英雄たちが求めるエンディング   作:岩ノ川

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第63話 地下訓練所

 ギルド職員の手元にある時計で30分経過した。それを見て終了の合図を出し、筆記試験が終了した。

 2人のギルド職員たちが参加者の解答した紙を回収して、枚数を数えて全員分あることを確認し終える。

 

「えぇ、みなさま、筆記試験お疲れ様でした。続いてこれから実技試験を行います。今から1時間後、8時までに冒険者ギルド王都メラルフ支部が所有する、地下訓練所に集まってください。試験内容は試験開始時にお伝えします。試験開始までどう過ごすのかはみなさまの自由です。しかし、試験開始まで訓練所にいなかった場合、その者は「試験続行を放棄した」と捉え、不合格とさせていただきますので時間厳守でお願いします。それでは、お疲れ様でした」

 

 それを最後に言ってギルド職員3人は参加者の解答した紙を持って部屋から退出した。

 ギルド職員たちの姿が完全に部屋から消えたと同時に、緊張の糸が解けたかのように参加者全員が喋り始める。私が思っていた以上に他の人たちは、あの問題に必死に取り組んだみたい。

 

「みんなお疲れ。試験どうだった?」

 

 私も他の参加者同様にパーティメンバーに話しかける。

 するとメンバーたちに少し呆れた表情で同じ台詞を口にする。

 

「「「「想像以上に簡単だった」」」」

 

「ですよね~」

 

 毎日あれ以上の問題を解かせているのだから、メンバーたちも容易に解答ができたみたい。寧ろあれに手こずる様なら今までの訓練は何だったんだと言うものだ。

 

「アハハハ、カナタちゃんの勉強のおかげで余裕だったねぇ~!私は満点合格には間違いないよぉ~」

 

「俺も俺も!計算の所は少し間違えそうになったけど、多分大丈夫だと思うぜ!」

 

「僕なんて早く解けちゃってさぁ、余った時間で眠ちゃってた!」

 

「ケマくんやっぱりあれ寝ていたんだ。ずっとうつ伏せになっていたから心配していたんだよ」

 

 全員筆記試験に自信がある様でよかった。この調子なら次の実技試験でも問題はないだろう。幸先の良い出だしができた私たちは、部屋から退出した。

 冒険者ギルドの休憩広場で休憩した後、私たちは試験開始より早く地下訓練所に向かった。そこは以前キーちゃんとクアルくんが訪れた場所だ。2人とも頑なに“デカい”と強調していて当時全く理解できなかったけど、到着した今になってようやくその意味が分かった。

 

「「「デ、デカい……!」」」

 

「「でしょ~」」

 

 地下訓練所は予想していた通り、横の幅と高さはとても広かった。地下という事もあって自由に拡大できるのだろう。しかし私たちが驚いたのはそこではない。地下訓練所に行くための階段を下って扉を開けた瞬間、最初に目に入ったのは土で作られた20メートルの高さはある厚さ5メートルの壁だ。私とケマくんとコルルちゃん、初めてこの壁を見た3人は唖然とした表情で、天井に届きそうなこの壁を見つめ続けた。

 

「2人が“デカい”って言っていたのはこれのことかぁ。にしても……本当に何これ?訓練所の真ん中に堂々と建てて……仕切りのための壁?」

 

「その役目もあるが、元々は大型モンスターの大きさ……いや高さを模倣して作った土壁だってよ。こうして目前にデカい物に見慣れておくと、いざって時でも動けるようになるとかならないとか。と言っても、これ程のモンスターなんてここ数十年は目撃されていないらしいけどな」

 

 壁の裏側から男の声が返答してきた。

 その声の主らしき人が壁の端に設けられた通路から現れ、私たちの方へ歩み寄ってくる。知らない人だ。取り敢えず私は頭を下げて挨拶した。

 

「こんにちは……えっと……」

 

「おっ、礼儀正しい子だな!俺はチョト、冒険者だ。キミたちは冒険者登録試験の参加者か?」

 

 どうやら冒険者……私たちの先輩にあたる人のようだ。

 見た目は獣人族で髪は黄緑色、風魔法の適性があるのだろう。立派な武器や防具を装備しており、私やメンバーたちはすぐに実力者だと理解した。

 

「はい、私たち5人とも冒険者志望です!」

 

「おぉ~、そうかそうか!若いのによく来てくれたな!試験、頑張れよ!」

 

「ありがとうございます」

 

 とても気さくな好青年な人だ。

 私たちが会話をしている中、何か疑問に思ったのかコルルちゃんが会話に入ってくる。

 

「あの……チョトさんは何でここに?訓練していたのですか?」

 

「んっ、いいや。ちっとギルド職員らに頼まれてなぁ、次の実技試験を手伝うためここにいるように言われているんだ」

 

「……試験に立ち会うんですか?」

 

「内容は詳しく言えない。でもそう捉えても間違いないぜ。ほれ、俺以外にも冒険者が集まっているし。」

 

 そう言うとチョトさんは視線を地下訓練所の端を見てみると、数人の冒険者らしき人たちが待機している。全員チョトさん同様に立派な武器や防具を身に着けていた。

 

「そうですか……教えてくださってありがとうございました」

 

 それを聞いたコルルちゃんはチョトさんに頭を下げる。

 

「いえいえ、これくらいどうってことないさ!」

 

「おーいチョト!少しいいか?」

 

 壁の向こう側から呼びかけが聞こえてきた。

 

「おう、今行く!んじゃ、俺はここで!次の試験のために身体を温めておけよ」

 

 そう言いながらチョトさんは私たちの元から去って行った。現役冒険者が関与するのだから、言われた通り今のうちから身体をほぐしておこう。

 地下訓練所に着いて数分が経ち。他の参加者も全員が集まり、各々試験に向けて身体を動かして準備をしている。

 

「……なあ、さっきのテストをした部屋にさ、こんなに参加者っていたっけ?」

 

 クアルくんが不思議そうに質問してきた。

 そう疑問に感じてしまうのも仕方がない。さっきの筆記試験を行った部屋では50人程度しか参加者はいなかったはずなのに、地下訓練所に集まった参加者200人は軽く超えている。

 

「さっき同じ熊種の人に聞いたんだけど、どうやらさっきのテスト、参加者が多いから5つの部屋に分けてやっていたんだって。」

 

「へぇ~、まあそりゃそうか。逆に参加者があれだけってのは少なすぎるもんな」

 

 ケマくんがそう教えてくれた。

 どうやら準備体操し終えて暇に感じ、たまたま近くにいた熊種と仲良く会話をしていたそうだ。早速他者とのコミュニケーションの訓練が役に立った。嬉しいことなのだけど、その話した相手は女の子。ナンパ目的で話しかけたのではないかと少し疑念を持ってしまう。

 そんな私とは隣でキーちゃんは、何やら腑に落ちないような表情を浮かべていた。それに気付いたコルルちゃんが彼女に声を掛ける

 

「キーちゃん、どうしたの?さっきから何かボーっとしているけど。」

 

「さっきの試験の時も思ったんだけどねぇ~。……意外に冒険者になりたい人が少ないんだなぁ~って感じてぇ~」

 

「やっぱり命の危険があるからじゃないの?普通の人は親の仕事を引き継いだりして、もっと安全で安定した職に就くのが一般的だから。それに参加料も安くはないし」

 

「あぁ~、なるほど~。最近一般的な人の感覚が分からなくなっていたけど、確かにモンスターとご対面するのは怖いもんね~」

 

「ご対面ってまた可愛い言い方だねぇ……」

 

 前世の記憶がある私は多少なりと肝が据わっているからモンスターと戦えるけど、同い年の子からすればそれが普通か。う~ん、ここ数年で一般常識を学んできたつもりだったけど、まだまだだなぁ。……まあそこまで問題じゃないし、別にいっか!

 ……あれ?そう考えると、この4人も普通からはみ出していることになるけど……もしかして、私のせい?

 

 参加者に遅れて扉からギルド職員たちが入室してきた。

 今後は21人、さっきと同様にギルド職員はみんな獣人族だが、筆記試験では見なかった人たちだ。恐らく試験によって交替したのだろう。

 

「これより冒険者登録試験、実技試験を始める。実技試験は大きく分けて3段階で行う。最初は武術、次に魔術、最後に総合適性だ。ここ地下訓練所では武術と魔術の試験を行う。冒険者には必要最低限の力が必要。参加者の諸君、我々ギルド職員にこの実技試験で大いに力を見せ、自分は冒険者に適正だと示せ」

 

 入室してきたギルド職員たちの中で一番強者の風格のある獣人族がそう参加者たちに渇を入れる。強面のせいか参加者のほとんどが硬直してしまう。

 

「それではこれから行う試験の説明をする。……おいッ!」

 

 強面ギルド職員がそういうと、他のギルド職員たちが何やらカードを参加者たちに配り始める。

 色は赤、青、黄、緑の4色あり、参加者たちはその内の1色のカードを手に取る。私とキーちゃんは赤のカード、コルルちゃんは青のカード、ケマくんは黄のカード、クアルくんは緑のカードを受け取った。参加者全員にカードを配り終えたことを確認すると、強面のギルド職員が再び説明を開始する。

 

「今年の参加者は234人。とても人数が多いため我々ギルド職員は参加者を4つのグループに分けて武術と魔術の試験を行うことにした。今配ったカードはその色分けを意味する。赤と青のカードを受け取った者はあの壁から扉寄りのこの空間で、黄と緑のカードを受け取った者は壁から向こう側に行ってもらい。あとの細かい試験内容は各グループのギルド職員たちが教えてくれる。では諸君は、武運を祈る」

 

 強面ギルド職員がそういうと脇に立っていた他のギルド職員たちが参加者たちを指定の場所へと案内し始めた。それに従い参加者たちは一斉に移動をする。

 

 へぇ~、このカードはそういうことかぁ。私たち5人もバラけてしまったわけか。……まあ、問題はないでしょう。寧ろ実技試験(こっち)の方がいい成績出せるだろうし。

 

「クアルくん、ケマくん、頑張ってね!」

 

「3人も頑張れよ!よっしゃー行くぞぉケマッ!!」

 

「行くぞー!!」

 

 クアルくんとケマくんはそうお互いに気合を入れ合い壁の向こう側へと向かった。男の子のああいう乗り気な感じが頼もしい限りだ。

 

「赤のカードを受け取った人達はこっちに来てくださーい」

 

「青のカードを受け取った人達はこちらに集まって下さーい」

 

 黄と緑の参加者たちが無効に移動した後、ギルド職員たちが赤と青で2つに別れる様に指示を出す。参加者たちは赤と青で別れ始める。

 

「じゃあ私こっちだから。2人とも頑張ってね!」

 

「コルルちゃんもガンバ!」

 

 コルルちゃんは最後にそう言って私とキーちゃんも元から離れて行った。

 前までこの中で一番劣っていると自負していたコルルちゃんは、今では自信を持って1人で歩いている。

 

「さて、それじゃあ私たちも」

 

「行こ~う、カナタちゃ~ん!」

 

 クアルくんやケマくんだけじゃない、コルルちゃんやキーちゃんにも負けず、良い成績で合格してやる。

 赤グループの参加者が集まったことを確認して、担当のギルド職員が試験内容を説明し始める。

 

「え~まず、武術の試験について説明します。今から皆さんにはここにいる冒険者の方々と1対1試合形式で闘ってもらいます」

 

 ギルド職員がそういうと参加者たちの背後から数人の冒険者たちが現れた。参加者一同がざわめきだした。まさか現役冒険者と闘うことになるとは誰も思いもしなかったのだろう。因みに私とキーちゃんはチョトさんとの会話で何となくだが予想はしていた。

 

「静粛に。説明を続けます。試合は地面に引かれてある正方形の枠内で行います。制限時間は1試合10分。魔法やスキルの使用は禁止。試合終了の合図は5つ、みなさん重要ですのでよく聞いていてください。1つ、相手を気絶させる。2つ、相手に降参を進言させる。3つ、相手を枠の外へ出す。4つ、制限時間により終了。5つ、我々ギルド職員が“これ以上の試合は危険”と判断した時。尚、この試合で敗北したとしても登録試験が不合格になるということにはなりませんでの安心してください。あくまでこの試合ではみなさんの武術の実力を測るのが目的ですので、どうか精一杯健闘してください」

 

 じゃあ別に負けても試験不合格ってわけじゃないんだ。要はどれだけ冒険者相手に抗えられるかってことかな。1グループにギルド職員が4人配置されている。それぞれ正方形の四隅に待機して審査するってことなのかな?……まあ、試合に勝てばいいんでしょ?

 

「それではみなさんにはこの後、怪我を最小限に抑えるための武器や防具等を装備していただきます。道具は我々が用意した訓練用の物を使用していただきます。あちらにありますので自分に合った物を装備してください。武器はどれを使っても構いません。素手で試合に臨むことも構いません。慎重に選んでください」

 

 そう担当のギルド職員が言い終わると、参加者たちは一斉に装備が用意された所へ走り出した。恐らく誰よりも良い装備を見つけて、装備しようという思惑なのだろう。馬鹿だね~、速く行ってもどうせ全部同じ装備だろうに。あんな人ごみに紛れるのは嫌だし、収まったら私たちも取りに行こうか。

 浅はかな考えをする参加者もいれば、私たちのように人が捌けるまで待つ者もある。この時点で何人かの試験官の眼が私たちに止まる。もしかして、これも試験の一環だったりして。もし、そうなら……私たちも駆けだせばよかったのかな?先に向かった参加者たちがある程度装備し終えて散った後に、私たちも遅れて装備を選び始める。

 

「カナタちゃ~ん、武器をどれにするかもう決めたぁ~?」

 

 装備し終えたキーちゃんが駆け寄ってきた。その姿は普段訓練している時の姿と大して変わらないから違和感がない。

 

「うん。私はやっぱりこれかな」

 

 そう言いながら手にしたのは木刀。私のメインウェポンは片手剣。

 普段の訓練でも片手剣を使用している。別に他の武器も使えなくはないけど、一番しっくりくるのは片手剣だ。使い慣れた武器の方がいい。

 

「キーちゃんは?」

 

「私も剣だよぉ~。あと盾も装備しているけどぉ~……カナタちゃんは盾を装備しないのぉ~?」

 

「う~ん……私はいいかな」

 

「大丈夫なの?相手は冒険者なんだし、もろに攻撃を受けたら……」

 

「大丈夫!私には作戦があるから!」

 

 魔法だけじゃなくスキルが使えないとなると、冒険者相手に使える戦法なんて限られてしまう。いくら鍛えたとはいえ私の身体はまだ女の子、どうしても全身の筋力面は他の参加者に劣ってしまう。だから真っ当な戦闘では試合に勝つどころかアピールなんてできるはずもない。

 なら相手の虚を突いて一気に畳みかけるしかない。その為に少しでも身軽にするため、盾なんて装備はできない。キーちゃんの言う通り、攻撃を受けてしまうけど終わりだけど、これに賭けるしかない。はぁ……こんなことなら、筋トレメニューをもっとハードにするべきだったな。

 

「装備し終わったら方はもう一度こちらに集まってください」

 

 担当のギルド職員にそう言われて参加者たちは再び先の場所へと戻る。

 防具を付けると参加者たちの眼の色が変わっていた。全員やる気に満ち溢れている。

 

「それでは試合を行う順番ですが、みなさん、先ほど配られたカードを裏返してください」

 

 カードの裏面を見ると、そこには黒字で数字が書かれてある。

 数字は参加者によって異なっている。私のは2と書かれている。

 

「その数字は試合をする者の順番です。1番の者から順に行っていきますので、近い者はすぐに準備してください」

 

 ……ってことは私すぐじゃん!?いや早い方が嬉しいけど……もう少し試合の流れとか見てから受けたかったな。

 

「それでは1番の人」

 

「はい!!」

 

 私の後ろにいた男性が勢い良く返事をする。声の大きさに思わず体を跳ねらせてしまう。どうやらこの人が最初に試験をする者らしい。

 

「種族と名前を」

 

「獣人族のポール・ポルポルフォです!!」

 

「……よし、分かりました。それでは枠の中に」

 

 担当のギルド職員の指示に従いポールは試合をする枠の中へと入る。

 

「おい、誰が相手をする?」

 

「よっしゃ、んじゃ俺がやろう」

 

 冒険者たちの方からも1人の男性が枠の中へと入って行った。試合をする2人と担当のギルド職員が枠の中央に立ち、残りの3人のギルド職員たちはそれぞれの配置へと着く。いよいよ実技試験が始まる。

 

「両者ともに構え。……始めッ!」

 

「うぉりゃああああぁぁぁぁ!!」

 

 担当のギルド職員の合図と共にポールは両手剣を大きく振りかぶったまま相手の方へ突進する。これは子供の私でも分かる、悪手だ。

 同じく構えていた冒険者はポールが剣の間合いに入って来たのを見図り、ポールの空いた横腹に向けて鋭い一撃を入れる。真っ直ぐに向かっていたはずのポールは直角へと真横に吹っ飛び、地面に倒れたのと同時に横腹を両手で抑えて体を丸める。今のは防具を付けていてもかなりの激痛が走る。

 

 すごい今の……目に見えてもあれじゃあ身体で反応できない!?次は私……しっかり観察しておかないと!

 

「ほら、立てよ。まだ試験は終わっていないぞ」

 

 冒険者は煽りながらポールの方へ悠然と歩み寄せる。ポールは剣を杖代わりにしてゆっくりと立ち上がる。さっきまで元気がよかったポールもあの攻撃でやけに弱々しくなっている。

 

 ポール頑張れ……私のために!もう少しその冒険者(ひと)を観察させて!!

 

 ポールは再び両手剣を構えたけど、冒険者の重い一振りで武器はポールの頭上へと飛んで行った。何が起きたのか全く理化できず参加者一同は呆然とした表情になる。冒険者は武器を失ったポールに剣を向ける

 

「まだ体術で闘うっていう手段もあるけど……やるか?」

 

「……ま、参った……」

 

「試合、そこまでッ!!」

 

 ポールは悔しそうに降参を進言して、確認した担当のギルド職員が試合終了の合図を出す。冒険者は剣を下ろし、担当のギルド職員に目配りをする。

 

「うん……ポールくん、試合お疲れ様でした。次の試験まで休んでいなさい」

 

「……はい……」

 

 落胆したポールは後方にある自分の武器を拾い、ゆっくりと枠の外へ出た。相手が悪かったと他の参加者は同情の眼を向けるけど、私の思っていることは違った。

 

 あーもう、この役立たずッ!!せめてもう少し抵抗してから降参してよ!試合始まって1分も経っていないじゃない!?最初の元気はどうしたの?!……はぁ、こんなこと考えても仕方がないか。さ~て……どうやって闘うべきだろうか。まあ私には“あれ”があるから……何とかなるかな?

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