第四次ギャグキャラ戦争 ただしセイバー除く   作:ケツアゴ

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手塚先生の『ボクの孫悟空』の悟空でエクストラ考えた。最後まで楽勝だけどラスボスで詰むww


何とか書けた第三話

 英霊とマスターは互いの記憶を夢に見る。桜はライダーの散歩に付き合って出掛けた慎二の帰りを待つ内にいつの間にか転た寝をしていた。

 

(……これは、アーチャーさんの記憶? あれ? あれは……)

 

 桜はアーチャーの記憶の中で裸でベットに寝転がり目の前の男性を誘う自分と見知らぬ女性の姿。そして自分達を抱く……衛宮士郎の姿だった。

 

「先輩っ!?」

 

 慌てて起き上がるとベットではなくソファーの上。先程の夢を思い出し顔が真っ赤に染まる。

 

「……どうしよう。明日から先輩の顔を直視できないよぉ……」

 

 

 

 

「虫酸ダッシュっ!」

 

「激しく同感っ!」

 

 謎生物に対して慎二は心底嫌そうな顔で呟く。マスターらしき少女も心底嫌そうな顔をしていた。

 

「ヴァカめっ! ヴァカめっ!」

 

「あ~、もう! 早くコイツら倒すわよ、セイバー(・・・・)!!」

 

「はあっ!? 其奴が最優の英霊(セイバー)!?」

 

 驚く慎二の目の前で謎生物(セイバー)は光り輝き、少女の手に神々しい剣が握られていた。

 

「さあ! 行くわよ、エクスカリバー!!」

 

「アレは拙いっ! 流石に子供に手を出せないから剣を取り上げて……」

 

 サキューンは少女から剣を取り上げようとダッシュし、

 

「イリヤダイナミック!!」

 

 なんか爆発して吹き飛ばされた。死んではいない様だが気を失っており、少女は慎二達に勝ち誇ったような笑みを向ける。

 

「あ、名乗るのが遅れてたわね。私の名はイリヤ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンよ」

 

「アインツベルンっ!? 御三家の一角じゃないかっ!?」

 

「ええ、そうよ。私はアインツベルン家の者。貴方は間桐の関係者ね。でも、貴方には用はないの。私が用があるのは其処のお兄ちゃんだけよ」

 

 イリアは士郎を指さすとニコリと微笑む。その時、非常にウザイ声が聞こえてきた。

 

「ヴァカめっ! 私の紹介がまだではないかっ!」

 

「……このウザイのはセイバーの英霊(サーヴァント)で真名は聖剣エクスカリバー。強さは見ての通りお兄ちゃんの英霊も中々だけど、エクスカリバーには大きく見劣りするわ。……じゃあ、そろそろ死んでくれる?」

 

 イリアはエクスカリバーを士郎に向け殺気を送る。小柄な少女とは思えない程濃厚な殺気に士郎がたじろいだ時、ライダーが一歩前に出た。

 

「なあ、シンジー。シロウはお前の友達なんだよな?」

 

「あ、ああ。衛宮は俺の友達だ」

 

「なら、ボクはシロウを守る事にするぞ」

 

 ライダーの目の色が変わり光りだす。慎二は少しだけ魔力が消費されるのを感じた。英霊の切り札である宝具の発動だ。

 

「小娘、引くぞっ!」

 

「えっ!? きゃあぁぁぁぁっ!?」

 

 エクスカリバーは元の謎生物の姿に戻るとイリアを抱えて去っていく。それを見たライダーは宝具の発動を止めた。

 

「大丈夫か、シンジー?」

 

「あ、ああ。宝具の魔力消費が少なかったからな。最近漸く魔力回路が開いたばかりの僕でも何とかなったよ」

 

「ほら、立てるか慎二?」

 

 それでも堪えたのか慎二はその場に尻を付く。少し汗ばみ息も乱れている。士郎が差し出した手を取って立ち上がると何とか歩く事ができた。

 

「……とりあえずさ、ウチに来いよ。お前が参加するならするで話さなきゃいけない事もあるし、何でかは知らないけどアインツベルンに狙われてるだろ? このまま帰して明日になったら殺されてたら目覚めが悪いしさ」

 

「そうだな。じゃあ、世話になるよ。サキューン、起きれるか」

 

「……何とか。くそっ! あのクソガキ、今度会ったらしばいたる」

 

 ヒーローにあるまじき言葉を発しながらサキューンは起き上がると目立たない様に霊体化する。ライダーも慎二の負担を考えてか霊体化し、そのまま四人は間桐宅に向かっていった。

 

「兄さん、お帰りなさい。ライダーもお帰りなさい。あ、あれ? せ、先輩っ!?」

 

 慎二を出迎えに出てきた桜は士郎の顔を見るなり真っ赤になって去っていく。訳も分からず混乱する士郎に三人と一匹がジト目を送った。

 

「お前、桜になにかしたのか?」

 

「サイテーだな、シロウ」

 

「あうあう!」

 

「……なんでさ」

 

 

 

 

「爺さんは居ないのか?」

 

「は、はい。お爺様は用があって朝まで出掛けるそうです」

 

 桜は漸く落ち着いたのか何とか士郎の顔を見れるまでになった。それでも恥ずかしいのか直視出来ずにチラ見している。又しても士郎に責めるような疑惑の視線が注がれ、士郎は誤魔化す様にお茶に口を付ける。

 

「……あれ? 桜の前でライダーが姿を現してるって事は……」

 

「ああ、桜もマスターだよ。……本当は隠しておくべきなんだろうけど、友達に隠し事はしたくないし桜はトロいから直ぐにバレそうだしな。それで、アーチャーの奴はどうしたんだ?」

 

「せ……アーチャーさんなら先程偵察に行くって言って出掛けました。どうも先輩を避けてるみたいで……」

 

「……ふ~ん。まさかね……。まあ、良いや。おい、衛宮。最近昏睡する奴が増えてるって噂知ってるか?」

 

 慎二は少し何か考えた後で話題を変える。この所冬木市では昏睡する人が増えており、ガス漏れが頻発しているからだ等との憶測が飛び交っている。

 

「ああ、事故が頻発してるって聞いたけど……」

 

「あれ、何処かの馬鹿が一般人から魔力を吸い取ってるせいだぜ。なあ、衛宮。一旦手を組まないか?」

 

 

 

 

「……やれやれ、奴は敵だろうに。幾ら何でも甘くなり過ぎではないかね? ……所でマスターが私の顔を直視してくれなくなったのだが何かあったのか?」

 

 取り敢えずその夜は泊まる事となった士郎は客室で眠りサキューンも布団を敷いて同じ部屋で眠る。慎二が深夜番組を見ていると偵察から帰ってきたアーチャーは桜から説明を受けたのか慎二に対して嫌味混じりの忠告をしてきた。

 

「……僕さ、衛宮の事、友達だとは思ってたけど嫌いだったんだよね」

 

「ほう?」

 

「アイツは何頼んでも引き受けるし文句も言わない。だから心の中では僕の事を馬鹿にしてるんじゃないかって思ってたんだ。桜もそうさ。僕は最初あいつの事を可哀想だって思ってたんだけど、桜が本当の継承者で僕に憐れみの視線を送っていたって知って……まあ、色々やったよ」

 

 慎二はテレビを消すと天井を見上げた。

 

「……でも、そんなのどうでも良かったんだ。魔術の継承何てどうでも良かった。友達が居て妹が居て好きな事やって、僕は確かに此処で生きていた。たったそれだけの事だったんだよな。……なあ、アーチャー」

 

「なんだね?」

 

 

 

 

「お前、衛宮だろ?」




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