鳴潮 〜様々な世界を経験した男は新たな世界で旅をする〜   作:XIYON

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・親友の議員と兵士との再会

ライヨ・チューチーと再会した俺は攀花食堂で彼女と雑談を始める。

 

ライヨ「驚いたわ。まさかリヒトがこの世界にいるなんて。」

 

リヒト「俺も驚きだよ。だけど、どうしてこの世界に?」

 

ライヨ「そうて…アナタと同じ……って言った方がいいかしら?」

 

リヒト「一度、あっちの世界で死んだのか?」

 

ライヨ「えぇ、寿命で…」

 

リヒト「そりゃ…まぁ頑張ったな?」

 

ライヨ「でもリヒトは私よりもかなりの回数で転生してるじゃないの?」

 

リヒト「ま、色々な世界を救った英雄なんでね?というか、お前いつから人間への擬態能力なんか手に入れたんだ?」

 

ライヨ「あら?英雄にしては知識が浅いのね?なら、これを見れば分かるかしら?」

 

リヒト「それは…」

 

保湿クリームの入れ物のようなものを取り出した彼女は手袋を外す。そして入れ物からクリームを取り出したあとに手にクリームを全体へ塗った。

 

すると青肌が人間と同じ色の肌になった。

 

ライヨ「今は別の世界に住んでいるアソーカから貰った特殊な偽造クリームです。保湿効果もあって使いやすいのよ?」

 

リヒト「アソーカと会ったのか?」

 

ライヨ「えぇ、少しデバイスに特殊な改造を施したの。外の世界にいる人と連絡が出来るようにね?」

 

リヒト「なるほど。」

 

ライヨ「アナタの分もあるわよ?」

 

そう言って今州のデバイスを渡された俺。どうやら色々な機能が通常のデバイスよりも加わっているようだ。

 

ライヨ「ところで、騎士もここに来ているみたいよ?」

 

リヒト「騎士?あ、アイツが来てるのか?」

 

そう言った瞬間、空から何かが勢いよくと降りていくのを確認する俺たち。それは俺たちの近くで着陸した。

 

そして…

 

???「はっーははははは!」

 

赤く豪奢な舞台衣装に身を包んだ小柄な少女が尊大かつ自信満々な高笑いでその場を震え立たせていた。

 

リヒト「ネロ…」

 

ネロ「久しぶりだなマスター!その様子だと元気にしているようだな?」

 

ライヨ「ネロ、アナタいつからここにいたの?」

 

リヒト「なぁ?まさかじゃねーけどお前が言った騎士はコイツのことか?」

 

ライヨ「いいえ。」

 

リヒト「というかお前。どうしてここに?」

 

ネロ「マスターのサポートに決まっておるだろう?」

 

ネロ・クラウディウス。様々な世界で共に世界を救った俺のサーヴァントだ。どうやらまたまた懲りずに俺の今いる世界に来たようだ。ま、アイツが勝手に行動しているだけなんだがな…

 

リヒト「まぁ…もう一人は何となく分かってるが…アイツは今どこにいるんだ?」

 

ライヨ「確か…北落野原に行ったわよ?」

 

リヒト「随分と危ないところにいったな。あそこには無妄者がいるんだぞ?」

 

ライヨ「そうね…向かいましょう?このまま引き下がるわけにも行かないでしょう?」

 

リヒト「だな…ネロはどうする?」

 

ネロ「マスターが言うなら余もいこう。」

 

リヒト「よし、じゃあ行ってみるか。」

 

もう1人の友人に会うため、俺たちは今汐の許可を貰って北落野原へと着いた。あのクローン・トルーパーが一体どんな目的でここへ来たのかが気になる。

 

そんなことを考えながら俺は辺りを見渡す。すると…

 

ネロ「ゼルヴー!マスターだぞマスター!」

 

ネロが指を指した方向を見ると、無数のクローン・トルーパーを引き連れたアーマーのカラーが黒で様々な箇所が黄色に染まっているクローンコマンダーが残像を倒していた。

 

俺たちも助けるために一斉にその場所へと向かい、残りの残像を倒していく。

 

ゼルヴー「援軍を寄越すのが遅いぞチューチー。この世界に来て何ヶ月経つ?」

 

ライヨ「その話はまたあとで!」

 

リヒト「その性格、相変わらずみたいだなゼルヴー?」

 

ゼルヴー「久しぶりだなリヒト。」

 

ネロ「ヤツは我がローマ市民だ。全力で市民に尽くすのは当たり前のことであろうよ!」

 

ゼルヴー「うるさいぞネロ。少し黙ってられねーのか?」

 

ゼルヴーは両手に持っていたハンドブラスターで残像を撃ち抜きながら、ネロに注意した。そして俺は少し変わったドライバーを取り出しながら彼になぜ北落野原に来た理由を聞く。

 

リヒト「どうして北落野原に?」

 

ゼルヴー「瑝瓏と夜帰軍からの依頼だ。ここの北落野原に残像潮とは違う反応が出た。どうやらアイツらは何か隠しているみたいだ。」

 

リヒト「なるほどな……ネロ、来い!」

 

ネロ「おぉ!それを使うのはアベンジャーズの世界ぶりだな!」

 

そう言ったネロは俺が手に持っているドライバーの中に入る。そしてそれを腰に装着する。

 

Class driver!

 

それと同時に顕現した鍵を手に取り、ドライバーの右側にあるスロットに差し込む。

 

Class ON!Xabre…!

 

〜♪

 

ネロをイメージした待機音が流れるなか、俺は彼女を意識した変身ポーズを取る。そして…

 

ネロリヒト「変身!」

 

ライヨ「待って!今なんか…」

 

Class possession Rize!Build my sky!

 

Show here the supreme light!

 

Praise be to you!

 

The inviting Golden Theater!

 

Kamen Rider!Galung Goats!

 

Claudius!

 

俺…いや、正確にはネロが己の衣装を模した装甲を纏った戦士。

 

仮面ライダークラウディスへと変身した。

 

ネロリヒト「はっー!ははははは!残像とやらども!この姿を見せるのは特別だと思え!我はネロ・クラウディス改めて、仮面ライダークラウディス!ちなみに、これは必ずしも、マスターに纏って変身するとは限らないぞ?」

 

ライヨ「え、てことは…」

 

ゼルヴー「俺たちが狙われる可能性があるな?」

 

ネロリヒト「バカを言え。別にお主らに纏って変身するなんてことはないぞ。余の腰に付けて変身することも出来るのだからな?」

 

そう言ったネロは俺が開発した剣型の武器、『エストゥスブレーダー』を取り出し、目の前にいる残像たちを次々と切り倒していく。

 

ネロリヒト「弱い!弱いぞ残像ども!もっと腕の立つ奴はいないのか!」

 

そう言った瞬間、俺たちの目の前に無妄者が現れる。

 

ネロリヒト「どうやらアイツがここのボスのようだ。」

 

ゼルヴー「……」

 

ライヨ「どうしたのゼルヴー?」

 

ゼルヴー「妙だ。あの残像、弱々しい。」

 

そう言った途端、無妄者が苦しみ出した。そして彼女の身体には無数のナイフらしきものがいつの間にか突き刺さっていた。そしてそれを突き刺したヤツは…

 

リヒト『赤色の仮面ライダー!?』

 

ネロリヒト「!」

 

???「……」

 

謎の仮面ライダーは無妄者を突き刺して倒した後、俺たちを見つめてから去っていった。

 

ゼルヴー「アイツは一体…なんなんだ?」

 

無妄者の身体からは大量の素材が出てきた。変身を解除した俺はこれを2人に横取りされないように回収した。

 

リヒト「残像の素材か…使えそうだな?」

 

ネロ「お、また面白いことをしておるようだなマスター?」

 

リヒト「当たり前だろう?これがなくては始まらないからな?」

 

ゼルヴー「おい。アイツがまた何か良くないことを思いついてるぞ?」

 

ライヨ「いつものことじゃないの?」

 

ゼルヴー「ですね。」

 

リヒト「(それにしても、ゼルヴーの言っていた夜帰が見つけた謎の反応というのは…あの赤色の仮面ライダーなのか?))」

 

一方…

 

???「邪魔しちゃったみたいね?」

 

???「あぁ、どうやらそうみたいだ。」

 

赤色の仮面ライダーは変身を解除してその姿を見せる。衛宮士郎に似たその姿は本来の色とは違ったものだった。肌は褐色になり、髪は白く染まっていた。

 

???「アーチャー、夜帰が見つけた例の反応、何だか分かった?」

 

エミヤ「俺にはさっぱりだ。だが、確信出来るのは…アイツらの敵、ハンドレッドと言ったか?」

 

???「あの偽物の仮面ライダーの力を使うヤツらのこと?」

 

エミヤ「あぁ…北落野原であの無妄者を殲滅組織から奪ったのなら、何かしらの理由があるはずだ。そうだろ?凛。」

 

凛「えぇ、ヤツらとは少しずつ干渉しながらヤツらの目的を探るしかないわね?」

 

エミヤ「だな…」




次回

・リヒトとフローヴァと漂白者

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