鳴潮 〜様々な世界を経験した男は新たな世界で旅をする〜 作:XIYON
ではどうぞ。
リヒト「やはり1回限りだったか。」
灯灯「どうしたの?」
リヒト「どうやらさっきの力、俺の元の力が強すぎたせいで使うのが一度に1回になってたみたいなんだ。」
灯灯「え!?リヒトって神様なみにめちゃくちゃ強いの!?」
リヒト「まぁ、大してこれという力はないんだけどな…」
すると灯灯のデバイスから着信音が流れる。どうやらブブ物流本部からの連絡みたいだが…
灯灯「もしもし?……うん、うん、今すぐに送ってほしい荷物ね?わかった!今からいくよ!」
リヒト「仕事か?」
灯灯「うん。至急届けてほしい荷物があるんだって。」
リヒト「行ってこい。こっちは1人でも大丈夫だからな?」
灯灯「うん!ありがとう!」
灯灯は雷のような速さで今州城からブブ物流まで走っていった。そして俺は少しだけ気が楽になったあと、ある人物に連絡をとった。
カグヤ「珍しいな?貴様がカグヤ様に話かけるとは。」
リヒト「あぁ、お前に伝えたいことがあってな?ま、色々と面倒なことになってはいるだが…」
俺は例の件で鳴潮の世界に転生したことと、例のハンドレッドの話をした。
カグヤ『ハンドレッド…宝太郎の世界に限らず、リヒトが今いる世界にも侵略してくるとは。』
リヒト「俺も正直に言って驚いている。だが、油断はできない。」
カグヤ『あぁ、くれぐれも気をつけろよ?』
リヒト「ところで、お前は今なにをしているんだ?」
カグヤ『ちょっとした別件でな?例のクローン製造の事件について調べてる。』
リヒト「アズが仕組んでるヤツか…随分と厄介になりそうだな?」
カグヤ『あぁそうだな…それじゃあ、カグヤ様はこここで失礼する。』
俺はカグヤとの電話を終えたあと、辺りを見渡しながらこう思った。
リヒト「(付けられてるな。ま、さっきから気づいていたが…)」
俺は今州城を出て、ある程度まで歩いたあとにその場に留まる。そしてそれを見たソイツは近づいてこう言い放った。
ツバキ「みーつけた♪」
リヒト「いつからつけてた?」
ツバキ「ずっと前からだよ?気になってたんだ〜♪アナタのことをね?」
リヒト「あまり調子に乗っていると、潰しにいくぞ?ブラックショア。」
ツバキ「あ、私がブラックショアの人間だって知ってるんだ。」
リヒト「まぁな?んで、何の用だ?」
ツバキ「何の用って、ただアナタがどんな人か気になるなぁ〜…ってだけだよ?」
リヒト「あぁそうかい。なら、あまり付け狙うのはやめた方がいい。他のヤツがもう既に俺を獲物扱いしているからな?」
そう言った途端に、時空を超えて大量のカッシーンが現れる。
アルファ「みつけたぞ。リヒト=ガルンゴーツ。」
リヒト「アルファ。」
ハンドレッドの大隊長を務める人物で顔以外は全てカッシーンの姿をしている。宝太郎に倒されたと俺は思っていたが…
リヒト「随分と執拗い連中だ。俺の邪魔をしないで貰おう。」
俺はゲーマードライバーを腰に装着し、ガシャットギアデュアルアナザーを取り出し、そこへ装填する。
デュアルガシャット!
リヒト「変身。」
ガッチャーン! マザルアップ!
悪の拳強さ!闇のパズル連鎖!
悪しき闇の王座!パーフェクトノックアーウト!
アナザーパラドクスへと変身したあとに俺は右手に紫色のライトセーバー、左手にガシャコンバグヴァイザーIIを手に持って戦闘準備に入る。
アルファ「幹部の皆様のために…貴様の首を貰う!」
戦闘が始まると、アルファはハンドレッドのマークを刻んだ隊長型のマスクを着ける。
リヒト「気をつけろ。ヤツは…」
ツバキ「分かってるよ?油断するなってことでしょ?」
そう言ったツバキも髪を変化させてカッシーンたちを攻撃、俺も目の前にいるアルファと戦闘を開始しする。
アルファ「流石の腕前だ。その力、我々ハンドレッドにほしいほどだ!」
リヒト「力だけに頼るヤツなど…クソ以下だ!」
そう言った俺はカッシーンたちをライトセーバーとガシャコンバグヴァイザーIIで次々と瞬殺。アルファが1人だけになったあとに必殺技を発動する。
パーフェクトノックアウト!クリティカルボンバー!
その場から飛び上がったあとに両足蹴りをアルファに向かって放ち撃墜。マスクを壊されて元の素顔に戻ったあとに彼は…
アルファ「覚えていろよ。これで終わったと思ったら大間違いだ。」
と言い放ってオーロラカーテンを使って撤退していった。
ツバキ「アイツ…弱かったわね?」
リヒト「また襲いかかってきたなら打ち倒すまでさ。」
一方…
???「失敗したのねアルファ。」
アルファ「申し訳ありません。かなりの軍勢で攻めたのですが…メラも含めて使えず…」
???「まぁ、いいわ。手はまだあるし。」
アルファ「何を企んでおられるのでしょうか?ミメイ様。」
ミメイ「簡単な話よ?ヤツらが苦しむまで追い詰めるまでよ?」
そう言ったミメイはアルファに向けて手を出す。そしてアルファが装備しているカッシーンの鎧が砕けたあとに、ハンドレッドの幹部たちと同じような服装の黒いカラーで染められた軍服を着させられた。
アルファ「これは…」
ミメイ「私からのプレゼントよ?失敗したら、もうアナタの命はないと思いなさい?」
そう言ったミメイはアルファにカイザフォンXXとカイザドライバーを手渡した。それを受け取った彼は…
アルファ「仰せのままに…」
一方、今州城に戻った俺は近くにあるベンチに座っていた。
リヒト「ふむ…何かいるな?」
何か懐かしい感覚を覚えた俺は辺りを見渡すことにした。するとある場所に顔が見えないほどのフードを被った謎の人物がベンチ近くの拾方薬局で買い物をしていた。
リヒト「なんだアイツ?」
嫌な予感がした俺はソイツを付け狙うことにした。
リヒト「(拾方薬局で何を買ったんだ?まさか、回復用の薬か?)」
色々と考えながら追い続ける俺。するとフードの人物はなんと路地裏へと向かった。そして俺もその路地裏に入ろうとしたが…
リヒト「いない…だと?」
ここへ入った謎の人物に気づかれたのか、逃げられてしまった。しかし…
カチャ!
リヒト「!?」
先程のフードの人物になんと銃を向けられたしまった。嫌な予感がした俺はライトセーバーを取り出そうとしたが…
???「もう警戒しなくても大丈夫よ?リヒト。」
リヒト「その声、お前はまさか!」
そう言った途端に謎の人物はフードを外す。特徴的な青い肌。桃色の髪に、そこに付いている特徴的なヘアアクセサリー。そう、俺がスターウォーズの世界…つまり、クローン大戦の激戦を共に戦って共和国へ勝利を手にした…
パントラ星系に属する氷の惑星オルトー・プルトニアの衛星にして星系唯一の文明国家を自認する「パントラ」を代表する元老院議員の女性。
ライヨ・チューチーだった。
ライヨ「少しよろしくて?リヒト=ガルンゴーツ?」
次回
・親友の議員と兵士との再会