「リュー、この男の子は誰なの?」
透き通る声が僕の耳に入る
「………………」
リューさんは無言のままだ
「………!」
まじまじとリューさんをみたアストレア様は何かに気付いたのか手をポンッと叩いた。
「もしかして、リューのお友達?」
「そう、です」
顔を俯かせているののかあまり表情が見えない
「あら、ほんと?!」
そう聞くとアストレア様は大きく声を上げた。
「リューにも男の子の友達ができたのね」
「え?!」
アストレア様の言葉にぼくは変な声が出てしまった
「お名前は?」
「ベル、クラネルって言います。」
ぼくは軽く自己紹介をした
「貴方が……………」
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互いに自己紹介した。
因みに一眼見た時は僕がヘスティア・ファミリアの団長だとは気づかなかったらしい
「リューが毎回貴方の話をしていたのよ」
「そうなんですか?」
「そうよ、なんかね………」
リューさんが僕の話をしているのは正直驚いた、
「文通の時もなんだけどね、」
アストレア様がそう言うとリューさんは慌ててアストレア様を連れていって少し離れたところに行っていた
「少しだけ待っててください、ベル」
リューさんも待ってくれと言っていたので待つことにした
「アストレア様、その話は………」
「あらあら〜、冗談じゃない」
「本当に、やめてください」
アストレア様はニコニコと笑っているがリューさんの声が吃りマジな顔をしていたので結構重大な内容らしい?
そして5分ほど経った。
「すみません、手間を取らせました」
「いや、大丈夫です」
リューさんから生み出されているなにかが僕の本能に呼びかけて話の追求はしなかった。
「2人とも、仲がいいわね」
「当たり前ですよ、同じ家族です…大切な人です」
僕は何も躊躇わずに言った。
「べべべ、べ…ベル!それはどういう」
リューさんがあまりにも挙動が不振で声も震えていた
「どういうって、普通にですよ」
特にどういうもないので「普通」と言った。
「でも、大切な人に違いはありません。」
僕がそう言うとリューさんは、落ち着いたのか深呼吸をして一拍おいた
「そう、ですね」
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アストレア様が何度か爆弾発言をしたが全て事なき終えた。
「リュー?」
「はい、なんでしょう」
「あなた達本当は何をしにきたの?」
不意にアストレア様が一言放った
「えっ………」
「もっと大事なことがあって話に来たんでしょう?」
事実僕たちは談笑をしに来たわけじゃない。
本来の目的はもっと重要なこと
「ベル」
リューさんが真剣な顔でこちらを向いてきた
そして僕は無言で頭を振った
「アストレア様、ベルのことについてですが」
「ええ、」
「………リューさん、僕から言わせてください」
「は、はい……わかりました」
この話は、僕の口から話せければいけないと思った。
「この話は、僕の夢の中の話かもしれないですけど……7年前のオラリオに飛んでいるんです、」
「?」
アストレア様は訳がわからなそうに首を傾げた
「えっーと、唐突なんですけど……僕、アリーゼさんやアストレア様に会いました」
「それって、どう言う事?」
「僕は、7年前の大抗争の夢を見るんです」
「…………………」
ベルの言うことはなんら不思議ではない。
大抗争に暗黒期、オラリオに絶望をもたらしたあの時代は人々に深く消えないトラウマを植えつけた、今でも夢に見て苦しみ悲しむ者は少なくはない。
「僕は、14歳です。」
「その時、当時7歳の僕は小さな村に住んでいます」
「オラリオの情勢なんて知りません」
僕は一方的に話をぶつけた
「なら、その時あった話を教えて」
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「ところどころ当てはまっているんですけど……」
「ええ、そうね…リュー」
「まず、ジャガーノートの相対した時期が違う」
僕の話した内容にはところどころ誤りがあるらしい
「でも本来存在しない者が来たら歴史が変わるのはそう不思議でもないわ」
「それじゃあ_____////」
「リュー、貴方のいいたいこともわかる」
歴史が変わる。
なら今アリーゼ達がいなければおかしい
そう判断したリュー
「でも、この話はあくまでベルの行っていた時代の話なだけだわ」
「…………」
核心をつかれてしまったリューは黙り込んだ
「それで、ベル」
「は、はい」
「貴方にとって…[正義]ってなに?」
そう一言
「………………」
「難しく考えないで簡単なことでいいわ」
「とくにそれとないです」
「どういう意味?」
僕がそういうとアストレア様は神妙な顔つきでこちらを見てきた
「僕は正義というより、平和を望んで活動していました」
「僕は自分の安心だけにずっと闘っていました」
「周りにあるものを失いたくなくて、守りたくて。それは今も同じです」
僕はなんのために闘っていたを考えたが自分のためにだと思ってしまった、
「そうなのね」
アストレア様はこちらをじっと見つめてきた
「レベルを聞いてもいい?」
「えっ、……5です」
急にレベルを聞かれたもんだから張り詰めた気持ちが一気に抜けてしまった
「じゃああなたはレベル7ね」
「へ?」
レベル7?多分聞き間違えだと思う。そう思わなくてはやっていけない
「だってリューを守るにはレベル7よ?」
そういえばリューさんってレベル6だ、そう思うと恥ずかしくてみるみる顔が赤くなってしまう
「あ、アストレアさまぁ…ベルに変な事を言わないでください」
流石に純粋なエルフには耐えきれなかった刺激らしい
「でも守ります。レベル7だろうが8だろうが」
「どんなことが起きようと必ず守ります」
僕はそう言い切った
「ふふ、私があなたを気に入った理由がわかったわ」
アストレア様は口元を押さえて笑っていたが、艶かしかった。僕にはそう思えた。(刺激が強い)
因みに後々聞いた話だが、リューさんとの文通で僕のことは結構知っていて気に入ってたらしい。
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