バカと僕と召喚獣   作:藤崎海斗

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今回は楽しい楽しいお弁当です!!
Dクラス戦が終わって一段落と思ったらこんなところに伏兵が!!
蒼龍さんガンガンさん感想ありがとうございます。

それではどうぞっ!!!


第五問~Dクラス戦後&楽しいお弁当!!~

明久「おはよー」

 

雄二「おう。明久。時間ギリギリだな」

 

智也「おはよー」

 

明久「ん、おはよう雄二、智也

皆には何も言われなかったの?」

 

雄二「ん?何がだ?」

 

明久「Dクラスの設備のこと」

 

智也「もち、皆にもちゃんと説明したから。」

 

明久「ふーん」

 

雄二「それよりお前はいいのか?」

 

明久「何が?」

 

雄二「昨日の後始末だ」

 

明久「うん。いくら僕でも、生爪を剥がされると分かっていながら行動するなんてありえないよ」

 

智也「雄二の始末じゃなくて」

 

明久「いったい何が言いたいーー」

 

美波「吉井っ!」

 

明久「ごぶぁっ!」

 

智也「うわ、痛そ」

 

明久「し、島田さん、おはよう・・・」

 

美波「おはようじゃないわよっ!

アンタ、昨日はうちを見捨てただけじゃ飽きたらず、消火器のいたずらと窓を割った件の犯人に仕立てあげたわね・・・・!

おかげで彼女にしたくな女子ランキングがあがっちゃったじゃない!ーーと、本来は掴みかかってるんだけど」

 

智也「もう殴ってるのにね」

 

秀吉「じゃな」

 

美波「アンタにはもう充分罰が与えられているようだし、許してあげる」

 

明久「うん。さっきから鼻血が止まらないんだ」

 

美波「いや。そうじゃなくてね」

 

明久「ん?それじゃなに?」

 

美波「一時間目の数学のテストだけど監督の先生、船越先生だって」

 

智也「明久ーー、テストは教室でやるんだから逃げても無駄だよー」

 

昼放課ーー

 

明久「うあー・・・・づがれだー」

 

智也「明久は特にだよね」

 

明久「ほんとだよ、船越先生には近所のお兄さんを紹介したけど」

 

智也「その人大丈夫?」

 

明久「まあなんとかなるんじゃない?それより疲れたね」

 

秀吉「うむ。疲れたのう」

 

康太「・・・・・(コクコク)」

 

雄二「よし、昼飯食いにいくぞ!今日はラーメンとカツ丼と炒飯とカレーにすっかな」

 

智也「えっそんな食うの?僕はオムライスにしようかな~」

 

美波「ん?吉井達は食堂に行くの?だったら一緒していい?」

 

雄二「ああ、島田か。別に構わないぞ」

 

美波「それじゃ、混ぜてもらうわね」

 

康太「・・・・・(コクコク)」

 

明久「じゃ、僕も今日は贅沢にソルトウォーターあたりをーー」

 

瑞希「あ、あの。皆さん・・・・」

 

明久「うん?あ、姫路さん。一緒に学食行く?」

 

瑞希「あ、いえ。え、えっと・・・、お、お昼なんですけど、その、昨日の約束の・・・・」

 

秀吉「おお、もしや弁当かの?」

 

瑞希「は、はいっ。迷惑じゃなかったらどうぞっ」

 

明久「迷惑なもんか!ね、雄二!」

 

雄二「ああ、そうだな。ありがたい」

 

瑞希「そうですか?よかったぁ~」

 

美波「むー・・・・っ。瑞希って、

意外と積極的なのね・・・」

 

秀吉「それでは、折角のご馳走じゃし、こんな教室ではなくて屋上でもいくかのう」

 

智也「そうやね」

 

雄二「そうか。それならお前らは先に行っててくれ」

 

明久「ん?雄二はどこか行くの?」

 

雄二「飲み物でも買ってくる。昨日頑張ってくれた礼も兼ねてな」

 

美波「あ、それならウチも行く!一人じゃ持ちきれないでしょ?」

 

雄二「悪いな。それじゃ頼む」

 

美波「おっけー」

 

雄二「きちんと俺達の分をとっておけよ」

 

智也「OK。遅いと分からんけどね」

 

雄二「そう遅くはならないはずだ。じゃ、行ってくる」

 

明久「僕らも行こうか」

 

瑞希「そうですね」

 

屋上ーー

 

秀吉「天気が良くてなによりじゃ」

 

瑞希「そうですねー あ、シートもあるんですよ」

 

明久「気持ちいいねー」

 

智也「うん」

 

康太「・・・・(コクコク)」

 

瑞希「あの、あんまり自信はないんですけど・・・・」

 

皆「おおっ!」

 

明久「それじゃ、雄二には悪いけど、先にーー」

 

康太「・・・・(ヒョイ)」

 

明久「あっ、ずるいぞムッツリーニっ」

 

ムッツリーニはエビフライをつまみ取り、流れるように口に運び

 

康太「・・・・(パク)」

 

バタン ガタガタガタガタ

 

豪快に顔から倒れ、小刻みに震えだした。

 

明久、智也、秀吉「・・・・・・」

 

瑞希「わわっ、土屋君!?」

 

康太「・・・・(ムクリ、 グッ)」

 

瑞希「あ、お口に合いましたか?良かったですっ 良かったらどんどん食べてくださいね」

 

あんな顔を見たら美味しくなくても食べてやろうと思うけどムッツリーニの姿が忘れられない

 

明久(・・・ねえ、あれどう思う?)

 

秀吉(・・・どう考えても演技には見えん)

 

智也(だいたい演技する必要ないでしょ)

 

明久(だよね。やばいよね)

 

秀吉(お主ら、身体は頑丈か?)

 

明久(正直胃袋には自信はないよ。食事の回数が少なすぎて退化してるから)

 

智也(僕もたまに食べない日あるからね、やばいかもしんない)

 

秀吉(ならば、ここはワシに任せて貰おう)

 

明久(そんな、危ないよ)

 

智也(そうだ!やめた方がいい)

 

秀吉(大丈夫じゃ。ワシは存外頑丈な胃袋をしていてな。ジャガイモの芽程度なら食ってもびくともせんのじゃ)

 

智也(それはすごいな)

 

明久(でも・・・・)

 

秀吉(安心せい。ワシの鉄の胃袋を信じてーー)

 

雄二「おう、待たせたな!へー、こりゃ旨そうじゃないか。どれどれ?」

 

智也「雄二っ待て」

 

パク バタンーーガシャガシャン、ガタガタガタガタ

 

ジュースの缶をぶちまけて倒れた。

 

美波「さ、坂本!?ちょっと、どうしたの!?」

 

雄二が一口でだと・・・!

 

倒れた雄二は目でこう訴えてきた

 

雄二『毒を盛ったな』 と

 

明久『毒じゃないよ、姫路さんの実力だよ』

 

僕も目で返事をする。こういうときはすごく便利だ。

 

雄二「あ、足が・・・つってな・・・」

 

明久「あはは、ダッシュで階段の昇り降りしたからじゃないかな」

 

秀吉「うむ、そうじゃな」

 

智也「うんうん」

 

美波「そうなの?坂本ってこれ以上ないくらい鍛えられてると思うけど」

 

明久「とこでさ島田さん。その手をついている辺りにさ」

 

美波「ん?何?」

 

明久「さっきまで虫の死骸があったよ」

 

嘘だけど

 

美波「えぇっ!?早く言ってよ!」

 

明久「ごめんごめん。とにかく手を洗ってきた方がいいよ」

 

美波「そうね。ちょっと行ってくる」

 

秀吉「島田はなかなか食事にありつけずにおるのう」

 

智也「ほんとだね」

 

雄二(明久、今度はお前がいけ!)

 

明久(む、無理だよ!僕だったらきっと死んじゃう!)

 

秀吉(流石にワシもさっきの姿を見ては決意が鈍る・・・)

 

智也(と、とにかくどうしようか)

 

明久(雄二がいきなよ!姫路さんは雄二に食べてもらいたいはずだよ!)

 

秀吉(そうかのう?姫路は明久に食べてもらいたそうじゃが)

 

智也(秀吉のいうとおりだよ。明久がいきなよ)

 

明久(そんなことないよ!乙女心を分かってないね!)

 

雄二(いや、分かってないのはどちらかと言うとお前のことだとーー)

 

明久(ええい、往生際が悪い!)

 

明久「あっ!姫路さん、あれはなんだ!?」

 

瑞希「えっ?なんですか?」

 

明久(おらぁっ!)

 

雄二(もごぁぁっ!?)

 

明久「ふぅ、これでよし」

 

秀吉「・・・お主、存外鬼畜じゃな」

 

智也「悪魔に見えたよ」

 

明久「ごめん、見間違いだったよ」

 

瑞希「あ、そうだったんですか」

 

明久「お弁当美味しかったよ。ご馳走様」

 

秀吉「うむ、大変いい腕じゃ」

 

智也「すっごい美味しかったよ」

 

瑞希「あ、早いですね。もう食べちゃったんですか?」

 

明久「うん。特に雄二が『美味しい美味しい』って凄い勢いで」

 

瑞希「そうですかー。嬉しいですっ」

 

明久「いやいや、こちらこそありがとう。ね、雄二?」

 

雄二「う・・・うぅ・・・。あ、ありがとうな、姫路・・・」

 

智也(大丈夫?雄二)

 

雄二(ああ、なんとかな)

 

明久「そういえば、美味しいと言えば駅前に新しい喫茶店がーー」

 

秀吉「ああ、あの店じゃな。確かに評判がいいのう」

 

智也「美味しいらしいよね」

 

瑞希「え?そんなお店があるんですか?」

 

明久「うん。今度今日のお礼に雄二が奢ってくれるってさ」

 

雄二「てめ、勝手なこと言うなっての」

 

瑞希「あ、そうでした」

 

明久「ん?どうしたの?」

 

瑞希「実はですねーー デザートもあるんです」

 

明久「ああっ!姫路さんあれはなんだ!?」

 

雄二「明久!次は俺でもきっと死ぬ!」

 

雄二(明久!俺を殺す気か!?)

 

明久(仕方がないんだよ!こんな任務は雄二にしかできない!ここは任せたぜっ)

 

雄二(馬鹿を言うな!そんな少年漫画みたいな笑顔で言われてもできんものはできん!)

 

明久(この意気地無しっ!)

 

雄二(そこまで言うならお前にやらせてやる!)

 

明久(なっ!その構えは何!?僕をどうする気!?)

 

雄二(拳をキサマの鳩尾に打ち込んだあとで存分に詰め込んでくれる!歯を食いしばれ!)

 

明久(いやぁー!殺人鬼ーー!)

 

秀吉(・・・ワシがいこう)

 

明久(秀吉!?無茶だよ、死んじゃうよ!)

 

雄二(俺のことは率先して犠牲にしたよな!?)

 

秀吉(大丈夫じゃ。ワシの胃袋はかなりの強度を誇る。せいぜい消化不良程度じゃろう)

 

智也(一つはきついでしょ。半分は僕がいく!)

 

瑞希「どうかしましたか?」

 

明久「あ、いや!なんでもない!」

 

瑞希「あ、もしかして・・・・・

ごめんなさいっ。スプーンを教室に忘れちゃいましたっ 取ってきますね」

 

智也「秀吉、頂こうか」

 

秀吉「うむ、そうじゃな」

 

雄二「・・・すまん。恩に着る」

 

明久「ごめん。ありがとう」

 

智也「別にいいよ」

 

秀吉「そうじゃ。別に死ぬわけではあるまい。そう気にするでない」

 

明久「そ、それもそうだね!」

 

雄二「ああ!お前ら頼んだぞ!」

 

智也、秀吉「おう(うむ)。頂きます」

 

智也「もぐもぐ。意外と普通じゃーー」

 

秀吉「むぐむぐ。なんじゃ、意外と普通じゃとーー」

 

智也、秀吉「ゴばぁっ!」

 

明久「・・・雄二」

 

雄二「・・・なんだ?」

 

明久「・・・さっきは無理矢理食べさせてゴメン」

 

雄二「・・・わかってもらえたならいい」

 

自称『鉄の胃袋』と我がクラスの『小さな軍師』は白目で泡を吹いていた。




明久は雄二に無理矢理食べさせるなんて酷いですね。それにしても瑞希の料理を食べて気絶しない雄二って・・・・スゴいですね
次回はBクラス戦です。
それではまた次回!!
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