけど、兎にも角にも言ってる場合じゃねぇ。
「アロナ? 確か、依頼溜まってるんだよね?」
『そうですね。結構溜まっています』
「その中で最も重要で緊急性が高いものプリーズ」
アロナはそれを聞くと、手紙を1枚取りだして俺に見せてくる。
はい、アヤネちゃんからの手紙だね。確認確認。
確か、アビドスって結構ヤバい場所だったよね。
砂嵐の影響で砂漠化が拡大。気候の変化で街が厳しい状況。ポストアポカリプスもビックリするほどの荒れ具合だ。
いや、この世界って元々ポストアポカリプスか。
「よし。じゃあ行ってくるよ」
『気をつけてくださいね? 先生』
あぁ。
アロナはとりあえず紫封筒をそこに置くのやめようか?
◇Ⅰ◇
舞空術は元々鶴仙流の奥義である。
まぁ、世界中どころか、他の宇宙でも使われるほどなんですけど。恐るべし。
やり方は簡単。
全身に気を巡らせて体を浮遊させ、その状態で空中を自在に飛翔、滞空する……たったそれだけ。
普通は出来ねぇからな?
いやいや、簡単に出来たら困るからね。
ただ、センスって言うのかな、俺には簡単に出来た。主人公補正バリバリっすね。
さて、空からアビドス高校を探せば早い……のだが、イベントは踏んでおかないといけないよね。
RTA勢にこんなこと言ったら殺されそうだけど。
「よ…っと」
街中にスタっと着地をして周りを見渡す。
うむ。砂漠に飲まれた街…まさにその通りというべきか。
「あれ…人?」
おっ。
俺が振り返ると、綺麗な銀の髪、まるでオオカミを彷彿とさせる獣の耳、背にはアサルトライフル。
そんな見た目の、ロードバイクに乗っている一人の少女が。
「こんなところでどうしたの? …もしかして迷った?」
「まぁ、そんな所。アビドス高等学校ってとこに行きたいんだけどさ」
すると、シロコは驚いたかのように目を見開く。
「申し遅れた。俺の名前はドゴツ…シャーレの先生だ」
自分の服をつかみ、ニカッと笑う。
ドゴツ
名前は『ドラゴンフルーツ』から。
髪はツンツンはしておらず下ろしていて、スーツ姿…ではあるものの、スーツのボタンは空いている。
背は183cmほど、体重は不明。
筋肉質ではあるものの、そこまでデカイかと言われればそうでも無い。
次はどこ行こうかな……?
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ケイ、アリス、起動します!
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もちろんワイらは補習で抵抗するで?
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え、アリウス行くんですか?
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兎!ウサギこそ正義!!
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百鬼ダロォォ??