だから修正もできてない。
クオリティは保証できません。
バゴォーン!!!!
「………!!」
夕暮れ空に轟音が鳴り響く
「はっ!い、今のは」
衝撃のあまり目が覚めたアルが辺りを見渡す。
(何も変わらない………っ!!)
変わらない風景にアルは一つ違和感を見つけた
「あそこだけ空が、黒い」
綺麗な夕暮れのさらに特定の箇所が黒く濁っていたのを見つけた、それにあそこだけ特に賑わっている。
胸騒ぎがしたアルはそこに向かっていった
• • • • • • • • • •
「速く、速く」
アルは街を神速の如く走っていた。
「うわっ」
急いでいたため街中を走り回っていると市民とぶつかりそうになることも多々ある……だがその際毎度と言われる言葉がある、
「おっ英雄」
英雄……以前闇派閥を倒していったらいつ間にかそう呼ばれるようになっていた。
「がんばれよー!」
このように声援をくれる人が多い
「………………」
だが僕はこの声援を無視をしている
なぜなら、僕は英雄と言われるような器に達していないからだ。
このように、日々闇派閥に脅かされている生活がある時点で僕は英雄と呼ばれるような行動ができてない……
「おい!そこのクソ野郎!」
「…!だれだ!」
嫌な予感がする……そして聞き覚えのある声に恐る恐る耳を傾ける
「ックソ!その面見ると殺意が湧く」
ここで1番遭遇したくなかった相手、
「ヴァレッタ!」
ヴァレッタ・クレーデ、無差別に民を殺害するクソ野郎。
そいつがこの街中に現れてしまった
「おいおい、そんなに殺意をむき出すなっ…!」
「だまれ、」
僕は頭より体が先に動きヴァレッタの元に寄り一撃を喰らわせていた。
「……ッカ……ッカ」
目の前には声も出ず地面にめり込み顔面陥没したヴァレッタ……そして拳に滴る血…
「もう、変なことを考えるな…次は確実に殺す」
皆が僕達に注目する中僕はそう言い放ち、その場を後にしまた走り出した
………………………..
街を走ること小一時間、ハプニングもあったが目的の場所に段々近づいてきた
「あと少し……っ!」
もう、見えそうなところまで来たところでアルは顔が青ざめた
「……ふぃ、フィンさん」
「それに、リヴェリアさんにガレスさん」
ロキ・ファミリアの最高戦力の三人が揃っていた。
けれどそれ以上に驚いた光景が広がった
「アルフィアに、アリーゼさん」
以前戦ったアルフィアとアリーゼが揃っていた。
見るからにボロボロな双方たちに激戦が繰り広げられているのが分かった。
「……おい!アル・クラネル!」
「えっ、今アルって」
近過ぎたのが原因だろうか、バレてしまった
「見ての通りだ!君も加勢してくれ!」
協力を促された
「相手はレベル7、魔法が得意だ!」
説明もされた
「なにをしてるんだ!はやくきてくれ!」
(どっちにつけばいいんだ!)
以前よりも明らかに衰退しているアルフィアに数人がかりでようやく互角、でも僕がつけば戦況がフィンさん達に傾く、逆もそうだ
僕の中で究極の二択の選択を強いられた。
(はぁ、はぁ、はぁ)
今までに体験したことないほどに息が上がっている。
「はやく!こい!」
アリーゼたちも痺れを切らしたフィンに動かないアル双方に心配が強まっていった。
「……………」
コツ、コツ
足をわざとらしく鳴らし歩く
「お、おい、冗談はよしてくれ」
「アル…何をしてるの?」
「バカなことはよせ!アル」
フィンとアリーゼ達はアルの行動に驚愕する。
「すいません、アリーゼさん、輝夜さん、ライラさん、ノインさん、ネーゼさん、アスタさん、マリューさん、セルティさん、リャーナさん、イスカさん、リューさん。
それに、フィンさんたちもすいません、僕皆さんの期待に応えることはできなそうです」
哀しげな顔をしてフィンとアリーゼたちに謝りアルフィアの元につく。
「お、お前…どう言う意味なんだ、」
普段目を閉じているアルフィアもあまりの事態に目を見張った
「アルフィア……御母さん、ごめんなさい」
「…!!お前、」
「御母さん」この単語に過剰に反応したアルフィア
「はい、少しですが思い出しました……あの頃のこと、ザルドおじさんのことも…まだ少しですけど」
周りの気圧に押されながらもはにかんで笑いながら言った
「御母さん、か……久しく聴いたな」
「お取り込み中失礼、君たちはどう言う関係かな?」
フィンがアルフィアとベルの会話に割って入った
「……親子、」
アルがそう言うと、アルフィアを含め皆が息を呑んだ
「静寂に息子なんていたのか?」
そう、静寂に息子などいない
「でも、あの強さなら納得せざるおえないかもしれない」
静寂、眷族の中で最も『才能』に愛され、周囲からは『才能の権化』にして『才禍の怪物』と恐れられていた人物
仮に息子がいたらアルフィアに同等がそれ以上の強さがあるはず、よってアルはアルフィアの息子でも有り得るってことだ。
ただ、アリーゼ達はアルが未来から来ていることを知っていた
「団長、」
「ええ、分かってるわ輝夜」
けれどアリーゼ達は決して口外することはなかった。
一度は苦楽を共にした仲間………今は敵同士でもいつかは戻ってくれること信じているから。
「御母さん、僕がロキ・ファミリアの人達をやるので」
「ああ、分かった、私はあっちをやろう」
「ガハハハ!儂らも舐められたのものだ」
「ああ、そうだな」
一級冒険者を三人、アルはレベル6それと同等レベルの相手を一度に3人相手など不可能にも程がある
「じゃあ……ガレス!リヴェリア!いくぞ!」
「「おお!」」
フィンとガレスが眼前に迫り来る
「ッフン!」
「ハァ!」
2人の武器がアルを襲う。
「ガキン、」
鈍い金属音が鳴り響く。
重戦士のガレス、リーチの長い武器を使うフィンに対し短剣を持ち武器とするアルは2人の攻撃を防ぐ。
(おもい、)
時間が経つにつれアルの腕が限界を迎え震え始める
(やばい、これじゃあ)
「退けフィン、ガレス!」
リヴェリアの合図でフィンとガレスが共にアルの元を離れる
【ウィン・フィンブルヴェトル】
(避けられない)
「ファイア・ボルト」
放たれた炎はリヴェリアの魔法の前では無意味とかす
(なんで、前の時は御母さんの魔法を相殺できたのに)
「……!!」
そうして吹雪がアルを包む
「アル!」
アルフィアと対峙しているアリーゼたちも吹雪に包まれたアルを見て咄嗟に声をかけた
「そんな余裕があるなんて、随分と強くなったもんだな」
余所見、そんなことをアルフィアが許すはずもなくアリーゼ達は再び交戦をする
「っくそ、こんなの強すぎる」
「違う!お前らが弱すぎる」
アルフィアは対照的にアリーゼ達を余力を残しながら善戦している。
「大したことなかったなぁフィン」
「ああ、」
ガレスはゲラゲラと笑いながらアルの強さが大したことないと言うがフィンは不可解なことがある
(レベル6こんなにも手応えがないものなのか)
ザルド、アルフィアという猛者の戦いを幾つも見てきてそれに匹敵する猛者がこんなあっさりと、なんて少し手応えがなさすぎる
「っくそ、腕に氷が」
一方ベルは全面的に受けたリヴェリアの魔法を片腕を犠牲にして致命傷を免れた
「本当は、死んでてもおかしくないだろけど…あのスキルはタチが悪いな」
スキル、アリーゼ達の負傷に伴い自分のステイタスが上昇するスキル。
これは本来、守る為に出現したスキルだろうけどこんなところに役に立つなんて、とアルは自分を悲観する。
「やっぱり、一筋縄ではいかないか」
再び自分たちの壁として現れたアルを見てフィンの心労はより一層高まっていった
「やっぱこれぐらい強くなくては面白くないわい!」
「馬鹿か、今のでやりきれなかったのを後悔することになるぞ」
手のひら返しがすごいガレスにやりきれなかったことに対してフィンと同じく心労が高まっていくリヴェリア
「まぁいいじゃないか、」
「そうじゃ!そうじゃ!」
「ハァー、もう知らん」
フィンに便乗するガレスに呆れを表したリヴェリア
(仕方がない、痛いけど短時間でかたをつけるか)
「おいフィン、彼奴はどこいったんじゃ?」
「あれ、どこへいったんだろ……!」
「おいフィン、なんじゃそんな顔しおって」
「ガレス、痛くないのか?」
聞いたことがある。攻撃が早すぎるあまり標的は負った傷すら感じずに殺られる、という馬鹿げた話を…ただその馬鹿げた話を現実化できる相手がいる。その恐怖が額に汗をかかせる。
「痛い?何にも感じんぞ?」
フィン、リヴェリアは目を疑う。
アルが居ないと辺りを見渡すと腹部を短剣で貫かれているガレスがいることに
「お、おいフィンなんだか視界が定まらん、」
ガレスは痛みは感じずともだんだんと症状が現れてくる
「ガレス、おいガレス!」
倒れ込んでしまったガレスにフィンが声をかけても返事はなし、嫌な予感がはしる
「脈は、ある」
「ああ」
生きてはいるが出血の量からして生きていられるのも時間の問題だということがわかる
「今すぐ、アミッドのところにって言いたいが」
「ああ、今は少しでも固まっている方が安全だ」
最難関の壁として立ちはだかるアルがいる、無理に動こうとしたらそれは死を意味する
「これは神の言葉で言う詰んだ、かな?」
さっきまではアストレア・ファミリアが活発に戦っていたがアルフィアの手によって敗北した、残るは僕とリヴェリアだけという状況になってしまった
「そうかもな、」
あたり広がる砂煙その中で何かをしているアルを何もせず立ち続けることしかできない2人
…………………
「フィ、フィン…すまん」
「これは、やられたな」
リヴェリアの後ろに短剣を構えリヴェリアに首に突きつけるアルの姿があった
「女性を人質など関心しないね」
「そんなこともうどうでもいい、」
「分かった、何がしたい」
「べつに、僕はこれ以上何もしない、だからお前らも僕に危害を加えるな」
「断ると言ったら?」
「この女を攫う」
「あはは、面白いね…子供らしい」
「……!馬鹿にするな」
「悪い悪い、分かった」
「ならいい、」
緊張が走る空間で2人の意見が一致してこの戦いは幕を終えた
「それに、これあげる」
そうして、2つものを落としていった
「ほんとに、なにがしたいんだか」
それは、見るからに最高品質のポーション
「君は、英雄なのか違うのか、何になりたいんだろうか」
その答えはフィンでも頭を悩ませる
そうして、アルフィアとアルは共にどこかへ歩いていった。