ギターと、恋と、百合の花。   作:ローマン

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 先日、アトレ秋葉原コラボに私も行くことができました!

 色々グッズもゲット!

 さて今回は、現在放送中のとあるアニメにインスピレーションを受けて、急遽描いてみたお話です

 それではどうぞ!!







百合を眺めて飯うまし

 

 

 

 〜学食〜

 

 

 

 

「こ、これは……!!」

 

 

 

 お昼になり、学生食堂へやってきた私、立花百合花

 

 私は今日、ある発見をしてしまうのでした

 

 それは……

 

 

 

「ま、幻メニューと言われたソースカツ丼……!?」

 

 

 

 そう、うちの高校にある噂……

 

 学食でたった一品しか用意されないとされる幻のメニュー

 

 ソースカツ丼である(ドドン!!)

 

 

 

(たまたま授業が早く終わったから来てみたけど、まさか本当にあったとは……)

 

 

 

 私も、幻のソースカツ丼の噂は最近まで信じていなかった

 

 本来なら時間通りに授業が終わり、カツ丼欲しさに食券へダッシュする生徒が多いのだろうが、今日はついている

 

 しかも、今の学食は混雑しておらず、ガラガラだ

 

 

 

「これはまたとないチャンス……!」

 

?「あ! 百合花せんぱ〜い!」

 

 

 

 この声は……!

 

 眩しい笑顔がよく似合う後輩、ひまりちゃんだ

 

 

 

「ひまりちゃん、結構来るの早かったね?」

 

「うちのクラス、今日授業が終わるの早かったんです! 先輩もですか!?」

 

「うん、うちもそんなとこ。」

 

 

 

 うぅ、何だかひまりちゃんと2人きりで話すの初めてかもしれない

 

 話しづらいわけじゃないけど、どうしよう……

 

 何か話題振った方が良いよね……

 

 

 

「そ、そうだ、ひまりちゃん知ってる? この学食にある噂。」

 

「噂ですか?」

 

「そう、この学食にはほんの一握りの人しか食べられない、幻のメニューがあるんだよ……!」

 

「ま、幻のメニュー……!!」

 

 

 

 ひまりちゃんは、私の話に目を輝かせながら聞いている

 

 朝凪先輩は、こんな可愛い後輩ちゃんを独り占めできるのか〜

 

 何とも羨ましい……!

 

 ……そうじゃなくて!!

 

 

 

「先輩、カツ丼が好きなんですか?」

 

「う〜ん、特別好きってわけじゃないけど、昨日観た深夜アニメで美味しそうなソースカツ丼が出てきたからさ、ここの噂のこと思い出しただけだよ。」

 

 

 

 あのアニメのタイトルは何だったか……

 

 日々はなんちゃら……みたいなタイトルだった気がする

 

 

 

「あ〜! ひまひまとゆりゆりだ〜!!」

 

「香織先輩!」

 

「橘先輩!?」

 

 

 

 これは珍しい組み合わせ

 

 現れたのは、橘先輩

 

 いつもなら筒井先輩と一緒に居るけど、今は一緒じゃないのかな?

 

 

 

「あれ? 真理先輩と一緒じゃないんですか?」

 

「まーちゃんは日直の仕事があるから遅れるんだって、今日はまーちゃんにとびっきりのお昼ご飯をご馳走するんだ〜!」

 

「あ、それならソースカツ丼はどうですか!?」

 

 

 

 ひ、ひまりちゃん……!

 

 そのことは秘密に……

 

 

 

「ひまひま、もしかしてあの噂知ってるの〜?」

 

「はいっ! さっき百合花先輩に教えてもらいました!」

 

「あはは……」

 

「橘さんもソースカツ丼食べたいな〜!」

 

 

 

 知る人ぞ知る幻のメニューだったから、あまり知られたくはなかったのだけど、こうなれば力づくで……!

 

 そう考えた矢先、ドタドタと大きな足音が聞こえてきた

 

 

 

「な、何です、この音!?」

 

「しまった! 丁度今が授業の終わり時間……!」

 

「わぁ〜! 皆もソースカツ丼目当てなのかな〜?」

 

 

 

 ま、マズイ!!

 

 あの行列は、きっとソースカツ丼狙いだ

 

 早く動かなければ、売り切れてしまう

 

 

 

「ひまりちゃん、橘先輩、急ぎましょう!!」

 

「はいっ!」

 

「待って! ゆりゆり! ひまひま! わぁ〜っ!?」

 

 

 

 私とひまりちゃんが走り出したその時、橘先輩は行列に巻き込まれてしまった

 

 

 

「香織先輩!!」

 

「くっ! ひまりちゃん、橘先輩の分も取り返すよ!!」

 

「は、はいっ!」

 

 

 

 私とひまりちゃんは、行列をかいくぐって進もうとする

 

 だが予想以上に人が多く、全く進む気配がない

 

 

 

「ゆ、百合花せんぱ〜い……」

 

「って、ひまりちゃんどこ!?」

 

 

 

 いつの間にか、ひまりちゃんの姿を見失ってしまった

 

 やはり、行列に呑まれてしまったのだろうか?

 

 私だけでも何とか前に……!

 

 だ、駄目だ〜!!

 

 

 

「うぐっ、やはり私たちには無理な話だったのか……」

 

 

 

 しばらくして、行列がぞろぞろとばらけてきた

 

 どうやら、裏メニューは売り切れてしまったようだ

 

 

 

「百合花せんぱ〜い!」

 

「ひまりちゃん! 無事だったんだね!」

 

 

 

 先程はぐれてしまったひまりちゃんと、何とか再会できた

 

 ひまりちゃんは身長が低いから、人混みに流されてしまったら大変だ

 

 そこはやっぱり、朝凪先輩がエスコートしてくれるのだろうか

 

 

 

「そういえば百合花先輩、香織先輩を見ませんでしたか!?」

 

「私はあれから会ってないけど……」

 

「何処行っちゃったんでしょう……」

 

「あ、あれ、橘先輩じゃない!?」

 

 

 

 最初にはぐれてしまった橘先輩の行方が分からず、私たちは最悪の事態を想像していた

 

 そんなことを考えていた時、頭ひとつ抜けた黄色いボブヘアが見えたので、私たちは急いで駆け寄る

 

 

 

「お〜! ひまひまとゆりゆり〜!」

 

「香織先輩、それって……!」

 

「ソースカツ丼!?」

 

 

 

 橘先輩は、裏メニューであるソースカツ丼を両手で持っていた

 

 だけどあの行列の中、どうやってソースカツ丼を……!?

 

 

 

「う〜ん、なんか人混みに流されてたら先頭に出ちゃって〜、そのままお金払って買ってきたんだ〜!」

 

「わ、私の努力は一体……!」

 

 

 

 行列に流されまいと行動していたはずなのに、まさか橘先輩が手に入れていたとは、世の中何が起こるか分からない……

 

 

 

「ひまひま、このソースカツ丼、橘さんが奢ってあげるよ〜!」

 

「え!? そ、そんなの悪いですよ!」

 

「橘さんはまーちゃんのお昼買いに来てたんだ、裏メニューが食べたかった訳じゃないから、ひまひまにあげる! よりよりも喜んでくれるよ〜!」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

 

 橘先輩からソースカツ丼を奢ってもらう結果になって、最初ひまりちゃんは困惑してたけど、朝凪先輩と一緒に食べるのならと納得してくれた

 

 一緒に食べるということは、あ〜んとかするのだろうか……?

 

 それならば一目見ておきたい……!

 

 

 

「じゃ、橘さんはまーちゃんのお昼買ってくるね〜!」

 

「百合花先輩も、今日はありがとうございました!」

 

「あはは、私は何もしてないけどね……」

 

 

 

 とまぁ、ソースカツ丼は逃しちゃったけど、ひまりちゃんや橘先輩が幸せそうで私も自分のことのように嬉しかった

 

 今日のお昼は、学食人気のラーメンにでもしよう

 

 そして家に帰ったら、あのアニメの続きでも観ようかな

 

 私はそう心を躍らせるのだった

 

 

 

 

 

 







 はい、というわけで影響を受けたアニメというのは[日々は過ぎれど飯うまし]でした!

 ひまりと香織の中の人が出演されているということで、この2人を登場させてみました!

 毎話登場する料理が美味しそうで、深夜放送なのも中々罪ですね〜(褒めてる)

 次回もお楽しみに!!





今後、どんなお話が読んでみたい?

  • オリキャラ視点のお話(今まで通り)
  • オリキャラたちの掘り下げエピソード
  • クロスオーバー(主に百合作品を予定)
  • アニメ未登場のキャラ登場回
  • 全部読みたい!
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