サイヤ人に転生した俺はッ!キヴォトスを救うんだよ!!   作:YY:10-0-1-2

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これが、超サイヤ人だ!

 

 「ノノミとムツキは横から来る奴らを!シロコとハルカは前をやってくれ!」

 

 俺は指示を出しつつ、アコを見る。

 さすがマンモス校のゲヘナ学園風紀委員会…No.2の行政官だ。面構え……基、経験としての差がすごい。

 

 俺はただのサイヤ人で、転生者だ。人に指示なんかあんまり経験したことがないから、手とり足とり自分でやるしかないんだ。

 

 だが落ち着けドゴツ。

 確かこの布陣は……第三陣までで、その後はヒナ委員長が来てくれるはずだ。

 

 つまり、そこまで耐えればいい話……。

 

 「……ん?」

 

 あれ、ゲヘナ学園の生徒ってこんないたのか。

 俺はゲヘナの生徒を静かに気絶させながら疑問を抱く。

 

 確かに本編でも、まだいるの!? と言われていたけど、こんないたの?

 

 「ん、数が多い……」

 「はぁ…はぁ……アコの権限で動かせる兵力を超えてる…!」

 

 ……Waitwhat?!

 

 この会話出るの早くね!? ってか、おかしいだろ!

 確かに、兵力が多すぎるだろとは思ったけど、この会話って第八中隊が出てからのセリフじゃねぇのか!?

 

 クソッタレ〜っ!

 

 「チッ、こうなったら……」

 

 使うかもしれないと思ったけど、速すぎるんだよ使わされるの!!

 これ以上兵力が増えればこちらが折れてしまうのは時間の問題。

 

 なら、安全かつ兵力を失わせる…いや、戦意喪失させるためにはやるしかないか。

 

 「お前ら! ちょっと俺から離れててくれ!」

 「え!? でも、先生が狙われてて……!?」

 「大丈夫! 俺って案外強いからさ!」

 

 俺はみんなにそう言ってから気を溜め込む。

 

 「ハァアアアアアア…!!」

 「!? いますぐ先生を捕らえてください!」

 

 ゲヘナ学園の生徒達がこちらに来るが、舞い上がる気の衝撃波で吹っ飛ばされる。

 

 だんだんと俺の中でたくさんの気が集まっていくのがわかる。

 この形態は、あんまり好きじゃないんだけどな!!

 

 「ハアアア!!!」

 

 俺は大きな声を出して、アコの方を向く。

 アコのあんぐりした顔が見える。いや、それどころか俺の姿を見たほとんどが、口を大きく開けている。

 

 俺の姿は先程の姿とは違い……。

 

 髪の毛が逆立って黄色に光り、目の色は緑色に爛々と輝いていて、体の周りには黄色の気がシュンッと纏わりついていた。

 

 「せ、センセ……?」

 「な、なななっ!? 何よアレ!?」

 

 セリカとアルの声が聞こえてくる。

 俺は二人の方向を向いて、ピースする。

 

 「俺は……超ドゴツだ」

 「……??」

 

 あぁ、ついにセリカが固まってしまった。

 俺は気を取り直し、ゲヘナ学園の生徒の方向を向く。

 

 そりゃ、いきなり大人が光り輝き出して黄色の髪になったんだからビビり散らかすのも無理は無い。

 

 俺は両手のひらを真っ直ぐ、ゲヘナ学園に見せつけるように構える。

 

 こういう兵力戦で大事なことは、いかにどう戦うか。とか言うのも大事だが、一番はやはり戦意喪失させることだ。

 

 あぁ、コイツには勝てねぇ…。と思わせれば終わるのだからな。

 

 「か……」

 

 俺は両手首を合わせながら、体の前方から腰に持っていく。

 

 「め……」

 

 体内の気を集中。

 

 「は……」

 

 両手を完全に後ろに持っていく。

 充分気は集まっており、()()の光が燦々と輝いている。

 

 「め……」

 

 燦々と輝く光に、ゲヘナ学園の生徒達が汗を垂らしてそこから逃げ出そうとする。

 

 「波ァァァ━━━━っ!!!!!」

 

 俺はそれを放つ。

 だが、その軌道はゲヘナ学園の生徒達に向かう……訳でも無く、上に飛んでいき、空を突っ切っていく。

 

 その光景は…キヴォトスの住民には摩訶不思議で、俺からすれば見慣れた光景でもあった。

 

 「……()()、かめはめ波…デス!!」

 

 なお、俺は亀仙流は習っていないから本場のかめはめ波は放てない。許すまじ。

 

 「……ん、今度から先生のこと人間としてみるのやめるね」

 「…わぁお☆ 先生って凄い術…? を使えるんですね!」

 「やめてくれ。そんな目で見ないでくれ俺を」

 

 俺は後ろにいる二人を見ながら言う。

 アコはあんぐりとした顔を落ち着かせつつ、ゲヘナ学園の生徒を見てため息をつく。

 

 「…これじゃ、兵力が足りませんね…」

 『アコ』

 

 ザザッと音がなり、見たことある顔が出てくる。

 あっ、ゲヘナシロモップが現れた!!

 

 「ひ、ヒナ委員長!?」

 

 アコの言葉に全員が驚く。

 

 「い、委員長がどうしてこんな時間に……?」

 『アコ、今どこ?』

 「わ、私ですか? 私は…えっと、その……げ、ゲヘナ近郊の市内の辺りです! 風紀委員のメンバーとパトロールを…」

 

 嘘つけ。

 だが、先程の様子を見ていた俺たちからすれば、先程の余裕はどこに行ったのかと疑問すら教える。

 

 「そ、それより委員長はどうしてこんな時間に……出張中だったのでは?」

 『さっき帰ってきた』

 「そ、そうでしたか……! その、私今すぐ迅速に処理しなくては行けない用事がありまして……後ほどまたご連絡いたします! い、今ちょっと立て込んでいまして…!」

 

 立て込んでいるという言葉に反応したのか、どうしたのかとヒナがアコに聞いている。

 

 「えっ、と……」

 『ほかの学園の自地区で、委員会のメンバーを独断で運用しないといけないことが?』

 

 だが、今までついていた嘘のことがバレる。

 

 何故なら、すぐそこにヒナが立っているからだ。

 

 「……えっ?」

 

 全員がヒナの姿を見て固まる。

 あーあ、アコさん怒られちゃうわこれ。

 

 「そ、その……これは、素行の悪い生徒達を捕らえようと……」

 「便利屋68のこと? どこにいるの? 今はシャーレとアビドスと、対峙しているように見えるけど?」

 

 便利屋68はそこにはいなかった。

 因みに、すげぇ速く逃げ去って行くのが見えた。それに苦笑いを浮かべつつも、ナイスプレーだ。と親指を立てておいた。

 

 「察するに、ゲヘナにとっての不安要素の確認及び排除。そういう政治的な活動の一貫ってところね……でもアコ。私たちは風紀委員会であって、生徒会じゃない」

 

 正論を叩きのめされたアコは黙り込んでしまった。

 

 「シャーレ、ティーパーティー、それに連邦生徒会長。そういうのは『万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)』のタヌキたちにでも任せておけばいい」

 

 ……タヌキって。

 

 「詳しい話は帰ってから。通信を切って校舎で謹慎してなさいアコ」

 「……はい」

 

 アコのホログラムが消えてしまった。どうやら大人しく通信を切ったらしい。

 俺達はその光景を見て黙り込む。

 

 「……じゃあ、あらためてやろうか」

 

 だが、シロコがとんでもないことを口走ったため、全員で止めに入る。

 

 「シロコ、あのお方はだな、すげぇ強いって聞いたことあるんだ、今の俺たちじゃ勝てねぇ」

 「ん、でも先生なら」

 「ねぇ、俺を売るのやめよ? 一応これでも生徒は殴れない身だからね俺?」

 

 俺はそう言ってシロコを掴む。

 結構真面目な目をしていたのか、シロコが何回も縦に首を振る。

 

 その様子をヒナは、多分。

 

 ──なんだこれ。

 

 と思いながら見てるんだよなぁと思いながら視線を戻す。

 

 「こちらアビドスの対策委員会です。ゲヘナの風紀委員長ですね? 初めまして。 ……この状況については理解されてますでしょうか?」

 

 うわ、アヤネスゲェな。

 ヒナに臆せず……いや、実際は内心ビクビクなんだろうけど。けれど、臆せずにヒナと話し合おうとしてる。

 

 先生、アヤネ、見習うね…。

 

 「…もちろん」

 

 ヒナは淡々とつぶやく。

 

 事前通達無しでの他校自治区における無断兵力運用、及び他校生徒達との衝突。

 ……これだけ聞くと中々やってる事はエグイんだけど、こちらも風紀委員会の公務を妨害したのも事実なのだ。

 

 それを聞き、アヤネが汗を垂らす。

 

 「それで?」

 

 と、思ったら今度はセリカが噛み付いた。

 

 その様子を見て、アヤネがさらに困惑する。

 

 「ちょっと待ってください…! 便利屋の人達もいない、あっちの兵力の数は変わっていない、私たちにはもう先生しか…」

 「……」

 

 そんなこと言われたら、俺頑張るしかないじゃないですかヤダー!

 

 オレは一度抑えていた気を再び圧をかけるように放つ。

 

 「確かに俺達は公務を妨害した…が、それは……風紀委員会が攻撃をし終わった後だよね?」

 「………」

 

 ヒナはそれを聞き、顔を顰める。

 実は俺も内心焦ってるんですよ。ね? ここは一つお互いに引きませんかね…?

 

 「あう…なんでこういう時にホシノ先輩が…」

 「…アビドスのホシノって、もしかして、小鳥遊ホシノ?」

 

 おっと、ホシノの言葉に釣られて…?

 

 「うへ〜、こいつはまた何があったんだが。先生も含めて凄いことになってるじゃ〜ん」

 

 後ろを振り返ると、そこには俺達が知っている、オッドアイのピンク色の髪をした少女が立っていた。

 

 「ホシノ先輩!!」

 

 うへ〜と直ぐにいつもの顔を見て、俺は…

 

 「……良かった」

 

 と呟いてしまったのであった。

次はどこ行こうかな……?

  • ケイ、アリス、起動します!
  • もちろんワイらは補習で抵抗するで?
  • え、アリウス行くんですか?
  • 兎!ウサギこそ正義!!
  • 百鬼ダロォォ??
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