「アストレア様、アルはどこにいるんですか!」
「………………」
女の園、アストレア・ファミリアに緊急会議が開かれた
「答えてください」
「……………」
普段温厚なアリーゼさえも怒りを隠せないでいる
「もう、いいです」
……それは、パトロールの最中の出来事
「ねぇねぇ、あなたのところ主神様がね…あの偽善者と一緒にいたわよ」
1人の女性がそう言ってきた、
「それ、ほんとですか?」
にわかにも信じがたかった、だってあの子は私たちの元から逃げていったのだから
「ええ、早朝だったわね」
「えっ、」
事実アストレア様は朝食の時間に帰ってきていた。
本人は散歩だと言っていたので、その言葉どおり受け取った
「それで、アルはどの方向に行っていましたか?」
「そうねぇ、2人で街のはずれの方へ歩いていたわよ」
信じたくないけれど、アルは現在都市外の方で「静寂」と「暴喰」と暮らしているという情報がロキ・ファミリアから入っていた
全てが合致してしまっている
「なんで?!門を通してください!」
「すいません、闇派閥などの問題で今は、レベル2以上は都市外に出せないんです」
理由も全くもって納得できる
まだ残る闇派閥の為にも上級冒険者は迂闊に外には出せられないからだ
「すぐ、戻ってきます!だから」
「それに、11人もなんて…尚更無理ですよ」
いくら頼み込んでも、無理だと突っぱねられた
「おい、何事だ」
あまりにもしつこすぎたのか、上の人間が来た
「って、アストレア・ファミリア」
目の前に現れたのはシャクティ
ガネーシャ・ファミリアの団長が直々に出てきた
「あ!シャクティ…お願い!今日中に戻るから、外に出させて」
シャクティはわかってくれる
そう思っていた
「ダメだ、それだけは許せん」
「えっ」
帰ってきた返答は予想もできなかった
「どうせ、あいつのことを探しに行くのでもするのだろう」
「なら、あなたもアーディを、」
「だがな、これとは関係がない」
いくら頼み込んでも、相手にすらされなかった。
「なら、用がないなら帰れ」
結果は———ダメだった
ただ周りに冷たい目で見られただけ
*******************
「……………」
諦めホームに帰宅した皆は各々自分の部屋に篭り始めた
「……………」
もうどれくらい経っただろうか、部屋の窓から灯りが漏れあじめてきた
「ガチャ」
ホームの扉が開く音がした。
「…!」
今この状況で外に出れる気分ではない、それは皆同じだ
それなら、1人しかいない
アリーゼは急いで身支度を整えてる
パンパン
「よし!行くわ」
頬を叩く。
そして、ドアを開く
「「「「「「「「「「「あっ」」」」」」」」」」」