第四次ギャグキャラ戦争 ただしセイバー除く   作:ケツアゴ

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まさか続いてしまいました


まさかの二話

冬木の地に到着したセイバー陣営は湾岸近くを歩いていた。セイバーと共に居るのはマスターである衛宮切嗣ではなく、その妻のアイリスフォール。彼女がセイバーのマスターと思わせ、他のマスターを切嗣が狙い撃ちにする、というのが彼らの作戦だ。誇り高い騎士であるセイバーは難色を示しつつも従う。そして、セイバー達は湾岸倉庫に入り込んだ。

 

「サーヴァントの気配がしたから来てみれば……。貴方、本当に英霊ですか? 見た所ランサーのようですが……」

 

 セイバーはヴァンプを見てその様な台詞を吐く。ヴァンプはどう見ても戦士には見えず、三大騎士クラスが相応しいとは思えない。ヴァンプを遠くから観察する切嗣さえもヴァンプの能力に違和感を感じていた。

 

(……運を除いて殆どのステータスがE。かろうじて敏捷がC。いくらなんでも弱すぎるな。よほど未熟なマスターか、あるいはステータスを偽造するスキルか……。そして、一番気になるのは宝具。……まさかExとは)

 

 マスターは英霊のステータスをある程度見ることができる。狙撃銃を構えながらヴァンプを観察していた切嗣はあまりの弱さに一瞬油断しそうになるも、宝具の数値を見て気を引き締める。そして、ヴァンプがセイバーの言葉を受けて動き出した。

 

「あ、こんばんは。いい月ですね。あ、私はランサーであってますよ」

 

「あ、これはどうも。私はセイバーです」

 

「こ、こんばんは」

 

 ヴァンプのあまりに呑気な対応にセイバーとアイリスフォールは挨拶を返し、我に帰った。

 

「と、とにかくっ! 英霊同士が戦場で会ったならば、やるべき事はただ一つ。さぁ、構えられよっ!」

 

 セイバーの対応に切嗣は内心で舌打ちをする。敵の宝具が未知数な今、やるべき事は宝具を使わせる前に倒すこと。なのにセイバーはヴァンプが構えるのを待つというのだ。そして、ヴァンプの方に動きがあった。

 

「ククク、良い度胸だ、セイバーよ。月明かりの下、あの世に舞い戻るが良い」

 

「いざ参るっ!」

 

「え? え? ちょ……」

 

 セイバーが斬りかかった事にヴァンプは動揺しその場に固まる。そのままセイバーの不可視の剣がヴァンプへと迫った。

 

 

 

 

 

 

「てめぇ、ヴァンプ様に何してんだコラっ!」

 

「アーマータイガー君っ!」

 

 そしてセイバーの剣は突如現れた虎の獣人によって防がれる。虎の獣人、アーマータイガーはセイバーの腕を掴んで剣を止めていた。セイバーは一瞬固まるも直ぐに気を取り直し、アーマータイガーを蹴りつけて離れようとする。だが、魔力放出を受けたセイバーの蹴りの一撃を受けてもアーマータイガーはビクともしない。

 

「ウッス! 英霊ってことはヒーローと同じ扱いで良いんすよね、ヴァンプ様?」

 

「あ、だけど女の子だから手加減しなよ」

 

そのままアーマータイガーはセイバーを宙に放り投げ、身動きがとれない所を狙い、

 

 

「タイガークラッシュッ!!」

 

 マッハのスピードで肩から突っ込む。アーマータイガーの巨体と鎧の重量が加わった強力なショルダータックルを食らったセイバーはコンテナに激突し、跳ね返った所を再びアーマータイガーが狙う。

 

「タイガーラリアットッ!」

 

 アーマータイガーの腕はセイバーの細い首に絡みつく様に振るわれ、そのまま地面に叩きつけた。

 

 

「ちょ、ちょっとアーマータイガー君っ!? いくら何でもやりすぎだよ。君は馬鹿力なんだからさ」

 

「ウス! 自分最低っす!」

 

 ヴァンプにペコペコ頭を下げるアーマータイガーは最優のサーヴァントと呼ばれるセイバーを圧倒した実力者とは思えない。だが、その姿を見た切嗣は固まっていた。彼の目にはアーマータイガーのステータスが映っていたからだ。

 

(馬鹿なっ!? 運と魔力以外は軒並みA+だとっ! ……おそらくあれがランサーの宝具。自分より強力なサーヴァントを呼び出す宝具か。一体真名は何だ……)

 

 切嗣は撤退を視野に入れながらもヴァンプのマスターを狙う。セイバーが押されたのは予想外だったが、それならばマスターを殺せば良いだけ。そして、そのマスターはすぐに発見できた。魔術で姿を隠しているが、科学技術に対する隠匿は出来ていない。直ぐに狙撃しようとした時、相棒の舞弥と切嗣の銃がほぼ同時に撃ち抜かれる。狙撃された方向を見ると仮面を付けた狙撃手が二人を狙っていた。そして、狙撃手のステータスも見る事ができる。彼もまたサーヴァントのようだ。

 

(……アーチャーッ!? くそっ! ランサーとアーチャーが組んでいたか)

 

「……アイリスフォール、撤退だ。状況が悪すぎる。最悪、令呪を使ってでも……」

 

 その時、何かが土煙を上げながら湾岸倉庫に突っ込んで来た。

 

 

 

 

 

 

 

(……ククク、最初能力を見た時は落胆したが、宝具はかなり使えるようだな。まさかセイバーが手も足も出ぬとは。その上、まだ数がいる上に魔力供給の必要もなし。これは勝ったも同然だ)

 

「……おい、狙撃されそうだぞ」

 

 アーマータイガーの戦いを見てほくそ笑んでいたケイネスはヴァンプが護衛につけたルゴル14が指し示した方向を魔術で見てみると狙撃手を二人確認した。

 

「……おのれ、聖杯戦争を汚しおってっ! ……むっ?」

 

 聖杯戦争を誇り高き魔術師の戦いと思っているケイネスは銃を使う切嗣に激怒する。その時、彼も近付いてくる土煙に気付いた。

 

 

 

 

 

 

 

「おい、馬鹿っ! 止めろ、バーサーカー!!」

 

「退け退けっ! 俺より目立ってんじゃねぇっ!!!」

 

 土煙の正体はバーサーカー(首領パッチ)。頭の上に簀巻きにした雁夜を担ぎ、何故かアメフトの防具を着込んで突っ込んでくる。

 

「タッチダウンッ!!」

 

「ぐばぁぁぁぁっ!」

 

 そのまま地面に叩きつけられた雁夜は血を吐いて倒れる。一同の注目がバーサーカー陣営に集まる中、首領パッチが叫んだ。

 

「この小説の主役は俺だぁぁぁぁっ! 全員纏めて掛かってこいやぁぁぁぁっ!!」

 

「……おいコラ、バーサーカー」

 

 雁夜はフラつきながら立ち上がると、首領パッチの頭を掴んで持ち上げる。そのまま腕を振り上げ、

 

「おらぁっ!!」

 

 そのまま放り投げた。首領パッチはアスファルトの地面をバウンドし、そのままコンテナに激突する。首領パッチが血を吐いてピクピク痙攣する中、雁夜は良い仕事をしたとばかりに額の汗を拭う。

 

「……ふぅ。馬鹿は滅びた。帰るか……」

 

 一同が我に帰ったのは雁夜が帰った数分後。セイバーが剣を杖にして立ち上がっていた事に誰も気付いていなかった……。

 

 

 

 

「……気を取り直して戦いましょう」

 

「ウス!」

 

 セイバーが剣を構え、アーマータイガーもデスランスを取り出す。その時、サイレンの音が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なぁ、ライダー。警察に通報って卑怯じゃないか?」

 

「何言ってんだ、坊主。銃刀法違反に器物破損。立派な犯罪じゃねぇか。それに『ずるい』『卑怯』は敗者のたわ言! 世の中には経過が重要だって奴も居るが、そんなのは負け犬の遠吠えだ。一番以外はビリと同じっ!」




クラス ランサー

真名 ヴァンプ

マスター ケイネス。ロードエルメロイ・アーチボルト

性別・身長・体重 男性 ? ?

属性 混沌・善

力 E 耐久 E 敏捷 C 魔力 E 運 A 宝具 EX


保有スキル

ギャグ補正 A

どんな目に遭ってもギャグで済むスキル。このランクなら本当なら即死するダメージを受けても””死ぬかと思った”で済む。

カリスマ C

悪の組織の支部長としては十分なレベル。理想の上司となれる。

直感 c

家事の時に役に立つレベル。調味料の大体の分量がわかる。

単独行動 ex

マスターの魔力供給無しでいくらでも現界でき、宝具も単独で使える。


宝具

悪の組織の怪人達(フロシャイム・クリーチャーズ)

対英雄宝具 

ランク A++

レンジ?

対象?

フロシャイム川崎支部の怪人および戦闘員を呼び出す。呼び出した怪人達は全て単独行動Bを所有


アーマータイガー

力 A+ 耐久 A+ 敏捷 A+ 魔力 E 運 c 宝具 ―

ルゴル14

力 B+ 耐久 B 敏捷 B 魔力 E 運 A 宝具 ―

本来は宿敵に救援要請(ギブミー・サンレッド)

ランク EX

対怪人宝具

レンジ?

最大捕捉?

ヴァンプがピンチになった際に自動発動。サンレッドが現れる



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