一回戦?を書きます。
蒼龍さん感想ありがとうございます。
それではどうぞっ!!
補充テストを終えた二日後の朝
雄二「まずは皆に礼を言いたい。回りの連中には不可能だと言われていたにも関わらずにここまで来れたのは、他でもない皆の協力あっての事だ。感謝している」
智也「あの人は誰だろう?」
明久「ゆ、雄二、どうしたのさ。らしくないよ?」
雄二「ああ。自分でもそう思う。だが、これは偽らざる俺の気持ちだ。
ここまで来た以上、絶対にAクラスにも勝ちたい。勝って、生き残るには勉強すれば良いってもんじゃないという現実を、教師どもに突きつけるんだ!」
F「おおーっ!」
「そうだーっ!」
「勉強だけじゃねぇんだーっ!」
智也「今更だけど、勉強も大事だよね・・・」
美波「そうよね・・・」
雄二「皆ありがとう。そして残るAクラス戦だが、これは一騎討ちで決着をつけたいと考えている」
F「どういうことだ?」
「誰と誰が一騎討ちをするんだ?」
「それで本当に勝てるのか?」
雄二「落ち着いてくれ。それを今から説明する やるのは当然、俺と翔子だ」
明久「馬鹿の雄二が勝てるわけなぁぁっ!?」
智也「普通カッター投げるか!?」
雄二「次は耳だ」
智也「しかも予告してるし、明久から離れた方が良いかもしれない」
明久「智也!見捨てないで」
智也「僕はこんなところでは死ねないんだ」
明久「そんなの僕だって同じだよ」
雄二「おい、そこ五月蝿いぞ。まぁ、明久の言うとおり確かに翔子は強い。まともにやりあえば勝ち目はないかもしれない。
だが、それはDクラス戦もBクラス戦も同じだっただろう?まともにやりあえば俺たちに勝ち目はなかった。
今回だって同じだ。俺は翔子に勝ち、FクラスはAクラスを手に入れる。俺たちの勝ちは揺るがない。
俺を信じて任せてくれ。過去に神童とまで言われた力を、今皆に見せてやる」
Fクラス「おおぉーーーっ!!」
雄二「さて、具体的なやり方だが・・・・一騎討ちではフィールドを限定するつもりだ」
秀吉「フィールド?何の教科でやるつもりじゃ?」
雄二「日本史だ 。 ただし、内容は限定する。レベルは小学生程度、方式は百点満点の上限あり、召喚獣勝負ではなく純粋な点数勝負とする」
明久「でも、同点だったら、きっと延長戦だよ?そうなったら問題のレベルも上げられちゃうだろうし、ブランクのある雄二には厳しくない?」
秀吉「確かに明久の言うとおりじゃ」
雄二「おいおい、あまり俺を舐めるなよ?いくらなんでも、そこまで運に頼りきったやり方を作戦などと言うものか」
明久「??それなら、霧島さんの集中を乱す方法を知っているとか?」
雄二「いいや。あいつなら集中なんてしてなくとも、小学生レベルのテスト程度なら何の問題もないだろう」
秀吉「雄二。あまりもったいぶるでない。そろそろタネを明かしても良いじゃろう」
雄二「ああ、すまない。つい前置きが長くなった。俺がこのやり方をとった理由は一つ。ある問題が出れば、あいつは確実に間違えると知っているからだ。 その問題はーー『大化の改新』」
明久「大化の改新?誰が何をしたのか説明しろ、とか?そんなの小学生レベルの問題で出てくるかな?」
雄二「いや、そんな掘り下げた問題じゃない。もっと単純な問いだ」
秀吉「単純というとーー何年に起きた、とかかのう?」
雄二「おっ。ビンゴだ秀吉。お前の言うとおり、その年号を問う問題が出たら、俺たちの勝ちだ。
大化の改新が起きたのは、645年。
こんな簡単な問題は明久ですら間違えない」
智也「んむ?明久、どうしたの?」
明久「な、何でもないよ」
智也「ふーん」
雄二「だが、翔子は間違える。これは確実だ。そうしたら俺達の勝ち。
晴れてこの教室とおさらばって寸法だ」
智也「んー?」
雄二「どうした智也」
智也「いや、別に」
瑞希「あの、坂本君」
雄二「どうした、姫路」
瑞希「霧島さんとは、その・・・仲が良いんですか?」
雄二「ああ。あいつとは幼馴染みだ」
明久「総員、狙えぇっ!」
雄二「なっ!?なぜ明久の号令で皆が急に上履きを構える!?」
明久「黙れ、男の敵!Aクラスの前にキサマを殺す!」
雄二「俺が一体何をしたと!?」
智也「相変わらずうるさいね、美波」
美波「そうね、相変わらず馬鹿ばっかりね」
明久「遺言はそれだけか?・・・待つんだ須川君。靴下はまだ早い。それは押さえつけた後で口に押し込むものだ」
須川「了解です隊長」
瑞希「あの、吉井君」
明久「ん?なに、姫路さん」
瑞希「吉井君は霧島さんが好みなんですか?」
明久「そりゃ、まあ。美人だし」
瑞希「・・・・・」
明久「え?なんで姫路さんは僕に向かって攻撃態勢を取るの!?」
智也「美波はいかないの?」
美波「うん、ウチは他に気になる人ができたから」
智也「そうなんだ」
秀吉「まぁまぁ。落ち着くんじゃ皆の衆」
明久「む。秀吉は憎くないの?」
秀吉「冷静になって考えてみるが良い。相手はあの霧島翔子じゃぞ?
男である雄二に興味があるとは思えんじゃろうが。 むしろ、興味があるとすれば・・・」
明久「・・・そうだね」
瑞希「な、なんですか?もしかして私、何かしましたか?」
雄二「とにかく、俺と翔子は幼馴染みで、小さな頃に間違えて嘘を教えていたんだ」
智也「成る程ね」
雄二「あいつは一度覚えたことは忘れない。だから今、学年トップの座にいる。俺はそれを利用してあいつに勝つ。そうしたら俺達の机はーー」
Fクラス「システムデスクだ!!」
Aクラスーー
優子「一騎討ち?」
雄二「ああ。Fクラスは試召戦争として、Aクラス代表に一騎討ちを申し込む」
優子「うーん、何が目的なの」
智也「もち、僕達Fクラスの勝利だよ」
優子「面倒な試召戦争を手軽に終わらせることができるのはありがたいけどね、だからと言ってわざわざリスクを冒す必要も無いかな」
雄二「賢明だな ところでCクラスの連中との試召戦争はどうだった?」
優子「時間はとられたけど、それだけだったよ?何の問題もなし」
雄二「Bクラスとやりあう気はあるか?」
優子「Bクラスって・・・、昨日来ていた『あの』・・・」
智也「そう。あれが代表をやっているクラスだよ。宣戦布告はされてないみたいだけど、どうなるかね」
優子「でも、BクラスはFクラスと戦争したから、三ヶ月の準備期間を取らない限り試召戦争はできないはずだよね?」
雄二「知っているだろ?実情はどうあれ、対外的にはあの戦争は『和平交渉にて終結』ってなっているってことを。規約には何の問題もない。・・・Bクラスだけじゃなくて、Dクラスもな」
優子「・・・・それって脅迫?」
雄二「人聞きが悪い。ただのお願いだよ」
優子「うーん・・・わかったよ。何を企んでいるか知らないけど、代表が負けるなんてありえないからね。その提案受けるよ」
明久「え?本当?」
優子「だって、あんな格好した代表のいるクラスと戦争なんて嫌だもん・・・」
智也「ん?思わぬ収穫じゃん」
優子「でも、こちらからも提案。代表同士の一騎討ちじゃなくて、そうだね、お互い五人ずつ選んで、一騎討ち五回で三回勝った方の勝ち、っていうのなら受けてもいいよ」
雄二「なるほど。こっちから姫路が出てくる可能性を警戒しているんだな?」
優子「うん。多分大丈夫だと思うけど、代表が調子悪くて姫路さんが絶好調だったら、問題次第では万が一があるかもしれないし」
雄二「安心してくれ。うちからは俺が出る」
優子「無理だよ。その言葉を鵜呑みには出来ないよ」
智也「(別に受けてもいいんじゃない?)」
雄二「そうか。それなら、その条件を呑んでも良い」
優子「ホント!?嬉しいな♪」
雄二「けど、勝負する内容はこちらで決めさせて貰う。そのくらいのハンデはあっても良いはずだ」
優子「え?うーん・・・」
翔子「・・・受けてもいい」
明久「ぅわっ!」
翔子「・・・雄二の提案を受けてもいい」
優子「あれ?代表。いいの?」
翔子「・・・その代わり、条件がある」
智也「条件?」
翔子「・・・うん、一試合ごとと全体の負けた方は何でも一つ言うことを聞く」
康太「・・・・(カチャカチャ)」
優子「じゃ、こうしよう?勝負内容は五つの内三つはそっちに決めさせてあげる。二つはうちで決めさせて?」
智也「(まあいいんじゃないかな?)」
雄二「(そうか、なら) 交渉成立だな」
明久「ゆ、雄二!何を勝手に!まだ姫路さんが了承してないじゃないか!」
雄二「心配すんな。絶対に迷惑はかけない」
翔子「・・・・勝負はいつ?」
雄二「そうだな。十時からでいいか?」
翔子「・・・・わかった」
雄二「よし。交渉は成立だ。一旦教室に戻るぞ」
明久「そうだね。皆にも報告しなくちゃいけないからね」
智也「そーだな」
十時ーーin Aクラス
高橋「では、両名共準備は良いですか?」
雄二「ああ」
翔子「・・・・問題ない」
高橋「それでは一人目の方、どうぞ」
優子「アタシから行くよっ」
秀吉「ワシがやろう」
優子「ところでさ、秀吉」
秀吉「なんじゃ?姉上」
優子「Cクラスの小山さんって知ってる?」
秀吉「はて、誰じゃ?」
優子「じゃーいいや。その代わり、ちょっとこっちに来てくれる?」
秀吉「うん?ワシを廊下に連れ出してどうするんじゃ姉上?」
秀吉『姉上、勝負はーーどうしてワシの腕を掴む?」
優子『アンタ、Cクラスで何してくれたのかしら?どうしてアタシがCクラスの人達を豚呼ばわりしていることになっているのかなぁ?」
秀吉『はっはっはっ。それはじゃな、姉上の本性をワシなりに推測してーーあ、姉上っ!ちがっ・・・!
その関節はそっちには曲がらなっ・・・!』
ガラガラガラ
優子「秀吉は急用ができたから帰るってさっ。代わりの人を出してくれる?」
雄二「い、いや・・・・。ウチのーー」
智也「僕がいく」
雄二「そうか、分かった」
優子「ふーん、君名前は?」
智也「北山智也」
優子「まあここに来た威勢だけは褒めてあげるよ。」
智也「そりゃどーも」
優子「初戦だし派手にいきたいよね。高橋先生総合科目でお願いします」
高橋「わかりました。」
明久「ねぇ雄二、智也大丈夫なの?」
雄二「当たり前だろ、あいつを誰だと思っている」
智也、優子「サモン!!」
Aクラス 木下優子
総合科目 3383点
VS
Fクラス 北山智也
5826点
明久「えっ!?智也ってあんな頭良かったの!?」
智也「お前馬鹿にしてんのか」
雄二「智也は学年主席候補だぞ」
智也「ごめんね木下さん。これも勝負だから」
優子「点数で負けてても!!」
智也「いや、もう終わってるんだ」
優子「えっ!?」
Aクラス 木下優子
総合科目 dead
VS
Fクラス 北山智也
5437点
優子「な、何をしたの?」
智也「腕輪の能力で武器を小刀にして、今出せる最高のスピードで間合いを詰めて渾身の一撃を叩き込んだんだ。だから、僕の点数も減ってるしね」
優子「召喚獣の動きが見えなかった・・・・」
智也「実は僕の腕輪は他の人の腕輪の能力も使えるんだ。その分点数の消費も多いけど、今回は康太の腕輪の能力を借りたんだ。とにかくこの勝負は僕達の勝ちだね」
高橋「まずは、Fクラスが一勝と」
Fクラス「しゃあぁーーっ!!」
智也「雄二、勝ってきたよ」
雄二「おう」
波乱のAクラス戦はまずFクラスの一勝で幕を上げた。
原作通りじゃ面白くないので少し変えてみました。あと智也の腕輪の能力も変えました。
次回はAクラス戦続きです。
次回も頑張ります!!