Lostbelt No2 悠久延焼世界 ゲッテルデメルング  消えない焔と巨人の絆   作:焔の隣人

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おいでませ、何もなき炎の世界へ

「無事、爆破」

 

 

 死ななきゃと言われたから死んでみたが、うん。

 ぬるま湯だった。

 

 

「これから、どうする?」

 

『待て、今蘇生中だ』

 

「ん」

 

 

 生き返るのなら結局おんなじことなんじゃないのか? いいけど。

 

 

『……一度死なねば、奴らは見向きもせんだろう。交渉はお前とて経験がある筈だ』

 

「うん。あのめんどくさいの」

 

『この過程は、そのテーブルにお互いを座らせる為の撒き餌に等しい』

 

「そう」

 

 

 おれはあんまり考えることが得意じゃない。

 スルトがそう、と言うのならそうするまでだ。

 

 

『    君(・)達(・)と契約がしたい』

 

『……来たな』

 

「ん、どちら様」

 

『私は異星の神。驚(・)く(・)べ(・)き(・)こ(・)と(・)に(・)、君(・)達(・)は(・)己(・)の(・)死(・)を(・)乗(・)り(・)越(・)え(・)た(・)』

 

「うん」

 

『故に、私は君達に何も強制しない。だが、代わりに君達にはキリシュタリアの計画を補助して欲しい』

 

「……いいよ。でも、やり方はおれ達の好きにさせてもらう」

 

『構わない」

 

 

 そこらの魔術師達よりよっぽど良いナニカだね、なんとかの神様。

 

 

『アレは……まぁいい、然程関係のないことだ。それよりも……』

 

「ん、何かまだやるの」

 

『右腕を貸せ、少々保険を掛ける』

 

「何に?」

 

『……オフェリアだ、あいつは本来あの忌々しい組織と共に動くものではなかった』

 

「ふーん。何するの」

 

『か(・)け(・)ら(・)を送る、どこにいつ送られるのかわかったものではないが。ないよりはマシだろう』

 

「そう」

 

 

 言われた通りに右手をスルトに貸す。

 ……す(・)る(・)と(・)、ス(・)ル(・)ト(・)は(・)炎(・)で(・)色(・)々(・)し(・)始(・)め(・)た(・)。

 

 ふふん。

 

 

『くだらん』

 

「ひどい」

 

 

 ドクターに習った、空気を和ませるニッポン秘伝の技だって言うのに。

 

 

『あの男がそもそも信用ならん、全身からロキの様な胡散臭さを匂わせる生き物だぞ』

 

「ドクターいい人だよ?」

 

『おまえがそういうのも珍しいが、そうは思えん。諦めろ』

 

「むう」

 

『北欧に生きた神(もの)にロキを完全に信用する奴はいない。そういうことだ』

 

 

 ドクターはロキって神様とは違う。

 むう。

 

 

『できたぞ』

 

「わ」

 

 

 かわいい?

 さらまんだーだ。

 

 

「一人欲しい」

 

『馬鹿か、こいつらはおまえの分霊の様な存在だ。自分を愛してどうする』

 

「自己愛、大切。なんじスルトを愛せよ」

 

『馬鹿馬鹿しいにも程がある。俺は壊すことしかできん』

 

 

 頑固じじいめ。

 そんなんだからオフェリアに嫌われる。

 

 

『……一先ずあの忌々しい男と合流しろ。俺たちの感覚で言えばすぐに訪れる筈だ』

 

「ん」

 

 

 スルトってばキリシュタリアのこと嫌いすぎ、いい人だよ。

 今のキリシュタリア、魔術師とは思えないくらい。

 

 

『比べる程度が低過ぎる』

 

『    ニック、目は覚めたかい?』

 

「……ん、おはようキリシュタリア。……どう言う状況?」

 

 

 オフェリアのコフィンはおれの炎で防いだから、大丈夫。

 スルトの記憶が頼りになるのは、ここまで。

 つまりここからは、おれとスルトの本番だ。

 

 

『……という訳なんだが、どうかな』

 

「理解した。頑張る」

 

『ははは、ニックらしいね』




異星の神視点のやべー奴

デイビット(ガチのやべー奴)>>>ニック&スルト(まああいつに比べたら……)>>>>>>>>>>>>>>キリシュタリア(他の4人も蘇生とかよーやるわ)
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