無下限呪術でキヴォトス無双したい   作:サリム

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ターニングポイント

俺は術式を使いアビドス砂漠に来たがユメ先輩をこんなに広いところから探すのは不可能に近い...何か目印になるものがあればいいんだけど...砂漠を飛び回りながら考えていると機械で出来たヘビのような生き物が見えてきた

 

(あれは...ビナーか?ユメ先輩は砂漠で衰弱死したらしいがその前にあいつとも戦っていたんだろうか?)

 

俺は急いでビナーの近くに向かって飛んでいく...

 

(最大出力でやる!)

 

「『位相』『黄昏』『知恵の瞳』...術式順転:蒼!」

 

バキバキバキッ

 

蒼の完全詠唱の威力は凄まじかったビナーの一部を吸い込んでいき外殻が剥がれていき粉々になる...その後内部の配線らしきものも丸見えになるぐらい抉れていた

 

「グオオオオオォォォ」

 

ビナーのうめき声が響き渡る

 

(ユメ先輩は...!)

 

ビナーの体が向いている方向に血だらけで横たわるユメ先輩がいた...俺はすぐに近寄り息を確認する

 

「大丈夫ですか!ユメ先輩」

 

「よいちくん...来て..くれた....んだ」

 

(良かった息はあるけどこのままだとやばそうだ早く病院に連れていかないと...)

 

蒼で飛び連れていくことも出来るが今のユメ先輩には負荷がかかりすぎるだろう...

 

どうしようか迷っていた時向こうから声が聞こえてくる

 

「よいち!ユメ先輩!大丈夫ですか?」

 

小鳥遊さんだあの人ならユメ先輩を病院まで運んでくれるはず

 

「ってユメ先輩...どうしたんですか!もしかして...私があのポスターを破ったせいで?」

 

「小鳥遊さん...それは後で、ユメ先輩を早く病院へ連れていってください」

 

「わかりました、よいちはどうするんですか?」

 

「俺はあいつを足止めしときます」

 

ビナーの方を見ると最初に与えたダメージはほとんど回復していた

 

「なんなんですかあのヘビは!勝てるんですか?」

 

「勝ちますよ...俺にはバリアもあるし大丈夫です早くユメ先輩を病院に連れて行ってあげてください」

 

「わかりました...帰ったら事情を聞かせてもらいますからね!」

 

そう言いホシノはユメ先輩を抱えて街の方へと走っていった

 

「さてと...やりますか」

 

俺はビナーを見上げて呟く、ビナーの体から無数のミサイルが発射された...俺は咄嗟にバリアを貼り爆発を防ぐ

 

「術式順転:『蒼』」

 

蒼を使うがビナーの外殻を剥がすだけですぐに治されてしまった

 

「チッやっぱり完全詠唱しないと威力が落ちるな」

 

「『位相』『黄...ドカーン」

 

詠唱しようとすると小型ミサイルを発射され邪魔をさせられる...今の俺にはバリアと蒼を同時に発動させる能力は無かった

 

「クソッ早速弱点がひとつバレたな」

 

俺は呪力で身体強化をしながら地面を蹴って走る

 

(詠唱は邪魔されるし省略した蒼ではダメージが通らない...なら、直接殴るか)

 

俺は拳に呪力と術式を込める...地面を力強く蹴りビナーの顔面に向かって一撃を入れた

 

バキバキッ

 

顔には蜘蛛の巣のような大きな亀裂ができた...そこにもう1発力を込めて殴る

 

ドカッ..ドシーン...

 

ビナーは地面に倒れ動かなくなった...

 

(やっと倒したか...)

 

そう思って不用意に近づく...これがいけなかった

 

「なっ」

 

ビナーは死んだふりをしていたのか俺が油断するのかを待っていたらしい、俺は地面から生えてきた尻尾のようなものに気づかなかった

 

そのまましっぽで打ち上げられビナーは口にエネルギーを貯める...

 

(ビームか...俺にはバリアがあるから関係ないな)

 

だが放たれたビームは今までと何かが違った...そうさっきとは比べ物にならないくらいの『神秘』が内包されていた

 

(これは!ダメなやつだ)

 

俺は咄嗟に空中で身を躱したが左腕は間に合わなかった

 

「ぐぁぁぁぁぁぁ」

 

皮膚が肉が高熱で溶かされていき骨が丸見えになる肉の支えが無くなった腕の骨は無情にも砂の地面へぽとりと落ちる

 

「ぐぁぁ...はぁ..はぁ」

 

痛みに苦しみながら状況を確かめる

 

(なんだ今のは...俺は確かにバリアを張っていたはず...、血は...幸いにも熱で傷口が焼けていて止まっている)

 

俺はビナーから離れながらさっきの状況を思い出す

 

(今までのビームには『神秘』はそれほど含まれていなかった...無下限呪術のバリアは『神秘』が大量に含まれている攻撃は防げないのかもしれない)

 

逃げようとも考えたがこいつを街の方に行かせる訳にはいかない...今までどうりバリアで時間稼ぎをすることも難しくなった

 

「はぁっハハハハッ今ならできるかもしれない」

 

俺は窮地に立たされてハイになっていた

 

『領域展開』

 

《無量空処》

 

俺とビナーの体が暗闇に包み込まれる

 

無量空処は使った時点で勝ちが確定するなぜなら知覚と伝達を無限回強制させるものだからだ、そうすると相手は何も出来なくなる

 

3秒経つとビナーは頭から火花を出し始める10秒ほど経つと煙がでて巨大なヘイローが消えた

 

「ざまぁ見やがれ...」

 

ドサッ

 

俺は無理して領域を展開したからか頭が割れるほどの頭痛がし地面に倒れた

 

 

「クックックいい物を見せてもらいましたね、治療は私のところで致しましょう」

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