サイヤ人に転生した俺はッ!キヴォトスを救うんだよ!! 作:YY:10-0-1-2
「ダダダダダダダダ!!!」
手から気弾を何個も放ちながら進む俺達。
いや、気弾を出してるのは俺だけであり、対策委員会は銃を使ってカイザーPMCの兵士を倒している。
もちろん、シロコ達も強いし、何よりもアル社長達の手伝いもあるから大きく事が進んでいる。
そんな中、カイザーPMC理事が前へと立ちはだかっていた。
「対策委員会……ずっとお前らが目障りだった…これまで、ありとあらゆる手段を講じてきた……それでもお前らは、滅びかけの学校に留まり! しつこく粘って! どうにか借金を返そうとして! アレほど懲らしめたというのに、徹底的に追い詰め苦しめたのに! 毎日毎日楽しそうに!!」
「ふん、あんたみたいな下列で浅はかなやつが何しようと、私たちの心は折れたりしないわよ!」
「お前らのせいで、私の計画が! 長年の計画がぁ!!」
カイザーPMC理事がそう叫ぶと同時に、戦車がカイザーPMC理事の上を通り、ゴロゴロと大きな音を立てて転がった。
それを見て、カイザーPMC理事は言葉を止めて腰を抜かしたのか、後ろに倒れ込む。
ギュインギュインと音を鳴らし、そしてセリカの隣に立つのは、俺だ。
「そうだぜ。こいつらは、どんだけやっても折れたりはしねぇよ」
金色の気を身にまとい、その髪の毛は逆さまになったかのように天を衝いている。
「クソっ! こうなったら……!」
すると、カイザーPMC理事は何かを要請したのか、ニヤッと笑いたげに立ち上がる。
何してくるのかと思い、待っていると遠くの方からゴリアテのようなものが飛んできた。
なるほどね。
ゴリアテに乗って俺たちをボコボコにしようっていう算段か。
「浅はか……面白くないなぁ…」
『先生! 危ないですから、下がってください!』
「心配いらねぇよアヤネ」
ゴリアテの銃弾が俺たち目掛けて飛んでくる
俺はセリカ達の前に立ち、その銃弾を全て腕を薙ぎ払って軌道をずらす。
「っ! これなら!!」
「学べよ!」
今度はミサイルと来た。
ミサイルは片手で気弾を放っただけで空中で爆発し、俺たちに被害はゼロ。
所謂、負け戦……と、いうやつだ。
「ちょっと下がってろ、お前ら」
『死ねぇっ!!』
ゴリアテの砲撃。
俺はそれを片手で受け止め、地面に下ろす。
それを見て、理事の乗っているゴリアテは後ろにたじろぐ。
『あ、ありえん……っ!』
「出来っかなぁ……ハッ!!」
俺は手を上にあげて、大きな円状の気を作り出す。
おおっ、案外やると出来るものなのだな。
『こんな人間が……大人がいてたまるか……!?』
「せーの、よっこら……」
ゴリアテが砲撃しようと構えるが、そんなものは意味をなさない。
むしろ、砲撃したところで……
「気円斬!!!」
ドラゴンボール世界で、サイヤ人やフリーザですら切り裂く、気円斬なんぞに勝てるわけが無いのだからな。
気円斬はゴリアテを真っ二つに切り裂き大破。
その衝撃で理事が吹き飛びながら出てくる。
「お前、とりあえず……」
「一旦、地獄行きな? 閻魔のおっちゃんによろしく伝えておいてくれ!!」
俺達はとことん、とまらないのさ。
◇◆◇
──ねぇ、ホシノちゃん。私ね、ホシノちゃんと初めて会った時、これは夢なんじゃないかなって、何度も頬をつねったの。
何気のない会話。
だけど、どこか懐かしい会話。
──ホシノちゃん見たいな、可愛くて強くて、頼れる後輩がそばにいてくれるなんて言う夢みたいなことが、本当に嬉しくて……。
──誰か忘れてないですか!? 僕だっているんですからね!?
2人の声が響く。
顔も、どんな感じの人だったかはハッキリとは覚えていない。
先輩の他に、私の後輩が1人いた気がするんだ。
──もちろん、君もすっごく嬉しかったよ。ただ、こうしてホシノちゃん達と一緒にいられることが、私にとっては奇跡みたいなものなの。
──……僕も、ホシノさんに拾われなかったら死んでたかもしれませんし! 本当に奇跡ですよね。
「……毎日毎日、こうして一緒にいるじゃないですか」
私はその人達に声をかける。
「昨日も今日も、明日もそうです。こんな当たり前なことで、何を大袈裟なことを」
──いやぁ、何でもかんでも大袈裟なぐらいがちょうどいいですって。
──そうそう、■■■■の言う通りだよ。
名前も思い出せない彼は、いつも笑顔を絶やさなかったはず。
だけど、なぜかその笑顔も忘れてしまった。
「『奇跡』というのはもっとすごくて、珍しいもののことですよ」
──……ううん、ホシノちゃん。私はそうは思わないよ。ねえ、ホシノちゃん。いつかホシノちゃんにも可愛い後輩が出来たら、その時は……
「……」
大きな音と共に、誰かがこちらに走ってくるのがわかる。
何が起きてるのかは分からない。けれども、何故か安心するような気がする。
「ここです!」
「アヤネちゃん!? なんでここに!?」
「シャーレのヘリだろうな! どけ! 開けるぞ!!」
ドカァァァンと、ひときわ大きな音が鳴り響いた。
体が自由になった…? 夢でも見てるのかな。皆の声も聞こえたし、夢か。
声……。
こっちの方かな。
夢でもいいから……最後に、もう一度だけ……。
「「「「ホシノ先輩!!!!」」」」
目の前にいるのは、対策委員会の皆と、先生。
シロコちゃん、セリカちゃん、ノノミちゃん、アヤネちゃん……ドゴツ先生。
「あ、あれ……どうやって……? どうして……だって、私は……」
「ホシノ」
先生に呼ばれる。
そして、分かった。
「あぁ……。そっか……みんなが、先生が……大人が、ね」
「ったくよ〜ひとりで抱え込みやがってさ」
先生はそう言って、手を差し伸べてくる。
私はその手を取って、みんなの前に立つ。
「……お、おかえりっ! 先輩!」
「ファッ!? おいセリカ!?」
「ああっ、セリカちゃんに先を越されてしまいました! 恥ずかしいから言わないって言ってたのに、ズルいです!」
「う、うるさいうるさい! 順番なんてどうでもいいでしょ!」
セリカちゃんはそう言いながらも、顔を真っ赤にしている。
「……無事でよかった」
シロコちゃんはそう言って、優しく微笑む。
「ホシノ先輩、おかえりなさい!」
アヤネちゃんは、そう言って涙ぐんだ目を擦る。
「おかえりなさい、です!」
ノノミちゃんは、そう言ってニッコリと笑う。
「あはは……。……なんだかみんな、期待に満ちた表情だけど。……求められてるのは、あの台詞?」
「ああもうっ! 分かってるなら焦らさないでよ!」
セリカちゃんにそう言われちゃう。
……先生も、速く言えと促してきたのか、こくりと頷く。
……まいったな。おじさんには、こんな恥ずかしいこと出来ないのに。
…でも、なんだか今は違う。
「全く、可愛い後輩たちのお願いだし、仕方ないなぁ…」
恥ずかしいなんて感情はない。ただ、笑顔で言った。
───ただいま。
次はどこ行こうかな……?
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ケイ、アリス、起動します!
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もちろんワイらは補習で抵抗するで?
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え、アリウス行くんですか?
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兎!ウサギこそ正義!!
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百鬼ダロォォ??