サイヤ人に転生した俺はッ!キヴォトスを救うんだよ!! 作:YY:10-0-1-2
『アビドス対策委員会のみんなへ。まずは、こうやって手紙でお別れの挨拶をすることになったこと、許してほしい。おじさんにはこういう古いやり方が性に合っててさ。
みんなには、ずっと話してなかったことがあって。実は私、昔からずっとスカウトを受けてたんだ。カイザーPMCの傭兵として働く、その代わりにアビドスが背負ってる借金の大半を肩代わりする。
そういう話でね。中々良い条件だと思わない?おじさんこう見えて、実は結構能力買われててさ。
借金のことは、私がどうにかする。すぐに全部を解決はできないけどまずはこれでそれなりに負担が減ると思う。
結局こんな方法しか思い浮かばなかった。アビドスからも、キヴォトスからも離れることになったけど、私のことは気にしないで。
勝手なことをしてごめんね。でもこれは全部、私が責任を取るべきこと。私は、アビドスの最後の生徒会だから。だからここでお別れ。じゃあね』
『先生へ。分かってた…いや、分かってなかったのかな? 実は私、大人が嫌いだった。あんまり信じてなかった。
先生の事だって、やばいやつが来たなって思ってたよ…空飛ぶし。なんか光るし。そんな人をどうやって信じろって? そう思ってた。
だけど、先生と暮らしていくと、とっても面白くって。それに、先生はとっても私達の事を思ってくれてるし、敵も私達と一緒に倒してくれた。ありがとね。
最後に、ワガママ言って悪いんだけど、お願い。シロコちゃんはいい子だけど、横で誰かが支えてないとどうなっちゃうか分からない子で。悪い道にそれちゃったりしないように、支えてあげて欲しい。
先生なら、きっと大丈夫だから』
『シロコちゃん、ノノミちゃん、セリカちゃん、アヤネちゃん。お願い、私たちの学校を守ってほしい。砂だらけのこんな場所だけど、私に残された、唯一意味がある場所だから。それから、もしこの先どこかで万が一、敵として相対するようになったら。
その時は私のヘイローを壊して……よろしくね。』
俺は唇を噛み締めて先にこれを読んでいたらしいアヤネ達を見ていう。
「行くぞ。助けに」
俺の言葉に、皆は頷く。
アビドスから離れる……だって? そんなこと、俺は許さない。
待ってろよ……必ず救ってやるからな。ホシノ。
◇◇◇
俺たちがホシノを助けようと錯誤していると、大規模な襲撃が起きた。
カイザーPMCによるものだ。
俺達はカイザーPMC共を殴り蹴り、気絶させながら市街地まで何とか走った。
そして、その人物に出会った。
「ふむ、学校まで出向こうと思ったが、お出迎えとはな」
「ここまでの規模の襲撃……ここがテメェらの所有物だとしても、そんな権利ねぇだろ」
『それに、学校はまだ私達アビドスのものです! 進行は明白な不法行為! 連邦生徒会に通報しますよ!』
俺たちの言葉を聞き、「くくくっ」と笑うカイザーPMC理事。
いよいよマジで血管が弾き飛びそうだが、まだ抑える。
「連邦生徒会に通報だと? 面白いことを言うじゃないか、今すぐにでもやってみたらどうだ? 君たちはこの状況について、今まで何度も連邦生徒会に嘆願してきたのだろう? それで、一度でも動いてくれたことがあったか?」
その言葉にアヤネが黙り込んでしまう。
「無かったはずだ。何せ連邦生徒会は今、動けないからな」
「……」
連邦生徒会でなくてもいい。どこか他の学園が、アビドスを救ってくれたか?
いや、そんなことは無かった。
「誰一人、君達に手を差し伸べるものはいない」
全員が黙り込んでしまう。
「アビドス最後の生徒会メンバー、小鳥遊ホシノが退学した。アビドスの生徒会は、もう存在しないも同然……君たちはもう、何者でもない」
対策委員会は、正式なものじゃない。
だからこそ、何者でもないんだ。
「だからどうした?」
「なに?」
俺は血管を浮かび上がらせながら、カイザーPMC理事の前に立つ。
「何者でもない……それはつまり、何者にも縛られないんだよ。それに、助けも必要ねぇ…」
「……ならばどうする?」
「決まってんだろ」
俺はボシュン! っとその身に黄金の光を纏わせる。
自分たちを慰める言い訳でもなんでもねぇ。
「……今ここで戦って、何かが変わるんでしょうか?」
不意に、アヤネの弱気な声が聞こえてくる。
確かに、凄い兵力がこちらに向かって来るのを俺も見てる。
学校が無くなったら、戦う意味がなくなる。取り戻せたとしても、大きな借金が残る。
「何より、ホシノ先輩もいない、生徒会も無い、こんな状態で……」
「甘ったれてんじゃねぇぞ」
俺の言葉にアヤネが目を見開く。
「アビドスがこのままめちゃくちゃにされていいのか?」
「……!」
「このままホシノが、いなくなっていいのか!? ホシノがいねぇと守れねぇのか!?」
俺の声が段々と大きくなっていく。
「アビドスは! お前らが守るんだっ!!!」
瞬間、ドガァァァッと大きな爆発音が聞こえる。
アヤネ達が驚いていると、聞き慣れた声が聞こえてきた。
「全く……大人しく聞いていれば、何を泣き事ばかり言ってるのかしら……」
その影は俺たちにどんどん近づいてくる。
「目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道のごとく魔境を行く……それが、あなた達覆面水着団のモットーじゃなかったの?」
「あ、あなたは……!?」
「何をすればいいのか分からない、どうすればいいのかも分からない、やることなすこと全部失敗に終わる……ここを潜り抜けたところで、この先にも逆境と苦難しかない……」
すると、アルが勢いよく口を開ける。
「だから何なのよッッッ!!!!」
アルの言葉にアヤネ達がビックリする。
アルは喝を入れるかのようにアヤネに指さす。
「仲間が危機に瀕してるんでしょう!? それなのに、くだらないことばっかり考えて! このまま全部奪われてそれで納得出来るわけ!? あなた達はそんな情けない集団だったの!!?」
そんなアルを宥めるかのようにムツキがアルを抑える。
アヤネが驚きつつ、何故ここにいるのか問う。
「あはっ」
ムツキは何も言わずに笑い、言葉を続ける。
「それにしても、私の可愛いメガネっ娘ちゃんを泣かせた罪は重いよ? だからもうこれは……」
瞬間、ムツキは狂気的にも見える、笑みを浮かべた。
「ぶっ殺すしかないよねっ!!」
アルの指示で埋め込まれているC4爆弾がドンドン爆発していく。
さすがアルだな。やることが違うわ。
「すまねぇなアル」
「いいのよ。それに、そこの
「よし。じゃあ……」
「行くか!!」
戦闘は恐ろしく一方的であった。
アル達率いる便利屋68は、それこそ風紀委員会を唸らせるほどの実力者が集まっている。
だから、現時点でこのような活動が出来ている。よく笑いのネタにされるが、実際は超がつくほど強いのだ。
そして、もう一つの理由としてシャーレの先生……ドゴツの存在も大きかった。
超サイヤ人状態の彼の前に、PMCの兵士達は手も足も出ず、ただただ仲間達が倒されていくのを見るだけ。
さらにはアル達に向けて最適な指示もしていく。それにより、アル達にキレが生まれる。
圧倒的実力差が、そこに生まれていた。
「飼い犬の分際で……!」
「うるさいわね、そんなこと知ったこっちゃないわよ! あなたなんかより先生の方が、一緒に仕事がしやすかった! それだけの話!」
それを見て、シロコ達も決意する。
「ホシノ先輩を助ける! 今大事なのはそれだけ!」
「くっ、この期に及んで…無意味な抵抗を……! よくも……!!」
「うっせ! 大人しく眠りなァ!」
ドゴツが気弾をぶち当てる勢いでPMC理事に投げる。
PMC理事は思いっきり後ろに吹っ飛ばされる。
「理事、傷が……! 今すぐ治療を…!」
「っ、くっ……!! 一度退却だ! 兵力の再整備に入れ!」
ドゴツはそんな理事を軽蔑にも似た目で見ている。
「この代償は高くつくぞ……!」
俺は静かにニヤッと笑う。
「やってみろよ…」
PMC理事を率いたPMCの兵士達はドンドンと退却していく。
すぐに超サイヤ人の状態をといてアヤネ達の方を向く。
「帰ろうぜ」
「……はい、先生」
アヤネは笑顔を浮かび上がらせ、頷くのであった。
次はどこ行こうかな……?
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ケイ、アリス、起動します!
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もちろんワイらは補習で抵抗するで?
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え、アリウス行くんですか?
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兎!ウサギこそ正義!!
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百鬼ダロォォ??