時代を超えた英雄譚   作:Ryu-pon

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未来の英雄は過去にタイムスリップする その3

「アリーゼ……この子が貴方達を助けてくれた子なの?」

 

「はい!アストレア様」

 

「……そんな感じには見えないわ」

 

無事アストレア・ファミリアを地上に送り届けた僕はその場を後にしようとしたらアリーゼさんに止められてしまいアストレア様にも会って欲しいということですこのような状況でいる。

 

「そんな事はありません!私たちも最初は驚きましたけど強かったですもん!」

 

アリーゼさんは、擁護しているつもりかもしれないけど余計に傷を抉っている事は本人でも気づかないだろう。

 

「アリーゼさん、もういいですって……」

 

「もう、謙遜しちゃってー」

パン、パン

 

背中を叩いて喝を入れてるつもりだが、大して痛くもないし余計に心の傷が広がるだけだった。

 

「ん、んんゔ……改めてお礼をさせていただくは、アリーゼ達を……みんなを救ってくれてありがとう」

 

アストレア様は、僕にお礼を言ってた。

 

「い、いえ当然のことをしたまでです」

 

っと僕が言うと、

 

「いいえ、こんな事は簡単にできることではないわ…自信を持ってちょうだい」

 

アストレア様は、自分のした事は自信を持っていいと言ってくれた。

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「………!名前を聞いていないわね、アリーゼが言ってたと思うけど私はアストレア、このファミリアの主神よ」

 

「僕はベル……ベル・クラネルと言います」

 

お互い自己紹介をしていたが、アストレア様が……

 

「貴方、兎みたいね」

 

不意に僕を兎の様だと言ってきた。

 

「それはバカにしているのか褒めているのかどっちですかね?!」

 

今までも、兎と言われてきたことはあるが神様には初めて言われたので僕はレフィーヤさんにみたいに「晩年発情兎」

という意味だと思ってしまった。

 

「うーん、褒めているわ…まぁかわいいってことね」

 

答えは否だった。

しかし、褒め言葉でもかわいいと言う感情で複雑だった。 

 

「……………」

 

そうして、皆黙り込み閉会の雰囲気かと思いきや……。

 

「アストレア様!ベルを夕食に誘ってもいいですか?」

 

アリーゼさん僕を夕食に誘いたいなどと言い出した。

 

「ええ、いいわよ…皆んなにも聞いてちょうだい」

 

「わかりました!」

 

そうして僕の意見もなしに、アリーゼさんは勝手に事を進めて出て行った。

 

「ベル?アリーゼはあんな子だけどいい子なの、だから許してあげて」

 

「はい!わかりました」

 

僕は快く承諾をした。

 

「あと1つだけいい?」

 

「はい、なんでしょうか」

 

「貴方は、どこから来てどこのファミリアなの?」

 

「え……僕は、ヘスティア・ファミリアの団長をしていますどこから来たのかは……僕もわからないのですが、気付いたらダンジョンに居て少し歩き回ってたらアリーゼさん達がいたって感じです」

 

「ヘスティア・ファミリア?」

 

「はい、」

 

アストレア様は、ヘスティアファミリアの事について少し考え込んでいたがそれも当然だろう、今はまだ存在しないファミリアだからだ

 

「もしかして今天界にいるヘスティアと関係があるの?」

 

「あります、多分」

 

今は、下界にいないだけでいつかは降りてくるであろうから多分と言って関係があると言った。

 

「結局貴方は、どこから来たの?」

 

「僕にもわからないですが、少なからず未来から来たのは事実です」

 

「…………」

 

「今は、暗黒期の真っ只中よ」

 

「………なら、およそ7年後だと思います」

 

アストレア様からは今はどのような状況なのかを説明されて、どこから来た…いや、いつの時からきたのかを聞かれた。

 

「それで、暗黒期は終わったの?」

 

「はい、暗黒期は終わって皆んな平和に暮らしています」

 

僕は、終わったと言いながらも顔が晴れないのでアストレア様は僕の顔見て

 

「この、ファミリア……アリーゼ達はどうなったの?」

 

そう言われて、僕は黙り込んでしまった。

 

「もしかして、皆んな……」

 

僕の表情から察してしまったのだろう、アリーゼさん達は亡くなってしまった事に

 

「説明します」

 

「お願いするわ」

 

なにも言わずに、はい亡くなりましたじゃ何も掴めやしないので一から全てを説明した。

 

____________________________________

 

「……………」

 

「僕が知っている限りのことですが以上です」

 

アストレア様には、知っている事を全て話した。

 

「貴方は、何をしたいの?」

 

「え、どういうことですか?」

 

「7年後、アリーゼ達はいないけれど今はいるじゃない?だからベルは何をしたいの?」

 

「………僕は、アリーゼさん達を救いたいです」

 

「それに代償がつこうとも?」

 

「はい、構いません」

 

「いい返事ね」

 

「へ?」

 

「アリーゼ達を……みんなを任したわ」

 

「え、あ…はい!任せてください」

 

前に話した神と同様な質問をされたが僕の答えは変わらない、それに代償がつこうとも。

 

「そういえば、ベル?貴方は行く宛などあるの?」

 

「あ、」

 

重要な事を忘れてしまっていた、本当はあの後ダンジョンにでも潜ってお金を稼いで宿にでも泊まろうとしてたのに忘れてしまっていた。

 

「なら、ここに泊まっていくといいわ」

 

「で、でもみなさんがダメって言うかもしれないですし……」

 

「それなら、心配しなくてもいいんじゃないかしら?」

 

「なぜですか?」

 

「そのうちわかるわ」

 

「へ?」

 

そうして、僕はご飯をいただくとともに泊めさてもらえるということでお言葉に甘えさせてもらう事にした。

________________________________

 

「ベル?美味しい?!」

 

「はい!とても美味しいです!」

 

今、僕はアストレア・ファミリアのホームでご飯をいただいている。

 

「団長!それは私が作ったのだぞ?」

 

「あら〜輝夜ぁ?顔赤いわよ?」

 

「そんな事!」

 

「おい、輝夜…今日のお前なんかおかしいぞ」

 

この様に、自分が思っていた以上にアットホームな感じでとても過ごしやすいと感じた。そんなことよりこのご飯ほんとおいし。

 

「そういえば、ベルは今日はここに泊まるの?」

 

「「「「「「「「「「「「ブフゥ」」」」」」」」」」」

 

僕を含めアリーゼさん以外の人は皆んなご飯を吹き出していた。

 

「っで、どうなの?ベル」

 

「いや、できればお願いしたいですけど……皆さんがいいと言うかわからないですし」

 

「それなら、心配しなくていいわ!皆んないいわよね?」

 

「アリーゼ、正気ですか…男など……恩人だからって」

 

「私は、構わないが」

 

「いいぜぇー」

 

「いいわ」

 

「いいに決まってるよ」

 

「男の子なんて……久しぶりね」

 

頑固エルフを除き皆んないいよ!ってことなので僕は心置きなく泊めさせてもらうことにした。

___________________________________

 

「ところでみんな!ベルの部屋はどうする」

 

「僕は、どこでも構いませんが……」

 

「でもね、今このホームに部屋のあまりはないのよ!!」

 

「は?……本当ですか?」

 

「ほんとよ!!」

 

ベルはそのまま顔を赤くして固まった。

 

「じゃあもう私の部、

 

「「ちょっとまった!」」

 

その決断に異論をなすものが2人いた。

 

「んん、団長私の部屋の方がベルが落ち付ける」

 

「あ、アリーゼ…女の部屋に男などダメに決まっています」

 

輝夜とリューだった。

まぁリューはいいとしても、輝夜は自分の部屋に間接的にベルを誘ったのだ。

 

「リオンは黙ってて」

 

アリーゼがそう言い、リューはしょぼくれて下を俯いた。

 

「輝夜ぁ?貴方の言い分は聞き捨てならないわね?」

 

「いや、前もそんな事をあってベルを困らせたのは団長だろう?」

 

「じゃあいいわ……団長命令よ!」

 

「なに、横暴な!……認めないぞ」

 

アリーゼと輝夜の一悶着に結末をつけたものがいた。

 

「2人とも、それくらいにしなさい」

 

「「アストレア様?!」」

 

アストレアの仲裁によって2人は静まった。

 

「ベルは、わたしの部屋で寝てもらうわ」

 

「……………………」

 

「ベルもそれで良い?」

 

「……………」

 

「あれ、目が回ってちゃってるわね」

 

その間ベルは、内容の激しさに頭がパンクしていた。

 

「なあなあ?コイツってほんとにレベル5なわけ?」

 

「ほんとほんと!」

 

「だが、実力は本物だぞ」

 

「待って、皆んな……この子レベル5なの?」

 

「はい、そうですよって……言ってなかったっけ?」

 

「聞いてないわよ」

 

大事な事を伝え忘れていたアリーゼは、誤魔化すかの様にベロを出した。

 

「み、皆さん?僕お風呂に入ってきても良いですか?」

 

「「「「「「「「「「「いいわよ」」」」」」」」」」」

 

「あ、じゃあいただきます」

 

皆んなから了承得たベルはそのままお風呂に直行したってさ。

 

 

 

To be continued 〜

 

 

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