久々の投稿ですね
先日、原作の単行本を一気買いしたので、アニメ以降のお話も描いていこうかと考えています
今回は依ひま回です、どうぞ!!
「ひまり……////」
(わ、私が依先輩の上に乗ってる!?//// どういう状況!?////)
今現在の状況を整理すると、ベッドの上で依がひまりに押し倒されている
そして依は熱っぽい視線でひまりを見つめており、全体的に衣服が乱れている
そんな状況にひまりは顔を赤くし、絶賛困惑中…である
「ひまり……あたしさ、怖かったんだ……////」
「こ、怖かった……?」
「ひまりが何処かへ行っちゃうんじゃないかって、ここ最近ずっと不安だったんだ……////」
「依先輩……」
普段の頼りある姿ではなく、何かに怯える幼子のような依を見て、ひまりは彼女の頭を優しく撫でた
「依先輩、私はここに居ます、だから安心して下さい。」
「うん……////」
依は更に熱を帯びた目でひまりを見つめると、ひまりの後頭部に手を回し、お互いの顔を近づけようとする
これから起きようとしていることを察したひまりは、そっと目を閉じた
「依……!!////」
「ひまり……あたしのこと、めちゃくちゃにして……!!////」
「……!!////」
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「はっ……!?////」
ひまりはベッドの上で慌てて目を覚ます
そして、今自分が居る場所を自宅の自室であることを理解した
(夢……!?//// 依先輩のあんな姿を夢に見ちゃうなんて、私〜……!!////)
「ひまちゃ〜ん、ご飯よ〜!」
ひまりは身体を起こし、母親に呼ばれて1階に降りる
朝食を食べ学校へ登校してからも、夢で見た内容が忘れられずにいた
「ひまり〜! って、どうしたの? 顔赤いよ?」
「ふぇっ!?//// そ、そんなことないよ!?////」
「本当に〜? 何かあったなら、あたしに話してみ?」
「え、えっとね、ミキちゃん……////」
「うんうん。」
ひまりは今朝見た夢の内容を未希に話した
依に対して、どんな顔をして会えばいいか分からないことも含めて
「へぇ〜、ひまりも朝凪先輩とそんなこと考えてるんだ〜?」
「うぅ……////」
「たまには、ひまりも攻めに回ってみたい……的な?」
「それは……////」
ひまりは依とイチャイチャする時、流れで受けに回ることが多かった
けれど、自分から依に触れたいという感情が無いわけではない
「なるほど〜、それで朝凪先輩と顔を合わせづらいと。」
「ミキちゃん、こういう時ってどうすればいいのかな……?////」
「大丈夫大丈夫! ひまりならいつも通りにしてれば何とかなるって!」
「そ、そうかなぁ……」
そう言ってこの話は終わったが、ひまりの中でこのモヤモヤした感情が消えることはなかった
そして、時間はあっという間に過ぎていき、放課後になる
「ひまりちゃん居る!?」
「ねーちゃん! ひまりならさっきトイレに……」
「アキ先輩、どうしたんですか?」
「あっ、ひまりちゃん! 実は依が……!」
お手洗いから戻ってきたひまりに、亜季は深刻そうな表情で依に関することを伝えた
それを聞いたひまりは目を見開き、ある場所へと走る
「依先輩!!」
「保健室で、大声は控えて下さい。」
「す、すみません……あのっ、依先輩は……!?」
「もしかして、朝凪さんに用があるの?」
「は、はい!」
「朝凪さんなら、そこのベッドよ。」
保健室の先生に連れられカーテンを開けると、火照った顔でベッドに横たわる依の姿があった
「よ、依先輩……」
「咳の症状と38.2℃の熱があったわ、おそらく風邪ね。」
「そ、そうですか……」
「先生、これから席を外さないといけないの、朝凪さんのことを見ててもらってもいいかしら?」
「は、はい……」
そうひまりに告げると、足早に保健の先生は出て行った
そして保健室に居るのは、ひまりとベッドに寝ている依の2人だけになる
「木野さん……?////」
「依先輩!? 大丈夫ですか……!?」
「ごめん、少し受験勉強頑張りすぎちゃったのかも……////」
(何だろう……夢で見た依先輩と何処となく似ている気が……////)
ひまりは、顔を火照らせて虚な瞳で見つめてくる依を見て、今朝の夢を思い出す
「よ、依先輩、辛くないですか?」
「大丈夫、でも……熱で頭がクラクラしてて……////」
「依先輩、顔熱い……////」
「んぅ……つめたい……////」
ひまりは依の顔に手を伸ばすと、そっと触れながら彼女の熱を感じる
対する依は、ひんやりとしたひまりの手の感触に、思わず頬擦りをした
「ん……////」
(依先輩が私の手に……気持ち良いのかな……? 可愛い……////)
普段、先輩としての姿を見ているひまりは、自分の手に甘えてくる依の姿に愛くるしさを感じた
優しく頭を撫でてあげると、依は気持ち良さそうに表情を緩める
「木野さん……好き……////」
「私もです、依先輩……////」
好きという気持ちを真っ直ぐぶつけてくる依の姿は、熱にうなされていて辛そうだ
私がこの苦しみを分かち合えたら……とひまりは考えた
「お待たせ、朝凪さんに変化はない?」
「は、はい、大丈夫です!!////」
「顔が赤いように見えるけど……」
「わ、私帰ります! 依先輩のことお願いします!!////」
「え、えぇ。」
保険の先生が戻ってきて、依の様子を尋ねたが、ひまりは顔を真っ赤にして足早に保健室から出て行った
「朝凪さん、もう一度熱を測るわよ。」
体温計が示した依の体温は、37.4℃
まだ熱はあるものの、先程より下がっている
「熱が下がってるわね、体調はどうかしら?」
「まだ少しフラフラしますけど、さっきよりはだいぶ……////」
「良かったわ、今親御さんに連絡取るからね。」
「あ、あの、木野さんは……?////」
「さっきの子なら帰ったわよ。」
「そうですか……////」
その後、依の父親が迎えに来て、依は無事に自宅へ帰ることができた
だが依は、ひまりが途中で帰ってしまった理由が最後まで分からなかったのだが……
(木野さんが側に居てくれただけで、少しだけ身体が楽になった気がするな……////)
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(依先輩、さっきのキス気付いてないよね……?////)
依に何も言わず出て行ってしまったひまりは、帰路を歩いていた
実は保健の先生が戻ってくる直前、ひまりは依にそっと口付けを行なっていたのだ
理由は自分に風邪が移れば、少しは依の症状も軽くなるのではないかという根拠のないものだった
だが、ひまりにとっては愛をささやく意味もあった
このことに依は気が付いていたのか、そのことがひまりはずっと気掛かりでいたのだ
(ううん、きっと依先輩なら大丈夫、早く帰ろう……)
ひまりは保健室での出来事を忘れ、家に帰ることに集中した
こうして、この日のひまりは1日を終えたのだが……
「あれ……?////」
2日後の朝
ひまりは全身が熱く、目の前がふらつく感覚に襲われるのだった
前後編なので、一旦ここで一区切り
ちなみに、この前後編ではオリ主は登場しません
次回もお楽しみに!!
今後、どんなお話が読んでみたい?
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オリキャラ視点のお話(今まで通り)
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オリキャラたちの掘り下げエピソード
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クロスオーバー(主に百合作品を予定)
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アニメ未登場のキャラ登場回
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