邪神転生〜ガルパン世界で生き残れるか!〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
1:西住の従姉妹
1から戦車集める話だけどどうする?
2:島田の叔母
日本だとジャンク場で発掘したとしてもチハとかでてこないよね?
多分うちと西住の所は揉めるから実家からの支援は期待できないわよ。
3:レストレ屋の娘
数両ならこっちでなんとかするよ。
日本の軽戦車はタンカスロンでの需要があるし、日本人だからチハは結構マニアが高値で買ってくれるんだよね〜。
だからその資金で海外のジャンクを漁ればもっと良い戦車の入手が可能!
4:社長令嬢
クックック、なら俺も一口噛ませろ。
貿易会社だから海外にはよく行く。
ニッチな日本戦車とかならフランスやドイツだと性能面は良い戦車と交換してくれるぜ。
あとは俺のパパにおねだりして良い戦車を買ってもらうとかだな。
どんなのが良いんだ?
ガルパンもニワカだし、ミリオタでもなかったから戦車はあんまり詳しくないんだが?
5:中流階級
大会ルールで出場可能で最強格はイギリスのセンチュリオン、ソ連のT-44とIS-5までのシリーズ、ドイツのティーガーII、アメリカのM26パーシングやT29重戦車も最強格じゃないか?
まぁ黒森峰はティーガⅡの他にもマウスなんかの化け物も保有していたけど···あれはマップ兵器だし、使える場所が限られるし鈍足だから···
6:島田の叔母
戦車もだけど人も欲しいね。
強い戦車を集めても、最低10両は運用できる人が居ないと勝負にならないし···
7:西住の従姉妹
まぁ最強格の戦車はどこも人気があるから無難にM4シャーマンとかT-34辺りになるんじゃないか?
無難に戦えて安いのとなると。
8:中流階級
それだと各国の戦車で揃える方が強そうだけど···
9:社長令嬢
クックック、まぁ強い戦車はボチボチな。
最優先でセンチュリオンは狙うが。
10:島田の叔母
拡張性がセンチュリオンは高いし、機動力も高いからな。
マーク2へ改装すれば時速35キロを安定して出せるし。
11:島田の叔母
軽戦車の偵察及び撹乱用車両、主力の中戦車、戦線突破用の重戦車や重駆逐戦車、狙撃の駆逐戦車
12:西住の従姉妹
長砲身3号突撃戦車辺りは欲しいな。
大洗でも継続でも大活躍だったし。
13:レストレ屋の娘
とりあえずそれぞれで良いから1回合流して連絡先を交換したいわ。
無理なら仕方がないけど。
14:西住の従姉妹
熊本だけど
15:島田の叔母
東京
16:社長令嬢
大阪
17:レストレ屋の娘
北海道
18:中流階級
愛知···全員バラバラで無理じゃんか!
19:社長令嬢
とりあえず各々修行で、初期の戦車はこっちでなんとかするよ
20:西住の従姉妹
本当にすまん
21:社長令嬢
クックック、高く付くぜ
22:中流階級
せっかく良い産まれなんだから長生きしたいなぁ···
23:島田の叔母
皆から鬼気迫るって言われるんだけどそんなに漏れてるかな?
24:西住の従姉妹
あ、それ私も言われるわ
25:レストレ屋の娘
とりあえず今日はこれで解散で。
どうしても欲しい戦車があれば狙うけど?
26:社長令嬢
まぁ交換用で掘れば良いんじゃない?
じゃ、今回はここまでで、じゃーねー。
「父さん、砲塔っぽいの見つけた!」
「おお! 今日も見つけたか!」
俺は月島昇、戦車道用に昔の戦車を特殊カーボンで加工したり、復元して戦車道に使えるようにするのが仕事だ。
娘の月島桜は可愛い娘で、乙女の嗜みである戦車道にハマっている。
私も仕事として関わっている以上、娘が興味を持ってくれて嬉しく思う。
桜はジャンク場に行っては戦車を発掘しようと頑張る。
旧日本軍の戦車は本土決戦用に結構多くが残存しており、GHQの武装解除でスクラップにされた。
一部は戦後の復興で使われたが、結構な数の車両が分解されてジャンク所に放置されていたりする。
戦車道用に加工するのでも一部純正のパーツが使われているだけで価値が大きく上がる。
桜はジャンク品でよく出てくるチハのパーツを売って、そのお金を貯金している。
将来高校でセンチュリオンを乗りたいらしい。
また色々な戦車の修理方法も勉強している。
戦車道の腕も道場の先生が同年代の子では1番らしいので鼻が高い。
···ただどこか生き急いでいる感じがして少し不安だ。
父親として、しっかりこの子を支えてあげなければ···。
「クーックックック、爺、今日の分の課題終わったぞ」
「お嬢様、その笑い方はおやめください···確かに全て正解でございますね」
「じゃあ今日はデイトレードにしようかな〜欲しい物があるし」
「欲しい物ですか?」
「戦車道用の戦車が欲しくてな」
園城寺グループの令嬢である園城寺美希様は天才だ。
文武両道、言動が少しおかしな場合があるが、まだ小学生なのにデイトレードに手を出して稼いでいるくらいには凄い。
お嬢様が一番好きなのは戦車道らしく、道場でも車長コースという一番辛いコースを平然とやっている。
というより家の一室をジムにしたり戦車用のシミュレーターを買うくらいのめり込んでいる。
爺としてはこのままお嬢様学校である聖グロリアーナ女学院にでも入ってもらえれば旦那様もお喜びになると思うのだが···。
「爺、戦車用センチュリオンの購入金額は幾らだったか?」
「だいたい2000万になりますな」
「2000万か···維持用の予備部品を含めると2500万くらいは見ておいた方が良いな」
「聖グロリアーナ女学院は派閥があると聞きますが、個人所有のを持っていったら揉めるのでは無いでしょうか」
「大丈夫だ。(行かないから)問題は無い」
「なるほど(派閥争いに勝つから)問題は無いですか。流石お嬢様ですな!」
アンジャッシュしている事に気が付かない爺だった。
「ふわぁぁ、眠」
「また寝てるの彩葉」
「あ、歩美じゃん」
私の友達の藤原歩美は天才だ。
自称ふつー女子と言っているが、テストで満点当たり前、運動神経抜群で、私も通っている戦車道の道場でも高い成績を残している。
まぁ戦車道だけは私も負けてないけど。
「彩葉は高校どこ行くとかあるの? 地元だし中京学園? それとも戦車道のある他の所?」
「中京学園って昔戦車道あったっけ?」
「盛んだった時期があったとは聞いたことあるけど···」
「じゃあ中京学園かな」
「でもそれだと戦車道できないんじゃない?」
「無ければ作る! 彩葉も手伝ってよ。私の伝手で凄い人呼ぶし、彩葉が居てくれれば優勝狙えるって!」
「私をスカウトしたいならティーガⅠじゃなきゃ嫌だよ」
「うう、お小遣い貯めても届かない···」
ゴロンと赤いもふもふの髪の上に寝転んだ彩葉は
「···私はどうだろうね。日本にもプロチームができるかもしれないって話があるし···やっぱり実績のある4強のどこか···ティーガもある黒森峰から推薦が来たら行きたいな」
「ええ〜、私と中京行こうよ〜」
「歩美も黒森峰目指さない?」
「私は無理、戦車道が無い所で1から作るって決めてるから」
「変人め」
「へへへ···」
その変人の歩美に私は戦車道訓練中に砲弾の山が崩れる事故を助けてもらった。
もし歩美が居なかったら私の選手生命が終わっていたかもしれない···。
(歩美にはああ言ったけど、私も歩美と一緒の高校に行くよ)
私はそう誓うのだった。