「か、輝夜さん!…どう、して?」
「ん?わたしのホームだから何も問題ないだろう?」
「ですけど…」
空気が湿る場に、男女2人がいた。
これは不埒なことが起こると暗示しているのかのようだ。
「文句でもあるのか?」
「い、いや!特にないです!」
ベルは湯船でのぼせたのか羞恥のせいか顔が真っ赤のトマトのように赤らめてしまっている。
「顔が赤いぞ?のぼせたのか?」
「い、いえ大丈夫です」
羞恥のあまり自分でものぼせているのかすらも判断できないでいる。
「か、輝夜さん…僕は先に失礼しますね」
「まぁ、まて」
「へ?」
「疲れた亭主を弔うのも女房の仕事……背中ぐらい流してやる」
輝夜はベルにお礼と兼ねて背中を流すと言った。
しかし問題は、ここからだった
「ふぇ?……じゃ、じゃあお願いします」
ベルは勢いの余りついお願いしてしまった。
「そうか……なら、ここに座ってくれ」
女に弱いベルの事だからてっきり断るか逃げるかの2択を予想していた輝夜は妙な緊迫感に襲われた。
「はい、」
輝夜は手に持っている布に石けんをつけ泡立てていく。
「………………」
静寂が訪れる部屋
ボフッ
「ひゃっ……か、ぐやさん?…なにをして…」
「ん?…体を洗っているだけなんだが」
「え、でも…なんか感触が変な感じで…」
ベルが疑問に思うのもわかる。
輝夜は泡立てた布を自分の体に擦り付け泡を身に纏った状態でベルの体に自分の豊かな胸を擦り付けていた。
「あぁ、それは私の体だからな」
ベルに疑問を打ち分けるとベルの顔はふたたび赤くなり沸騰するかのように蒸気を出していた。
「だ、ダメですよ!そんなの」
「あら、ご存知ないんで?極東は女子の乳房で男を癒す伝統があるんですよ」
「しりませんよ!」
輝夜はありもしない極東の伝統でベルを納得させようとしたがそうはいかなかったらしい。
「ですけど、旦那様?貴方の体は正直ですねぇ?」
「え、あ!…見ちゃダメです!」
口では否定しているつもりでも体は正直に反応してしまったベルの男根は完全に臨戦態勢だった。
「顔の割に立派なのをお持ちで……ふふ」
ベルは手で隠していたつもりの陰茎は隠れきっていなくその大きさは平均を優に越しているのを伺えた。
「もう、見ないでくださいよぉ……」
下半身への視線に耐えられなくなっていたベルはとうとう見ないでと懇願するまでだった。
「だが、隠しきれていないお前にも問題がある」
輝夜は隠しきれていない逸物を持っているベルが悪いと言う理不尽極まりない事をベルに言う。
「す、すいません」
変に納得してしまったベルは謝ってしまった。
裸の男女の場は段々淫靡な空気の気まずさに変わっていた。
「か、かぐやさん……なんか気まずいんですけど」
その空気を打ち破ったのはベルだった。
「バカ……この状況でこんなこと言う奴がいるか」
「あ、すいません」
どんな場所や空気でも自分のペースを乱さないベルに輝夜は関心を通り越して呆れに変わっていた。
「それでどうするんだ?」
「なにをですか?」
「ったく、見て気づけ……お前のそれだ」
そうして指差したのはベルの巨大化した逸物だった。
「これ、ですか?」
「ああ、そうだ」
「少なからずそれにしてしまった私にも責任がある」
「はぁ、え…でも」
「お前が決めろ」
逃げ道を塞いだ輝夜…ベルの口でなにをするのかを判断させるのだった。
「で、でも……恋人でもないのにそう言うことはよくないと思います」
「ふふ、お堅いですねぇ旦那様は」
冗談混じりに言った輝夜にベルは真剣に言った。
「いえ、輝夜さんは綺麗なお方なんですからそういうことはちゃんと好きな人とかにしてください」
最終的には断ってしまったベル。
それと共に少し説教とは程遠い注意を輝夜にした。
「ん、わかった」
それに面食らったのか文句をつけずに肯定した。
「じゃあでましょうか」
「ああ、」
バタン
「ベルっ!……大丈夫か」
場の空気に流されて忘れていたがベルは逆上せきっていた体に無理をさせていたのか、ここにきてツケが回ってきたのである。
「これじゃあしまらないですね」
「とことん期待を裏切ってくれるな」
倒れてしまったものの後頭部には柔らかな感触があり不思議と痛みが消えていってしまっていた。
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「さっきはすいませんでした」
「いや、気にしなくていい」
冷えたタオルで頭を冷やして調子が戻ると、膝枕をされていた状態だったベルは慌てて輝夜のもとからはなれた。
「ちなみにどれくらい経ちましたか?」
「10分程度だな」
「そうですか」
数時間ではなく10分程度言うことに安堵したベル。
「じゃあ出ましょうか」
「ああ、そうだな」
なんやかんやあったがお風呂を出ることにした二人。
「バスタオルをとってくれ」
「あ、はい」
二人とも反対方向を向き体を拭く。
その状態を見てはいけないものが見てしまう。
「あ、ああ…輝夜とベルが一緒にお風呂入ってるー!」
ホーム全体に響き渡る声をあげたのはアリーゼだった。
この状況で1番見てはいけないものが来てしまったことに1人は慌てる素振りをせず諦めを悟っていた。もう1人は慌てて取り繕うとしているがもはや遅い。
「アリーゼさん、誤解です!」
「ベル、諦めろ」
少しでも希望を見出しているベルを輝夜はドン底に落とす。
「で、でも」
「運が悪かった…」
これに尽きる。
もしライラなら賄賂でどうにかなった、他の団員もすぐには叫ばないだろう……リューは倒れて元も子もないだろう。
ってことでこの状況でアリーゼを引き当ててしまった自分たちを呪うことしかできない。
「ええー!」
「まじかいそげー!」
「あの輝夜がぁ?!」
「やっぱり男など追い出すべきだ!」
期待しているものや、疑いをもつもの、そしてなぜか怒りを露わにしているエルフが一匹などなど皆がお風呂場に集まる。
「まじか、極東お嬢様を落とすなんて」
そうライラが冗談じみて言う。
「ああ、そうだ」
「え?輝夜さん!」
輝夜はとうとう肯定し始めてベルに落とされたということにし始めた。
「1人の女が1人の男に惚れて何が悪い?」
急に大きな声を上げ始め意を唱え始めた輝夜さん。
結構恥ずかしいことを自分で言ってるのは気づきもしない。
「輝夜?それ自分で言ってて恥ずかしくない?」
「………………」
そう言われて輝夜は自分の言ってきたことがフラッシュバックしていって顔がみるみるうちに紅くなり座り込んでしまった。
そうしたことでまともに状況説明できるものがベルしかいなくなった。
「それで、ベル君?ヤッたの?」
「ヤッタ?」
「そうよ」
そういい小指を立て始めたアリーゼギャラリーの人たちはクスクスと笑っていたもののそれに理解し始めたベルはあわあわとし始め
「してないですよ!」
意味を理解し始めたベルは咄嗟に否定する。
「ふーん」
そうバツの悪そうに言うアリーゼ。
「不埒だ!」
急にリューが叫び始めた。
「「「「「「「「だまれ」」」」」」」」
リューの唱えに対して数の差には勝てなかった。
リューはエルフ特有の耳が下に垂れてしまっていた、凹んでいる証拠だ。
そこにアストレア様が出てきて一言
「後で2人とも私の部屋に来なさい」
謎の気を纏わせたアストレア様に呼び出された2人はみんなに「うわー終わった」「かわいそ」などと哀れみな目で見られていた。
「わかったら、みんな解散よ」
手を叩きこの場をお開きにしたアストレア様恐るべき。
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「それで、あの状況はどうしたの?」
場所は変わって神室。
先ほどの極東娘と兎の事件の全貌をアストレアが追っていた。
「…………………」
「黙っててもダメよ?悲しい、ファミリアがこんな形で良くない雰囲気になるなんて」
「アストレア様っ!…違うんです……」
「別に私はダメとは言わない……でも今はまだ早いと思うわ」
なんか勝手に変な方向と共に解釈をされていた。
「違います!…たまたまお風呂であって体を洗ってもらっていただけです!」
そうベルが強気に言う。
「そう、なの……じゃあほんとにヤッてはいないのね」
「さっきも言ったじゃないですか」
アストレア様は勝手S◯Xを、やっていると勘違いしていたそうだ。
「そうだったの、アリーゼ達が言ってるから私はてっきり…」
「団長は勝手に早とちりをして……ったく」
輝夜は呆れながらそう言っているのでいつも通りなのだろうとわかった。
「わかったわ、じゃあ戻ってもいいわ」
「「はい」」
「ベルは、残っててちょうだい」
「?はい、わかりました」
疑問には思ったが指定通り残ることにした。
輝夜は帰ってしまった。
「それで、ベル…」
「はい」
神妙な雰囲気になる。
「あなたがその気になってしまったのなら私に言って」
「ふぁい?」
拍子抜けだ、てっきりもっと大事な話だと思っていたのだけどまだ勘違いしているらしい。
「だから勘違いですよ!」
「そうなの?男の子っていつもそんな気じゃないの?」
「違いますよー、少なからず僕は違います」
「あら、そうなの」
見事アストレア様の誤解を解くのに成功したベル。
「さて、本題ね」
「はい」
さっきとは違いこの場の空気が何倍も重くなった。
「明日、あの子達はパトロールがあるの」
「はい」
「それで頼みなんだけど」
「はい」
「ついていってあげてくれない?」
「そんなの当然ですよ!」
「それでね、これは神の勘なのだけど明日アリーゼ達に何かあると思うの、それを助けてあげてちょうだい……勘だから外れることもあるのだけど」
「わかりました」
そう歯切れの悪そうに言うアストレア様の要望に僕は了承した。
「何もなければいいんだけど」
「任せてください!」
「あ、それと明日ステイタスを確認してくれませんか?」
「あら、いいの?個人情報だけれど」
「はい、お願いします」
「ええ、わかったわ」
……………………………………………………..
とりあえず終わり。
また今度更新不定期。
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