サイヤ人に転生した俺はッ!キヴォトスを救うんだよ!! 作:YY:10-0-1-2
「……ここまで来れば大丈夫でしょう」
ブラックマーケットのチンピラ共を蹴散らした後に逃げてきて、息を整えていると、ヒフミがそう言った。
危険な場所だって認識してるんだね。とシロコがヒフミに言うと、当然です。と答えるヒフミ。
まぁ、名前にブラックってついてるわけだし。RXもあるんじゃないかな。
ブラックマーケットRX……なんか太陽の子っぽそうな名前だ。
「ブラックマーケットだけでも、学園数個分の規模に匹敵しますし、決して無視は出来ないかと……」
ヒフミの情報量は凄まじかった。
ブラックマーケット専用の金融機関や治安機関のこともベラベラと話し出すし。
調べただけでここまで出るんでしょうか? さては才能だな? この才能メンめ!
っていうか、認知されてない違法な金融機関とか治安機関あるんだね。
ヴァルキューレが黙ってなさそうだが。
「ふ〜ん、ヒフミちゃん…ここのこと詳しいんだ」
「えっ? そうですか? 危険な場所なので、事前調査をしっかりしていたせいでしょうか…」
「よし決めたー。助けてあげたお礼に、私たちの探し物が手に入るまで一緒に行動してもらうね〜♪」
それを聞いたヒフミは困惑……一方で、対策委員会のメンツはやいのやいのと騒いでいる。
まぁ、これには同感だ。詳しい人がいるだけで戦略やらなんやらは捗るからね。
それはそれとして、シロコ。言い方が悪いと思うんだ。
さて、確かストーリー上だったらアル達が電話に出るところ……だったかな。
どんな内容だったか…………覚えてねぇや。
だが、アル達ってことはカイザーPMC理事の話が出てくるわけだ。
アル達は作戦に失敗したって報告しなきゃ……。
……つまりそれって、シロコ達の戦力の話も出るわけでしょ?
あっぶねぇぇぇぇぇっ!!
もし俺が戦いに参加してたら、俺のことが話されて、俺が1番の警戒対象になっちまう!
と、なると真っ先に俺を潰しに来るだろうな奴らは。
すると、どうなる? 俺たちは対抗するわけだ。
さらに抑圧しようと上からめちゃんこ軍隊が来るわけでしょ?
世はまさに、アビドス戦争時代になり兼ねない!
よ、よかった〜戦わなくて……。
「先生、どうかしましたか?」
「い、いや? な、何も無いよ?」
「ん、声裏返ってる」
シロコ達に怪しまれつつ、ブラックマーケットを進んでいく。
探し物とやらは俺には詳しくは分からないので、取り敢えずこの子達を見守ることぐらいは出来るよね。
とはいえ疲れた……ので、たい焼きが売ってある屋台にお邪魔することにした。
このたい焼き……美味いな。
あんこがいい味出してるぜ……。やはり、あんこ。あんこが全てを解決する。
さて、ヒフミ達がやたらと頭の良さそうな会話をしているのを片道に挟みつつ、俺は精神統一でもしてますかね。
気を操るためには精神統一も必要なはずだ。
……悟空が無駄な修行だと言ってた気がするが、あの人もしてたんだよな一応。
俺は必要だと思ってやっているので……だ、大丈夫だよな? きっと。
ちょ、シロコさん、現実の話はやめよ? 今は現実逃避の時間でしょ? ね?
『お取り込み中失礼します! そちらに武装した兵が!』
「えぇ……?」
流石の俺でも困惑する。こんな来るか普通?
ヒフミ曰く、マーケットガードと言うらしい。治安機関の中でも最上位の組織……か。マズイですよ。
俺たちは隠れるように身を潜める。
「トラックを護送してる……現金輸送だね」
「あれ……あっちは……闇銀行に入りましたね?」
おや、今日の朝に見たよく知ってる人物が闇銀行の人となにやら話し込んで、書類にサインしているではありませんか。
……俺は勘のいいガキは嫌いじゃないぜ。
カイザーローンは、なんとカイザーコンポレーションが運営する高利金融業者。しかも、中々のグレーゾーンに足を突っ込んでいる奴ららしいのだ。
今のを見るに、今日の朝に渡した現金……いや、ほぼ全ての現金はブラックマーケットの闇銀行に流れたと考えていいだろう。
つまりだ。
アビドスは、ブラックマーケットに犯罪資金を提供していたことになるかもしれないという事だ。
まぁ、あの紙を見るまではハッキリと断言は出来ないけどね。
「ブラックマーケットでも、最も強固なセキュリティを誇る銀行の中となると……。それに、あれだけの数のマーケットガードが目を光らせてますし」
「うん」
シロコが目を光らせる。
そうだ。シロコ。お前の考えていることはよくわかる。
あぁ。あの方法があるじゃないか。
「え、なに? まさか、私が考えているあの方法じゃないわよね?」
「……!」
シロコが目で圧を掛ける。
これって、あぁ…………
「銀行を襲う」
シロコの勝ちだ。
ヒフミ は こんらん している!
ここまで来ると最早ネタだろって。いや、実際ネタなんだし、最終手段なんだけどさ。
しかし、ヒフミが可哀想だ。覆面がない。
「うへー、ってことは、バレたら全部トリニティのせいだって言うしかないね〜」
「ええっ!? そ、そんな……覆面……なんで……えっと、だから……あ、あう……」
ヒフミ は こんらん している!
すると、ノノミが紙袋に二つ穴を開けて、上に「5」と書かれた紙袋をヒフミに被せる。
「ん、完璧」
「番号も振っておきました。ヒフミちゃんは5番です☆」
「見た目はラスボス級じゃない? 悪の根源だねー、親分だねー」
「わ、私もご一緒するんですか? 闇銀行の襲撃に…?」
ヒフミはたじろいで、そう言う。だが残念、この人たちはマジのマジだ。
マジと書いて本気と読むぐらい本気だ。
「それじゃあ、先生。例のセリフを」
「あぁ……銀行襲うぞ!!!」
俺の言葉にザッと歩き出す。
あの、俺の覆面ってどこですかね? え、ない? ち、ちょっと待ってくださいよ!!
次はどこ行こうかな……?
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ケイ、アリス、起動します!
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もちろんワイらは補習で抵抗するで?
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え、アリウス行くんですか?
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兎!ウサギこそ正義!!
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百鬼ダロォォ??