2週間程期間が空きましたね。
文化祭で忙しかったのと、単純に頭が回らなかった日々でしたねぇ…
TRPGとかアニメとかもろもろ見てたらもう新学期だよ。今年が佳境の作者にとって地獄以外の何者でもねぇ!!!ちくしょー!
さて、んな泣き言は置いておいて今回から少しずつ本編進んでいきます
それじゃ、暇つぶしにどーぞ
奇蹟の始まり。
地面と空の交わる空間の列車の中で、俺は目を開けた。
頭が明瞭になってきて、様々な疑問が湧きながらも眠っていた席から立ち上がった。とにかく歩かなければ、行かなければ、冷静な思考を押しつぶす程の使命感が頭に流れてきて、歩き出した。
綺麗な景色に目を奪われながら、一両、また一両と移っていく。
そうして、ある両に来た時二人の人を見た。
一人はヘイローを持つ人、しかしその体は血に塗れており、傍から見れば時間のなさそうな人だった。
もう一人は、俺と同じ、ヘイローを持っていない人。風貌的に大人の人だ。この世界に生まれてから、初めて見る大人の人だと思う。周りの大人は総じて、獣や機械の体をしていたから。まあ、たった一人だけ、今見てる人に近い見た目の人はいたけども...不思議な人だった覚えがある。
そんなことを考えていると、一人が話し始めた。
「......私のミスでした。私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況」
「結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて......」
「......今更図々しいですが、お願いします。__先生。きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません」
「何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから......。ですから......大事なのは経験ではなく、選択」
「あなたにしかできない選択の数々」
「責任を負う者について、話したことがありましたね。あの時の私には分かりませんでしたが......。今なら理解できます」
「大人としての、責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。それが意味する心延えも」
「......」
「ですから、先生。私が信じられる大人である、あなたになら、この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を......。そこへ繋がる選択肢は......きっと見つかるはずです」
「だから先生、どうか......」
「_______________」
話を始めた内容について、俺は理解することはできなかった。しかし、それが明日を作る言葉なのだと理解した。すると突然、彼女はこちらに向くと、
「そして、彼をお願いします」
その言葉に先生と言われた人は、こちらを向いた。星空のような目をしており、その目に吸い込まれてしまいそうな感覚に陥った。
呆気にとられていると、
”分かったよ”
そう一言、呟いた。
その言葉を聞くと共に、俺の意識は途切れた。
ーーー
「...シロウくん?」
「...ッ?!」
チナツの一言で、俺は飛び起きた。急に起きたことにより、心臓が鼓動を早めていたが、軽い深呼吸をして、心臓を落ち着かせながら辺りを見回した。風紀委員の車の中だ。どうやら眠っていたようだ。確か今日は前々から言われていた委員長からの頼みにて、連邦生徒会へと向かう日だったのだが...
ここのところ碌に休めなかった弊害だったのだろうか...車に乗るとすぐに寝てしまっていたようだ。
「わりぃ...どれくらい寝てた?」
「おおよそ15分程です。最近忙しかったでしょうし、起こすのもどうかと思って寝かせてました」
「そっか...」
15分、か。ちょっとした仮眠だな。まあ体の疲れも取れたし、今日一日は基本、動けるだろうな。そういえば、夢を見ていた気がするんだが...どんな夢を見ていたか思い出せない。まあでも、思い出せないならそこまで重要性はないのかもしれないな。
そう思いながら、手を開いては閉じてを繰り返していた。
そうしてしばらく、ただゆらゆらと乗せられていると、ふと、車が止まった。
大方着いたのだろう。そう思い、椅子から立ち上がり、出ていくと、案の定目的地であった。
白を基調としたガラス張りの建物、サンクトゥムタワー。
キヴォトスの管理をする中枢部。そして、俺たちが向かう連邦生徒会の本部がある場所でもある。本来であれば連邦生徒会長のみが、その管理を出来るのだが...数週間前に失踪したという噂があった。
その真相を確かめる、というわけではないのだが...単純に話をしに来たという認識の方が近いだろう。
とりあえずは、中に入ろう。そう思いながらやってきたチナツと共に足を踏み入れていった
中に入り、そのまま進んでいくと、エレベーターを見つけたため乗り込み、レセプションルームのある階のボタンを押した。
駆動音をあげながらエレベーターは上昇していき、そう時間はかからず目的の場所に着いた。そうして、ドアが開くと、どうやら先客がいたようだ。
一人は青い髪の人で、風貌からしてミレニアムの人のようだが...中々イライラしているようだ。先程から、その場をうろうろしてブツブツと愚痴のようなものを呟いていた。
もう一人は、後ろ姿で黒い髪以外あまり分からないのだが、特徴的な羽からトリニティの人だろう。
いるのはたった二人ではあるが、まあ色々苦労してそうな人だと此処にいる時点で察した。大変だなぁ、と勝手に同情しつつ、受付にいるであろう代理の姿を探してみるが、どうやらいないようだ。ただ、先んじて言ってはいたためいるとは思うので席を外しているだけだろうから待つことになるだろうと思い、チナツと共に座れる場所を探す。
すると、ちょうどトリニティの人の対岸のソファが空いてるためそこに座ることにする。
が、思えばトリニティの人の前に座ってしまってチナツは大丈夫なのだろうか?そう思い、チラリと...何故か真隣に座ってくるチナツを見るのだがあまり気にしてはいなそうだった。
良かった、と安心すると共に逆にトリニティの人は大丈夫だろうかと前を向けばそちらも特段問題なさそうだった。書類をすごい視線で見てる以外何もなさそうだ。
詳しいことは知らないが...どうやら昔からトリニティとゲヘナは対立しているらしく、一度会うと必ず喧嘩に発展する。いわゆる犬猿の仲というやつだ。
だから多少心配だったのだが、どちらも杞憂に済みそうだな!ヨシっ!
と、安心したもののまたすぐに俺には眠気がやってきた。
まだ疲れが取れていなかったのだろうか、逆らうことも出来そうにないようだ。
「わりぃチナツ、また寝る...代理か会長がきたら起こしてくれ」
そのまま返事も待たずに俺の意識は沈んでいった。
ーーー
「...!またここか」
夢うつつした俺の意識はどうやらまたこの空間に呼び出されたみたいだ。目の前の女の人を見つめながらそう呟いた。
「んで、どういうご用件ですか?連邦生徒会長さん?」
「分かるんですね」
俺がそう聞けば、目の前の人は口元を綻ばせながらそういった。
「あぁ、まあ、はい。一応雰囲気的に適当なんすけど、あってるもんですね」
「ふふふ、中々鋭いですね」
「そりゃどうも」
「では、そんなあなたにお願いがあります」
「ここのこと覚えられないのにそのお願いをどうやれと」
「そこはまあ、気合いで、ね?」
気合いでなんとかなるものかね、などと根性論を語る学園運営をほぼ一人でこなす超人に呆れの視線を向けると、ぐっと握りこぶしを作っていた連邦生徒会長も流石に視線は堪えたのかアハハと恥ずかしそうにその手をほどいた。
「...もちろん、何も本当に覚えていてほしいというわけではありません。あなたがそうしてくれる...それだけの返答でいいんですよ」
「あーじゃあ、やります」
「まあそうですね、そんな簡単になっと...え?」
「だから、やりますって」
「え、いや有難いですけど、でもそういうのってもう少し渋るものでは...?」
「まあ、そういうもんですけど...困ってる人がいたら出来る限り助けたいので」
唖然とする連邦生徒会長。そんなにおかしいものだろうか、困った人を助けるのは紳士として心がけるべきものだろう。
「...っふ、ふふふあはははは!はぁ、そうですね。あなたはそんな人でした。どこまでもお人よしな人でしたね」
「分かりました。では、私からのお願いとしては”先生”を頼みます、とだけ」
「先生、ですか」
頭の中をよぎるのはあの星空のような目をした大人。
その言葉を聞くことで何かが執行されたのか、意識が浮上する感覚を感じ取る。
「あ、そろそろ時間みたいですね。では、改めて先生を頼みます。赤井シロウくん」
今度は俺が返答すること叶わず、そのまま意識が打ちあがった。
ーーー
なんだか周りが騒がしい。誰かきたのだろうか?
寝起きのせいかまとまらない思考を少しずつパズルのようにつなぎ合わせながら頭をまわし、段々と目を開ける。
強い光はこなかったが、その代わり別のものが映りこんできた。
栗色の髪、光を反射しながらもその白さを証明する肌、そして星空のような瞳。
そんな大人の女の人が、俺を覗き込んでいた。
”おはよう”
「あーえっと、おはようございます?」
打ち出された挨拶をなんとか返しながら、俺は考えた。
この人誰だよって
連邦生徒会長?先生のところで赤ちゃんプレイしてますよ()
作者実は1番書きたいのエデン条約編って話。
まあ過去話や強化話も通さないと再走案件なんすよね。
だからここでこうする必要があったんですね!(RTA感)
それじゃ精々ほふく前進しながら頑張ります。ではではまた次回〜