夏油傑の妹は幸せに生きたかった   作:アルトリア・ブラック(Main)

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夏油 結友→禪院 美穂
夏油傑の妹、かなり歳の離れた妹、術式判明前に殺されかけた。
術式『呪霊操術』
現呪霊総数・3000、内特級呪霊・8体、一級呪霊・500体、他
身長・170(成長中)
容姿・幼少期に極度のストレスにより黒髪から白髪に(イメージは槙島聖護)瞳はハイライトのないブラウン


第4話『任務と…』

 

「はい、みんな集まったわね」

 

車から降り、真依達は歌姫を見る

 

「今回の任務は廃神社の任務よ、等級は三級、事前に説明した通りにやれば問題ないわ。でも現れる呪霊の質が分からないから気をつけて」

 

歌姫の言葉に三人は頷く

 

「何かあれば美穂が救出してくれるようにはしているけど、警戒は怠らないように」

 

そう言って三人が入っていく

 

神社にいる呪霊

 

それは過去に何を祀っていたかで大きく等級が変わる。

 

縁結びなら等級は低い、しかし…

 

『縁も呪いも絆も勇気も見えるものなら、何でも切る』

 

とある神社で倒した呪霊は危うく死ぬところだった。

 

手持ちの特級呪霊の中では広範囲への破壊力に関しては最弱の分類だが、個人への破壊力は最強だった。

 

切ることに特化した呪霊。

 

数多の人間の縁切り願いが募りに募った瞬間、特級呪霊と昇華した

 

「美穂、今の所どう?」

 

歌姫先生に言われ飛んでいる雑魚呪霊を共有する。

 

最初の頃は慣れず体調不良を引き起こしたが、最近は慣れた。

 

「大丈夫です。真依ちゃんがサポートして西宮先輩と三輪ちゃんが追い込んでます」

 

「そう…」

 

不安そうにする歌姫先生。

 

「…でもちょっと危ないかも知れないです」

 

そう言って中に入る

 

『普通は自分より強い奴に喧嘩など売らん。常に呪霊は弱者を狙うと考えろ』

 

直毘人に言われた事を思い出す。

 

確かに五条悟に拳だけで挑むような無謀さがある。

 

初対面で何となくやばいと思うように

 

そう考えれば、今回の任務は呪霊にとっても格好の餌だろう。

 

三輪ちゃんが呪霊に気づかず背後に現れた呪霊に殺されそうになったのを自持ちの呪霊で救出する

 

神社で手に入れた化け物

 

ありとあらゆる縁切りを願われ生まれた特級呪霊、縁切り呪霊

 

距離を無視した内側から発生する術式を付与することも可能なイカれ性能。

 

三輪を襲った呪霊を途端に斬り刻む

 

残った残滓を回収する

 

「美穂!?」

 

「危なかったから倒しちゃった。ごめんなさい」

 

ペコリと頭を下げると『た、助かりましたぁ』と三輪が腰を抜かす

 

今回の任務での反省を学校に帰る道中するだろうなぁと愚痴をこぼす三輪

 

「………」

 

何か気配がして振り返る

 

「どうしたの?美穂」

 

真依の言葉に『何でもない』と言い、後を着いて行く

 

 

 

ー東京ー

 

「京都校から長期遠征?」

 

授業の後、五条に聞かされる

 

「そう、憂太は会ったことあると思うよ、肩辺りまである白髪の女の子」

 

「あ!あの強い女の人…!」

 

「え?何知り合いなんですか?憂太サン」

 

パンダの改まった言葉に「や、やめてよ」という乙骨

 

「そういえば真希も知ってるよね」

 

「…あぁ、美穂のことか」

 

「知り合い?」

 

「義理の従姉妹。呪霊を集めるのが大好きな物好き」

 

「ホント物好きだよ」

 

五条が説明し始める

 

「東京に来る理由は東京に最近増えている一級から特級呪霊の討伐、わざわざ京都から来させるんだよ、上もヤダね〜」

 

僕は海外に飛ばすしと文句を言う

 

「とはいえ、体術も呪力操作も美穂の方が得意だから聞いてみたら良いよ」

 

 

 

放課後、いつものように訓練をしていると校門前に車が止まる

 

京都の補助監督が出て来る

 

自分で扉を開けて出て来た女性に乙骨がうっとなる

 

「あ、乙骨くん、お久しぶり」

 

結構離れていたというのに、真ん前に現れる

 

「ひ、ひさしぶりです…」

 

『憂太ァァアア』

 

里香が現れ真希達がビクついて離れる

 

「おー、相変わらず強強オーラ凄い、こっちにはイケメンがいるよ」

 

『…………』

↑唐突に出されて困っている死神

 

『憂太ガイイ、男ノ人嫌ィイ』

 

「じゃあ、子供は?」

 

『………』

↑狐の仮面二人が美穂を呆れたような空気を出して見ている

 

『子供モ嫌ィイ』

 

里香が引っ込む

 

「……振られてしまった」

 

「呪霊を口説くのお前ぐらいだよ、つうか、死神は引っ込めろ、私は関係ないけどパンダが逃げてったぞ」

 

「それは申し訳ない」

 

死神の術式は『術式攻撃を強制キャンセル』であるが、その術式は呪骸・一定以上の呪力を持つ者が攻撃をしておらずとも強制解除する凶悪さであり、その術式はあの五条悟にも通じる

 

「改めまして、禪院美穂です。よろしくお願いします」

 

そう言って手を出す

 

「よ、よろしくお願いします」

 

「交流会の時は本当に楽しかった、それと、京都校の東堂が大迷惑をおかけしてすみませんでした」

 

ペコリと頭を下げる美穂

 

アワアワしながら

 

「だ、大丈夫でしたか?!大怪我させてしまって…」

 

「大丈夫、翌日にはピンピンして相変わらずイカれてたから」

 

「…相変わらず?」

 

「気にすんな、ていうか、美穂、お前かお前の呪霊で稽古させろよ」

 

「OK、何級をご所望で?」

 

「二級」

 

「ごめん、みんな知能が足りないなら手加減出来る死神でいい?」

 

刀と銃を持って出て来た死神に真希は『殺す気か』と言いつつ武器を構える

 

死神が銃をポイっと投げ捨てたのを見てカチンと来ている顔をしていた。

 

「少し離れよう」

 

「え、あ、うん」

 

離れたところに移動すると、パンダ達に自己紹介をしつつお互いの話になる

 

里香が呪いになってしまい、多くの人間を困らせてしまったと言う話になり

 

「里香が呪った?うーん、なんか違うような」

 

美穂の言葉に『え?何かおかしい所ありました?』と言われる

 

「タメ口で良いよ、なんだろう、断言はできないんだけど、なんか違和感。喉に魚の骨が刺さったような感じ」

 

悩みつつ、結局わからなかったのか『分かんないや』と言う

 

「ところで、美穂の術式って呪霊操術で良かったっけ?」

 

パンダの言葉に「うんそう、あそこで戦ってるのも私の呪霊」

 

真希の全力パンチを手のひらで流す死神

 

「特級呪霊とかいるのか?」

 

「うん、8人。うち1人は出したら都市一つぶっ壊せる」

 

「と、都市一つ!?」

 

「ツナマヨ」

 

「里香も多分、同じくらいの威力出せる気がする。戦って見た身としては断言できる」

 

だからちょーだいと勧誘に再びシフトチェンジした美穂に乙骨が「あ、あげれないよ!」とアワアワしだす

 

東京での任務は簡単で、特級一体を確保した以外に進展はなかった。

 

「イレギュラー多くない?東京」

 

「そうすね、こっちもいろいろ確認をしてるんすけど…」

 

報告にない一級呪霊が現れ、まぁ、何事もなく呪霊玉に出来た

 

「…ん?」

 

手に持っていた呪霊玉がカタカタ震え出す

 

「どうしたんすか?」

 

新田が聞いて来る

 

バンッ!!

 

「「!!」」

 

手に持っていた呪霊玉が砕け散る

 

(…砕け散る…?そんなこと今まで一回も…)

 

そう思った時、ある可能性が導き出され、商店街の方を見る

 

「………」

 

「ぜ、禪院さん!?」

 

シャッター街の中を歩き出す美穂

 

角を曲がった時…

 

「すっかり変わってしまったね、結友」

 

その名前を呼んできた存在に足を止める

 

「っ!!」

 

後ろにいた新田が驚きのあまり息を呑む。

 

「どの口で」

 

驚くほど感情は変わらなかった

 

「あぁ、100私が悪いね、その事に関しては後悔しているさ、結友を地獄に突き進ませたんだから」

 

脳裏にチラつく目の前にいる兄だった存在と過去の優しい兄

 

「でも、呪術師としているなら思わないか?非術師のために命をかけて戦っているというのに猿どもは何も不条理だと」

 

足を組み直す

 

「で、それと私たちを殺そうとした事に繋がりがあると?殺戮者の家族にしたくないから殺したいとか、その非術師ぶっ殺そう案件に両親も含まれたから?」

 

美穂の横に死神が現れる

 

「万年思春期は黙って」

 

中指を立てて死神に命令しようとすると

 

「悪いね、今回は結友を誘いにきたんだけど、断られたから素直に帰るとしよう」

 

目的のために死ぬわけには行かないからねと言って二級呪霊を大量に出す

 

「殺すつもりはないさ」

 

死神に新田を守らせると

 

「荒御霊」

 

そう言うと荒御霊が出現し、100体の呪霊に向けて攻撃をする

 

瞬く間に消し飛び、綺麗さっぱりいなくなる

 

「…逃げ足が早い、ゴキブリみたい」

 

そう言って荒御霊を引っ込める

 

「帰って報告しよう」

 

「…あ、はい!」

 

我に返った新田が車の方に走っていく

 

 

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