次から大抗争に入ります
スキルとは個人の冒険者の能力のことよって使っていて強くなるわけではない。
それは、本人の想いを元に発生する場合が多い。
レベルとはその人の力に合わせて高くなっていく謂わば冒険者の度合いがわかるものだ。
上記の二つもそう易々と発動や上がるわけではない。
ただ一人を除いて。
Lv.6
力 E444
耐久 C680
器用 E490
敏捷 C622
魔力 G196
<魔法>
【ファイアボルト】 ・速攻魔法
<スキル>
【正義勇者(ブレイブ・ジャスティス)】
・限定人物が負傷した際に能力が微上昇
・死の淵に追いやられた際に能力が一時的に急上昇
【成熟兎(アダルト・ラビット)】
・ステイタスの上昇がなくなる
【英雄願望(アルゴノゥト)】
・能動的行動に対するチャージ実行権。
これは、僕が昨日更新した際に発生したスキル。
「アストレア様、ステイタスの上昇がないって……」
「ごめんなさい……」
「いえ……気にしないでください、僕は決めてましたから」
何もかもを代償にしたベルは冒険者で1番大事なステイタスの上昇が閉ざされた。
「分かったわ……あとそれと、限定人物って誰かわかる?」
「いえ、わかりません……でもアリーゼさん達だと思います」
「そうだとわかるの?」
「僕がこの前、アリーゼさん達に助けられました……その時僕は思ったんです……この人達を絶対に「守る」と、もちろんアストレア様です……自分の想い感情がスキルに影響するならアリーゼさん達や、アストレア様だと思います」
「ベル、ありがとう」
今までは、ただ腕っぷしが強いだけの子だと思っていたアストレアだがこの時はなんでも救ってしまうような、そんな英雄に見えていた。
「それで、貴方はアストレア・ファミリアのベル・クラネルってことでいい?」
「いいんですか?」
「勿論、貴方は立派な正義を持っているわ」
「はい」
「だから貴方はアストレア・ファミリアのベル・クラネルってことでいい?」
「はい!お願いします」
そうして、アストレア・ファミリアの一員として過ごしていくことになったベル。
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「って、ことで!みんな!ベルの新たな名前を考えるわよ!」
アストレアがベル・クラネルという名前でやっていくと色々と誤解や問題が生じてしまうため名前を変えるために皆に偽名をつくろうと考えてもらっている。
「はい、はーい!私はベル・ローヴェルがいいと思いまーす」
「完全に狙ってるだろ!」
「あらあら、団長様は何をいってらっしゃるのですかねー?」
「あ、あのー」
今までの話をフル無視して、話を切り出したリュー
僕は少し期待を詰め寄せていたが次の言葉で場が凍結した。
「リュー、クラネル」
「ふぇ?」
「な、何を言っているの?」
「ああ、よく聞き取れなかったからもう一度頼む」
今一度リューの言葉を確認する皆一同。
「え、だか…ら、リュー…クラネルと」
「えええぇぇええぇえええぇ!?」
開くや否や急に発狂し始めたアリーゼ
「リオンに春がきたわ!」
「あの、潔癖エルフに……」
「やっぱ、男がいるとおもしれー!」
リュー以外の団員が動揺する中ライラだけは冷静だった。
というかこの状況を面白がっていた。
「けっかはっぴょーー!!」
「はやくしろ、」
「リュー…くらねる、うふふ」
「それでは、発表します」
ゴクッ
静まった空間に喉の音が響く。
「アストレア様のアルに決定でーす!」
「ック、私の発情兎が採用されなかったか、」
「りゅー、くら…ねるが、」
「やっぱりアストレア様には敵わないわね」
結局、アストレアのアル・クラネルが採用されてしまった。
「じゃあ、よろしくね!アル!」
「は、はい!みなさんよろしくお願いします!」
そうしてアストレア・ファミリアのベルとしてではなくアルとして活動していくことになった。
その後も何も問題もなく一日が終わった。
✖︎●✖︎●✖︎●
「うん!ちょうどいい!」
明け方、ベルはキッチンで朝食を作っていた。
クンクン
「いい匂い!……って、ベルじゃない」
少し遅れてアリーゼが起床した。
「はい、キッチンお借りしてます」
「そんなこと言わなくていいのよ?貴方はアストレア・ファミリアなのよ!」
「そ、そうでしたね」
人は、一度ついた癖を治すのは難しいらしい
ベルはここで初めて実感した
「そんなことより!これすこーし食べてもいい?」
「いいですよ、ついでに感想もください」
「わかったわ!じゃあ頂くわね」
「ん!すっごく美味しい!料理も上手なんて素敵ね」
「そうですか!ありがとうございます」
アリーゼからは好評の嵐で口にあったらしい。
「うまそうな匂いだな」
「ライラみてみて、これベル…じゃなくて、アルが作ったの!」
アリーゼを始めとしてだんだん皆が起床してきた。
「ほんとだ、みねぇ感じのやつだ」
「でしょでしょ!食べてみて!」
「お、おう…いただきます」
「これ、うまい…うまい!」
「だよねー!美味しいよね!」
「お前、アルよりも喜んでるくないか?」
アリーゼはまるで自分が作ったかのように嬉しがったり照れたいしていた。
「あははー、そうかも」
「まぁいいや、みんなも起きてきたな」
「おはよう、みんな」
おはよう
おっはー
などなど皆が次々と食堂へ集まってきてきたがその中で一人だけ起きてきていないものがいた。
「輝夜が、遅くない?」
「なんか昨日一人でコソコソやってたわよ?」
皆が輝夜の疑問に思いながら席へ座っていく
「じゃあ僕起こしてきますよ」
「あら、いいの?じゃあお願いするわ」
「くれぐれもヤるんじゃねえぞー笑」
ライラが冗談混じりにベルを見送る。
もう、変なこと言わないでよ
ふ、不潔だ!
輝夜の部屋に近づくにつれて声が薄れていく
「輝夜さん、」
コンコン、とドアをノックして輝夜が起きているか確認する。
「………………」
起きていないことを確認すると、ベルはドアを開ける。
「輝夜さーん、おきてくださ……い……って」
「な、なんだ急に」
「ええぇぇええぇええぇええ!」
ドア開けると早々素っ裸の輝夜がいて、髪の毛の癖や目の開け方的に寝起きだということが伺える。
「な、なんだ急に叫んで、どうかしたか?」
「か、輝夜さん…裸で、早く服を着てください!」
「嫌だ、今日は暑い…このままでいく」
「やめてください!お願いします」
ベルも輝夜を異性として意識をしていて、裸には流石に面を食らった…。
「取り敢えず、もうすぐでそっちにいくから先に戻ってろ」
「は、はい!…わかりました」
そして、前回のような事件を起こすこともなくことなき終えた二人であった。
「でもなんか、変な匂いがしたなぁ」
部屋の中は、鼻の奥をツンとつく香りがしたのが気がかりだったベルであった。
「輝夜おはよう」
「ん、おはようございます」
「ご飯を食べましょ」
そうして、席に着席して促されるまま朝食を食べる形になった。
「ん、うまい」
「でしょでしょ!アルったらこんなご飯上手で素敵だわ!」
「んん……認めたくないが私よりもうまいかもしれ……ない」
「ほ、ほんとですか?!ありがとうございます」
「あの輝夜を認めさせるなんて」
「「「「「「「すげー」」」」」」」
輝夜も認めたベルの料理はより一層評価が高くなった。