魔法少女≠魔法少女   作:12club

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第28話 魔法少女たちの再会

 インキュベーター。

 通称、キュゥべえ。

 白い猫のような姿をしているが、その耳からはまるで手のような羽根が生え、それを金色のリングが覆っている。

 願いを叶える白い妖精。

 その対価として魔獣と戦う使命を課す契約者。

 

「見てごらん」

 

 キュゥべえがほむら達から視線を外し、ある方向へと顔を向けた。

 崩壊し行く世界の中、ただ一つそれは屹立していた。

 神浜市水名区。

 中世時代に建てられ、復元されてきた観光地。

 通称、水名城。

 そこだけがまるで絵画から切り取られたように、原形を留めている。

 

「あそこにいる姫河小雪が真に魔女として覚醒したその時、僕達は彼女の強大な感情エネルギーを得て、宇宙の寿命を延ばすことが出来るだろう。君の言った通りだったよ、暁美ほむら」

「……私の言ったこと?」

「忘れたのかい? いつか君は魔獣との戦いのさなか、僕に語っただろう? 魔法少女が倒れたその時、濁り切ったソウルジェムがどうなるのか」

 

 赤いビー玉のような眼を水名城へ向けながら、キュゥべえが続ける。

 

「あそこには今まさに絶望しようとしている魔法少女――姫河小雪がいる。そこから得られる感情エネルギーの総量は予想以上のものだったよ」

「貴方は……あの話を……?」

「その通りさ」

 

 キュゥべえが続けようとして。

 

「ほむらの話って……、どういうことなのさ」

 

 さやかが横から声をかけた。

 キュゥべえはのっぺりとした表情のまま、しかし不満そうに言う。

 

「話の腰を折らないで欲しいな、さやか」

「だったら聞かせてもらおうじゃない、アンタの話ってやつを」

「やれやれ、君達はせっかちだね」

 

 杏子の物言いもそこそこに、改めてキュゥべえが続ける。

 

「彼女――姫河小雪のソウルジェムは僕達の干渉遮断フィールドが包んでいる。外からの干渉を受けず、絶望によって覚醒しようとしたソウルジェムがどうなるのか。それは僕達の想像以上のものだった」

 

 続ける。

 

「まさかこの神浜市まるごとを模倣した結界を形成し、数多の魔法少女を呼び集め、さらには魔法少女狩りなる魔なる者を生み出すなんてね」

 

 続ける。

 

「ここはね、彼女のソウルジェムの中の世界なんだよ。正確には、魔女として覚醒して濁り切る前の、雛の卵のような結界の内部。今まさに孵化しようとしている崩壊直前の、彼女の心象真理の中身なんだ」

 

 そこまで話したところで。

 

「その理屈は変よ」

 

 ほむらが遮った。

 

「貴方たちが干渉を遮断しているのなら、何故、私たち魔法少女がこの神浜市の結界に招き入れられたの? 姫河小雪の絶望を監視するだけなら、私たちは必要なかったはず。彼女を邪魔立てする私たちが呼び出される理由が無い」

 

 その言葉にキュゥべえは。

 

「そこは僕達が調整しているのさ」

 

 あっさりと言い切った。

 

「彼女――姫河小雪がソウルジェムを形作る願いは、永遠の安息だった。ならば彼女のソウルジェムを濁り切らせるまでの絶望を生む為にはどうすれば良いか。そのためには彼女にとってイレギュラーな存在が必要だった。それが君達、外部の魔法少女さ。とりわけその条件に最も符合し、最適な結果を出せる魔法少女が里見灯花。既にこの世界から死という形によって隔絶された魔法少女だ」

「……何ですって……!?」

「君が怒る必要があるのかい、暁美ほむら? ……ともかく、彼女の存在は姫河小雪を絶望させるに最も価値があるファクターだった。だから僕達は既に亡くなっていた彼女のデータをコピーし、この世界に具現化した。その活躍ぶりは君達が知っての通りさ。後は僕達の予想した通りの過程を踏み、事の顛末を迎えた。しかし僕達の予想外のアクシデントが起こった。それが円環の理の主たる、鹿目まどかの存在だ」

 

 キュゥべえの言葉に、さやかが「まどかの?」そう反応する。

 

「問題は、鹿目まどかが円環の理としての機能を一切発露しなかったことだ。どうやら姫河小雪の結界が施した記憶の捏造は、彼女にまで及んでいたみたいだね。おかげで、僕は君達の右往左往する様子を延々と見続けることになった。時間の無駄だったということだね」

「……てめえ」

「何故怒るんだい? 佐倉杏子。この件は本来、君達には関係の無い問題だ。この結末は姫河小雪自身が選んだ事だ。もう間もなく彼女は救済される。この結界が完成した時、ソウルジェムは濁り切り、円環の理としての機能を取り戻した鹿目まどかがそれを救済するだろう」

 

 言って、キュゥべえがほむら達へと顔を向き直す。

 

「君達も見届けるといい。ソウルジェムが魔女へと存在を変化させる瞬間、円環の理は機能を発動する。暁美ほむらはともかく、他の皆は触れたことの無い稀有な経験だろう?」

 

 刹那、キュゥべえの額に煌めきが翻る。

 トスン、と軽い音を立てて、サーベルの刃がキュゥべえの丸い頭を貫いていた。

 

「アンタねぇ……、人間を馬鹿にするのも大概にしなさいよ……!」

 

 さやかが怒り顔で、キュゥべえごとサーベルを持ち上げる。

 絶命したキュゥべえが、べちゃりと地面に落ちた。

 

「君もまた怒るのかい? 美樹さやか」

 

 そこに、新たにもう一匹のキュゥべえが現れた。

 それが死体となったキュゥべえを、むしゃむしゃと齧り始める。

 

「宇宙を延命させる熱的エネルギーの収集方法としては、これ以上ないほどの手段じゃないか。君達、魔法少女は希望を祈って願いを叶え、絶望することでその感情エネルギーを宇宙に捧げるべきだ」

 

 スッと、ほむらが円形盾に手を入れて、黒塗りの拳銃を抜き出す。

 

「聞くべきことは聞いたわ。これ以上、私たちを怒らせる前に消えなさい」

「やれやれ」

 

 キュゥべえがプルプルと顔を振り、口元をこする。

 

「この宇宙の繁栄の為に数多の命が散り、君達はその上に居座って生存している。ならどうして今更、たかだか一個人の感情にそれほど肩入れする理由があるんだい? 全く、わけがわからないよ」

 

 ほむらがデザートイーグルの引き金を引いた。

 パン、と軽い音を立てて、キュゥべえの額に穴を穿つ。

 キュゥべえが息絶えてその場に崩れ落ちた。

 

「行きましょう、杏子、さやか。感傷じゃないけれど、一刻も早く水名城へ」

 

 ほむらはそれだけ言って、崩れ行くビル群へと飛び立っていった。

 杏子とさやかも無言のまま、しかし互いに頷き合って、ほむらの後を追うようにその場を飛び立つ。

 

 

 

「きっともう手遅れだろうけど」

 

 キュゥべえが三人を見送り、独り言ちる。

 

「彼女の絶望を見届けてあげるといい。魔法少女たる君達には、その権利も義務もあるはずだ」

 

 そう言って、最後に。

 

「これも僕達の計画の内だからね」

 

 結んだ。

 

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

 

 ふわりと、なのはが浮遊したまま進行を止めた。

 

「どうしたの?」

 

 後を追っていたマミがなのはに問いかける。

 

「フェイトちゃんです。停止した地点から場所を変えました。凄いスピードでどこかへ向かっています」

「どこかって……どこに?」

「私にもわかりませんけど……」

 

 戸惑うなのはに、美遊が問う。

 

「どっちの方向? 指差しでいいから、教えて」

「多分、あっちの方角です」

 

 なのはが指差したのは、確かに今まで進行していた方角とは明後日の方向だった。

 

「そっちは多分、水名区の観光地ですね」

「わかるの? ミユ」

「うん、神浜市の地理は頭に叩き込んでおいたから」

「ほーん。で、結局そこは何なの?」

「多分、あの辺りで崩壊せずに残っているのは一つだけ」

 

 美遊は一つ頷いて。

 

「水名城、その天守です」

「そこが決戦場ってわけね」

「恐らく、そこにみんな集まってくる……」

「だーいじょうぶだって」

 

 美遊の不安げな表情に、クロはカラカラと笑った。

 

「なんだかんだで何とかなってるんだし、今回もどうにかなるって」

「クロエさんの言う通りね」

 

 マミもまた、朗らかな笑顔で。

 

「そう不安そうにする必要は無いわ。敵は十全な準備で私たちを迎え撃とうとするでしょうけど、逆に言えばそれさえ抜ければもう手駒は尽きるはず。この程度の逆境、跳ね除けてみせましょう」

「……そうですね、巴さん」

「まだ心配そうね。ひょっとして、イリヤさんのこと?」

 

 応えた美遊は、俯きがちに頷いた。

 

「イリヤは別れるまで里見灯花と一緒にいました。無茶してるんじゃないかって思うと、少し心配です」

「それこそ心配無用でしょ」

 

 クロが、美遊の心配事をそれこそ心外だと言わんばかりに返す。

 

「あいつの直感ランクと幸運ランクの高さは折り紙付きよ。無事じゃなくても死んだりしないわ」

「……そうだね、クロ」

「そういうこと! 私たちは先に行ってさっさと片を付けてやればいいの!」

 

 バシン、とクロが美遊の背中を叩いた。

 美遊が「あう」と声を上げる。

 

「乱暴な意見かもしれないけど、真理ね。私たちだけで済ませられれば、それに越したことはないものね」

「巴さんは怖くないんですか?」

「馬鹿ね、怖いわよ」

 

 言葉とは裏腹に、マミはあっけらかんとした声で応えた。

 

「でも、怖いからこそ今、私は生きている。この恐れがあるから戦える。私の仲間たちは私にそれを教えてくれたわ」

「巴さん……」

 

 美遊が暗い表情を引っ込めないまま、会話を続けていることに、どうにもクロは不満な様子で。

 

「はいはいはーい。しんみりするのはここまで! 先に行っちゃうわよ!」

「あ、クロ。待って……!」

 

 クロが本気で一人、先に跳んでいって行くのを見て、美遊は慌ててその後を追っていく。

 マミはふう、と一息ついた。

 

「大丈夫ですか、マミさん?」

「大丈夫じゃないように見える? 高町さん」

「いえ、むしろ頼もしいです」

「ありがとう」

 

 そう言ったマミに背を向けて、なのはは二人の後を追って飛んでいく。

 

「さて、先輩魔法少女として無様な格好は見せられないものね」

 

 戦おう。

 少なくとも、今だけは。

 より良い未来を目指して先に進むのは確かに、マミが思う魔法少女の姿としてあるべき姿だ。

 決意を胸に、マミもまた皆の後を追った。

 

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

 

 ねじ切れた鉄塔を渡り、崩れたビル群を駆けて一路、水名城へと目指す。

 もはや神浜市は町の様相を呈していなかった。

 暗い闇の中、崩れ行く町並みだけが薄暗く点滅している。

 

「鶴乃……フェリシア……さな……」

 

 やちよがぼそぼそと口の中で呟く。

 焦っている。

 それをやちよは自分の中で自覚していることを意識していた。

 彼女たちは無事なのだろうか。

 それとも、彼女たちもまた、この魔女結界が生み出した虚像に過ぎないのだろうか。

 もしそうなら、自分もまた――。

 そこまで考えて、やちよは大きく首を横に振った。

 

「大丈夫です、やちよさん」

 

 不安げにしているのを見られたのだろう。

 やちよの心痛を慮るように、いろはが声をかける。

 

「やちよさんが自分の事をやちよさんだって思っている限り、その思いは本物です。私だってもしかしたら、やちよさん達にしか見えない幻かもしれない。でも、私の思いは私のものです。決して偽物なんかじゃありません」

「いろは……」

 

 いろははいつでも真っ直ぐだ。

 怖いくらいに。

 でも、いつでも彼女は正しくあろうとしてきた。

 その思いが偽物のはずがない。

 だからこそ、やちよはいろはに助けられてきたし、逆にいろはを助けてもきた。

 今度は、疑わない。

 間違ったりしない。

 

「ありがとう、いろは」

「お礼なんて、まだ早いですよ。灯花ちゃん達を止めて、みんなを助けてからいくらでも言えばいいんです」

 

 いろはの力強い言葉に、やちよは薄く笑顔を浮かべた。

 

「そうね」

 

 今度こそ、決着を着ける。

 もう何も迷わない。

 後悔なら後でいくらでも出来る。

 だからこそ、今やるべきことをやるだけだ。

 

「――見えたのです! それっぽいお城!」

「なぎさちゃん……、それっぽいって、すっごく大雑把だよ」

 

 急にコント染みた会話を始めたまどかとなぎさを見て、いろはとやちよも前を向いた。

 地の底に沈み行く神浜市において、ただ一つ屹立している中世様式の城。

 水名城だ。

 

「行こう!」

 

 いろはが声をかけ、先頭を駆けていく。

 それに追従するように、他の魔法少女たちもいろはを追っていった。

 

 ――スノーホワイト。

 彼女を除いて。

 

「……小雪」

 

 脳裏をよぎるのは、恐怖に陥った自分と同じ顔の少女。

 それと。

 

 『貴女は今、魔法少女ではない』

 

 ハードゴア・アリスの言葉だった。

 

 スノーホワイトはいつでも自分に真っ直ぐでいようと心に決めていた。

 いつか零れて掴めなくなるよりも、その前に自分で掴もうと決めていた。

 その姿は、ハードゴア・アリスにとって正しくない魔法少女の姿だった、そういうことなのだろうか。

 横に首を振る。

 彼女の言葉の真意を確かめる。

 今はその為に戦う。

 それが今のスノーホワイトにとって、ただ一つ戦う理由だ。

 

 

 

「とうちゃーく、って、あれ?」

 

 イリヤの間の抜けた声に。

 

「イリヤ! あんたやっぱり無事じゃないの!」

 

 言葉とは裏腹に、心底その無事を祝うクロの声が響いた。

 

「クロこそ、何にも無さそうで逆に怖いよ」

「うっさい。あんたに心配されるほど落ちぶれちゃいないわよ」

 

 言いながら、パシンとハイタッチを交わす二人。

 

「どうやらタイミングばっちりみたいね。七海さん」

「ええ、巴さんも。無事なようで何よりだわ」

「そうね……。それに」

 

 水名城、その門前まで辿り着いたそれぞれの魔法少女たち。

 その前にさらに。

 

「全員、ちょうど到着したみたいね」

「暁美さん、佐倉さんに美樹さんも」

「これは偶然かしら。それとも誰かさんの計画の内による必然か」

「もう、今は再会を喜ぶべきでしょう」

「確かに、それもそうね」

 

 ほむらとマミがそれぞれに言葉を交わす。

 と。

 

「あ、佐倉さん!」

 

 いろはが声を上げた。

 

「よ、よう……」

 

 杏子はバツが悪そうに、軽く片手を上げる。

 いろははそれを気にせずに。

 

「あれから大丈夫でしたか? みんな心配してましたよ」

「やめてくれよ……。あんた達と敵対していたのは確かだし、言い訳もしようがない。くすぐったいだろ」

「でも佐倉さんは来てくれました。戦う理由、見つけたんですよね?」

「まあね……」

 

 それぞれに旧交を温める魔法少女たち。

 今、異なる理由と事情を持てども戦う少女たちが、敵の本拠地を前に集まっていた。

 

「さて……」

 

 やちよがパンと手を叩いた。

 

「みんな、再会を祝うのはここまでよ。今からこの事態の収拾、及び決着を着ける」

 

 魔法少女たちがやちよに視線を注ぐ。

 

「今度こそ本当に、このバカ騒ぎを終わらせるわよ」

 

 やちよの檄に応えるように、全員が「おうっ!」と声を上げた。

 

 

 

 魔法少女たちを前に、閉ざされていた巨大な門が音を立てる。

 重々しいその門は開くことを厭うように、ゆっくりとそのあぎとを開いた。

 

「来たみたいだね」

「フェイトちゃん!」

 

 水名城のエントランスホールで待ち受けていたのは、フェイト・テスタロッサ。

 そして。

 

「……ハードゴア・アリス」

 

 独り言ちるような声音で、スノーホワイトがその名を呼んだ。

 背後に控える魔法少女たちに先んじて、スノーホワイトが前へと立つ。

 

「行って」

「え?」

 

 スノーホワイトの小さく短い声に、なのはが訝し気な視線を向けた。

 

「ほむらさんといろはさん、イリヤさんになのはさん。貴女たちは先に天守へ」

「どうしてですか?」

「里見灯花を説得出来るのは多分、いろはさんとイリヤさんしかいない。仮に戦うことになれば、ほむらさんとなのはさんならきっと抑えられるはず」

「スノーホワイトさんは、小雪さんの事はいいんですか?」

「確かめたいことがある。だから、先に行って」

「……わかりました」

 

 なのはが浮遊する。

 フェイトはそれを視線だけで追うが、阻む素振りを見せない。

 彼女にも戦う理由がある。

 なのははそう確信した。

 

「……決して焦らないで、スノーホワイト」

「ほむらさん達も、先に」

「必ず後から付いてきなさい。それが条件よ」

「わかってる」

 

 スノーホワイトの短い声に応えるように、ほむらといろはは互いに顔を見合わせて頷いた。

 エントランスホールを大きく回り込むように走り、狭まっている廊下へと走る。

 フェイトとハードゴア・アリスは、それを眼で追う事すらしなかった。

 

「スノーホワイトさん……」

「イリヤさん、里見灯花のことは貴女に任せたから」

「……小雪さんを救えるのはスノーホワイトさんだけだから。絶対に来てくださいね」

「ええ」

 

 イリヤもなのはに付き従うように空中に浮遊し、立ち塞がる二人を余所目にホールから廊下へと向かった。

 

 スノーホワイトの表情が曇る。

 

「……ハードゴア・アリス」

「スノーホワイト」

 

 ハードゴア・アリスの無機質な声がホールに響いた。

 

「魔法少女でない貴女に、私は負けない」

「負けられないのは私も同じ」

 

 スノーホワイトが腰に佩いた袋からルーラを取り出し、構える。

 

「貴女の答えを聞かせて、ハードゴア・アリス」

 

 対するハードゴア・アリスも、無手のまま無形に構えた。

 

「私は貴女の答えが聞きたい。スノーホワイト」

 

 スノーホワイトが駆ける。

 ハードゴア・アリスはまだ動かない。

 フェイトが大きくその場を飛んでホール内を高速で旋回し始める。

 

 魔法少女たちが交錯する、戦いの輪舞が幕を開いた。




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