鳴潮 〜様々な世界を経験した男は新たな世界で旅をする〜 作:XIYON
ではどうぞ。
灯灯を助けた俺は彼女の案内で瑝瓏の中心地にある城郭都市、今州城へと辿り着いた。そして俺はすぐにサヒリアに連絡し、例のメラについて話した。
サヒリア『え!?神殺しのメラですって!?』
リヒト「シッー!声がデカいっつーの!」
サヒリア『あ、ごめんなさい…でもメラが残星組織にいるということはかなり大変なことになったってことね?』
リヒト「彼を知っているのか?」
サヒリア『えぇ、メラはメザの弟さんなの。脱獄していたのは部下から聞いたけど…まさかそっちの世界にいたとはね。』
リヒト「メザと言えば…エンジェルパラダイスで事件を起こしたヤツだよな?どーしてソイツの弟が鳴潮の世界で残星組織なんかに…」
サヒリア『詳しいことについてはこっちで調べてみるわ。』
リヒト「あぁ、頼むよ。」
そう言ってサヒリアとの会話を終えた俺は灯灯の方を向く。
灯灯「リヒト!こっちだよー!」
彼女に呼ばれた俺は出店らしきところにたどり着く。
リヒト「ここは?」
灯灯「今州城にある攀花食堂だよ?ここに来たら私が必ず食べるのは、今州シチュー!」
リヒト「へぇ〜…でも、今はガッツリしたものを食べたいな…」
メラのせいであれほどの体力を使ったんだ。ここはいっちょ、辛くなくて激しめのヤツを…
リヒト「お。」
灯灯「どうしたの?」
リヒト「攀花さん。酢豚定食くれる?」
攀花「はいよ!」
しばらく待つとお互いの食事が運ばれた。ここに辿り着くまでにずっーと腹が減っていた。あれほどの力を使えばなおさらだろう。
灯灯「す、凄い…めちゃくちゃガッツリしてるものを食べてる。」
リヒト「ふっ、悪くないな。ここの食事は…」
灯灯「ねぇリヒト。あのピエロみたいな人また襲いに来るかな?見た感じ、リナシータの人っぽいけど…」
まぁ、言われてみればリナシータにいそうなピエロだよな…
リヒト「理由がなんであれ、残星組織っていう悪い連中の集まりに入ってたんだ。見逃すわけにはいかない。」
そんなことを話していたら、ある人物が俺たちのところに近づいてきた。
???「少々、よろしいでしょうか?」
灯灯「ん?……え、えぇー!?」
俺たちの席の前に現れたのはなんと今州で最も権力を持つ令尹…つまりこの土地の代表である今汐が現れたのだ。
灯灯「ここここ、今汐さま!?どうしてここに!?」
今汐「部下の散華から彼の話を聞きましてね?気になって、付けさせたらこの食堂に辿り着いたとのことなので。」
今州の令尹・今汐の近衛として万事を卒無くこなす散華。あえて感覚能力を発動しなかったが、彼女に気づけなかったのは俺のミスだ。
リヒト「いつからつけていたんだ?」
今汐「戦いがひと段落したところからですね。残星組織の新メンバーが現れたと余は散華から聞きましたが、まさかアナタの私物を奪うとは…」
リヒト「まあ、あれぐらい盗まれても問題はないんだけどな?」
今汐「大丈夫なんですか?」
リヒト「あぁ、あのような戦力はいくらでもあるからな?」
今汐「なら、アナタに頼めますね。」
リヒト「頼める?何かあったのか?」
今汐「えぇ…実はここ最近、正体不明の音骸に襲われる人々が増えているのです。」
リヒト「正体不明の音骸だって?」
今汐「えぇ…余も散華に任せて色々と捜査させましたが、どうも嫌な予感がするんです。」
リヒト「嫌な予感?」
今汐とそんな会話をしていると、突然と爆発音が鳴り響く。
灯灯「ば、爆発!?」
今汐「あそこは確か、城の入り口です!」
リヒト「なんだって!?」
今汐「それに今は皆さんは他の戦線に出向いています。こんな時に一体誰が!」
リヒト「俺が行ってくる。今汐は城に!」
今汐「はい!頼みましたよ!」
灯灯「私も行く!一応、私も共鳴者だから!」
リヒト「ありがとう灯灯。」
そう言った俺と灯灯は爆発があった城の入口へ向かう。するとそこには見覚えのある怪物が城を夜帰軍の兵士たちと交戦していた。
灯灯「な、なにあの音骸…見たことないけど…」
ジャマト「ジャ!ジャ!」
リヒト「あれは音骸じゃない!ジャマトだ!」
灯灯「ジャマト?何それ…」
リヒト「簡単に言うと、異界から現れた怪物ってところだな?」
メラ「そう言われると困るなぁ〜?俺はこの今州城というステージを華やかにするために大量のジャマトを送ったのさ!」
リヒト&灯灯「!?」
今州城を襲っているジャマトを先導して現れたのはなんとメラだった。どうやら既に下準備をしていたそうだ。
灯灯「さっきのピエロ!どうしてここに!」
リヒト「なるほど…このジャマトはお前が?」
メラ「あぁ、アイツらが呼び寄せてくれた音骸にジャマトの幼体を入れて成長させたのさ。」
リヒト「なるほどな…だが、このジャマトの大群も数秒で終わりだ。」
メラ「はっ!何を言ってんだよ?お前はもう変身できないだろ?」
灯灯「り、リヒト…」
リヒト「ふっ、バカなヤツだ。」
メラ「あぁん?」
リヒト「お前は少し勘違いしているぞメラ。」
そう言った途端に俺は腰に仮面ライダードゥームズギーツコアIDが装着されたデザイアドライバーを腰に装着する。
desire driver!
メラ「バカな!?ベルトとコアとあのアイテムは俺が奪ったはず!」
リヒト「俺が神の力を手放したと思っていたのか?」
メラ「コイツゥ!」
リヒト「さぁ、血祭りといこうじゃないか?」
DOOMS GEATS…
SET JUDGMENT!
リヒト「変身。」
REVOLVE ON!
(ブースト音)
JUDGMENT BOOST!
DOOMS GEATS!
READY…FIGHT!
ドゥームズ ギーツに変身した俺は目の前にいるジャマトたちをギーツバスターQB9で切り裂いていく。灯灯も負けじと長刃で周辺にいるポーンジャマトを次々と撃破していく。
メラ「お前っーーー!変身ッ!」
DARKNESS BOOST!X GEATS!
READY FIGHT!
メラ「やっと神の力を手にしたのに!どうしてなんだよ!」
リヒト「1つ教えてやる。神の力ってのはな?お前みたいな野蛮なことに使うのには向いてないんだよ!」
メラ「ううぅ!黙れぇーーー!」
DARKNESS BOOST TIME!
メラは必殺技のクロスギーツビクトリーを俺に放とうとするが、その様子を見て呆れた俺は…
リヒト「ふっ、バカなヤツだ。」
JUDGMENT BOOST TIME!
レバーを2回引いて「ジャッジメントブーストタイム」発動させ、更に引いてその場から飛び上がる。
DOOMS GEATS VICTORY!
俺は金色の纏ったライダーキックを同じくキックを放つメラに向かって叩き込む。
メラ「これで終わるかよっーーー!」
XGEATS VICTORY!
メラは心の力がないクロスギーツで俺を倒そうと試みるが、既に様々な世界を渡った俺の力には及ばなかった。なぜなら…
リヒト「お前は終わりだ。」
俺はライダーキックでクロスギーツを貫通させて撃墜。重いダメージを喰らったメラは強制的に変身解除させられる。
メラ「まだ… 、俺はまだ終わってないのにぃ!」
リヒト「最後に聞く。お前を俺のところに差し向けたヤツは一体誰だ?」
メラ「あぁ?何を言ってるんだよ?」
リヒト「おっと、ワンクッションを挟むのを忘れていたな?お前は…ハンドレッドに採用されたヤツか?」
メラ「あっ!?どうしてお前がハンドレッドを知ってるんだよ!」
リヒト「俺のゴージャスな友人がハンドレッドと戦っているもんでな?この世界から来てから十中八九、ソイツらのきな臭い感覚が来てな?」
メラ「はっははは……そうか、既に気づいてたんだな?だが遅い!俺たちハンドレッドはこの世界を支配するのさ!」
そう言った途端にメラは何かのカプセルを取り出す。中には液体が入っており、彼はそれを自分の首元に注射した。
メラ「ぐっふぉ!?……ソウカ…コレガレイノヤクヒンナンダナァ!」
灯灯「ねぇ!なんか様子が変だよ!」
リヒト「近づくな!灯灯!」
灯灯「え?」
メラ「ウオオオオオオ!ハンドレッドニィ!栄光アレェーーー!」
リヒト「(ちっ!コイツ自殺する気か!)」
ドォーーーーン!ビチャ!
灯灯「な、何なの?」
リヒト「恐らく…あれは人体実験で使う何かだろう。」
そう言った俺はメラが散らかした液体を手元にあった2つのカプセルに入れた。1つはこの世界の研究所、もう1つはスフィア天界に…
リヒト「今汐が心配だ。今州城へ行こう。」
灯灯「うん!」
メラとの一戦を終えた俺はその場から立ち去るのであった。そこで高みの見物をしていた大人の女性に気づかずに…
???「メラはしくじったのね…でも、まさか別の組織のメンバーだったなんて…でも、仮面ライダーね。なかなか面白いものを見せてくれたじゃない?さぁ、アナタがリナシータでどんな行動をするか…この目で見させて貰おうかしら?」
次回
・ヤンデレ少女がやってきた!