おそらく、ハーメルンでは初のささ恋小説です!
最初はアニメにハマり、先日原作も購入してしまうぐらい素晴らしい作品だなと感動し、2次創作として描いてみました!
前書きはここまでにして、本編どうぞ!!
「それじゃ立花さん、また明日ね!」
「う、うん、また明日……」
私の名前は立花百合花(たちばな ゆりか)、高校2年生
あることを除けば、普通の女子高校生だ
そのあることとは……
(さてと、今日はレコーディングとかサポートの依頼も無い日だから、のんびりしようかな〜。)
私は今年17歳にしてプロのギタリスト
物心つく以前から始めたギターは、今やプロレベルにまで成長し、結果的に仕事にも繋がるようになった
けれどその代償なのか、私には親しいと呼べる友人が幼馴染3人しか居ない(高校での新規友達は0)
理由は単純で、元々人とコミュニケーションを取るのが苦手だからだ
先程声を掛けてくれたクラスメイトも、実際はクラスの陽キャ的存在で関わるのは少し疲れる
「何ため息ついてるの?」
「わっ! 咲ちゃん!? びっくりした〜……」
「びっくりしたのはこっちよ、いきなり大きな声出して……」
この子が例の親しいと呼べる友人の1人で私の幼馴染である、長谷部咲(はせべ さき)
実家がクラシックの名家で、自身もヴァイオリンを弾いている
何度も賞を取ってて、将来はプロのヴァイオリニストになりたいと話していた
「今日もレッスン?」
「えぇ、あの人の背中に……少しでも追いつきたいから。」
「……そっか、頑張ってね。」
「うん、行ってくる。」
私と咲は、そんな他愛もない会話をした
咲の憧れの人は、数年前に交通事故で亡くなった天才ヴァイオリニストだ
彼女の死を知ってからは、自分が世界一のヴァイオリストになると決意していた
勿論、実力は楽器の分野が違う私から見ても凄いと感じる
さてと、そろそろ私も帰ろうかな……と思ったけど
「そういえば屋上って誰か使ってるのかな? 誰も居ないならあそこでギター弾いてみようかな……」
放課後になると部活動をしている学生は、それぞれの教室やグラウンドに繰り出す
私は部活に入っていない帰宅部なので、このまま家に直帰するのがいつもの流れだ
けど今日はスタジオに行こうかと予定していた為、ギターを持ってきている
折角なら、学校の誰もいない場所でギターを弾くということもアリかもしれない
そう考え、私は屋上に向かった
(あ、誰かいるな……これは引き返した方が……)
屋上前の扉越しに、とても惹き込まれる歌声が聴こえてきた
アコースティックギターの音も聴こえるから、おそらく弾き語りだろう
引き返そうかと思ったけど、この人の歌の演奏をしてみたいなという私のギタリスト魂が掻き立てられていく
そして恐る恐る、屋上の扉を開いてみた
「木野さ……! じゃなかった、君は……?」
「あ! す、すみません! 勝手に聴いちゃって……」
「別にいいよ、それってギターケース?」
「は、はい! 屋上なら誰も居ないと思って……」
「そうだったんだ、じゃあ、あたし帰るよ。」
「ま、待って下さい!」
つい大声を出してしまい、その人は驚いた様子でこっちを見ている
私の悪い癖だなぁ……
「な、何か用?」
「あの、もう一回歌ってもらえませんか?」
「歌か〜……あんまり人に聴かせるのはちょっと……」
「そ、そうですか……」
「(でも、まだ木野さん来てないし……)……1曲だけやろうかな。」
「ほ、本当ですか!?」
その人は再びギターを取り出すと、弾き語りのコード演奏を始める
この曲、最近やってるドラマの主題歌かな?
曲は知ってるから、私もギターを取り出して演奏に参加してみる
「〜♪」
(凄い綺麗な歌声……)
私が今日持ってきたのもアコースティックギターだから、原曲とは少し違うアレンジであるものの、最後まで弾ききることが出来た
「ギター上手いね、どれくらいやってるの?」
「しょ、小学生の頃からで……その、プロとしても実はやってて……」
「そうなんだ、プロは大変じゃない?」
「た、大変ですけど……楽しいです。」
「それは良かったね。」
「私、2年の立花百合花って言います。」
「あたしは3年の朝凪依。」
「あの、先輩はいつも屋上で?」
「ううん、たまたま部活が休みだったからここに来ただけ。」
名前を聞いて思い出したけど、この人、最近軽音楽部に入ったと噂の朝凪先輩だ
そんな人と2人きりで会ってるなんて……ファンが何て言うだろうか……
「木野さん、遅いなぁ……」
「木野さん?」
「あぁ、一緒に帰ろうって約束してる子なんだ、あたしの歌がすっごく好きでさ。」
朝凪先輩曰く、1年生の後輩で料理研究部に所属しているとのこと
私はただでさえ1年生の子たちをよく知らないから、新鮮な話だ
「その子は幼馴染なんですか?」
「いや、それは……」
「依せんぱーい!!」
その時、屋上の入り口から元気な少女の声が聞こえてきた
朝凪先輩はその声に反応するかのように笑顔を見せる
きっとこの声の主が木野さんなのだろう
私はまだ知らない
この出会いが、私の百合の花を咲かせるということを
ひとまず、依とオリ主の絡みということで、初回はここまでになります
次回はひまりも加わったお話の予定です
ささ恋のアニメは作画が……と言われてますが、私はアニメから入ったのでそんなに違和感はなく楽しめました
むしろ、話のストーリーやキャラクター、楽曲のクオリティーが非常に高いなと感じました
現状、11話以降の放送が延期してしまっていますが、楽しみに待とうと思います
お気に入り登録と感想も待ってます!
それではまた次回!!
今後、どんなお話が読んでみたい?
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オリキャラ視点のお話(今まで通り)
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オリキャラたちの掘り下げエピソード
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クロスオーバー(主に百合作品を予定)
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アニメ未登場のキャラ登場回
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