無下限呪術でキヴォトス無双したい   作:サリム

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ふたつでひとつ

「えっ!?」

 

「ほ、ホシノ先輩!?」

 

「ごめんごめん、ちょっと昼寝しててね〜遅れちゃった」

 

「昼寝ぇ!?こっちは色々大変・・・ってほどじゃないけど!ゲヘナのやつらが・・・」

 

「でも、もう全員よいち先輩が撃退した」

 

「まだ全員ではないですが・・・まあ大体は」

 

「ゲヘナの風紀委員会かぁ・・・便利屋を追ってここまで来たの?」

 

「うーん、事情はよく分からないけど、対策委員会はこれで勢揃いだよ、ということであらためてやり合ってみる?風紀委員長ちゃん?」

 

「・・・1年の時とはずいぶん変わった、人違いじゃないかと思うぐらいに」

 

「・・・ん?私のこと知ってるの?」

 

「情報部にいた頃、各自治区の要注意生徒たちをある程度把握してたから」

 

「特に小鳥遊ホシノ・・・あなたのことは忘れるはずがない、あの事件の後、アビドスを去ったと思っていたけど」

 

「・・・」

 

(あの事件?なんのことだろうか)

 

「・・・そうか、そういうことか・・・だからシャーレが・・・」

 

「まあいい、私も戦うためにここに来たわけじゃないから」

 

「・・・イオリ、チナツ」

 

「・・・委員長」

 

「・・・はい」

 

「撤収準備、帰るよ」

 

「えっ!?」

 

「帰るんですか!?」

 

スッ

 

風紀委員長が頭を下げる

 

「えっ?」

 

「頭を下げました・・・!?」

 

「事前通達無しでの無断兵力運用、そして他校の自治区で騒ぎを起こしたこと」

 

「このことについては私、空崎ヒナより、ゲヘナの風紀委員会の委員長として、アビドスの対策委員会に対して公式に謝罪する」

 

「今後、ゲヘナの風紀委員会がここに無断で侵入することは無いと約束する、どうか許して欲しい」

 

「委員長・・・」

 

「ま、待ってくれ委員長!あの校則違反者たち・・・便利屋はどうするんだ!?」

 

ジロッ

 

「あ、う・・・」

 

「ほら、帰るよ」

 

ザッザッザッザッザッ

 

「風紀委員会の全兵力・・・すごい速さでアビドスの郊外へと消えていきました・・・」

 

「あれほど大規模な兵力を、一糸乱れずに・・・風紀委員長、すごい方ですね」

 

「もったいない、強い人と戦えるチャンスだったのに」

 

「シロコ先輩、どこかの戦闘民族みたいだね・・・まあ私だって、もちろん喧嘩を売られたら逃げるようなことはしないけど」

 

「うへ〜結局おじさんは状況が全然わかってないんだけど、何があったの?」

 

「説明したいところなんですが、私たちもまだ分かってないことが多く・・・風紀委員長は、なぜここまで来たのでしょうか?」

 

(確かにヒナ委員長を俺は呼んでないぞ?どうやってここが分かったんだろうか)

 

「そうです、分からないのは私たちも同じなんですよ!そもそもホシノ先輩はこんなタイミングでいったいどこで・・・!」

 

「ごめんごめん」

 

「はあ・・・なんだか、さらに大事になってきている気がします」

 

「慌ただしいことばっかりで・・・わかってないことだらけです」

 

「アヤネちゃん・・・」

 

「そうですね、今日も色んなことがありましたし・・・無理せず、私たちも休憩した方が良いかもしれません」

 

「はい、では今日は一旦解散して、また明日学校で状況の整理をしましょう」

 

「・・・うん、そうだね〜、アヤネちゃんの言う通りだよ今日はもう解散、明日また教室で」

 

「そうしましょうか」

 

「早くシャワーが浴びたい」

 

 

あれから解散して俺はまたミレニアムのエンジニア部に来ていた・・・ウタハさんから武器ができたとモモトークがあったからだ

 

「おや来たか、よいち・・・」

 

「はい、早く武器が見たくて飛んできちゃいましたよ」

 

比喩ではなく実際に飛んできたのだが

 

「そうか・・・では、見てくれこれが君の武器だ」

 

ウタハさんが取りだしたのはは赤と青のラインが入った2丁のピストルだった

 

「二丁拳銃ですか?」

 

「ふふっそれは・・・」

 

「私が説明しましょう!その二丁のピストルは・・・」

 

 

コトリさんの説明が30分ほど続いてやっと終わった・・・この二丁のピストルは「ダブルバレルピストル」と言う銃らしい・・・青いラインが入った方は吸い込む力に強く、赤いラインが入った方は押される力に強いらしい・・・そしてその真の能力は二つを合体できることだつまり理論上は紫を連続で撃てるようになるはず・・・らしい

 

「凄いですね、こんな銃があるなんて知りませんでした」

 

「ああ、だが実際に耐えられるかは撃ってみないとわからない・・・とりあえず射撃場に行こうか」

 

俺たちは射撃場に移動した・・・

 

「では、いきます!」

 

呪力を込めて弾に蒼を付与するそして的に向かって撃つと・・・

 

パンッ

 

弾は人形のお腹に当たり人形のお腹の周りを吸い込んでいった・・・銃はビクともしていない

 

「凄いです!壊れませんでした!」

 

「どうやらそのようだね、まあ私たちが作ったんだそう簡単には壊れないよ・・・赤いほうの技も見てみたかったんだけどね」

 

「あはは、あれは今の俺じゃ使えなくてですね」

 

「どうやったら使えるようになるんだい?」

 

(他の人はよく知らないが五条先生は瀕死になると使えていた)

 

「うーん、多分死にかけたら使えるんじゃないですかね」

 

「そうか・・・気になったんだが君のその情報はどこで学んだんだい?」

 

「えっと・・・本ですね」

 

(嘘は言ってない・・・)

 

「そうか、教えてくれてありがとう」

 

「ところでこの銃いくらぐらいしますか?」

 

「ん?ああ、その銃は元々あったものを少し改造しただけなんだ、だから値段は気にしなくていいよ」

 

「いや、普通に払いますよとりあえず俺が持ってる全額出しますね」

 

俺は鞄から今まで賞金首で稼いだお金を机の上に出す

 

「え?いやいやさすがに多すぎるよ」

 

「大丈夫です!これくらいすぐ稼げるので」

 

「いやそういう意味じゃなくて・・・」

 

「じゃあ、ありがとうございました!壊れちゃったらまた来ます!」

 

俺は強引に話を終わらせてエンジニア部から飛び出していった

 

(この銃があれば前より速く敵を倒せるだろうしエンジニア部に頼んで良かったな)

 

(でも、多分銃じゃ黒閃はでないよな・・・でも人間相手に黒閃を試すのも気が引けるし・・・そうだ確かキヴォトスの廃墟にはロボットがたくさんいたよなあいつらで黒閃の練習するか)

 

明日はアビドスのみんなと予定があるから無理だな・・・まあ予定が空いたら行くとするか

 

 

次の日俺はゲヘナにある宿からアビドスへと向かっていった

 

「うーん何か面白ことないかな〜」

 

空を飛びながらそんなことを呟く・・・というか今更だが俺がどうやって空を飛んでいるか気になるだろう、まず蒼で空中に自分を引っ張るその後ニュートラルな無下限呪術で体を固定してそれを蒼で引っ張るこれを繰り返しているだけだ・・・

 

最初は難しいかったがやってるうちに結構慣れてきて今ではスムーズにできるようになっていた

呪力コントロールも練習できるしまさに一石二鳥

 

「っと」

 

そんなことを考えてるうちにアビドス高校に着く、他のみんなはもう集まっているだろうか?

 

「おはよう〜」

 

部室に入りながらあいさつをする

 

「おはようございます〜」

 

ノノミのが俺に向かってあいさつを返してくれる

 

「他のみんなは?」

 

「先生は便利屋の人達に会いに行ってて、アヤネちゃんとセリカちゃんは大将のお見舞いに行っています、私も行きたかったですが大勢で押しかけるわけにも行きませんからね・・・」

 

「そっか、じゃあ来るまでグラウンドで訓練でもしとこうかな」

 

「もう十分強いですよ?」

 

「いや、まだヒナ委員長にも勝てないだろうしそれにこれからもっと強いやつもでてくるかもしれないだろ?」

 

「頑張ってくださいね〜」

 

「ああ、じゃあまた後で」

 

 

グラウンドにでて俺はとりあえず呪力操作をもっと上手くできるようにしようと思った・・・が、何からやればいいか・・・虎杖は確か呪骸を使って訓練していたがここにはそんなものは無い・・・なので呪力を身体の中で色々やってみた

 

呪力を一本の線にしてクルクル回したり身体中を高速でかけ巡らせたり・・・まあやってみたけど結構難しいでも、おかげで確実に繊細なコントロールができるようになっている

 

「こんなもんでいいか・・・次は・・・」

 

俺はポケットからカッターを取り出す、そして指の先を少し切りつける・・・そう、反転術式の練習だこれも一応やっとかないとな

とりあえず傷をつけた場所に呪力を呪力を集めて傷を治すイメージをする

 

10分ぐらいイメージし続けたがやっぱり治すことはできなかったこんなのどうやってやればいいんだ

 

「はあーやっぱ無理か」

 

「ここで何してるの?」

 

「ああシロコか、今トレーニング中だよ」

 

「トレーニング?・・・なら私と戦おう」

 

いきなりシロコから戦おう、と言われてしまったまあ実戦で何かヒントを得れるかもしれないしやるか・・・

 

「おっけー、手加減無しで頼む」

 

「ん、わかった」

 

俺とシロコは離れて試合開始の合図をする・・・まず仕掛けてきたのはシロコ、銃を撃ちながらジグザグに走って向かってきている、銃弾はバリアで止める、蒼で吸い込んで武器を奪い取ろうとするがさすがに手から離してくれないシロコ自身も引っ張ろうとするが詠唱なしだと力不足で引っ張ることが出来ない、多分シロコの『神秘』が多いのも原因のひとつだろう

 

俺はホルスターから拳銃を取りだしシロコに向かって銃口を合わせる

 

バンッバンッ

 

シロコは銃弾が見えているのか銃を撃っても避けられる、当たらないなら意味が無い俺は銃をホルスターにしまい、拳に呪力を込める・・・そして蒼で一気に距離を縮めた

 

「なっ!?」

 

シロコのお腹に向かって右ストレートをお見舞する

 

「ぐっ!」

 

そのままシロコはグラウンドの端にある砂の山まで飛ばしたが直ぐに体勢を立て直された

 

「ユニット起動・・・」

 

シロコがそう呟くとシロコの足元にドローンが生成されるそのまま俺に向かってドローンは小型ミサイルを撃ってきた

 

「まずいな」

 

このドローンは多分シロコのEXスキルだろう六眼で見てもミサイルに含まれている『神秘』の量が多いのがわかる、呪力を飛ばしてミサイルを爆破させるが一つだけ爆破せずにまだ俺に向かってきていた、腕に呪力を多めに配分しガードする

 

ドカーンッ

 

・・・腕が少し痛いが何とか無事で済んだ

 

「危なかった・・・」

 

俺は一度離れ呪詩詠唱を始める

 

『位相』

 

『黄昏』

 

『知恵の瞳』

 

「・・・?」

 

『術式順転:蒼』

 

さっきとは比べ物にならない力でシロコの銃を引っ張る

 

「あっ」

 

シロコの手元から銃は離れたのを確認して蒼を止めるそのまま俺の手に向かって銃は飛んでいき・・・

 

ガシッ

 

「これで俺の勝ち」

 

「ん、ギリギリ負けた」

 

グラウンドを壊さないハンデがあったとしても確かにギリギリだったシロコって結構強かったんだな・・・

 

「いい訓練になったよ、ありがとうシロコ」

 

「私も勉強になった」

 

「そろそろ部室に戻るか」

 

俺とシロコは校舎へと戻って行った

 

 

「・・・ちょっとホシノ先輩起こしてくる」

 

「・・・分かった、先に戻ってる」

 

俺だけ先に対策委員会の部室へと戻る・・・先生も帰ってきているようだ

 

ドンッ!

 

隣の教室から音がする

 

"今の音は?"

 

先生たちと一緒に音がした教室へと向かった

 

「ホシノ先輩!シロコちゃん!?どうしたんですか!?」

 

"・・・どうしたの?"

 

「・・・ん、その・・・」

 

「いったい、何があったんですか?・・・?」

 

「・・・ホシノ先輩に、用事があるの」

 

「悪いけど、二人きりにして」

 

「うーん、それはダメです☆」

 

「対策委員会に、「二人だけの秘密♡」みたいなものは許されません、何といっても、運命共同体ですから」

 

「・・・でも」

 

「ですので、きちんと状況の説明もしてくれない悪い子には・・・」

 

「お仕置☆しちゃいますよ?」

 

「う、うーん・・・」

 

「えっとねー・・・実は、おじさんがこっそりお昼寝してたのがバレちゃったんだよね〜」

 

「私の怠け癖なんて、今に始まったことじゃないとは思うけど、おじさんもここ最近ちょっと〜寝すぎだったかも、まあ、それで少しばかり叱られちゃったのさ〜」

 

「あ、う、うん・・・」

 

「にしたって、そんなに怒らなくてもいいのに〜シロコちゃんは真面目だなあ」

 

「ま、人にはそういう時もあるよね〜そろそろ集まる時間だし、行こっかー」

 

ホシノとシロコが教室から出ていく

 

「・・・」

 

"ノノミ大丈夫?"

 

「はい、私は大丈夫です、・・・何か、言いたくないことがあるみたいですね」

 

「・・・仕方ありませんね、誰しも言いたくない秘密の一つや二つくらい、持っているものでしょうし・・・」

 

「私たちも行きましょうか、そろそろみんな帰ってきているかも知れません」

 

"そうだね・・・"

 

(やっぱり小鳥遊さんはアビドスを去るつもりなんだ・・・)

 

教室に戻ってみんなが席に着く・・・

 

「先輩たち、大変!!これ見て!」

 

「アビドス自治区の関係書類。持ってきました!これを・・・」

 

セリカとアヤネが帰ってきた

 

「・・・?」

 

「・・・あれ?」

 

「・・・な、何、この雰囲気?」

 

「何かあったんですか・・・?」

 

"とりあえず今は大丈夫、おかえり二人とも"

 

「・・・うん、ただいま?い、いやそれよりも!」

 

「よいち先輩が言ってたこと!」

 

「はい、あれから私もアビドス自治区の土地について調べました・・・まずはこれを見てください」

 

「ん〜これって・・・地図?」

 

「直近までの取引が記録されている、アビドス自治区の土地の台帳・・・「地籍図」と呼ばれるものです」

 

「土地の所有者を確認できる書類、ということですか?」

 

「はい、私もこれを見るまでは信じられませんでした・・・柴関ラーメンが入っている建物はもちろんのこと、アビドス自治区のほとんどが・・・」

 

「・・・私たちの学校が所有していることになっていませんでした」

 

「・・・どういうこと?アビドス自治区がアビドスの所有じゃないって、そんなわけ」

 

「・・・これって」

 

小鳥遊さんが地図をめくる

 

「もしかして現在の所有者はよいち先輩が言っていたカイザー系列の?」

 

「カイザーコンストラクション・・・そう書かれています」

 

「・・・!」

 

「そんな・・・!?」

 

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