さぁ、今回は志帆と百々花が登場です
なんで百々花と始じゃないんだ!と思われる方がいらっしゃると思いますが、その理由は次回にて
それではどうぞ!!
「な、何だこれ……」
昼休み、私は咲と学食で食べてきたのだが、教室に戻ってきて教科書を準備しようとした時、事件は起きた
机の中には白い封筒が入っていて、開けてみるとこんな文言が書かれていた
[放課後、家庭科室に来なさい]……と
「ど、どうしよう……!」
「百合花、どうしたの?」
「これって、絶対果し状か何かだよね……?」
「ただ家庭科室に来なさいって書いてあるだけじゃない、考え過ぎよ。」
「で、でも……」
「しょうがないわね、私もついていってあげるから。」
咲は唯一同性の幼馴染だし、いつも頼りになる
そして時は流れ、放課後
私と咲は家庭科室を訪れた
「し、失礼します。」
「来たわね、立花さん。」
待ち構えていたのはやはりと言うべきか、ローレライのギターボーカルである泉志帆先輩だった
家庭科室にはもう1人女子生徒がいるけど、この人は関係ないのかな?
「あら? あなたも来たのね。」
「私は百合花の付き添いです。」
「咲、泉先輩と知り合いなの?」
「少しね……」
「まぁいいわ、立花さん、あたしが何を言いたいかは分かるわよね?」
「この度は……本当にすみませんでしたぁ〜っ!!」
私はスライディングする勢いで綺麗な土下座をかました
ふざけているのではなく、ただ私なりに最大限の気持ちをこめて
「そ、そこまでしなくても……あたしはそんな根に持ってないわよ。」
「へ……? それじゃあ……」
「かおに動画を見せてもらったけど……あんた、中々良い腕をしてるわね。」
「あ、ありがとうございます……?」
「まだ名前を聞いてなかったわね。」
「あ、立花百合花です。」
「ゆりね、今からギター持って来れるかしら?」
「今日は家に置いたままなんですけど……」
「あたし、この後スタジオの予約取ってるの、あんたも来なさい。」
「えっ……えぇ〜っ!?」
スタジオの予約……!?
てことは、今からローレライの練習に私が行くってことなの!?
……お父さんお母さん、親不孝な娘をどうかお許し下さい……
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※咲視点
「……行っちゃったわね。」
「うん、咲ちゃんと話すのは久しぶりね。」
「確かに、お互い忙しかったものね。」
里宮百々花
料理研究部の部長(部員はローレライの2人と1年生の後輩の4人と聞いてる)
私と同じ2年生で、ある人物と深い関わりがあったという共通点がある
「そういえば咲ちゃん、ヴァイオリンのコンクール入賞したのよね? おめでとう!」
「ありがとう、今度キョウさんにも報告してくるわ。」
私たちに共通する人物、それは天才ヴァイオリニストと呼ばれた天沢キョウさんだ
百々花さんはキョウさんの恋人であり、私はいつも2人の仲睦まじい姿をよく眺めていた
当時の私は自分の才能の無さに失望し、ヴァイオリンを辞めようとしていた
そんな時、私を救ってくれたのがキョウさんだった
「ローレライ、やっぱり上手よね。」
「もちろん! 私たちはプロになって世界一になるんだから!!」
「私も、ヴァイオリンの世界で一番になるって決めてるから。」
私のヴァイオリンは、あの人の背中を追い続けて今に至る
キョウさんが、元々ギターに興味があっという話は聞いたことがあった
ローレライはそんなキョウさんの憧れた世界で一番になることを目標としている
「そういえば始さんは? 元気にしてるの?」
「えぇ、今日は部活があるって言ってたわ。」
キョウさんの妹である始さんは、ローレライのドラムを担当している
フルートを専攻していて、何度も入賞しているのだ
「そうだ咲ちゃん、クッキー作ったの、食べる?」
「じゃあ、いただきます。」
百々花ちゃんの作るクッキーは美味しい
何となくだけど、誰かに寄り添って作ってるのだなと深く感じる
キョウさんがお葬式の時、棺の前で泣き崩れる百々花ちゃんの光景は忘れられない
それでも、彼女は前を向いて歩き続けている
ローレライはキョウさんの憧れた世界、私はキョウさんがいた世界で一番になると決めた
「……クッキー、もう一枚食べてもいい?」
「いっぱい作ったから、沢山食べてね!」
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「スタジオだ〜……!」
「ゆり、そんなにスタジオが好きなの?」
「スタジオは第二の我が家です〜……!」
スタジオのような閉鎖した空間、そんな場所が私は好きだ
ちょっと泉先輩が引いてるから、ここら辺にしとこう
「早速だけど、ゆりのギターを見せてほしいの。」
「橘先輩に見せてもらったんじゃ……」
「動画ではね、あたしは生演奏を見たいの。」
そ、そう来ましたか!!
SSの皆さんは期待の眼差しを向けてくれてたけど、泉先輩からは挑戦的なオーラも感じる
よ、よし! 前みたいにやれば良いんだ……
落ち着いて〜……!!
「……!!」
「……」
「……ふぅ、ど、どうでしたか……?」
「流石ね、本物はやっぱり凄いわ。」
これは、良い演奏だったってことで受け取っていいんだよね!?
「あたしもギター頑張らないとなぁ……ゆり、このチャンネル知ってる?」
「……ま、まぁ。」
泉先輩のスマホには、私のチャンネルが表示されていた
「この人、中々良いギターを奏でるのよ、あたしもこんな風に……」
その人、私なんです!
よく分からないけど、なんだかすみません!!
「まぁいいわ、今日はありがと。」
「あ、あの、他のメンバーの方は……?」
「ももとはじのこと? 今日はゆりを呼ぶために、わざわざスタジオ借りたのよ?」
「そんな、恐れ多いです。」
「謙遜しなくていいわ、あたしとセッションしましょ? ゆりを見てたらあたしもギター弾きたくなってきた。」
私も長いことギターやってるけど、泉先輩もかなり良い腕をしてると思う
なんだろう、表現するならかなり尖ったサウンドだ
その後、私と泉先輩は果てしないギターバトルを繰り広げることになるのだった
オリ主の憧れている動画投稿者は某ギターヒーローという設定です
クロスオーバーの予定はないですが、名前だけ一応存在しているということで
さぁ、次回は最後のささ恋メンバーとのお話です
では、また次回!!
今後、どんなお話が読んでみたい?
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オリキャラ視点のお話(今まで通り)
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オリキャラたちの掘り下げエピソード
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クロスオーバー(主に百合作品を予定)
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アニメ未登場のキャラ登場回
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全部読みたい!