サイヤ人に転生した俺はッ!キヴォトスを救うんだよ!!   作:YY:10-0-1-2

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選択と土地

 

 「うへ〜……」

 「……」

 「……」

 「……」

 

 気まずいよォォォ……。

 どうしてこうなった\(^o^)/

 

 いやまぁね、ここのシーンね、最初見た時は「何か……何か変だッ…!」とはなったよ?

 でもさ、ここまで雰囲気がどん底に落ちるとは思わないじゃん。

 

 どうしよう……修行でもするか? いや、こんな状況でできるわけがない。

 はやくセリカとアヤナ帰ってこないかな……。

 

 そう思っていると、思いっきり扉がバンと開く。

 

 「先輩たち! 大変! コレ見て!!」

 「アビドス自治区の関係書類を持ってきました! これを……?」

 

 セリカはズカズカと入ってきて、アヤネはこの空気に違和感を覚えつつ入ってくる。

 セリカは「何この空気」と俺に聞いてくるが、俺はなんでも無いと返す。

 

 「それよりも、なんか分かったんだろ?」

 「! そう! コレ見てよ!」

 

 と、セリカが見せてきたのは……直近までの取引が記録されてる、アビドス自治区の土地の地図……とどのつまり、「地籍図」と呼ばれているもの。

 

 「土地の所有者を確認できる書類、ということですか…? でも書類なんて見なくても、アビドスの土地は当然アビドス高校の所有で……」

 「私もさっきまでそう思ってた! でもそうじゃなかったの!」

 

 ノノミの言葉に、首を横に振るセリカ。

 

 「……アビドス自治区のほとんどが、私たちの学校が所有していることに、なっていませんでした」

 「え………? どういうこと? アビドス自治区がアビドスの所有じゃないって……」

 

 ホシノが立ち上がり、地図の所有者の所を見る。

 アビドスの所有じゃないなら誰がここの所有者になる? 答えは単純で明快で、胸糞悪く、そして……簡潔なもの。

 

 「カイザーコンストラクション……そう書かれています」

 「カイザーコンストラクション……カイザーコーポレーションの系列ですか……!?」

 「アビドスの自治区を、カイザーコーポレーションが所有しているということになるな。クソッタレ」

 

 俺はそう悪態をついてしまう。

 だが、カイザーコンポレーションはここを? 今のアビドスは土地の半分以上が砂漠化、街ももう衰えた大きくなる予兆は無い。

 

 「何か裏がある、と考えるべきだな」

 「はい、先生の言う通りだと思います」

 

 アビドスは元々、ゲヘナヤトリニティにも負けないマンモス校だ。

 ならば、この砂漠の下に何か眠っているかは分からない。カイザーは自分たちの利益のために、どんな手を使ってでも手に入れようとするはず。

 残念ながら、俺はその下に眠っている()()は知らない。

 が、カイザーが求めるってことはやばい物なのだろうな。クソっ、急いでストーリー進めるんだった……。

 

 そして、生徒会が土地を売ったのだろうというところまでは分かる。

 なぜなら、学校の資産義決権は生徒会にあるからだ。

 

 「だからホシノ、何か知らないか?」

 「……あ、ああ〜おじさんにもそんな時期があったね〜……。でも、そもそも私も生徒会の先輩たちとは、実際に関わりはなくってね〜。私が生徒会に入った頃には、もうほとんどの人が辞めちゃってたから…」

 「……そうか、悪ぃ」

 「いや、全然いいよ〜」

 

 ホシノは手を振って俺の言葉を否定するように首を横に振る。

 

 「最後の生徒会なんて言われてるけど、そんな生徒会も新任の生徒会長と私の二人だけだったし。その生徒会長は無鉄砲で、会長なのに校内随一のバカで……私だって、嫌な性格の新入生でさ」

 

 ホシノは笑っている。

 だが、その目は笑ってはいない。

 

 ホシノがいちばん辛い筈だ。

 ずっと青春が出来なかったのだから。そう考えたら、俺はやはりカイザーを潰さなきゃ行けないな。

 

 「このままじゃ、アビドスがヤベェ。ならば、俺は最後まで先生として立ち向かうだけだ」

 「…ぁっ……」

 

 俺の言葉に、ホシノが小さく声を上げる。

 それに気付き、ホシノを見る。

 

 「……?」

 

 ホシノの顔が変だ。

 いや、変って言い方は良くないが…。なんか、この状況を前にも[[rb:見た事がある > ・・・・・・]]と言いたそうな顔だ。

 ……なんだ? 正夢かなにかか?

 

 「一旦まとめましょう」

 「おうそうだな」

 

 アヤネが立ち上がり、ホワイトボードにカキカキと今の状況を書き始めた。

 カイザーコーポレーションは、アビドス生徒会が消えてしまい土地を購入する方法が無くなった。

 そして、まだ手に入れていない「最後の土地」であるこの学校を奪うために、色々な手段を用意していた。

 

 つまり、奴らの狙いはこの土地となるわけだ。

 

 そして、この土地の下には何かがある可能性が高い。

 それを手に入れれば、アビドス……いや、アビドスだけでなく、キヴォトス全体に影響を及ぼすものが出てくる可能性だってある。

 これは飛躍しすぎだと思うが、念には念をだ。

 

 すると、セリカが立ち上がる。

 

 「なら、こうしちゃいられない! 今のアビドスがこうなってる理由に、カイザーコーポレーションがいて、そのカイザーコーポレーションがアビドス砂漠にいるなら、この目で確かめればいいじゃん!」

 

 その言葉にみんなが頷く。

 まぁ、1番手っ取り早い方法だしね。

 

 「いやぁ〜、セリカちゃんがこんなに逞しく育ってお母さん嬉しい、泣いちゃう」

 

 ホシノが冗談なのか、そう言う。

 俺もそれに乗って「およよよ」とホシノの隣で泣くふりをする。

 

 「母さん、俺も涙が出てきて…」

 

 俺がそう言うと、ホシノが固まった。

 あれ? なんか顔赤くないホシノ……?

 

 「う、うへ、冗談でもそういうことは言っちゃいけないよ先生……」

 「え、あ、うんごめん……?」

 「そういうのいいから!」

 

 えぇ……俺だけ理不尽じゃなイカカモネ……?

 

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 「で、なんだ?」

 

 会議の後、シロコに呼び出された。

 なんだ? 告白か? 教師と生徒の禁断の恋成立か?

 

 

 

 

 

 なんて、言えるような状況じゃないよな……。

 

 「その……これ……」

 

 シロコのポケットから出たのは。

 

 

 

次はどこ行こうかな……?

  • ケイ、アリス、起動します!
  • もちろんワイらは補習で抵抗するで?
  • え、アリウス行くんですか?
  • 兎!ウサギこそ正義!!
  • 百鬼ダロォォ??
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