遅くなりましたが、ささ恋とアトレ秋葉原のコラボが決定しましたね
竹嶋先生描き下ろしの不思議の国のアリスイメージのイラストが美しすぎます!!
早く行きたいですね
それでは本編どうぞ!!
「志帆〜! 一緒にお昼食べよ〜!」
「はいはい、今行くわよ。」
お昼休み、志帆の教室に亜季がやって来る
普段はクラスメイトと絡まない志帆が亜季のことを見つけると、喜ばしい表情を見せながら彼女の元へと向かっていった
そんなクラスメイトたちにとって、彼女が亜季と触れ合っている時間は本当に幸せそうで、とても微笑ましい光景なのだ
「泉さんって、絶対水口さんとデキてるよね!?」
「うんうん! 学祭の時の水口さんの公開告白は感動したなぁ〜!」
文化祭以降、2人の関係性は一転し、一緒に過ごしている様子を見かけることが増えた
そんな亜季と志帆が、実は付き合っているのではないかとクラスでは話題になっているのだ
「やっぱり水口さんが攻めで、泉さんが受けなのかな!?」
「いや、案外泉さんも好きなことには一直線だから、逆もあり得る……」
「泉さんがSS抜けちゃったのは心配してたけど、前よりもイチャイチャが増えて眼福だわ〜!」
「お昼一緒に行くと見せかけて、実は人気のない所であんなことやこんなことを〜……」
と、クラスメイトの間では2人の関係性や恋人としての距離感を妄想する者も居た
そして、この話を影から聞いていた者が……
(な、何ですと!? 水口先輩と泉先輩が!? これは気になる! その2人をこの目に焼きつけたい!!)
我らが主人公、立花百合花である
百合観測が趣味である彼女の耳にも、当然この話は伝わっていた
「咲、今日はちょっと他の人と食べてくる〜!」
「他の人って……私以外と食べる人居ないじゃない……」
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〜中庭〜
「アキ、お待たせ。」
「お〜来た来た!」
(2人がお昼の時によく出没しているという中庭のベンチ……やはり先輩方が居た……!)
私はクラスメイトたちの情報を頼りに、中庭のベンチ近くの草むらに隠れていた
やはり噂は本当で、水口先輩と泉先輩以外は見当たらない
「それにしても、あんたはよくそんなちっこいので足りるわね。」
「志帆こそ、相変わらずお弁当デッカいなぁ。」
水口先輩は購買のパン一個だけだけど、泉先輩はおせちみたいなデッカい弁当箱を持ってきている
あれが一食分……!?
泉先輩って結構食べるんだなぁ〜
「ねぇ志帆、そのおかずひとつ頂戴よ。」
「いいわよ。」
おっ、水口先輩、泉先輩のお弁当から具材を一つ分けてもらってる
ってあれ……?
そうなると、泉先輩の箸は……
「志帆〜? 食べないの〜?」
「う、うっさい!//// 分かってるくせに……////」
はい、間接キスですね!
反応から見るに、水口先輩は意図的にやった感じだな
「あはは、志帆、ごめんってば〜!」
「ん!////」
「へ? 志帆……?」
「も、もう一つあげるわよ……////」
「い、いや、もう食べたから……」
「あたしのお弁当、とっても美味しいから! ほら、もう一口!////」
泉先輩は強引に、水口先輩の口へと箸を突っ込んだ
突然のことに水口先輩も、遠くから見守っていた私も驚いた
「し、志帆、結構強引だね……////」
「ご、ごめんなさい、やり過ぎた……////」
「けど……なんかいつもより美味しかった!」
「〜!!//// あ、あんたは〜……!!////」
は〜! この2人は良いなぁ〜
見てるこっちも幸せになってくるよ〜
さてさて、私もそろそろお昼を……
「カーッ!!」
「きゃっ!?」
「えっ、何!?」
「ちょっと!? ゆり、大丈夫!?」
「な、なんとか……」
草むらに隠れていた私は、突然現れたカラスに襲われ、お昼に食べるはずだったサンドイッチを強奪されてしまった
このことは近くにいた水口先輩たちも気づいたようで、私に駆け寄ってくれた
「私のお昼が〜……」
「災難だったわね。」
「あ、でもこれじゃあ百合花が食べる分無くなっちゃったね……」
ど、どうしよう!?
今から買いに行ってもほとんど売り切れだろうし、お金も最近新しい機材に使っちゃって金欠気味だし……
「百合花、あたしのパンあげるよ!」
「い、良いんですか!? でもそうしたら水口先輩が……」
「あたしは志帆の分けてもらうから大丈夫!」
「んなっ!?//// 何でそんなことになってるのよ!?////」
「志帆は百合花がお昼食べられなくなっちゃってもいいの〜?」
「そ、そういう訳じゃないけど……////」
泉先輩は顔を真っ赤にして俯いていた
結構可愛いリアクションをするんだなと思っていたら、突然ハッと表情を変えて私に迫る
「ところでゆり〜? どうしてあんたはここに居たのかしら〜……!?」
「確かに、何で草むらの中に居たん?」
「えっ!? そ、それは〜……」
ヤバい!! 2人のイチャイチャをこっそり見ようとしていたなんて、口が裂けても言えない!!
はわわ……! 泉先輩の背後に阿修羅像が見える……
ど、どうしようどうしよう……!?
「百合花、こんな所に居たのね、」
「あ、咲……?」
「さきじゃない、どうしてここに?」
「百合花の姿が見えなかったので探してたんです、百合花、早く教室戻るわよ。」
「う、うん……」
「それじゃ先輩方、失礼しました。」
「百合花、咲ちゃん、じゃーねー!」
咲が起点を利かせてくれたおかげで、何とかこの修羅場を乗り切ることができた
そういえば、待たせてたのすっかり忘れてた
「あいつ……絶対あたしたちのこと、側から見てたわね……」
「志帆は見られるの嫌?」
「嫌っていうか、恥ずかしいじゃない……////」
「ふーん……?」
水口先輩は泉先輩と距離を詰めると、先輩の肩に頭を乗せた
「んなっ!?//// アキ、何してんのよ!?////」
「何って、寄りかかってるだけだけど?」
「ち、近っ……//// 誰かに見られたらどうすんのよ!?////」
「あたしは別に見られてもいいよ〜? だって志帆はあたしの彼女だし!!」
「全くもう……//// 今日だけよ……?////」
その後、お互いの温もりで授業に遅れそうになってしまったのは、また別のお話……らしい
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〜教室〜
「……なるほど、それで水口先輩たちの様子を伺っていたと。」
「中々見られない光景だったのにな〜……」
教室に戻ってきたはいいが、百合花が話している内容はいずれも水口先輩と志帆さんの話題だ
「先輩たちは、あまり見られたくなかったと思うわよ?」
「だから、こっそりと眺めてたんじゃ〜ん……」
「そういう問題じゃなくて……」
恋人同士の触れ合いを眺めることが、駄目と言いたい訳じゃない
私が言いたいのは……
「百合花は……私と一緒に居るのは嫌?」
「嫌じゃないよ!? いつも私と一緒に居てくれるし、頼りにしてる!」
「……そう。」
「咲、どうかしたの……?」
「何でもないわ、私も百合花と一緒に居られて楽しいわよ。」
この言葉は本音であり……嘘である
百合花は私にとって、1番の友達
そして……
「って、お昼の時間があと5分!?」
「早く食べた方がいいわね。」
「ひえぇ〜……!」
この想いは……まだ伝えないでおこう
彼女との関係は、今のままでも幸せなのだから
アキ志帆をメインで描きましたが、ラストでオリキャラ同士の関係性に進展があるかのような描写を入れてみました
やっぱ主人公もね、こうなってもおかしくないんじゃないかなと
次回もお楽しみに!!
今後、どんなお話が読んでみたい?
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オリキャラ視点のお話(今まで通り)
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オリキャラたちの掘り下げエピソード
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クロスオーバー(主に百合作品を予定)
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アニメ未登場のキャラ登場回
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全部読みたい!