才羽モモイのずぼら飯   作:イッセ

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AIを利用して、小説の表紙絵を作ってみました。
絵が描けなくても、こういうのが作れるんだから、便利になったものです。


カルボナーラ 便利屋襲来!モモイVSハルカ

 

 

 

 

「ネタネタネ~タ~ネ~タ~♪シシシナリオのネタがない~♪・・・チックショ~!」

 

 

 

DUのとある道で、バカみたいな歌をうたいながら歩くのは、我らがモモイである。

 

アホみたいな表情で歌っている彼女だが、新作ゲームのシナリオに行き詰まり、ミレニアムから現実逃避気味に逃げてきた最中なのだ。

 

 

 

「何か面白そうなことないかなあ~、またマキやコユキ誘ってなんかしようか・・・・あれ?」

 

 

 

DUのメインストリートに差し掛かったあたりで、ふと見たことのある人物の後ろ姿が見えた気がした・・・・・・・・その前段階でシャレにならない発言をしていたのは、聞かなかったことにする。

 

 

 

 

「あれって・・・・あ、カヨコさんじゃん!!」

 

 

 

一瞬思い出そうと悩んでしまったが、以前にシャーレで出会った(7話参照)便利屋の鬼方カヨコだと思い出す。

 

 

 

 

 

「おーい!カヨコさーん!」

 

 

 

見ると、カヨコの他にも3人ほど見たことのない人たちがいる、おそらく彼女たちが便利屋のメンバーなのだろう。

 

 

 

「おーい!」

 

 

「???カヨコ?あなた、誰かによばれてない??」

 

 

「ん~ほんとだねぇ、あっちからちっちゃい子が手をふって走って来てるよ?」

 

 

「カヨコ課長のお知合いですか?・・・それとも敵ですか?撃ちますか?爆破しますか?」

 

 

「いや、やめてハルカ、知り合いだから。」

 

 

 

・・・何やら物騒な言葉も聞こえた気がしたが、向こうも気が付いてくれたのだろう。

 

 

歩くのを止めて、こちらへと振り返ってくれ・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

“ピタッ。”

 

 

 

 

「「「「???????」」」」

 

 

 

大変なことに気づいて、動きを止める。

 

 

後ろ姿だから気が付かなかったが、こちらに振り向かれて初めて気づけた。

 

 

あまりにも突然に動きを止めたので、カヨコさん達も戸惑っているが、正直そんなことを気にしている場合じゃない。

 

 

 

 

“プルルルル、プルルルル。”

 

 

 

 

「あの・・・カヨコちゃん?あの子いきなり動きを止めて、電話かけ始めたんだけど?」

 

 

「な、何なのかしら?急用の電話がかかってきたとか??」

 

 

「い、いえアル様。どう見てもあの人から電話をかけているような??」

 

 

「えっとモモイ?」

 

 

 

 

焦りながらも、モモトークを開いて、通話機能を使って電話をかける。

 

 

困ったときは・・・こういうやばい事態には、頼れるあの人に助けを求めるべきだろう。

 

 

 

 

『先生、先生。』

 

 

『モモイ、モモイ。』

 

 

『たいへん、たいへんだよ!!』

 

 

『どうしたの?ミレニアムで何かあった?』

 

 

 

 

そう、頼れる大人・・・先生である。

 

 

 

 

「・・・・なんか、先生に電話をかけてるみたいね。」

 

 

「???大変って言ってるけど・・・何かある?カヨコちゃん?」

 

 

「・・・特に思いつかないんだけど。周りの様子も普通だし。」

 

 

「緊急事態ですか?やばいですか?爆発させましょうか??」

 

 

「「「ハルカ(ちゃん)やめて。」」」

 

 

 

 

何やらもめているが、それどころではない。

 

 

焦る心を落ち着かせながら、先生に大声で助けを求める。

 

 

 

 

『カヨコさんがめっちゃエロいドレス着て、街中歩いてるんだけど!!私どうすればいい!!』

 

 

「ハルカ、やっぱり撃っていいよ。」

 

 

『カヨコがエッチなのはいつもだよ。それはそうと、写真撮って送ってくれないかな!!』

 

 

「先生も何言ってるの!!」

 

 

 

 

カヨコさんに怒られるが・・・勘弁してほしい。

 

 

 

何なんだその露出の多さは

 

 

そのスレットの切れ込みは!

 

 

あふれ出すその色気は!!

 

 

 

 

「エッチすぎるよカヨコさん!!何なの!!色気のバーゲンセールなの?!お正月のお餅バラマキみたいに、エッチを町中にバラまいてるの?!?!」

 

 

「バラまいてないし、この町中でなに口走ってくれてるの(-_-;)」

 

 

 

 

頬を赤らめながら、こちらの口を塞ぎにくるカヨコさん。

 

 

近づかれるとほのかにいい匂いもしてくるし、一体何なんだこの人は!!

 

 

 

 

“バーーーン!!”

 

 

 

 

カヨコさんとわちゃわちゃしていると、そこにショットガンの銃声が鳴り響く。

 

 

急いでそちらを振り向くと、ハルカと呼ばれていた少女が、銃口を向けて威嚇していた。

 

 

 

「カ、カ、カヨコ課長に迷惑をかけるなんて、ゆ、ゆるせません!!そ、それに、カヨコ課長は確かにエッチですが、えっちかもしれませんが・・・。」

 

 

「・・・いやハルカ。エッチって連呼しないで欲しいんだけど」

 

 

「アル様のほうが魅力的なのに!!カヨコ課長ばかりエッチ扱いなんて!どうかしてます!!!」

 

 

 

 

 

“シーーーーン”

 

 

 

 

 

静まり返るDUのメインストリート。

 

 

人はとても多いはずなのに、一切の音が消えて。

 

 

すべての人々がこちらに注目する。

 

 

 

 

 

「な、な、な、なんですってぇぇぇ!なんで私??私まで巻き込まれるの?!?!」

 

 

「wwwwハ、ハルカちゃんwwwさいこうwww」

 

 

 

 

 

 

いきなり巻き込まれて白目をむいているアルという人と、隣で爆笑している小柄な女性がいるが、それは置いておく。

 

 

それよりも、このハルカという少女には一言物申す必要がある!!

 

 

 

 

「何言ってるの!!この姿のカヨコさんを前にして、それよりもエッチな人なんてまずいないよ!!「嬉しくないから。」カヨコさんこそエッチオブエッチ!エロの女帝だよ!!」

 

 

「いいえ!!カヨコ課長もとても、とっっっても魅力的ですが!「ハルカも辞めて欲しい」アル様こそがキヴォトス・・・いえ、全宇宙1エッチなんです!!」

 

「何言ってんのハルカァァァァ!!」

 

 

「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

 

 

 

このハルカという少女も中々の頑固者である。

 

 

カヨコさんのこのドレス姿を超えるようなエロスなど、そうそうあるわけが・・・・・・

 

 

 

 

そうして、アル様と呼ばれた女性へと目を向け・・・・・・・・・・改めて硬直する。

 

 

 

 

『先生、先生。』

 

 

『モモイ、モモイ。』

 

 

『カヨコさんと一緒に赤いドレスのめっちゃエロい人がいるんだけど?!?!?!』

 

 

『アルのことだね!とってもエッチで可愛い、便利屋の社長さんだよ!!』

 

「ちょっと先生?!?!」

 

 

『なんておっぱい。。。_| ̄|○』

 

 

『なんておっぱい。』

 

 

「ナンテコッタイみたいにいわないで!!!」

 

 

「wwwwwwwwやばwwwwwwしぬwwwwww笑いじぬwwwwwww」

 

 

 

 

通話を繋げっぱなしだった先生に、またも報告をする。

 

 

まさか、まさかカヨコさんに匹敵するほどのエッチさを誇る人がいるなんて。

 

 

 

・・・しかし、ここで負けてはいられない。

 

 

 

ゲーム開発部の才羽モモイとして・・・・・・なにより

 

 

ブルーアーカイブのロリキャラ枠として!!

 

 

安易なおっぱいに屈するわけにはいかないのだ!!

 

 

 

 

 

「でも!!カヨコさんの方がエッチオブ女王なことは譲れない!!「いらないよその称号」カヨコさんはカッコキレイなのに、この前野良猫にミルクあげてたんだよ!!「見てたの?」コンビニで買って来たミルクをお皿にのせた後に、『ミルクだよ~♪おいしいかにゃ~?』って言ってたんだよ!!「!!!」・・・・鼻血だしてぶっ倒れそうになったよ!!!」「マジでやめて。」

 

 

 

 

「ぐふっ、カヨコ課長かわ・・・・・い、いえ!そういうことならアル様だって!!「えっ私も??」事務所で隙間風が寒かった日に、上着を着ようとして!『ちょ、ちょっと!角にひっかかっておろせな、うわ!“ジタバタジタバタ”ふがふが!』って!!可愛すぎてしばらく見てちゃいましたもん!!」「助けてよ!いや、そうじゃない!言わないで!!」

 

 

「ぎゃ、ギャップ萌え・・・っう!!!」

 

 

 

 

つ、強い。

 

 

見た目仕事ができそうなキレイ系女社長をしているくせに、おもしろポンコツキャラなんて強すぎる。

 

 

 

 

なお、ここがDUのメインストリートであり、通行人もとても多い中でのやり取りだということには、今は触れない。

 

 

アルさんの隣で、お腹を抱えながらピクピクしている小柄な女性にも今は触れない!

 

 

 

 

「こ、こうなったら!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・で、ここに来たと。」

 

 

 

「よりエロいのがどちらなのか、先生にジャッジしてほしくてね!!」

 

 

「すみませんすみません!でもアル様の方がエッチだと証明したいんです!」

 

 

 

 

場所を変えてシャーレのオフィス。

 

 

あの後、先生の元へと突撃して、私とハルカちゃんのどちらが正しいかを先生に決めてもらうことにしたのだった。

 

 

 

やはり、エロスを比べるのであれば、男の人の意見を聞くべきだろう。

 

 

 

 

「あ、アル様はとっても魅力的なんです!エプロン姿でゴミ出しに行った時なんか!近所の小さい子に告白されてたんですから!!」「本当にやめなさい!ハルカ(ToT)/」

 

 

 

 

 

モモイに“Weak!”

「うぐっ!おねショタ・・・・やばい、カヨコさんとのからみが少ない分、こっちの残弾が・・・「カヨコには雨の日に、膝枕で耳かきしてもらったけど、めっちゃいい声な上にちょっと湿った髪とかが最高にエッチだったよ。」ナイスフォローだよ先生!でも!羨ましい!!」「先生?!?!」

 

 

ハルカに“Weak!”

「ぐふう!カヨコ課長の雨音耳かきASMR!!確かにとてもいいものです。」

 

「あ!この人!経験者だな!!カヨコさんの太ももに、頭をうずめた経験者だな!!うらやましい!!」

 

 

「wwwww待ってごめんwwwwwめっちゃ楽しいんだけど、そろそろ腹筋がwwwww腹筋が痛いwwwwww」

 

 

 

ちくしょう!このハルカという少女!滅茶苦茶つよい!!

 

いや!アル様が強すぎる!!

 

なんだその、悪の女幹部みたいな見た目のくせに、次から次へと出てくるポンコツエピソードは!!

 

ブルアカのBGMを1つ、自分のテーマ曲として独占しそうな勢いじゃないか!!

Unwelcome School♪

 

 

「でも負けない!!カヨコさんのエッチさだって負けてない!!先生だって、思わず愛人にしたいと思ってるはずだよ!ミナヨオレノカヨコヲ!」「思いっきり失礼だから・・・後、あなたは私のなんなの?」

 

 

「そんなの!アル様だって負けてません!!先生だって、きっとアル様にママになって欲しいと思ってるはずです!「なんで母親?!」きっとアル様ならおっぱいだって出ます!!」「出ないから?!?!」

 

 

 

何処まで行っても平行線で、このままではらちが明かない。

 

 

やはり、ここは公平な第3者に決めてもらうしかないだろう。

 

 

「先生!」「先生!!」

 

「カヨコさんと」「アル様!」

 

「「どっちをお嫁さんにしたい(ですか)!?」」

 

 

「まって、どうしてそうなった?(゚Д゚;)」

 

 

何やら焦った表情をしているが、先生ならきっと適切なジャッジをしてくれるはずである。

 

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

 

さっきまで恥ずかしそうにしていた2人も、先生の回答を待っている。

 

やはり、自分がどれほどの魅力があるのかが気になるのだろう(クソボケ)

 

 

「・・・・・・・」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

「・・・・・・・・(汗)」

 

「「「「「・・・・・・・(~_~;)」」」」

 

「わ、私は先生だからね(;^_^Aお嫁さんとかは考えてないかな(汗)」

 

 

 

・・・・・・・がっかりだよハゲ!!!

 

そんなんだから、最近抜け毛が「あ、でもエッチなのはカヨコかな?」・・・先生大好き!!

 

 

モモイ、WIN!

「クリア! 次のステージへ!」

 

 

ハルカ、LOSE!

「わ、私がちゃんとしなかったせいで…。」

 

 

 

 

 

とにかく!こうして私と便利屋との出会いは、モモイちゃんの大勝利で終わったのだ~♪・・・・・・・・・あれ?なにしに来ていたんだっけ??

 

 

 

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!申し訳ございませんアル様!私がいたらないばかりに!!」

「いいのよハルカ。というか、そもそも勝たなくていいのよハルカ?というか、何で私巻き込まれたの???」

 

 

「勝ったよカヨコさん!!これぞ私たち2人のチームワークの勝利だね!!」

「意思の疎通すらできてなかったよモモイ。」

 

 

 

勝利の余韻に浸る私!

 

・・・まあ、カヨコさんはあまり嬉しそうではないが、それでも勝ったことには変わりない!

 

 

(・・・・後、私がすべきことは)

 

 

今回、名勝負?を繰り広げた相手に向かって歩みを進める。

 

 

ハルカはまだ、アルさんに謝罪を繰り返し、泣きはらしている。

 

 

 

「わ、私がちゃんとしなかったせいで…。ごめんなさいごめんなさ「そんなことないよ!!」ふぇ?・・・モモイ・・さん?」

 

 

顔を上げさせて、目から流れる涙をぬぐう。

 

 

肩に手をやり、真っすぐ彼女の目を見つめて伝える。

 

 

 

「アルさんの魅力、とってもよく伝わった!!今回は先生の性癖的に私が勝ったけど「?!?!?!」アルさんもカヨコさんに負けないくらいエッチなのは確かだよ!!「断言しないで?!」対戦した私が保証する!アルさんは十分エロい!!」

 

 

「も、モモイさん(´;ω;`)」

 

 

ハルカさんの頬に、また涙がつたう。

 

でも今度の涙は、さっきまでとは違い、とても暖かいものだった。

 

 

 

「私たち、一体何を見せられてるの???」

「社長。もう、突っ込んだら負けだよ」

「ううう、けほ。あ~楽しかった♪」

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

「と、言うことで!便利屋の皆との出会いを祝して、ちょっとしたおもてなしをするよ!」

 

 

 

シャーレのカフェエリアに移動した私たちは、1階のエンジェル24で飲み物を買い、ちょっとした交流会へとしゃれこんでいた。

 

 

「・・・・・それはいいけどモモイ、その恰好はどうしたの??」

 

 

「便利屋のみんなドレスやタキシードだからね!!私もムツキさんに借りてみた!!」

 

 

カヨコさんとアルさん、ムツキさんはドレス姿だったが、ハルカちゃんは男性のスーツ姿である。

 

私だけが普段の私服姿だったが、ムツキさんが男性用のスーツもあるとのことなので、借りることにしたのだ!

 

 

ズボンはあまりはかないが、短パンというのも楽でよい!

 

身長もあまり変わらないし、良い感じである(ムツキ144cmモモイ143cm)

 

 

 

「先生に許可を貰って、カフェスペースのキッチンを借りれたからね!みんなビシッと決まった格好してるし、ウェイターの真似事をするよ!!先生はお仕事終わってる??」

 

 

「今日の分の書類は終わったよ?」

 

「よし!先生にはアルコール出したげる!!」

 

 

 

当然、便利屋メンバーやモモイ自身はソフトドリンクである。

 

 

「使いますのは普通のジュース!でも、組み合わせ次第で、とっても美味しいカクテルになるんだよね!」

 

 

グラスと製氷機はカフェに備え付けられているモノを、飲み物はドリンクバーと自販機で買えるもので作っていくとしよう。

 

 

「まずはムツキさん!炭酸は大丈夫?「大丈夫だよ~♪」・・・よし!最初はシンプル!氷を入れたグラスに、ファンタグレープを半分注いで、もう半分をファンタオレンジ、こちらはゆっくり注ぐ!」

 

 

グラスの中でゆっくりと混ざり合い、赤みがかった綺麗なオレンジ色のカクテルになる。

 

 

「ド定番!ミックスファンタ!ムツキさんどーぞ!!」

 

「あ、これ普通においしいよね~♪ドリンクバーでやったことある!」

 

 

どうやらムツキさんもこちら側だったようだ。

 

何を隠そう私が作るノンアルカクテルは、カラオケ屋のドリンクバーで発見したチョイスなのである。

 

 

最も、次の1つは例外であり・・・・・。

 

 

「次は先生!先生は普段日本酒をよく飲んでるけど、シャーレの冷蔵庫を見るとビールも飲むよね?「・・・たまにね?」ということで、良く冷やしたグラスにビールを半分ほど注いで、取り出したるはジンジャエール!泡を壊さないようにゆっくり注いでいくよ!」

 

 

そうすると、ビールがさらに透きとおった色になる。

 

 

「ジンジャービールだよ!結構飲みやすくてゴクゴクいけちゃう!」

 

「ありがと、こんな時間から飲むなんて罪悪感がわくけ・・・・なんでモモイが飲みやすいとか知ってるの?アルコールだよ?」

 

「・・・・・・・・さっ、次にイコー(-_-;)」

 

「・・・・・後でお説教ね。」

 

 

ちょっと失言してしまったが、気にせずに次のグラスを用意する。

 

 

 

「こっちも知られてるかな?メロンソーダを半分入れて、もう半分にカルピスウォーターをゆっくり注ぐ!」

 

 

エメラルドと白のグラデーションが中々綺麗だ。

 

 

「メロンカルピス!ハルカちゃんどーぞー♪」

 

「あ、ありがとうございます。わ、私なんかがいいんでしょうか「ジュースを組み合わせただけなんだから変に身構える必要ないよ!」あ、えっと、えへへ。」

 

 

この娘、ちょっとユズに似てる気がする。

 

暴走しがちだけど、いい子だよね♪

 

 

 

「次はカヨコさんだけど・・・ちょっとお疲れ?「誰のせいだと思ってるのかな(#^ω^)」あ、あはは。じゃあ、リアルゴールドを1/3くらいに、オレンジジュースを入れて。」

 

 

オレンジジュースの黄色にリアルゴールドの金がゆっくりと混ざっていく。

 

 

「ゴールドオレンジ!炭酸が弱まってるから、これもゴクゴクいけちゃうよ!」

 

「・・・・ありがと。」

 

 

 

・・・・・・最後はアルさんなんだけど・・・・・。

 

 

「ん~、よし!下のコンビニで買った野菜ジュースをグラスの半分注いで、残りの半分はサイダーを注ぐよ!」

 

 

赤の強いオレンジ色が、サイダーで透きとおっていく。

 

 

「これは?なんてカクテルなの??」

 

「ぶっちゃけファイブミニ!!」

 

「いやっ!私だけなんか雑!!」

 

「アルさんはいじってなんぼって、私のソウルがささやくの!!」

 

「なんですって~!!」

 

 

DUであった時から思っていたのだが、この人とってもノリがいい!

 

いい人なのも相まって、ついついいじってしまう。

 

 

・・・・まあ、おいしい組み合わせなのはたしかなので許してほしい(笑)

 

 

 

「・・・さて、ドリンクは配ったから、次は摘まめるものを作っていくよ!」

 

 

 

今の時間は昼の2時過ぎ。

 

 

あまり重いものを作っても、みんな食べられないだろう。

 

 

「取り出したのは、オリーブオイル!スーパーにある安いやつだよ!これをスキレットに注いでいく!」

 

 

ソフトカクテルのつまみとして作るのは、『アヒージョ』だ!

 

 

簡単でお手軽。調理方法もオリーブオイルで煮るだけでしかもおいしいおつまみである。

 

 

「最初に入れるのはニンニク!刻んだりスライスにしたりもするけど、今回は具材として半分にだけカットして、そのまま加えるよ!オリーブオイル版の揚げニンニクだね!お口の匂いは気にしない!」

 

 

「・・・あの、先生の前だし、気になるんだけど・・・。」

 

 

「あ、私ブレスケアもってるよ。アル達にも後であげるね?」

 

 

「流石先生。」

 

 

結構皆乙女だね?ゲーム開発部の皆なんて口臭なんか気にしないよ??

 

あ、でも最近のミドリなら先生に合うときだけ気にするかも。

 

 

「具材は、そうだな・・・・ウインナーに冷凍ブロッコリー、あ、エリンギあるじゃん!これくらいでいっか、ちょくちょくつまみながらおしゃべりしよー♪」

 

 

スキレットの中に次々と具材を入れていき、いい感じになったら塩コショウで味を調える。

 

 

「えっと、欲しければバケットも焼くけど・・・みんなどうする??」

 

 

アヒージョの主役は、実はオリーブオイルそのものだ。

 

これをパンにしみこませて食べるのが、一番おいしい食べ方である。

 

 

「私は1枚だけもらおうかな?ビールのおつまみ程度にもらうよ!」

 

 

とはいえ、時間が時間であることも確かだ。

 

先生が言うように、今回の料理はおつまみとして作ったものだし、あまり量を焼く必要は・・・・・。

 

 

「ムツキちゃんもほし~~!!結構いっぱい食べたいかな!」

 

「モモイの料理はおいしかったからね、私もほしい。」

 

「私もいただけるかしら?なんせ最近はお仕事が無くて食費が・・・ゴニョゴニョ」

 

「固形物を食べられるのも久しぶりですね!アル様!」

 

 

・・・・・・ハア???聞き捨てならないセリフが聞こえたんですが?!?!

 

 

「えっ?4人共お昼まだだったの?!?!私おつまみ程度の提供で考えてたんだけど?!?!」

 

しかもハルカちゃん、固形物食べれるの久しぶりってなんだ?!

 

ビンボーなのか?!そんなドレス着てるくせに、ビンボーなのか?!?!

 

 

「とっとにかく!バケットは多めに焼くから先に食べてて!急いでもう1品用意するね!!」

 

 

キッチンスペースへと駆け出して、急いで食材を取りに行く。

 

 

「アヒージョは先に出しとくから、適当につまんでて!」

 

 

皆がアヒージョを食べきる前に、メインを張れるメニューを用意しなければ!

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

「用意するのは、大き目のフライパン。さっき使ったオリーブオイルをもう一度使っていくよ!」

 

 

キッチンスペースの棚を探ると、パスタの乾麺があったので、これをメインにする。

 

アヒージョ用のバケットは、先に切ってトースターにぶち込んでおいた。

 

 

「オリーブオイルが温まったら、冷蔵庫にあったベーコンと刻みニンニクを入れていく。さっき使ったニンニクもあるけど、刻むのがめんどいからニンニクチューブを使うよ!」

 

 

チューブニンニクはもっぱら刻みニンニクタイプを利用している、正直すりおろしタイプよりも、こっちの方が良く使うのだ。

 

 

「ニンニクが跳ねてきたら、フライパンに水を加えて乾麺パスタを入れる。わざわざ別鍋でお湯を沸かさなくても、オリーブオイルや具材に直接水入れしてパスタを戻してやるんだ!」

 

 

この時の水の量は、パスタが浸るくらい入れるのだが、乾麺が水分を吸ってくれるので水切りしなくてもよい感じの仕上がりになる。

 

 

「ベーコンを炒めた時のおこげも削いで、お塩を加える。水切りするわけじゃないから小さじの半分くらいでOK!」

 

 

大鍋でパスタを茹でる時は、小さじに山盛りのお塩を入れるが、今回は入れた塩がそのまま味付けにもなるので、そこは調節が必要である。

 

 

「大体7分位かな?パスタが軟らくなってきたら、しっかり混ぜる!これをやらないと茹でムラができちゃうからね!」

 

 

7分前後の段階で、必ずパスタの味見をしてかたさを確認する。

 

かたすぎた場合は水分を足して、追加で加熱する。

 

 

「ただ、この段階ならちょっとかためくらいがベストかも、火をちょろ火にしてチーズを加える。そして、焦げないようにしっかりと混ぜる!後半はこの混ぜる作業が重要だよ!」

 

 

チーズが溶けてくるのを確認すると、火を完全に止める。

 

そして、1人前につき1個の割合で卵を入れる。

 

 

「この時、火は完全に消して、余熱で卵を温める。それに加えてここでもしっかりとかき混ぜよう!手早くやらないとスクランブルエッグになっちゃうからね!」

 

 

水気が完全にとび、卵とチーズのとろみがパスタによく絡んだら、お皿へ移す。

 

今回はちょっと雰囲気を出したいから、クルっと巻いた感じにして見た目を良くしておく。

 

 

「最後にブラックペッパーを多めにふったら完成だよ!」

 

 

追加のバケットをトースターから出して、腹ペコたちが待つカフェスペースへとかけていった。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

“モグモグモグモグ”

 

 

「美味しいわね、このアヒージョ。」

 

 

“モグモグ”

 

「はいっアル様!ウインナーは軽く揚げたみたいにパリッとしてるのに、中はホクホクで、ブロッコリーも歯ごたえが良くておいしいです!」

 

“ハフハフ”

 

「ちょっと前に持ってきてくれたバケットもいいよね!オリーブオイルを染みこませたら、メチャ旨だよ!」

 

“ハムハム”

 

「うん、ニンニクにウインナー、それに野菜の旨みが溶けだして、オリーブオイル自体がすっごく美味しくなってる。」

 

“ゴクゴクゴク・・・・プハァ!”

 

「揚げニンニクにエリンギもとってもいいね!コショウの刺激でビールもすすむすすむ・・・なんか私、モモイに料理作ってもらうようになってから、ちょっと生徒の前で飲み過ぎてるかも(;^_^A」

 

 

((((軽く酔って赤くなってる先生、なんかエッチね(かも)(です)))))

 

 

カフェのテーブルでは、便利屋の面々と先生が、一足先にドリンクとアヒージョを楽しんでいた。

 

アヒージョが濃い目の味付けだからだろう、ドリンクとして出された炭酸飲料にもよく合い、食が進んでいる。

 

・・・・最も便利屋のメンバーは、普段あまり見ない先生の飲兵衛姿も、楽しんでいるみたいだが。

 

 

 

「皆おまたせ~!!メインの料理ができたよ!!」

 

 

そんな中、キッチンスペースから顔を出したモモイが、4人分のお皿を持ってテーブルへと近づいてきた。

 

 

「モモイのずぼら飯!『チーズタップリ濃厚カルボナーラ』だよ!新しいフォークとバケットの追加も持ってきたから、いっぱい食べてね!」

 

 

その言葉と共に、テーブルには黄金色に輝くカルボナーラと焼きたてのバケットが加わるのだった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

“・・・ゴクリ”

 

(ヤバイわね、メチャクチャ美味しそうじゃない。)

 

 

目の前に用意された久しぶりの御馳走に、思わず生つばを飲み込む。

 

先に用意されたアヒージョを食べたものの、まだまだお腹は空いている。

 

むしろ多くの旨みをもつ良質な油分を摂取したことにより、食欲は増してすらいた。

 

 

(上にかかってるのはブラックペッパーね、結構タップリ。クリームソース系のパスタなんて久しぶりだけど・・・・おいしそう)

 

 

フォークを持ち、少量のパスタを掬い取る。

 

一度軽く持ち上げて1口で食べれる量に調節し、少しお皿に押し付けながらクルクルとフォークを回して巻き付けていく。

 

 

(・・・何このソース、濃厚すぎない?)

 

 

そうすると、今まで食べたことのあるカルボナーラとの差に気づく。

 

ソースの絡み方が明らかに違うのだ。

 

 

「い、いただきます。」

 

 

フォークを持ち上げて口元まで持ってくる。

 

カルボナーラということでドレスにソースがかからない様に注意していたのだが、パスタへの絡みが良いため、垂れる心配はなさそうだ。

 

 

“パクッ”

 

 

「ん、んん♪お、おいしっ!」

 

 

思わず感嘆の声を出してしまうほど美味しい。

 

 

(・・・そっか、クリーム系パスタかと思ったけど、生クリームを使ってないんだ。)

 

 

驚いたのはパスタの濃厚な旨味である。

 

たくさん入れたチーズの味もだが、オリーブオイルに入れたニンニクやベーコンの旨みもしっかりと主張している。

 

 

(これは、カヨコが絶賛するのも納得ね。)

 

 

便利屋の事務所で以前に聞いた、カヨコがシャーレで食べたという角煮丼の話を思い出す。

 

 

(そっちもいつか食べてみたいわね。)

 

 

モモイに対しての賞賛の思いを持ちつつ、更なる食欲も刺激されるアルなのであった。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

(・・・うん、相変わらずいい腕してる。)

 

 

一口ずつ、嚙みしめるように味わいながら、カヨコは細かくうなずいている。

 

 

便利屋メンバーの中で、唯一モモイの料理を食べたことのある彼女は、今回の料理もだれより期待していた。

 

そしてだされたこのカルボナーラは、そんなカヨコの期待を大きく上回った美味しさである。

 

 

(濃厚なソースやチーズの旨みもだけど、パスタ自体にも美味しさが染みこんでる気がする・・・これは。)

 

 

「モモイ、このパスタ何か特別なの?パスタ自体に美味しさがある気がするんだけど?」

 

「??どこにでも売ってる普通のパスタだけど?・・・・・あ、茹でる段階でオリーブオイルや具材ごと水を入れて茹でてるから、パスタの旨みは凄いことになってると思う!乾麺から旨みを吸ってるわけだし!」

 

「なるほど道理で。」

 

 

納得と共に更なる賞賛の念が浮かぶ。

 

オリーブオイルや具材ごと茹でたということは、水切りもしていないのだろう。

 

にもかかわらず、ちょうどよい茹で加減でパスタを仕上げて、ソースに水っぽさも一切ない。

 

 

(濃厚な味だけど、たくさんのブラックペッパーでピリリと締められて、最後まで飽きずに食べられる・・・・おいしい♪)

 

 

そうしてふわりと笑うカヨコの顔は、とても優しい目つきをしていた。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

(こ、こんなに美味しいもの、わ、私なんかが食べていいんでしょうか?)

 

 

何処かオロオロした様子でフォークを進めるハルカだが、その手は絶えずカルボナーラに伸びていた。

 

 

(で、でも、美味しすぎて止まりません。チーズの味が強いですが、ベーコンの歯ごたえや油の旨みが更なる美味しさを絶えず供給してきます!ふとした拍子に顔を出すニンニクの味も来て、美味しさのショットガンが連射してくるみたいです。)

 

 

チーズ・ベーコン・ニンニクと、繰り返される旨みの波。

 

それらをピリリと引き締めるブラックペッパー。

 

この美味しさの奔流が絶えず押し寄せてきて、ちょっとくどくなってくるが・・・・。

 

 

“ゴクゴクゴク・・・プハア”

 

 

モモイが入れてくれた、メロンカルピスの炭酸が、それらのくどさを洗い流してくれる。

 

 

(そして、カルピスの甘い後味で、またカルボナーラのしょっぱさが欲しくなる・・・・こ、こんなの、ご馳走様まで止められません!)

 

 

終始オロオロとしているハルカだが、そのフォークが止まることは、皿が空になるまでなかった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「くふふ♪これがカヨコちゃんが絶賛してた、モモイちゃんの料理かあ~♪これだけ美味しかったら納得だね!」

 

「お~♪ムツキさんも嬉しいこと言ってくれるね~!」

 

 

軽い感じで話しているが、心の底からの賞賛である。

 

現に、だされたカルボナーラはそうそうに平らげて、ムツキの目の前には空のお皿が残っているだけである。

 

 

(・・・けど、いくら濃厚なソースでパスタに絡むといっても、お皿には結構なソースが残ってる、そ・こ・で!ここから最後のお楽しみ♪)

 

 

「モモイちゃん、追加で持ってきてくれたバケット貰うね~♪」

 

「ど~ぞ~♪」

 

 

こんがりと焼けたバケットを2キレほど受け取ると、その内の1つを右手に持って・・・

 

「えい♡」

 

皿についたソースをぬぐって口に運んだ。

 

 

“サクッッ!・・・モグモグ”

 

 

(ヤッパリ!思った通り美味しい♪濃厚なチーズソースだもん、絶対合うと思ったんだよね。)

 

 

焼きたてバケットの香ばしさに、濃厚なチーズ、旨みの詰まった油・・・・・最強の組み合わせである。

 

 

“ゴクゴク”

 

モモイが出してくれた、ミックスファンタとの組み合わせもよい。

 

少しクド目な味を、炭酸の刺激が綺麗に流してくれる。

 

 

(まさに最高の〆だね♪)

 

 

そうしてご馳走様をしたムツキのお皿は、まるで新品のようにソースの後も無かった。

 

 

 

 

 

 

「素晴らしい味だったわ!本当に美味しかった!」

 

「は、はい!アヒージョもカルボナーラも、とてもおいしかったです。」

 

「えへへ、そんなに?嬉しいな~♪」

 

 

皆が食べ終わり、改めてドリンクを作って一息ついていると、便利屋メンバーからの絶賛を受けることになった。

 

 

「うん、本当にいい腕してるよモモイは、前に作ってもらった角煮丼も美味しかったし、このソフトドリンクカクテルも美味しいしね。」

 

 

そう言って、カヨコがコップを掲げる。

 

新しく作ってもらったのは、ファンタオレンジと午後の紅茶を半分ずつ組み合わせたものだ。

 

 

「ね~ね~モモイちゃん!美味しいカクテルがあったら、もっと教えてほしいな!」

 

「いいよ~♪次は炭酸以外で、そうだな・・・カルピスとオレンジジュースを組み合わせたカルピスオレンジなんかも・・・・」

 

 

こうして、モモイの新たな友達となる便利屋メンバーとの交流会が、酔いつぶれた先生を尻目に開かれていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「めでたしめでたし・・・・で、終わってよ~~~(´;ω;`)」

 

「そういうわけにはいかないよ?」

 

 

後日、シャーレに呼び出されたモモイは、先生からの説教兼質問攻めにあっていた。

 

今回の内容は・・・・・。

 

 

「モモイはまだ子供なんだよ?お酒飲んじゃだめでしょ!!」

 

「舐めただけ!舐めただけだよ~~!!苦かったしもう飲まないから~~(涙)」

 

 

便利屋メンバーとの交流会で先生に出したジンジャービール。

 

その時にふと、このカクテルを飲んだことがあると漏らしてしまい。

 

改めて説教の時間がとられたのだ。

 

 

「嘘!飲みやすくてオススメって言って作ってた!本当に飲んじゃダメなんだからね!」

 

「もう勘弁してよ~(´;ω;`)」

 

 

どうやらモモイへの説教は、もう少しの間続くらしい。

 

お酒は二十歳になってから(笑)

 




カヨコ課長とアル社長、どっちがエッチだと思いますか?
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