サイヤ人に転生した俺はッ!キヴォトスを救うんだよ!!   作:YY:10-0-1-2

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(シロコの言動に)かつてない恐怖

 

 教室に入ると、アヤネが出迎えてくれる。

 アヤネがセリカに安否を聞くと、セリカはぐらっと倒れ込みかける。

 

 さすがに頭を打ったりでもしたらマズイので、直ぐに後ろに回って倒れた体をキャッチしてあげる。

 

 「セリカちゃん!」

 「ん、先生、私が保健室に連れていく!」

 「お、おう、分かった」

 

 シロコはセリカを持って教室を出ていってしまった。

 なぁ、俺が運んだ方が良かったんじゃ……?

 

 まぁ、改造した重戦車の砲撃を食らって立ってるって相当おかしいことだからな。

 俺が言えたことじゃないけどね。

 

 「先生のおかげで、セリカちゃんの居場所を逃さず追跡出来ました。やっぱり凄いです!」

 「確かに、ただのストーカーじゃなかったってことだね」

 「やめてくれ。その言葉は結構効くんだ」

 「それより皆さん、これを見てください」

 

 アヤネが出したのは、散らばった戦車の部品。う、こういう機械には疎いんだが……。

 アヤネ曰く、キヴォトスでは使用禁止れている違法機種と判明したらしい。

 

 ……つまりなんだ? そういう違法機種みたいなのが売買されてる場所があるってこと?

 あ、ってことはこれの流通ルートを調べれば、ヘルメット団の裏にいるやつが分かることになんのか。

 

 ほれー。頭良いなホント。

 

 取り敢えず、今は体を休ませつつ、じっくりと調べることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 ◇Ⅵ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はぁ…」

 

 保健室に着くと、セリカがため息をついてるのがわかる。

 はははっ、ならば驚かしてやろうではないか!

 

 扉をこっそりと開けてすぐさま入り込み、ベッドの下に隠れる。

 この間、なんと1秒! ギャグ漫画並みの動き!

 

 「あれ? 扉開いてたかしら……」

 

 セリカが扉を閉めようと、ベッドから脚を下ろして地面に脚がついた……瞬間!

 一気に掴んで、頭だけを飛び出させる。

 

 「ハァイ、セリカ〜?」

 「うわあああぁっ!!?」

 「グフッ」

 

 片方しか掴んでいなかったので、もう片方の足で顔面を踏み潰されてしまった。

 俺は顔面を抑えて、ベッドの下で転がりまくる。

 踏み潰されたいと言う変態もいるが、勢いよく踏み潰されるのはどうなのだろう。それでもご褒美なのか否か。

 

 「せ、せせ、先生!? 何してんのよ!!」

 「げ、元気なさそうだったから、お、驚かそうとして……踏み潰された……!」

 「バッカじゃないの!?」

 

 ベッドの下から出てきて、顔面を抑えつつ、近くにあった椅子に座る。

 

 「お、お見舞いに…」

 「……」

 

 あぁ、余計変な目で見られるようになってしまった。

 それもこれも全部アルってやつの仕業なんだ。許さんぞ陸八魔アル……!(関係ない)

 

 「…え、えっとね……」

 「うん? どうした?」

 

 セリカが口をモゴモゴさせて、なにか言いたそうにしている。

 なんだ? 流石の俺でも腹話術は分からんぞ。

 

 「先生に、ちゃんとお礼を言ってなかったなって……」

 「……なぁ、俺が言うのもなんだけどさ、こんな先生にお礼言う必要ある?」

 「……た、助けてくれたことに変わりは無いし…」

 

 わぁ、なんていい子なんでしょう。

 恥ずかしながら、言ってくれるこの子は絶対いい夫が出来るだろう。

 

 「あ、ありがとう……色々と…」

 「良いってことよ。先生のやるべき仕事だからな!」

 「でもっ! この程度でアビドスの役に立てたなんて思わないでよね! この借りはいつか必ず返すんだから!」

 「分かった。待ってるよ」

 

 俺は立ち上がり、セリカの頭を撫でてから保健室の扉の前に立つ。

 

 「それじゃあ、また明日」

 

 そう声をかけてから、扉を開けて、保健室から出ていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 ◇Ⅶ◇

 

 

 

 

 

 

 「……それでは、アビドス定例会議を始めます」

 

 なにそれ初耳なんですけど。

 俺は心の中でそう呟きながら、彼女たちの邪魔をしないように黙っておく。え? 挨拶はしたかだって? 勿論したよ。

 

 さて、定例会議の気になる内容は、この学校の借金をいかにして返済するかだった。

 セリカが明らかに詐欺のブレスレットをだして意気揚々と話し始めたり、ホシノがバスジャックで生徒数を増やそうと言ったり……。

 

 あれ、もう滅茶苦茶?

 と言うかセリカ、そういうことはまず大人に相談しよ?? それマルチ商法ってやつだから。

 ホシノさん、バスジャックは犯罪だよ? シロコもノリノリで話に乗るな。

 

 しかも軽い感じでゲヘナのバスをジャックしようとするな。風紀委員やら生徒会が黙ってないぞ。

 

 「いい考えがある」

 

 そう考えていると、シロコが手を挙げた。

 アヤネが可愛そうである。

 

 「銀行を襲うの」

 「はいっ!?」

 

 俺は生まれて初めて心の底から震えあがった…。

 まぁ、この話は知ってるんですけど、やっぱ聞くとエグイな。ターゲットも選定済みとか言うのがまた怖い。

 

 「さっきから一生懸命見てたのは、それですか!?」

 「五分で一億は稼げる! はい、覆面も準備しておいた」

 「用意周到が過ぎるよシロコ……だが気に入った!」

 「先生っ!??」

 

 ごめんて、そんな泣きそうな顔で俺の方を見ないでアヤネ。

 シロコは覆面を俺に手渡してくる。ちょっ、強引じゃない?

 

 「却下! 却下ー!!」

 「そっ、そうですっ! 犯罪はいけませんっ!」

 「バレなきゃいいんだよバレなきゃ……」

 「先生!」

 

 俺の言葉にアヤネが叫ぶ。

 冗談はこのぐらいにしてっと……。

 

 次に提案したのはノノミで、その内容はアイドルというもの。

 確かに、アイドルは稼げる気がするし、ホシノ達も可愛いからね。

 

 現実的だな。(それで復興出来たら)感動的だな。だが却下だ。

 

 「なんで? ホシノ先輩なら、特定のマニアに大ウケしそうなのに」

 「うへーこんな貧弱な体が好きとか言っちゃう輩なんて、人間としてダメっしょー。ないわー、ないな……先生?」

 

 俺がホシノの言葉にそっぽ向いてると、ホシノがこちらを向いてきた。

 やめてくれ。こっちを見るな。ほら、言われてますよみなさん。

 

 「それで、先生、これまでの意見でやるならどれがいい?」

 「うーん、そうだな……」

 

 俺の答えはもう決まっている。

 

 「この中に、銀行襲うってのにひよってるやついる? いねぇぇよなぁ!!」

 「ん!!」

 

 「銀行潰すぞォ!!!」

 

 ちなみにこの後アヤネに先生も絞られた。悲しい。

次はどこ行こうかな……?

  • ケイ、アリス、起動します!
  • もちろんワイらは補習で抵抗するで?
  • え、アリウス行くんですか?
  • 兎!ウサギこそ正義!!
  • 百鬼ダロォォ??
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